その汗を、官兵衛の舌が当然のように舐め取った。腹部から胸を通って首元まで這い上がり、呼吸に合わせて
かすかに上下する胸の尖りを弄ぶ。
「や、あ……」
(どうし、て)
じんじんとした火照りが、不思議なことに触れられてもいない場所に生まれたことに、胸中で疑問符が浮かぶ。
下肢の付け根辺りが、なんだか落ち着かない。
いったい自分の身体はどうしてしまったのかと、答えを知らぬゆえの当惑が、鶴姫の呼吸を更に荒げた。
「痛いところはあるか」
淡々と訊ねながら、官兵衛が体勢を変えた。着物に圧迫されていた鶴姫の両腕を自由にし、腕の中でくるりと
半回転させる。壁にもたれて再び座る官兵衛に引きずられ、鶴姫もその場に座らされた。
完全に脱がされた上半身が恥ずかしくて、慌てて両手で胸を隠す。
「痛くは、ないです。けど……」
背中全体に感じる官兵衛の熱があまりに暖かいことが、安堵と不安を錯綜させる。
鎧越しでも分かる逞しい筋肉。海を渡ってきたと分かる潮の香り。嫌悪を覚えるより先に心の内側へと侵食されて
しまったように、拒絶できない。
鶴姫の呟きに、官兵衛が目をしばたく。
「けど?」
「けど……身体が熱くて……おかしくて」
「どこが熱い」
「………む、胸とか。それと……その……どうしてか、腰も」
恥ずかしさで真っ赤になりながら、素直に鶴姫は白状した。
「おかしくはない。お主の身体は、お主の心と同じほど健常だ」
耳元で微笑し、彼は手枷の縁で鶴姫の手を退け、ささやかなふくらみを両手に収めた。ふくらみ全体を緩やかに
揉み、ごつごつした指が器用に、赤みを増した桃色の尖りを弄ぶ。
「あっ」
また声がこぼれそうになり、鶴姫は自分の両手で口を塞いだ。
「熱いのは、この辺りだろう」
官兵衛の手が降り、袴の上から、少女の下肢の付け根をそっと擦った。
「んんーっ……!」
まさにじんじんと疼きを発していた箇所を触られ、鶴姫はびくんと身体をひねった。
痛みでも恐怖でもない、一番近い形容とするなら気持ち良さが、触れられた途端に押し寄せる。
打てば響くような反応に、官兵衛が浅い安堵を見せた。
「この調子なら、痛みは少しばかりマシかもしれんな」
なだらかな丘の真ん中にある縦の筋を確かめ、袴越しに、さすられる。ゆっくりと、けれど執拗に。
「……ん……! んくっ…」
刺激される内に勝手に浮きそうになる膝を、鶴姫は必死に力を込めて押し留めた。せめて膝を閉じたいと思う
のに、官兵衛の手に阻まれて許されない。
痛みをもたらさぬ絶妙の圧力で送り込まれる気持ちよさが、中心の火照りを増していく。
強まるもどかしさにどうしていいか分からず、鶴姫はぎゅっと眉根を寄せた。潤んだ目尻から自然に涙がこぼれる。
と、衣擦れの音が響く。
袴の結び目がほどかれ、制止も間に合わぬ内に、官兵衛の手が右脇から差し入れられる。そして指と肌を隔てる
最後の一枚である襦袢越しに、再び下肢の中心を撫でられた。
たじろぐ無垢な身体が、本能的に逃げようとする。それを罰するように、それまで上下に動いていた指が秘部の
上で円を描く。
その微細な変化でまた生じた気持ちよさに思わず鶴姫の手が口から外れかけた刹那。
「殿」
外からの唐突な呼びかけが、時間を止めた。
「―――!」
びくりと鶴姫は身を固くした。思わず呼吸すら止める。
扉一枚隔てた場所で、室内から返ってくる音に耳を澄ませている存在がいる。その状況に、爆発的な恐怖が膨れ
上がる。
「どうした」
しかし官兵衛は手を止めなかった。平然と外からの呼びかけに応じながら、襦袢に隠された恥丘の感触を楽しむ
ように、ゆるゆると秘部を撫でる。
そしてふっと襦袢を押さえて秘裂を割り、布そのもので摩擦するように花弁を刺激した。
「っ……!」
目眩に似た快感が、鶴姫の身体を襲った。同時に、あることに気づかされる。
かすかに上下する胸の尖りを弄ぶ。
「や、あ……」
(どうし、て)
じんじんとした火照りが、不思議なことに触れられてもいない場所に生まれたことに、胸中で疑問符が浮かぶ。
下肢の付け根辺りが、なんだか落ち着かない。
いったい自分の身体はどうしてしまったのかと、答えを知らぬゆえの当惑が、鶴姫の呼吸を更に荒げた。
「痛いところはあるか」
淡々と訊ねながら、官兵衛が体勢を変えた。着物に圧迫されていた鶴姫の両腕を自由にし、腕の中でくるりと
半回転させる。壁にもたれて再び座る官兵衛に引きずられ、鶴姫もその場に座らされた。
完全に脱がされた上半身が恥ずかしくて、慌てて両手で胸を隠す。
「痛くは、ないです。けど……」
背中全体に感じる官兵衛の熱があまりに暖かいことが、安堵と不安を錯綜させる。
鎧越しでも分かる逞しい筋肉。海を渡ってきたと分かる潮の香り。嫌悪を覚えるより先に心の内側へと侵食されて
しまったように、拒絶できない。
鶴姫の呟きに、官兵衛が目をしばたく。
「けど?」
「けど……身体が熱くて……おかしくて」
「どこが熱い」
「………む、胸とか。それと……その……どうしてか、腰も」
恥ずかしさで真っ赤になりながら、素直に鶴姫は白状した。
「おかしくはない。お主の身体は、お主の心と同じほど健常だ」
耳元で微笑し、彼は手枷の縁で鶴姫の手を退け、ささやかなふくらみを両手に収めた。ふくらみ全体を緩やかに
揉み、ごつごつした指が器用に、赤みを増した桃色の尖りを弄ぶ。
「あっ」
また声がこぼれそうになり、鶴姫は自分の両手で口を塞いだ。
「熱いのは、この辺りだろう」
官兵衛の手が降り、袴の上から、少女の下肢の付け根をそっと擦った。
「んんーっ……!」
まさにじんじんと疼きを発していた箇所を触られ、鶴姫はびくんと身体をひねった。
痛みでも恐怖でもない、一番近い形容とするなら気持ち良さが、触れられた途端に押し寄せる。
打てば響くような反応に、官兵衛が浅い安堵を見せた。
「この調子なら、痛みは少しばかりマシかもしれんな」
なだらかな丘の真ん中にある縦の筋を確かめ、袴越しに、さすられる。ゆっくりと、けれど執拗に。
「……ん……! んくっ…」
刺激される内に勝手に浮きそうになる膝を、鶴姫は必死に力を込めて押し留めた。せめて膝を閉じたいと思う
のに、官兵衛の手に阻まれて許されない。
痛みをもたらさぬ絶妙の圧力で送り込まれる気持ちよさが、中心の火照りを増していく。
強まるもどかしさにどうしていいか分からず、鶴姫はぎゅっと眉根を寄せた。潤んだ目尻から自然に涙がこぼれる。
と、衣擦れの音が響く。
袴の結び目がほどかれ、制止も間に合わぬ内に、官兵衛の手が右脇から差し入れられる。そして指と肌を隔てる
最後の一枚である襦袢越しに、再び下肢の中心を撫でられた。
たじろぐ無垢な身体が、本能的に逃げようとする。それを罰するように、それまで上下に動いていた指が秘部の
上で円を描く。
その微細な変化でまた生じた気持ちよさに思わず鶴姫の手が口から外れかけた刹那。
「殿」
外からの唐突な呼びかけが、時間を止めた。
「―――!」
びくりと鶴姫は身を固くした。思わず呼吸すら止める。
扉一枚隔てた場所で、室内から返ってくる音に耳を澄ませている存在がいる。その状況に、爆発的な恐怖が膨れ
上がる。
「どうした」
しかし官兵衛は手を止めなかった。平然と外からの呼びかけに応じながら、襦袢に隠された恥丘の感触を楽しむ
ように、ゆるゆると秘部を撫でる。
そしてふっと襦袢を押さえて秘裂を割り、布そのもので摩擦するように花弁を刺激した。
「っ……!」
目眩に似た快感が、鶴姫の身体を襲った。同時に、あることに気づかされる。




