大和上市駅(やまとかみいちえき)は、奈良県吉野郡吉野町上市にある、近畿日本鉄道(近鉄)吉野線の駅である。駅番号はF55。
1928年(昭和3年)3月25日に吉野鉄道により開業した。当時は橿原神宮前方面からの延伸区間の一部として設けられ、吉野山への観光ルートの重要な中継点となった。吉野鉄道は後に近畿日本鉄道に合併され、現在に至っている。駅名は所在地の「上市」に「大和」を冠したもので、奈良県の旧国名を強調する近鉄の命名法に従ったものである。現在は無人駅となっており、ログハウス調の温かみのある駅舎が特徴的で、周囲の豊かな自然環境に溶け込むように設計されている。ホームは単式1面1線で、吉野方面と橿原神宮前方面の列車が同一ホームを使用する構造である。駅舎は吉野の山里らしい落ち着いた佇まいを保ち、待合室には地元の観光情報なども置かれていることが多い。