「貴様止めよっ!!!止めよと申したであろう!!」
全身全霊の力を込めてジタバタと暴れる元就には一切お構いなしで、
ザビーのもう片方の手が着衣の中…下腹部の辺りにねじ込まれた。
乱暴に尻や太ももをまさぐるその手が秘所に向かう気配を察し、
耐え切れずにきつく目を瞑った元就の悲鳴が涙混じりに変化する。
ザビーのもう片方の手が着衣の中…下腹部の辺りにねじ込まれた。
乱暴に尻や太ももをまさぐるその手が秘所に向かう気配を察し、
耐え切れずにきつく目を瞑った元就の悲鳴が涙混じりに変化する。
「いっ、嫌ぁ…止め…」
ついには探し当てられた割れ目を人差し指で何度も擦られ、
元就はあまりの羞恥に気を失いそうになった。
その時、ようやくザビーの動きが止まり…元就は恐るおそる目を開ける。
そこには悪びれもせずにじっとこちらを見ている、ザビーの顔があった。
元就はあまりの羞恥に気を失いそうになった。
その時、ようやくザビーの動きが止まり…元就は恐るおそる目を開ける。
そこには悪びれもせずにじっとこちらを見ている、ザビーの顔があった。
「どうですカー?今のお気持ちハ」
「…最悪だ」
「では、アナタが以前戦場で受けた辱めの事、どう思いますカ?」
「今はそれどころでは無かろう!!!
貴様…我にここまでの無礼を働いておいて、ただで済むと思うなよ!!?」
貴様…我にここまでの無礼を働いておいて、ただで済むと思うなよ!!?」
「そうそう、それヨそれヨー!!」
「……………何?」
「つまりこれが、『人はもっとモーット恥ずかしい目に遭えバ、
以前受けた辱めの事などお空の彼方へぶっ飛ブ』という事な~のデース!」
以前受けた辱めの事などお空の彼方へぶっ飛ブ』という事な~のデース!」
「……………」
「あれほど気に病んでいた戦場での辱めヲ~!??
アナタ今「それどころでは無かろう」と、一蹴しましたネ?
こうやってどんどん恥ずかしい体験を積み重ねていくト、今まで恥ずかしかった事も
全っ然恥ずかしく無くなっちゃうヨ!…これ生きていく上で非常っに大切な策ですゾ?」
アナタ今「それどころでは無かろう」と、一蹴しましたネ?
こうやってどんどん恥ずかしい体験を積み重ねていくト、今まで恥ずかしかった事も
全っ然恥ずかしく無くなっちゃうヨ!…これ生きていく上で非常っに大切な策ですゾ?」
「………………」
「そう!これがザビー教教義第七十七節『恥ハ上塗リ、世ハ情ケ~!』」
強張っていた体から一気に力が抜けたあおりを受けて、元就は半ば腰を抜かしたように
畳の上に座り込んだまま動けずに居た。
だが唇は未だ怒りが冷めやらぬあまり小刻みに震えている。
畳の上に座り込んだまま動けずに居た。
だが唇は未だ怒りが冷めやらぬあまり小刻みに震えている。
「『恥ハ上塗リ、世ハ情ケ』…だと?
そのような策…初めて聞いたぞ」
そのような策…初めて聞いたぞ」
「グフフ…こんな風に、ザビー教は日常でも戦場でもスグに役立つ策がイッパイ詰まってる…
言わば策の宝石箱なのデース!!」
言わば策の宝石箱なのデース!!」
「策の…宝石箱…」
元就は大きく目を見開き、ニタニタと笑うザビーを凝視した。
身をもってザビーの持つ『策』の効能を味わい、
その上で与えられた『策の宝石箱』という魅惑的な言葉が、元就の心を巧妙にくすぐる。
身をもってザビーの持つ『策』の効能を味わい、
その上で与えられた『策の宝石箱』という魅惑的な言葉が、元就の心を巧妙にくすぐる。
我の知らぬ策が、まさかこのような所に存在するとは。
だが…。
だが…。
ふと自身のはしたない姿に気づくと、
破られた衣服を慌てて両手で寄せ合い肌を隠すようにしながら、元就は口ごもる。
破られた衣服を慌てて両手で寄せ合い肌を隠すようにしながら、元就は口ごもる。
「だが我は…戦場で宿敵に「斬る価値も無し」と蔑まれたばかりか、
味方の兵にすら己が采配を聞き入れられぬ…言わば不要な駒ぞ。
故に、とても貴様の力になれるとは…」
味方の兵にすら己が采配を聞き入れられぬ…言わば不要な駒ぞ。
故に、とても貴様の力になれるとは…」
「そんな事ドウでも良いノ~っ!
ザビー教は他の誰でも無い、ア・ナ・タ・を・必要としているのです!!」
ザビー教は他の誰でも無い、ア・ナ・タ・を・必要としているのです!!」
「………我が…必要?」
「そうだよ!! アナタ大っ変、頭良い!!
ザビーはその英知を、是非とも拝借シタイヨ!」
ザビーはその英知を、是非とも拝借シタイヨ!」
「………」
「さぁ!!今すぐこの血判状にサインサイン!!」
元就の心が…そして身体が、ぐらりと揺れる。
怪我をしている方の足を庇うようにしながら立ち上がると、
元就は部屋の片隅に置かれていた机の上から一本の筆を手に取った。
そして再びザビーの元にゆっくり歩み寄り…
ザビーの差し出した血判状に、さわやかな笑顔で自身の名を書き込んだのだった。
怪我をしている方の足を庇うようにしながら立ち上がると、
元就は部屋の片隅に置かれていた机の上から一本の筆を手に取った。
そして再びザビーの元にゆっくり歩み寄り…
ザビーの差し出した血判状に、さわやかな笑顔で自身の名を書き込んだのだった。




