ブログ改ざんは有効か?

(※編集中)


表題の主たる問題点について、いくつか整理してみたい。

1)メーカー側の発信する情報が、受け取り側(ユーザー)に対して常に錯誤を誘発する。
2)「これが真実である」と書き連ねる情報が、いわば利害が一致していた(過去形)
関係者間での「密室で行われていたこと」なので、真実であるか実際には証明のしようがない
3)そして、メーカー代表者ブログでの「印象操作」目的での度重なる改ざん行為。


1)について

法人(会社)は正確で簡潔な情報をユーザー側へ発信する義務がある。
・・・当たり前といえばそれまでの話だが、多くの釣具メーカーが程度の差こそあれ、同じように
ユーザーを錯誤させる手法を採用しているのは、我々にとって周知の事実だ。

果たして、なぜ釣具メーカーはユーザーへ錯誤を発信し続けるのか?

「釣り人にはホラ吹きが多い」という、ユーザーにとってこれまた周知の事実が主要因で挙げられよう。
釣り好きが高じて何らかの手段を用いて小さなメーカーを立ち上げる。その主たる構成メンバーが、
ホラ吹きではないとは考えにくい。
また、ホラ吹きでない釣り人はあくまで自己満足の世界で完結しているので、必要以上に自分の釣りや
その姿勢を他人様へアピールするつもりがないのだ。せいぜいが個人ブログや各種SNSでの発信まで。
会社を立ち上げる動機がない。
質が悪いことに、この「ホラ吹きである」と「社会的モラルが低い」とがワンセットである、これも
経験則として我々は知っている。
守るべき社会規範を無視してでも、他人を出し抜いて釣りをすることで結果を出し、大げさにそれを
吹聴するのだ。
そのホラ吹きにおいて非常に有効なのが、責任の所在を曖昧にする「錯誤」である。

法令遵守が価値を持つ東証一部上場規模の優良企業はほとんどなく、数多くの中小零細企業が乱立している。
少子高齢化は免れ得ず、現在の市場から如何に信者の獲得を行うか・・・?
「信者と書いて、儲(もうけ)と読む」  
これが、今の釣具メーカーの至上命題だ。

多少の錯誤は、もはや日常茶飯事・業界の常識なのである。
「ユーザーを騙し切れば、勝ち」だ。

2)について

「ニュースの天才」という、アメリカの名門政治雑誌に若手記者が数十もの捏造記事を打っていた・・・
という映画では、主人公にこのような主旨のことを言わせている。


「・・・というように、記事になるにはたくさんの人のたくさんの厳格なチェックを受ける必要がある」
「だが、そこには落とし穴があるんだ」
「それは、僕の取材ノートにしかない言葉(人名・企業名)で記事を書くことさ」



取材ノートには、その現場に居たはずの記者しか知り得ない「真実」があり、チェックする側は記者への
個人的な信頼でしか推量できない
・・・ということだ。

ここで、信者(以下 儲)の方たちとそれ以外の人間との決定的な見解の相違・温度差が生じる。



儲の方たちは、依って立つところが「発信者側への個人的な信頼」である。
この点についてごく冷静に考えてみれば、トラブルが起こって以降すさまじい頻度でブログの削除・

改ざんを繰り返す人間が信頼に値すると考えるのは、どうにもおかしな話だ。

しかし、彼らの側からすると、「もう後には引けない」。
賭博で赤に賭け続けて、今回莫大な損失が決定した。しかし負けを認めたら、それこそ自分たちが
今まで培ってきた経験・時間・投資、そして人間関係が全て灰燼に帰してしまう。
現実を視ることは絶対にできないのだ。
ごく静かに場を去るか、残された少ない手持ちで、有り得ない一発逆転に賭け続けるしかない。

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また、最も重要な点は、トップページにもあるように
母島の渡渉船の船長という、「直接利害の伴わない人間から情報がもたらされた」
ことである。

 


 


 



 


 


 


 

 


 


 

最終更新:2018年01月25日 09:10