使用技能

魔法を行使は、魔法使い技能で行います。技能によって使用できる系統が異なります。
技能 魔法系統 魔力
ソーサラー技能 真語魔法 ソーサラー技能Lv+知力ボーナス
コンジャラー技能 操霊魔法 コンジャラー技能Lv+知力ボーナス
プリースト技能 神聖魔法 プリースト技能Lv+知力ボーナス
フェアリーテイマー技能 妖精魔法 Fテイマー技能Lv+知力ボーナス
マギテック技能 魔動機術 マギテック技能Lv+知力ボーナス

魔法の「対象」「射程」「形状」 要注意!!

1体を対象にするもの、術者自身を対象とするもの、
空間(範囲内の複数)を対象とするものなど、魔法によって対象は様々です。
詳しくはルールブック1改-209p、2-088pを参照。

項目別に説明すると複雑なので、いくつかの例を出して活用法を説明します。

Lv1真語魔法「エネルギー・ボルト」

「対象:1体」「射程:30m」「形状:射撃」の攻撃魔法です。
術者から30m以内にいる対象1体に向けて電撃の矢を射撃します。
「形状:射撃」の場合、遮蔽物や乱戦エリアを越えることは出来ません。

また、乱戦エリア内に向けて射撃する場合、
乱戦エリア内のキャラクター(敵味方問わず)からランダムに対象が選ばれます。
乱戦エリアに対しても正確に攻撃したい場合、戦闘特技「魔法誘導」が必要になります。

Lv2操霊魔法「キュア・ウーンズ」

「対象:1体」「射程:10m」「形状:起点指定」の回復魔法です。
術者から10m以内にいる対象1体を回復します。

「形状:起点指定」の場合、
乱戦エリア内に使用しても、対象を的確に指定することが出来ます。

ただし、このままでは1ラウンドに1人しか回復できず、回復効率が良くありません。
戦闘特技「魔法拡大/数」を習得・宣言すると、
MP消費量を倍増させる代わり、1度に複数の対象を回復させることが出来ます。

Lv1操霊魔法「ダーク・ミスト」

対象:半径3mの空間/5」「射程:10m」「形状:起点指定」の範囲補助魔法です。
10m以内の指定した地点を中心に、半径3mの霞を発生させ、回避力を低下させます。

空間(半径3m)内であれば、最大対象数(5体)まで一度に対象にすることが出来ます。
ただし、範囲内であれば敵味方問わず対象となるため、範囲内にいる味方も巻き込んでしまいます。
戦闘特技「魔法収束」を習得・宣言すると、対象を1体に絞ることが出来ます。
さらに「魔法制御」を習得すると、範囲魔法の対象を任意に選ぶことが出来ます。

範囲魔法は他にも、「魔法拡大/範囲」で空間範囲を広げたり(最大対象数はそのまま)、
「魔法拡大/数」で最大対象数を広げたり(範囲はそのまま)することも出来ます。

Lv4真語魔法「ライトニング」

「対象:任意の地点」「射程:30m」「形状:貫通」の攻撃魔法です。
任意地点に向けて、長さ30mの雷撃を一直線に放ちます。

「形状:貫通」は、直接対象となった任意地点にいるキャラクターに当たるだけでなく、
経路上の全てのキャラクター(敵味方問わず)も、半分の確率で巻き込みます。*1
乱戦エリアを貫通する場合は、特技「魔法誘導」があれば味方を巻き込みません。*2

射程内距離まで移動、または射程を伸ばす

射程のある魔法の場合、射程内であれば離れて使用することが出来ます。
通常移動後に魔法行使は出来ず、1ラウンドに3mまで動ける「制限移動」を行った後に行使します。

3m以上離れている場合は、通常移動だけでラウンドを終了し、次に備えます。
特技「魔法拡大/距離」を習得していれば、消費MPを倍増させることで射程を伸ばすことが出来ます。

戦闘特技の宣言

「魔法拡大/**」「魔法収束」などの特技を使用する場合は、最初に宣言をしておく必要があります。
「魔法誘導」「魔法制御」などは宣言不要(パッシブ)な特技のため、自動的に効果を発揮します。

行使判定

2dを振り、魔法をうまく行使できたか判定します。

出目が3以上であれば、行使成功です。
出目が2(つまり両方とも1)の場合、行使は「自動失敗」となります。
行使に失敗した場合も、MPは消費します。

自分や味方の回復・強化など、相手が抵抗しない場合は、自動失敗でなければ問題ありません。

精神抵抗力判定

敵の攻撃・弱体化など、相手が抵抗する場合、
行使判定の出目に「魔力」(=使用した技能レベル+知力ボーナス)を加えた値が、
対象の精神抵抗力を上回れば、魔法の効果をそのまま与えることが出来ます。

精神抵抗力以下だった場合、相手に抵抗され、魔法の効果が十分に発生しません。
抵抗時の効果の変化は、ダメージが「半減」したり、効果自体が「消滅」するなど、魔法によって様々です。

ダメージ・回復量計算

攻撃・回復魔法の効果内容に「威力○+魔力」とある場合、魔法のダメージ・回復量を求めます。

2dを振り、使用した魔法に応じたの威力表*3を参照します。
威力表の出目の欄が、武器によるダメージ・回復量になります。

出目が「C値」以上になった場合、クリティカルヒットとして、
続けて2dを振り、そのダメージ・回復量も上乗せすることが出来ます。
特記*4がない限り、魔法のC値は10として扱います。

これに使用した魔法の魔力を上乗せした値が、最終的な「適用ダメージ(回復量)」になります。

攻撃魔法が精神抵抗力判定で半減した場合、適用ダメージを半分(端数切り上げ)にします。


MPの消費

魔法を行使する場合、MPを消費します。
MPは休息を取ったり、「魔香草」を使用することで回復します。

MPの代わりに「魔晶石」を消費することもできます。
最終更新:2012年11月18日 12:49
添付ファイル

*1 経路上のキャラクターは1dを振り、出目が1~3なら巻き込まれる

*2 乱戦していない味方が経路上にいる場合はどうなるんだろう…?

*3 ルールブック1改なら巻頭キャラクターシート裏面の右下、ルールブック2~3なら巻末付録

*4 「この魔法はクリティカルしません」など