一旦手を止める。すると謙信は、餌を取り上げられた犬のように切なげに信玄を見た。
「ああ、…そんな…」
物欲しそうな様子ににわかに驚きつつも
「なんて、いやらしい顔をする」
とわざと言ってやると、
「い…いや…」
うつむいて半分目を閉じ、顔をふるふると震わせた。
恥らう仕草にたまらなくなった信玄は、
「嫌、じゃと?…逃げるなっ」
荒々しく謙信の唇を奪った。
「ああ、…そんな…」
物欲しそうな様子ににわかに驚きつつも
「なんて、いやらしい顔をする」
とわざと言ってやると、
「い…いや…」
うつむいて半分目を閉じ、顔をふるふると震わせた。
恥らう仕草にたまらなくなった信玄は、
「嫌、じゃと?…逃げるなっ」
荒々しく謙信の唇を奪った。
「…あうっ…!」
謙信が舌の進入を受け入れると、それはもの凄い勢いで奥まで伸びてきた。
舌を下からすくいあげるように絡めとられる。唇も口内も、信玄の舌が這いずりまわって
犯していく。暴れる男の舌の力に逆らうことができない。
しかし謙信も負けじと時おり口内に自分の舌を差し入れる。必死で信玄の想いに応えようとする。
謙信が舌の進入を受け入れると、それはもの凄い勢いで奥まで伸びてきた。
舌を下からすくいあげるように絡めとられる。唇も口内も、信玄の舌が這いずりまわって
犯していく。暴れる男の舌の力に逆らうことができない。
しかし謙信も負けじと時おり口内に自分の舌を差し入れる。必死で信玄の想いに応えようとする。
信玄が思わぬ反撃に一瞬たじろぎ口を離す。謙信の様子を見ると
落ち着きはらった様子が消え失せ、苦しそうに目を潤まして、息を荒げている。
落ち着きはらった様子が消え失せ、苦しそうに目を潤まして、息を荒げている。
止まってていた手を再び動かす。握りこむように力強くこねくり回す。
「うはあ…あ…ああ、ああ!」
謙信の腰が小刻みに動く。そのせいでぬちゅり、ぬちゅり、と
こすれあう音がいっそういやらしく響く。
「うはあ…あ…ああ、ああ!」
謙信の腰が小刻みに動く。そのせいでぬちゅり、ぬちゅり、と
こすれあう音がいっそういやらしく響く。
互いの内にたぎる熱がさらに上がっていく。
「乱れてしまえ…」
「乱れてしまえ…」