「政宗様…」
囁かれ愛撫される感触は政宗をたちまち酩酊させる。うっとりと甘えるように体を預けた。
いや、預けようとした。しかし。
股間が小十郎の腿に当たった瞬間、はじかれたように身体を離してしまった。
知らぬ間に自らの男根が固く立ち上がっていたことに気付いたからだ。
「あ…いや、その…」
政宗の反応にくすくすと笑いながら、小十郎は身体を起こし
「政宗様、そろそろ」
そう言って両膝を立て、手で足を掴んでその場所がよく見えるように広げた。
ろうそくの火にぬるぬると揺らめく初めて見る女陰は、書物で読むほどには美しいものではなかったが、政宗は目を離せなかった。
「指を入れて、具合を確かめてください」
言われるままに女陰に指を這わせ、小十郎が自ら指し示したところにおそるおそる指先を侵入させる。
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫です…入れてください」
人差し指の先を何度か出し入れすると、熱い蜜が政宗の指に絡んできた。
ゆっくりと根元まで指を入れて、中を探る。
小十郎の胎内はぴとりと政宗の指を包み込み、まるで吸い付くようだ。
「狭いようなら指を何本か入れて、馴らしてください。いきなり男のものを入れては傷つく場合もありますので。
小十郎は違いますが嫁子となる方は生娘でしょうから、やさしくなさってくださいね」
そう言われて政宗は愕然とした。
小十郎は生娘ではないのだ。
頭のどこかでは覚悟していたが、改めて突きつけられた事実。
幼い頃よりこの女のことは自分のものだと思っていた。
それは決して根拠のない自信などではなく、小十郎が政宗の望むものを全て与えてきた結果だ。
政宗が母を求めれば母として、友を求めれば友として、小十郎は全てを政宗に差し出してきた。
囁かれ愛撫される感触は政宗をたちまち酩酊させる。うっとりと甘えるように体を預けた。
いや、預けようとした。しかし。
股間が小十郎の腿に当たった瞬間、はじかれたように身体を離してしまった。
知らぬ間に自らの男根が固く立ち上がっていたことに気付いたからだ。
「あ…いや、その…」
政宗の反応にくすくすと笑いながら、小十郎は身体を起こし
「政宗様、そろそろ」
そう言って両膝を立て、手で足を掴んでその場所がよく見えるように広げた。
ろうそくの火にぬるぬると揺らめく初めて見る女陰は、書物で読むほどには美しいものではなかったが、政宗は目を離せなかった。
「指を入れて、具合を確かめてください」
言われるままに女陰に指を這わせ、小十郎が自ら指し示したところにおそるおそる指先を侵入させる。
「だ、大丈夫か?」
「大丈夫です…入れてください」
人差し指の先を何度か出し入れすると、熱い蜜が政宗の指に絡んできた。
ゆっくりと根元まで指を入れて、中を探る。
小十郎の胎内はぴとりと政宗の指を包み込み、まるで吸い付くようだ。
「狭いようなら指を何本か入れて、馴らしてください。いきなり男のものを入れては傷つく場合もありますので。
小十郎は違いますが嫁子となる方は生娘でしょうから、やさしくなさってくださいね」
そう言われて政宗は愕然とした。
小十郎は生娘ではないのだ。
頭のどこかでは覚悟していたが、改めて突きつけられた事実。
幼い頃よりこの女のことは自分のものだと思っていた。
それは決して根拠のない自信などではなく、小十郎が政宗の望むものを全て与えてきた結果だ。
政宗が母を求めれば母として、友を求めれば友として、小十郎は全てを政宗に差し出してきた。
なのに。
それなのに。
既に政宗のものではないと言うのか。
小十郎が梵天丸に傅役として仕えるようになった頃には彼女は十代後半であったから、もしかするとその頃には既に誰か契った者がいたのかもしれない。
そう考えると悔しくて悲しくて、鼻の奥がつんとしてくる。
それなのに。
既に政宗のものではないと言うのか。
小十郎が梵天丸に傅役として仕えるようになった頃には彼女は十代後半であったから、もしかするとその頃には既に誰か契った者がいたのかもしれない。
そう考えると悔しくて悲しくて、鼻の奥がつんとしてくる。