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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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姉貴31

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akira

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「思い出したか…?」
両手を口元に当てながら首を振る元親に、元就は静かに尋ねる。
「『そのような目を持つ貴様はもっと綺麗だ。だから、大人になったら貴様をお嫁さんにしてやる』……あの日我は、そう告げた筈だが」
「そんな…そんな事って……」
初潮を迎えた辺りから、元親の背は急激に伸び始め、ついには父親の国親と並ぶ程になってしまった。
いつの頃から『四国の大女』という、不名誉なあだ名を付けられるようになっていた元親は、ある日を境に、姫としての生き方を諦めた。
長曾我部の当主として、そして海賊の長として生きる決意をしたのだ。
髪を切り、少女時代に愛用していた持ち物や思い出は、どうしても捨てられぬ一部を除いて、すべて処分した。
その際、浜辺で出会った少年との初恋の事も、所詮かなわぬ夢だと、記憶の奥底に封印したのである。
「そ…そりゃあ、ガキの頃は俺、小さくて今なんかよりずっと可愛かったけど、そんな子供の約束…それに俺、今じゃあの頃の面影なんて微塵も残っちゃ……」
「我は、ひと目で判った」
「え…?」
「確かに、ここまで育っていたとは思わなかったが、貴様を取り巻く風も、貴様の見せる
表情も、あの頃のままだ。何も変わってはおらぬ」
むしろ、変わったのは自分だ。
家督を継ぐ筈だった兄が死に、混乱の内に毛利家の当主となった元就は、家の安泰の為とはいえ、内外に多くの犠牲を払った。
信用出来るのは己だけ。他は味方すらも『駒』として切り捨てる事を覚えた。
そうでなければ、平穏は得られなかったからだ。
そのような自分と、かつての少年が同一人物だと知ったら、元親はきっと落胆するだろう。
だから、元就は瀬戸内大名の当主としての付き合いはしても、元親と必要以上に関わる事を避けていた。
そうする事で、己の心に今なお消えぬ彼女への想いと淡い思い出を、自分の中だけに閉まっておこうと考えていたのだ。

そんな矢先、卑劣な男達の密談を聞きつけた元就は、元親に危険が迫っている事を知った。
だが、昔の自分ならともかく、今の自分では、彼女を説得出来る自信がなかった。
かといって、このままでは元親が、あの男達の嬲り者にされてしまう。
ならばいっそ、と元就は、ある意味件(くだん)の男達よりも卑劣な手を選んだ。
何も知らない元親を、強引に自分のもとに繋ぎとめておく事にしたのだ。

「結局は、我もあやつらと同じだ。貴様に何も知らせず、嫌がる貴様を無理矢理……だが、我はそれでも」
「…ウソ」
「嘘ではない」
「ウソだ!こんな…こんな都合のいい話、ある筈ない!アンタお得意の『策』で、どっかから俺のガキの頃の話を聞き付けただけなんだろう!?」
「これでもか…?」
「!」
元就が、己の着物の袖を捲くると、そこには引き攣れたような古傷があった。
他には染みやホクロひとつ無いだけに、妙に目立つ傷跡を、元親は呆然と見つめ続けた。
「ぁ…あぁ……」
「元親」
そう呼びかける元就の顔に、かつての少年時代の彼のそれが重なる。
刹那、
「──っ!」
元親は、これまでの想いのすべてを吐き出すような声を上げると、元就の胸に泣きながら縋りついた。

「……許せ。我の意気地のなさが、貴様をここまで追い込んだのだ」
「う…うぅっ…うえぇぇ…っ……」
「もう離さぬ。我がずっと、貴様の傍にいる。だから……」
「うわぁぁぁ……ぁぁあああん……」
「泣かないでくれ……姫」

号泣する元親の背を、元就の手が何度も叩く。
漸く泣くのを止めた元親の顔を上げた元就は、ゆっくりと唇を重ねた。
身体は幾度も重ねていたのに、口付けは初めてだという事に気付いたふたりは、少し離れては触れ合わせる行為を繰り返す。
「ん…っ」
「元親…」
やがてその口付けは、次第に深いものへと変わっていき、荒くなっていく息遣いを間近に聞いて、互いの官能を刺激し合う。
「……良いのか?」
「……」

無言で頷く元親に、己を制御出来なくなった元就は、彼女を褥の上に押し倒した。
これまでの彼からは想像し難い、激しい愛撫が施されたが、それでも元親の心は満たされていた。

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