一瞬息が詰まる。
ほんの僅かとはいえ顔に動揺が出てしまった事に内心舌打ちした。
「ああ、別にその事で責めてるわけではありませんよ」
「・・・・・・」
逆にそんな事を言われると余計怪しい。
「私も越後にいた頃に一度だけ見かけたのですが・・・
いやぁ、大変美しい猫でしたね。そこら辺の猫達も霞んでしまいます。
私もつい魅とれてしまいました。
男なら誰もが抱き上げたいと思いますよね。
しかし猫の飼い主は非常に躾に厳しいとかで
逃げ出した猫はどんな理由だろうと手酷い仕置きをして処分するそうですね」
「・・・そうですね」
「それで貴方は飼い主から猫を捜し、処分するよう頼まれた、違いますか?」
「・・・どこまで知っているんですか?」
何故この男がここまで情報を知っているのか
薄ら寒い物を感じたが疑問に思う事を尋ねた。
「いえ、私の配下がその飼い主から同じ頼まれ事を承りましてね。
貴方がその猫を拾ったとの話しも人づてに」
「・・・誰から?」
「お館様から」
「・・・っ」
よりによって・・・と内心ぼやいたが文句を言いたくても言えない上司はここにはいない。
考えてみればあの人のお膝元で隠し事なんか出来る訳ないかと諦めた気持ちになった。
「・・・・・・顔色が優れませんね。先程も申したように私は責めている訳ではないですよ。
ただ、ちょっとお願い事があるだけで・・・」
「お願い?」
「対した事ではありません、私にその猫を譲って頂けませぬか?」
率直な願いに来た大熊に佐助は返答に困った。
「譲るも何も・・・」
俺の物でもないしと口に出す前に大熊が以外な事を口にした。
「ご心配なく、飼い主からはしっかり承諾いただけました」
かすが凌辱20
ほんの僅かとはいえ顔に動揺が出てしまった事に内心舌打ちした。
「ああ、別にその事で責めてるわけではありませんよ」
「・・・・・・」
逆にそんな事を言われると余計怪しい。
「私も越後にいた頃に一度だけ見かけたのですが・・・
いやぁ、大変美しい猫でしたね。そこら辺の猫達も霞んでしまいます。
私もつい魅とれてしまいました。
男なら誰もが抱き上げたいと思いますよね。
しかし猫の飼い主は非常に躾に厳しいとかで
逃げ出した猫はどんな理由だろうと手酷い仕置きをして処分するそうですね」
「・・・そうですね」
「それで貴方は飼い主から猫を捜し、処分するよう頼まれた、違いますか?」
「・・・どこまで知っているんですか?」
何故この男がここまで情報を知っているのか
薄ら寒い物を感じたが疑問に思う事を尋ねた。
「いえ、私の配下がその飼い主から同じ頼まれ事を承りましてね。
貴方がその猫を拾ったとの話しも人づてに」
「・・・誰から?」
「お館様から」
「・・・っ」
よりによって・・・と内心ぼやいたが文句を言いたくても言えない上司はここにはいない。
考えてみればあの人のお膝元で隠し事なんか出来る訳ないかと諦めた気持ちになった。
「・・・・・・顔色が優れませんね。先程も申したように私は責めている訳ではないですよ。
ただ、ちょっとお願い事があるだけで・・・」
「お願い?」
「対した事ではありません、私にその猫を譲って頂けませぬか?」
率直な願いに来た大熊に佐助は返答に困った。
「譲るも何も・・・」
俺の物でもないしと口に出す前に大熊が以外な事を口にした。
「ご心配なく、飼い主からはしっかり承諾いただけました」
かすが凌辱20




