| なんでもない | チョコあげる | |
|---|---|---|
| ……怯えもせず狂王の前に立つか。 毛色の変わった奴だ。 ……ふん。褒め言葉ではない。 言葉を探してまで、 無理に会話をする必要はなかろう。 そのような間柄ではないのだ。 |
そんな物はいらん――やめろ! 押しつけてくるな……! おい、去るならこれを持ち帰れ! チョコレートだと? ……物好きめ。 オレが菓子を所望していると思う、 その頭の中を覗いてみたいものだな。 | |
| ロンにも手伝ってもらって 身を隠していたんだが、 君には見つかってしまったか。 この時期に城内にいると、 男の兵士たちの視線が冷たくてね……。 理由は……わかっているよ。 |
僕を探してくれたのかい? どこに隠れていても君は僕を見つける。 何か通じるものがあるのかもね。 ここに来るのを誰にも見られなかった? 君とゆっくり話したいと思っていたから 邪魔されたくなくてね。 | |
| おう、お前か。どうしたよ、 お前もハッちゃんを探してんのか? ……ん? 俺を探してた? どうしてこう、どいつもこいつもこんなに 浮かれてんだろうな。チョコなんて 年がら年中、店に並んでるだろ? |
これ、俺にか……? あー……待て。 もらえると思ってなかったもんだから、 どんな顔すりゃいいか……ありがとな。 お返しは何がいいかハッちゃんに聞いて ……いや、ダメだ。 ちゃんと俺が考えて選ばねえとな。 | |
| 今日は普段と様子が違いますね。 男性はソワソワして、女性は…… なんというか……臨戦態勢? チョコレートは嫌いじゃないですけど ここまで騒ぎ立てるようなことですか? 理解に苦しみますね。 |
え、僕にくれるんですか? ……キャラバンの子供たちに見つからない ように気をつけないと……大事に食べます。 ありがとうございます。その…… う、嬉しいです……どうしよう……。 嬉しすぎて、誰かに自慢したくなりますね。 | |
| 世界に愛が溢れる日、バレンタイン~♪ おやおや……誰かに愛を届けたいのなら、 僕の歌で後押ししてあげようか? チョコレートを贈るのは多かれ少なかれ、 緊張するものだからね。僕の歌の力が 必要な時はいつでも声をかけてくれ。 |
これを僕へくれるのかい? ……さて、 自分が当事者なら、背を押すのではなく、 正面に立って受け取らないとね。 とても嬉しいよ。お礼は後日ちゃんと するとして、ひとまず今日は一曲、僕からの 愛の歌をお返しさせてもらおうかな。 | |
| 今年もバレンタインがやって来たね! この日に浮かれないなんてウソだろう? チョコを求めて人波を練り歩かないとね~! そういえば、まだキミから大事なアレを もらってないんだけどな~? え? アレって何って……わ、わからない? |
チョコレート! もちろんボクにだね! キミからもらえたなら、充分だ。 人波を練り歩くのはやめにしておくよ~! 実を言うとね……キミが来てくれるのを ずっと待っていたんだよ。これから街に出て バレンタインデートなんてどうだい? | |
| なあ、あれ見てみろよ。 大の大人がデレデレした顔しちゃって、 情けないったらないよな。 赤牙にあんな浮かれたヤツがいたら、 未来の団長として気合い入れ直して やらないとダメだな。 |
……? なんだよ、コレ? え……チョコレート? お、俺に? あ、っ……う、れしいよ、ありがとう。 俺のために用意してくれたのか? っ……大人がデレデレした顔になる理由、 ちょっとわかったかもしれない……。 | |
| ハッピーバレンタイン! 俺を探してたって? いい、いい。 理由はちゃーんとわかってるからな。 今年の売れ筋のチョコレートだ。 仲間のよしみで特別価格で売ってやるから、 思う存分買ってきな。オレのオススメは―― |
なんだって? オレにチョコレートを? ただより高い物はないって言うが、相手が お前なら、そんな心配はいらなそうだな。 なんつーか、その理由は想定外だった。 物好きだな。けど、ありがとよ。 | |
| バレンタインは恋人たちだけじゃなく、 家族でも楽しむもんだって、 おっかぁたちに言われたもんだぁ。 昔子供たちがチョコをくれてな。 買ってきたのを溶かして固めただけの もんだけんど、美味かったなぁ……。 |
おらにチョコをくれるってのか? 美味そうだなぁ……なぁ、おめさえよければ 一緒に食っちゃくんねえかぁ? 感謝のしるしとして、親しい者に チョコレートを贈るって聞いただよ。 おらもおめには感謝してるだ。 | |
| ……身を隠しているワシを、 わざわざ探し回るとは酔狂なことを。 ええい、やかましい。騒ぐな。 バレンタインなど、ワシが若い頃には 存在していなかった催しだ。 若い者らの楽しむことはわからんな。 |
……ワシにそれを贈ると? ほう……世間での意味合いを当てはめると、 おまえの好意ということになるな? 手が震えるほど緊張するのなら、押しつけて こなければいいものを……とはいえ、 つき返す気はない。有り難く頂こう。 | |
| ひぃっく。バレンタインだからって、 なんも特別なことはねぇよ。 どーれ、酒場にでも繰り出すか。 ラルフとロンヴァルドは女たちに 追い回されてるらしいな。見ない間に イロオトコになっちまってよぉ。 |
俺にチョコだぁ? いい歳したオヤジが これを持って酒場に行ったら、 他の客にからかわれちまいそうだな。 仕方ねぇ、今日はひとりで飲むとするか。 ……ま、そうだな。せっかくだ。 お前につき合ってもらうか。 俺みたいな飲んだくれのオッサンに、 チョコを贈るだぁ? ……お前もそうとう 変わってるぜ。だが、嫌いじゃねぇよ。 | |
| ここに来る間にガキ共に捕まっちまってよ。 チョコだの、なんだの渡されたんだ。 なんでも感謝の気持ちらしい。 ガキ共に感謝されるようなことを、 特にしたつもりはねぇんだけどな。 どこのどいつの入れ知恵なのか……。 |
にしてもお前、ずいぶんと甘ったるい 匂いさせてんな。……おら、オレにだろ? もったいぶってねぇでおとなしく渡せ。 で? お前がくれたチョコレートは、 ただの感謝の気持ちか? ここに別の意味が あっても、オレはいいんだぜ? ……なぁ? | |
| 街で絵を描いていると恋人たちに、 似顔絵を頼まれるんですよ。 この時期は特にそれが多いですね。 ふむ……私は風景画が専門でして。 甘い空気を壊すようで申し訳ないの ですが、お断りさせていただきましょう。 |
美味しそうなチョコレートですね。 そろそろ休憩にしようと思っていたので 君も一緒にどうです? ありがとう、嬉しいよ。この甘い雰囲気に 流されて、絵のテイストが変わらない ように気をつけないといけないね。 | |
| ああ、君か。いいところで会った。 ちょっと匿ってくれない? 男たちに追われて、困っていたんだ。 あいつらオレのチョコが欲しいらしくてね。 男だって言っても聞かないんだから、 イヤになる。だから一緒に逃げてよ。 |
オレにチョコをくれるの? チョコをくれって言うんじゃなくて? ……君のためだけに踊りたくなってきたよ。 逃げ回るのにも疲れちゃった。 どこか ふたりきりになれる場所に隠れて、静かに 過ごそうよ。君のチョコでも食べながらね。 | |
| ……ふ、わざわざ私を探していたのか? そんな暇があるのなら、兵書の一冊でも 読むといい。手頃な本を貸してやろう。 また今度でいい、か。 考えが透けて見える物言いだ。 小難しい兵書を読む気はなさそうだな。 |
私に贈り物だと? ……賄賂ではなさそう だが、真意は? ……ほう、口にするのは 照れくさいと? 余計に聞きたいものだ。 私にチョコレートを贈ると ……相変わらず読めぬ奴だ。だがお前は、 だからこそ面白いのやもしれぬな。 | |
| あー、やっとバレンタインか。 ここのところずっと忙しかったから、 やっと休みになって、ひと息ついてたとこ。 バレンタインに合わせて服を新調したがる 人が多くてさ。テーラーとしていろいろ やってたってわけ。 |
あんたももう少し早く言ってくれたら、 服を新調してやったのに。これから本命に チョコを渡しに……え? 俺にくれるの? ちょうどお腹減ってたんだ。 手が汚れるの嫌だから食べさせてくれ。 あーん……うん、うまい。 | |
| バレンタインは楽しいお祭りだよね。 美味しいお菓子もたくさん食べられるし、 僕、このイベントけっこう好きだな。 えっ、チョコレート、ないの? ……べつにねだるつもりはなかったけど、 君からもらえないのは残念だなぁ……。 |
僕に贈り物? 君がチョコをくれて、 バレンタインがますます好きになった。 すごく嬉しいよ。 ……あっ、うん、なんだか不思議で……。 他の人に貰うのと、君に貰うのとじゃ、 嬉しいの大きさが全然違うや。 | |
| クリスマスと違って、バレンタインはあまり 楽しめなくてね……別に嫌いとかではなく、 少し疲れてしまうんだ。 親愛以上の好意を向けられて、 それを受け入れることができないのは いつになっても気が重くてね。 |
目を逸らしてどうした? ……うん? 背中に隠しているのは……チョコかい? ……しまったな。 君がくれるとわかっていたなら、 余計なことは言わなかったんだけど…… まだ、遅くないだろうか? これは……君からの好意だと解釈しても、 いいのかな? 情勢がこうでなければ、 すぐに私の気持ちを伝えられたのだが。 | |
| おかしな話なんだが、戦場にいる兵士と、 アルフレッドを追い回す女たちの顔が 重なって見える時があるんだよなぁ……。 愛だの恋だのをバカにする気はねぇが、 あーも鬼気迫る顔を見ちまったら、 綺麗なモンばっかじゃないんだって思うぜ。 |
チョコを渡すために俺を探してたのか? 甘いモンは嫌いじゃない。ま、例え嫌いでも お前がくれるならありがたく受け取るさ。 お、悪いな。お前にチョコをもらったら、 今日は特別な日なんだって、 今さらだけど実感したぜ。ありがとな。 | |
| や、君か。いいタイミングで会ったね。 騎士団宛に届いた贈り物を仕分けたから、 自分のを運ぼうと思ってたところなんだ。 見てのとおりいっぱい貰っちゃってね~。 運ぶの手伝ってよ。お礼にお茶くらいなら ごちそうするからさ。 |
そんなに貰ったならもういらないだろって? いやいや、君がくれるのなら欲しいよ! くれないなんて言わないよね? ……うー、あー……ちょっと待って……。 今、顔がにやけてるから、見ないで……。 | |
| ばれんたいんにさしたる興味はないが、 ちょこれーと……あれは美味な甘味だ。 ワコクの茶にもよく合う。 この時期は街の菓子屋にちょこれーとが 溢れている。だがしかし、ワシが入るには いささか可愛らしい店ばかりでな……。 |
ワシにちょこれーとを贈ると? ありがたく受け取らせてもらおう。 込められた気持ちごと、全てまとめてな。 ばれんたいんの意味は学んだ。 ワシはワコクの男……気持ちを伝えるので あれば、ワシから告げさせてもらおう! | |
| 贈り物を渡そうとする女たちから 逃げ回っているガキ共がいるらしいな。 俺? 俺ぁ逃げたりしないぜ? こういう時こそ、その男の度量ってもんが 見えてくるもんなんだ。お前も流されないで しっかり見極めるんだぞ。 |
勇気を振り絞って俺の前に立っていること、 胸張って誇っていいぜ。 お前の気持ちはしっかり受け取ったからな。 しかし、わかりやすい顔してるな。俺に会いたくて たまらなかったって、顔に書いてあるぜ。 ま、俺も人のことは言えねぇがな。 | |
| この時期の現世は賑やかでよいものだな! 恋や愛は人の心を豊かにしてくれる。 だからバレンタインは素晴らしい催しだ! うむ? どうやらあそこの女性は、 恋破れてしまい、涙を流しているようだ。 私たちで慰めてやらねばな! |
ほう! 私に貢物をしたいのだな! 好意も敬愛も全て受け止めよう。 存分に貢ぎ、私への愛を述べるといい! 現世に降りてきているだけの身で、 気持ちを受け入れていいものか悩んだが、 己の心に嘘はつけないものだな。 | |
| うちの若い連中にバレンタインの贈り物か? 直接渡すのが照れくさいなら、 俺が渡してやるが……と、お節介だったな。 騎士たるもの愛だの恋だのに浮かれて 使命を忘れるな、なんて建前上は注意するが、 若い連中には難しいのかもしれんな。 |
俺にチョコを贈りたい? お前、オッサンを からかうのは……はは、本気だってのか。 ……じゃあ、受け止めるしかないな。 お前に似合いの若い奴は いくらでもいるだろうに……。 ま、いい。俺を選んだこと後悔させんぞ。 | |
| ばれんたいんには、ちょこれぃとを渡し、 秘めたる想いを伝えるのだとか。 戦国の世にはなかった祭りだ。 ちょこれぃとに文を添える者もいるのだと 聞いた。口にするのを恥ずかしいと思いつつ 伝えずにいられない想いがあるのだろう。 |
私が貰ったこのちょこれいとにも、 秘めたる想いが込められているのだろうか? しからば私の想いも表に出さねばな。 戦国の世での婚姻は家同士の繋がりに重きを 置くものだが、私個人へ想いを向けられる というのは、とても胸が熱くなるのだな。 | |
| もしも私が生きていた時にバレンタインが あったとするなら、やはり今と同じように、 誰もが賑やかに参加していたのでしょう。 申しわけありませんが、 私はバレンタインの相談相手としては お役に立てないと思いますよ。 |
私がどういった存在か理解した上で、 好意を伝えてくださっているのですか? だとするなら、どれだけ嬉しいことか……。 すでに死した身ではありますが、 その気持ちに応えることは許されますか? ……胸の炎が燃えているのです。 | |
| あれ? 盛り上がっている場所は いくらでもあるのに、どうしてここに? 私に用事でもあったのかい? 自分で言うのもなんだけど、私はけっこう 器用だからなんでも手伝えると思うよ。 家事から戦闘、雑用までなんでもね。 |
えっ!? 私を探していた……? チョコレートを渡すつもりで……そ、その、 心のこもった贈り物を、ありがとう。 ああ、感謝のしるしとしてってことかな…… え? 真剣な気持ち ……っ、私は、自惚れてもいいのかな? | |
| くだらんバカ騒ぎにつき合わされて、 辟易していたところだ。商人の掌の上で 踊らされている阿呆共め。 チョコをめぐる男女だけじゃなく、 商人たちの顔が活き活きしている。 浮かれ具合は見ていて気分が悪くなるな。 |
なんだその顔は? ……ああ、なるほど。 商人に踊らされてるひとりってことか。 俺に持ってくるなんざ、何考えてんだか。 欲しがる奴は他にいくらでもいるだろうに、 おかしな奴だな。どうせなら手合わせの誘い のほうが良かったが。 | |
| ほう……あなたはずいぶんと、 バレンタインを楽しまれているようですね。 いえ、悪いとは言いませんよ。 何を楽しいと感じるのかは人それぞれ。 見たところ、そう感じている人が多そう ですしね。まあ、私には理解できませんが。 |
……私にチョコレートを? あなたの意図は わかりませんが、私が受け取って 満足するのであればそうしてあげますよ。 鈍い男ではありませんので、気持ちを 察するのは容易いですが、いいのですね? その感情を利用されるかもしれませんよ? | |
| ん? ここで何をしてるのかって? そんなの決まってるだろ。バレンタインで ハメ外した奴が暴れ出すのを待ってんだよ。 職務の名目で暴れられるなんて、 こういう祭は楽しくていいよなぁ。 お前も一緒につれてってやろうか? |
オレにチョコを渡すって? ……ヘぇ。 それってオレを好きだってことかぁ? ……いいぜ。遊んでやっても。 お前に誘われるのは悪い気しねぇしなぁ。 | |
| バレンタインではしゃぐ連中の気持ちは わからないけど、外野で見てて面白いのは 何組か見かけたよ。修羅場って言うの? 恋人と浮気相手が鉢合わせしたり、何人もの 男に粉かけてる女がいたり、恋愛事って、 本性出ちゃうよね。 |
……えっ、僕にチョコレート? まあ、一応受け取ってもいいけど、 一緒にはしゃぐようなことはしないよ? まさか僕を修羅場に巻き込もうとしてる? 何人もの連中に配ってるんでしょ? 僕、手加減できないし他の奴は死ぬかもよ。 | |
| バレンタインを楽しむ者たちを見ていると、 微笑ましい気分になる。 私には二度と関わりのない祭りだろう……。 愛を乞う言葉も、乞われる言葉も、 私は遠い昔に置いてきてしまったからな。 今は将軍として、剣と共に生きるだけだ。 |
君からのチョコレートか。 ……今は何も言わないでくれ。 いつか応えられる時がきたら、私は……。 二度と関わらないと思っていたのに、 君は私を引きずり込むんだな……いや、 迷惑ではない。有り難く受け取らせてもらおう。 | |
| チョコレートを渡すことで好意を表す……。 面白いことを考えつく方がいたものですね。 それが普及しているのだから尚更、面白い。 小生が能動的に参加することはありませんが 受け取ったり、見ている分には とても興味深い祭事だと思いますよ。 |
これは……なるほど、小生にもバレンタインを 存分に味合わせてくれるのですか。 では、途中で投げ出すことは許しませんよ? 意味はいろいろあれど、多くのチョコレートを いただきました。その中でも一番嬉しいと 言ったら、どうしますか? | |
| この時期の女性は着飾っていて、見ていて 勉強になるよ。中には俺がコーディネート したくなるような人もいるけどさ。 キャラバンの子供たちと女性陣に チョコレートをもらったけど、明らかに 義理って感じがしてさ~。ま、嬉しいけど。 |
えっ、俺にチョコを用意してくれたのか? ありがとな! 嬉しすぎて、 いいインスピレーションが湧いてきたよ! ……ちなみにこのチョコは、 義理とかじゃないんだよな? ……あとで冗談って言っても遅いからな? | |
| あまり口うるさいことは言いたくないが、 羽目を外しすぎるなよ。恋愛事が絡んだ祭は その分揉め事も増えるから医者も大変でな。 チョコレートを食べる前にはちゃんと 手を洗えよ。あとで腹痛でも起こしたら 目も当てられないからな。 |
ん? おお、俺にくれるのか? 一度もらったものは頼まれても返さないが、 いいんだよな? バレンタインのチョコっていうのは、好意を 込めたものなんだろ? 貧乏医者に好意か。 厄介な奴に惚れちまったな、お前も。 | |
| 見てごらん。あっちにもこっちにも、 手を取り合う恋人たちが溢れているよ。 こういう光景を見ると平和を実感するね。 僕かい? うーん……あの中に入るのは、 遠慮しておこうかな。愛を掲げた催しに 参加するのは、まだ無理そうだからね……。 |
僕に、チョコレートを? 慰めか、同情か……いいや、違う。 これは君の優しさなんだろうね。 ……僕の傷を埋めようと、たくさん考えて 渡すと決めてくれたんだね。ありがとう。 | |
| うわっ! び、びっくりしたぁ……。 実は女の人に追いかけられていて、 ここに隠れていたんです。 すごく鬼気迫った顔で……僕、 何かしてしまったんでしょうか……? もしそうなら一緒に謝ってくれます……? |
ええっ!? 僕のためにチョコレートを? ちょ、ちょっと待ってください! 急で、その……まだ、心の準備がぁ……! ……このチョコがあれば、今まで以上に 修行に励めそうです! もしよければこれから見に来てください。 | |
| 今日の賭場はひときわ賑やかでな。 勝利の女神を味方につけたとほざく男や、 フラれてヤケになったのがいるわいるわ。 女や恋愛感情に振りまわされている内は、 一人前のギャンブラーとは呼べんな。 いいカモにされるのがオチじゃわい。 |
チョコ? こんなジジイに渡すくらいなら、 若い連中にやればいいじゃろ。ふん、 せっかく貰ったものを返すつもりはないが。 ふん、若い奴の考えることはよくわからん。 気がそがれた。今日は賭場ではなくメシでも 食いに行くか。ついてきても良いぞ。 | |
| 内に秘める恋も美しいけれど、 こうして素直に吐露する恋も輝いていて、 素晴らしいと思わないかい? 恋をする女性諸君は美しい。 もしも涙することになったとしたら、 私が慰めてあげよう。美味しいワインでね。 |
私にチョコレートを渡すなら、覚悟をしないと いけないよ。貴族の執着というのは、 なかなかしつこい。逃げられなくなるよ。 私の好きなワインによく合いそうな チョコレートだね。君にもごちそうしよう。 今夜の予定は空いているかな? | |
| ワタクシメもちょこれーとを 用意しておけば良かったですね。 料理は得意です。お任せください。 ワタクシメのもてる知識を総動員して、 最高のちょこれーとを用意してみせます。 やる気マンマンです、ハイ。 |
ワタクシメにちょこれーとをくださると? 確か好意が込められているのだとか。 ワタクシメもスキですよ。 ちょこれーと、ありがとうございます。 ……? 胸がドキドキするような気が。 これはなんなのでしょう……? | |
| ん? ああ、今日がどんな日かくらい、 いくら私でもわかってるさ。工房に こもりっぱなしってわけじゃないしな。 ま、皆が楽しそうにしてるなら、 いい祭事なんじゃないか? 私には、 なかなか縁遠いものだけどな。 |
ほう……バレンタインのチョコレートは、 こんなに凝っているものなんだな。 私に? なんだか照れくさくなってきたな。 工房に持ち帰ると溶けてしまいそうだな。 さっそく食べさせてもらうよ。 | |
| 姉さんがチョコをくれた。 俺にはこれだけで充分なんだ。 ……何か言いたそうだな? 家族からの分はカウントされないって、 キャラバンで絡まれた。 あいつらは何を競ってるんだ? |
俺にチョコを? ……理解不能だ。 そんなもので俺を懐柔できるとでも? ……食料を捨てたりしないから受け取るが。 チョコに気持ちを込めた? ……そんな目で見るな。俺が……! っ……勘違いしたら、どうしてくれるんだ。 | |
| この時期はどことなく居心地が悪いな。 これほど好意を全面に押し出す祭事は、 首の後ろがむず痒くなってくる。 顔を出していたのが間違いだったな。 潜伏とまでは言わないとしても、 静かな場所にいたほうが良さそうだ。 |
オレにチョコレートを渡すのか。 キサマからの贈り物を無下にはしない。 むしろ調子に乗らないよう自制しなければ。 ……オレのような男に、贈り物か。 キサマのその心地良い気軽さに、 身を任せてしまいたくなる……。 | |
| バレン、タイン……? ヒヒッ、カッ、ハッハッハッハ! 愛を謳う祭事……! 我は、我は……! 我が時間が止まっている間も世界は動き、 前に進み続けているというのか! おのれ、おのれおのれ……! |
我が前に続くのは暗雲立ち込める道……。 共に進みたいと言うのであれば、 己の持つ全てを捨てる覚悟を決めるのだ! ……ろ……やめろ……! 20年に渡って積もり磨かれし我が憎悪を、 消さんとする者め……光となろうとするな! | |
| 楽しげな雰囲気だね。 小鳥たちも人々の空気に触れて 囀っているよ。ふむ……いい日だね。 この日に想いを通わせたふたりが、 いつまでも幸せであればいいと思うよ。 君もそう思わないかい? |
私に贈り物を? ふふ、ありがとう。 君と会えて、今日はよりいい日になった。 こういうのを達引きっていうんだよね。 私に気持ちを伝えて、それが叶っても、 君が幸せになれるとは限らないよ。 それでもいいって言うの? ……降参だよ。 | |
| 若い連中がはしゃいでると思ったら、 バレンタインか。ま、はしゃぐどころか 心折れちまってる奴もいるみたいだがな。 オレも若い頃には……って、おい、 どこ行くんだ? せっかくだからオレの 武勇伝を聞いていけよ。 |
おいおい、本気か? おっさん相手に チョコを渡してどうするんだよ。 ……後悔しても知らねえぞ。なあ……。 わかるぜ。その辺の若い連中にはない、 大人の魅力にやられちまったんだろ? もう少し大人になったら、また言ってくれ。 | |
| 陛下の愛する臣民のためとあらば、 バレンタインを万事つつがなく 成功させることに、力をつくしましょう。 あなたは誰に贈り物をするのでしょうね。 ……いえ、愚問でした。我が手の届かない、 高みにいる者へ渡すに決まっている……。 |
! このチョコレートを私に……? ……他の誰でもなく、私だけに贈って下さる のですか? ……ありがとうございます。 ……ようやく私の元へ来てくれたのですね。 どうしますか? あなたがここへ来るよう、 私が裏で手を打っていた、としたら。 | |
| ありがたいことにバレンタインでは、 けっこうたくさんのチョコを貰えてさ。 毎年家に持ち帰ってたんだ。 弟や妹にあげると喜んでくれてね。 あっ、くれたひとにはあらかじめ、 家族と食べたいってことわっておくよ! |
それよりどうしたの? ……僕にチョコを? ……っ、嬉しすぎて、どんな顔したらいいか わからないな……にやけちゃいそうだ。 ……いつもチョコは弟や妹たちと 食べてたんだけど……。 キミがくれたのは、僕ひとりで食べたいな。 | |
| バレンタイン? そのような浮ついた、 くだらない催しが我が足元で 広まっているとはな。なんと嘆かわしい。 民草の間だけの催しであれば問題ない。 ただ、これが高貴なる血族の間でまで 浸透することを、我は良しとせぬ。 |
……咎められたくなければ、これはただの 責物ということにしておけ。 我にも罰したくない相手はいる。 王に直接渡しに来るとは大胆というべきか、 無礼者というべきか。まあ、いい。それを 置いたら即刻立ち去れ。誰にも見られるな。 | |
| 古くからの祭事も大事じゃが、 新しく生まれた祭事というのも、また大事。 お主も楽しんでくるといい。 ふむ……どの店のチョコレートも、 趣向を凝らしているようじゃな。どれ、 土産にいくつか買って帰るかのう。 |
このチョコをワシに? ふむ……どのような 考えで贈られたかはさておき、素直に喜んで おくことにしよう。礼に共に茶でも飲むか? お主からチョコレートを貰ったと知れたら、 若人たちに妬まれてしまいそうじゃな。 それもまた一興。 | |
| ああ、知っているよ。 バレンタインという祭事だろ。女きょうだい がいると無縁とは言えないものだ。 実験的かつ前衛的な手作りチョコレートの 試食要員に駆り出されたりしてな。まあ、 大変といえば大変だが、悪い気はしない。 |
チョコをくれるのか。せっかくの好意だ。 有り難く受け取らせてもらおう。 ……この喜びが上手く伝わるといいのだが。 これは感謝のしるしか? それとも……いや、聞くのはやめておこう。 言葉はなくてもその顔を見れば十分だ。 | |
| 何やら楽しげな雰囲気じゃの! だがワシの好む、飲めや歌えの大騒ぎ……、 という種類の祭りではなさそうだ。 この手の祭りでワシの出る幕はなさそうだ。 若い連中が楽しんでいるのであればいい。 せいぜい明日への英気を養ってもらおう! |
酒の肴にはならなそうじゃな……と、 そんな顔をするな、冗談だ! 喜んで受け取らせてもらおう。 こんなに凝ったモンじゃなくても、 特売ので良かったんじゃぞ……とはいえ、 嬉しいものじゃな。礼は期待しておけ! | |
| ……驚きはしない。 気配が接近しているのには気づいていた。 そもそも隠れる気もなかったろう? それだけ甘い匂いをさせて、 隠れる気があったとは思えん。 浮かれて隙を見せると暗殺されかねんぞ。 |
俺に贈り物? ……意図が読めんな。 篭絡しようとしているなら相手を選べ。 自分の幸せを捨てるような真似をするな。 ……受け取るまで引く気はないか。 そこまで俺に執着する理由はわからないが、 受け取るだけはしてやろう。 | |
| 若い衆と一緒に遊びまわるのは、 少しばかり疲れるわい。 わしのことは気にせずに楽しんでこい。 わしがもう少し若かったら、ひっきりなしに チョコを贈られてただろうよ。若い頃の わしは、それはもうモテていたからな! |
普段は菓子なんてめったに食わねぇが、 くれた奴が特別な相手とあっちゃ、 食わないわけにはいくまい。 まさかこんなジジイ相手に懸想してる ってんじゃないだろうな? だとしたら、見る目があるじゃねぇか。 | |
| ああ、いいところに! ちょっと匿ってくれないかい? その……お、女の人に追われていて……。 どんな相手もイチコロ! 魅惑の香水を 売った女の人なんだけど、どうやら男に 振られてしまったみたいでね……。 |
私にチョコをくれるって? 匿ってくれるなら受け取るよ! ……ああっ、冗談だから引っ込めないで! バレンタインは稼ぎ時だから、ゆっくりして いられないってのに……。 でも、君のためなら時間を作ろう。 | |
| んぁ? なんの祭事か知ってるかって? ……なんでもいいな。 美味い酒が飲めるなら大歓迎だ! 飲みすぎんなって? おいおい、そんなつれねぇこと言うなよ! おぉ、そうだ、一緒に飲むかぁ? |
チョコレートだぁ? おおっ、中に酒が入ってんのか! こりゃいいモン貰ったぜ。ありがとなぁ! んぁ? 意味って……ったく、 気づいてないフリしてやろうってのに、 これで引き返せねぇぞ。 | |
| 賑やかなお祭りだね! 僕の新作もお披露目したら、もっともっと 盛り上がるかも……え? それはない? そんなのわからないだろ? もしかすると、 チョコよりも発明に興味のある女の子だって いるかもしれないし……いないかな? |
お祭りの目玉はチョコレートかぁ。 それはわかるけど……え? 僕にチョコ? 本当に? わ、わぁ! ありがとう! ……お披露目はまたにして 今日は君とお祭りを楽しもうかな。 | |
| 戦場で生きてく者に、 愛だの恋だのいうモンは必要ねぇ。 そうだろう? その顔を見ればわかる。 お前は違うと思ってんのか。 ……合わねぇな。ま、いいけどよ。 |
愛だの恋だのくだらねぇと思ってる俺に、 まさかチョコを渡してくるとはな。 予想外だったが、ま、これは貰ってやる。 ……もっと一緒に、楽しんでくれる奴がいる だろうに、おかしなことするもんだ。 だが、嫌いじゃない。 | |
| 若い者たちと一緒に騒ぐのは楽しいのう。 こっちまで若くなれる気がするわい。 いっときの夢というのも悪くないじゃろ? それに美味いチョコレートが 街にあふれているというのも素晴らしい。 とても、もらうのを待っとれんわ。 |
おお、美味そうなチョコレートじゃな。 よしよし、茶を入れてやる故 こちらで一緒に食おうではないか まだまだ若い者には 引けを取らんということじゃな。 夢はまだまだ覚めそうにないのう! | |
| バレンタイン……。 チョコレートを食べすぎちゃダメって、 言われてるけど、ちょっとならいいよね? 虫歯にならないようにハミガキするし、 だから……え……持ってないの……? いいもん、自分で買うから……うう……。 |
わぁ、ありがとう。おともだちとわけて 食べるね……え? ボクだけで食べても いいの? ……大事に食べるね。 チョコレート……ボク、ずっとそばに いるから、大きくなっても、チョコレート、 くれる……? ……うん、約束だよ。 | |
| みんな賑やかだな。 こういう楽しみがあるのはいいと思う。 ま、はしゃぎすぎている奴もいるけどな。 馬鹿騒ぎして怪我した奴もいるんだ。 何ごともほどほどに楽しむのがいい。 お前も浮かれすぎるなよ。 |
俺にチョコをくれるって? ……はしゃいでいる奴の気持ちがわかった。 気になる相手からの贈り物は嬉しいんだな。 お前が俺に気持ちを寄せてくれるなら、 俺はその気持ちに報いたい。必ず俺は、 お前に相応しい勇敢な戦士になるからな。 | |
| 石のみなさんの声を聞いていると、 今日は心なしか楽しげに聞こえます。 祭りの空気を感じているのかもしれません。 チョコレートだけでなく 中には宝石を使った装飾品を 相手に贈られる方もいるそうですよ。 |
美しいチョコレートですね。 磨き上げられた宝石のようなのに、 美味しく食べられるのは不思議です。 これはこれは、ありがとうございます。 石と触れ合っている時と同じくらい、 ドキドキしてしまいました。 | |
| 皆々が楽しんでいる祭りであれば、 国がこれを保護して発展させ、 途切れることがないようにしなければな。 私が王となった時はバレンタインを 大いに奨励しよう。臣民が幸福な国こそ、 繁栄した国というものだよ。 |
本来であれば未来の王に直接食べ物を渡す なんてとんでもないことだが、特別だ。 ありがたく受け取っておこう。 私にチョコレートを渡すということは、 そういう意味だと受け取るぞ。 今後は私を隣で支えてくれるのだな? | |
| 次の作品ではバレンタインをテーマにして、 男女の切ない恋愛に軸を置きましょう。 となると、まずは取材ですね! 告白が成功した人はもちろん、失敗した人 からも話を聞きたいです……え? トラブルのにおいがするからやめろって? |
えっ、チョコをくれるんですか? ……では、次の作品は勇者と作家が、 共に冒険し、愛を育む物語にしましょう。 ありがとうございます。糖分補給をすれば、 執筆がはかどると思います。それに一緒に いてもらえば、更にやる気が出るかと。 | |
| バレンタインという祭典を楽しんでいる暇は ありません。小官には任務がありますので。 ……楽しそう? 気のせいでありましょう。 新装備お披露目の機会ではありますが、 何ごとも起こらないのが一番。 治安維持が成されていれば満足です。 |
小官にチョコレートを? まさかこれほど 立派な物を頂けるとは……小官がどう思われて いるか、新しいデータを入手できました。 恥ずかしながら、新装備を開発した時と 同じくらい小官の胸は高鳴っています。 | |
| 遅かったやないか~! 待っとったんやで。 そない焦らさんでもワイは燃え上がっとるし 今夜は朝までOKや。アルチェには内緒やで。 チョコなんかのうても構へんよ。 ワイは愛があればそれでええんや。 なんや、帰ってまうんか!? アカンて! |
なんや、チョコ届けに来てくれたんか。 こりゃ嬉しいわ。……しかしワイ、 ちいと余計なこと考えとったみたいやな。 エエもん用意してくれたやないか。 ワイはお礼にチウせなあかんな。 なんや、照れとったらアカンで~! | |
| 臣民の間で話題だと聞いたが、 どうせ貰うのであれば茶色の菓子より、 金貨の方が良かろうに。 チョコレートか。 そんなにいいものかのう? 民草の考えることはよくわからん。 |
バレンタインを堪能するために、 余にチョコレートを渡すと申すのか。 特別に受け取ってやろう。 金貨のほうがいいが、余への敬愛を 形にしたいという気持ちはわかるぞ。 | |
| 誰もが楽しむ祭事を否定はしないが、 我個人としては、その分の時間を 修練にあてたほうが有意義だと思うぞ。 どうやら貴様も同じ考えのようだ。 共に鍛錬をつんで腕を磨き、 存分に戦場で武を振るおうぞ。 |
我にチョコレートを渡すと? しばし待て。あと少し鍛錬をしたら 休憩にする。その時に食べるとしよう。 修行半ばの身で恋愛に現を抜かす気はない。 それでも贈り物を渡すというのであれば、 何も期待するな。少なくとも、今は―― | |
| おう! いいとこで会ったな! 実は今キャラバンの奴らと勝負してんだ。 誰が一番チョコを貰えるかってな。 バレンタインに興味はなかったが、 勝負とあっちゃ負けるわけにはいかねぇ! 持ってない? じゃあ調達してきてくれ! |
成果は……見りゃわかるだろ。ゼロだ。 どいつもこいつも見る目がねぇな。あん? あ? だったらこれ……って、くれんのか! ありがとな! これで負ける気しねぇぜ。 | |
| こんなところになんの用だ? 私を探していた、だと? その目……勝負でも仕掛けにきたか? 売られた勝負は買うだけだ。 何? そんなつもりはない、だと? ……ならば去れ。戦わぬ者に用はない。 |
チョコを渡しに来た、だと? そのような浮ついた気持ちで来るとは……。 そこに置いていけ。気が向けば食べてやる。 このチョコで私を篭絡するつもりか? 甘く見られたものだ。先に私が篭絡し、 思うままに操ってくれよう。 | |
| そ、その……バレンタインの時期が、 やってきましたね……! 結果はわかって いても、ソワソワしてしまいます……。 ぼ、僕にチョコをくれる人なんて、 いないとは、わかっているんですが……。 義理でもいいので、ほしいなぁなんて……。 |
えっ、僕に、チョコをくれるんですか!? しかも、ぎ、義理じゃないって……ま、 待ってください! 頭が混乱してきました……! い、いいんですか、本当に!? ど、どうし ましょう……実際に貰ったら、どんな顔を したらいいのか、わ、 わかりません……! | |
| ええい、軟弱共め! デレデレした顔を晒して情けない! 男ならドーンと構えておらんか! これだから最近の若造は! 告白してきた相手への対応くらい、もっと 上手くできんのか! わしの若い頃は―― |
ちょこれぃとを受け取ってほしいと? 老若男女問わず魅了してしまうのは、 強者の宿命ということじゃな。 ふん……ちょこれぃとを食べている間、 わしが若い頃の武勇伝を聞かせてやろう。 茶と酒、どちらを飲む? 用意してやるぞ。 | |
| バレンタインはチョコレートじゃなきゃ いけねぇのかぁ? でっかい肉をハート型に 切って焼けばいいと思うんだけどよぉ。 いいアイデアだろぉ? 愛ってのはよくわかんねぇが、どうせなら 好きなモンをもらいてぇよなぁ。 |
おでにチョコレートを? なんでだぁ? わかんねぇが、礼はしないといけねぇ。 最高の肉を焼いてやるぞぉ。 おでとバレンタインを過ごしたいなんて、 変なこと言う奴だなぁ。 でも、あんがとよ。 | |
| ノヴァル、バレンタインが何か勉強した。 昔そういう名前の人がいたらしい。 でも、チョコレート、関係なかったぞ。 キャラバンの仲間が言っていた。 バレンタインは戦場だと。 ノヴァルも戦うぞ。一緒に勝利しよう。 |
バレンタインは、チョコを渡す。 勉強したから知ってるぞ。ん? 違う? ノヴァルは貰う? ありが、とう? んん? バレンタインはチョコと一緒に、 大好きだって気持ちを渡す日みたいだ。 ノヴァルも大好きだぞ! | |
| 生命の始まりは愛だと謳った者がいた。 だとすれば処刑人である我が、 この祭事に関わるなど滑稽にも程がある。 我が関わらぬというだけだ。バレンタインを 楽しむ者を非難する気は更々ない。 貴公も我に遠慮することはないのだぞ。 |
……何? 茶を飲むからつき合え、だと? まさか……いや、貴公のせっかくの気遣い、 無下にするわけにはいかん。同行しよう。 我と共に過ごすというのか……その行為を 喜ばしく思ってしまう。それもまた滑稽だと 笑われてしまうだろうが、それでも構わん。 | |
| バ、バレンタインがどのような祭典か、 わかっておる……ひゅひゅひゅ、愛蔵渦巻く 光景を見るのも……い、一興だ。 さ、祭典が盛り上がれば……そ、その分、 トラブルが起こりやすい。愛を捧げたい相手 を思い余って……ひゅひゅ、愉快、愉快。 |
よ、良かろう……汝の心、受け取ってやろう ではないか……ひゅひゅひゅ、その身ごと、 貰ってやってもいいのだぞ。 ……か、甘味を渡すだけで、いいのか? 汝の、お、想いなどお見通しよ。ひゅひゅ。 | |
| 祭りだ、祭りだ! 俺も太鼓で祭りを盛り上げてくぜ! 実は太鼓を叩いてくれって頼まれててよ。 よくわからねぇが、チョコを貰えなかった 男たちが集まってるらしいんだ。 太鼓で悲しみを吹っ飛ばしてほしいんだと。 |
俺にチョコをくれるのか? ありがとな! これで盛大に太鼓を叩けるぜ! いい演奏をするには気合いを入れねぇとな! あー……このあと少し、 時間があるんだけどよ、よかったら一緒に メシでもどうだ? 礼ってことで、な。 | |
| ん……? 私を探していたのか? もしかして祭典で何かに巻き込まれて、 怪我でも……違う? ああ、良かった。 祭典は楽しい面ばかりじゃない。 見えないところではいさかいも起きている ようだ。だから気をつけるんだよ。 |
チョコを私に? ……ありがとう。祭典には 医者として参加していたつもりだけど、 チョコを貰うと嬉しいものだ。男としてね。 ありがとう。素直に嬉しいよ。 面と向かって気持ちをぶつけられるなんて、 今まではあまりなかったから。 | |
| こういう明るい祭典の裏では、 よからぬ奴らが動いてたりするんだ。 ま、蛇の道は蛇ってことだな。 ……おい、俺をどこへつれてくって? 事件を追う? 待て待て、なんで俺まで…… おい、やめろ、引っ張るんじゃねぇ! |
これはチョコか? まさかチョコのひとつで 買収しようって? 安く見られたもんだな。 ま、特別だ。今回はこれで手を打ってやる。 ……俺みたいな男にチョコなんて渡して、 執着されても知らねぇぞ。持ってるモンが 少ない奴は、ソレを絶対手放さないんだぜ。 | |
| バレンタインだ? そんなの鍛冶屋に関係ねぇよ。 今日も明日も武器を鍛える、それだけだ。 バレンタインだからって特別なことをする 必要はねぇだろ? いつも通りのことを ちゃんとやればいい。そうじゃねぇか? |
鍛冶屋にチョコを差し入れする奴があるか! 溶けちまうだろ……あ? その前に食べろ? ……わかったよ、いただきます。 そんなに改まって渡すな。照れくさいだろ。 ……好意だってのはわかってるし、有り難く 受け取っておく。なんでかは、言わせるな。 | |
| おう、おめぇか! こんなとこで奇遇じゃの! どうじゃ? ばれんたいんを楽しめとるか? ワシはのぉ、ここで待っとるんじゃ。 エルヴィがチョコを持って駆けつけてくるん をな……はぁ、早くこんかのぉ……。 |
おめぇにちょこれーとを貰うとはのお……。 ワシには心に決めた女がおるけぇ、気持ちを 受け取るわけにはいかんが、ありがとな。 感謝のしるしっちゅーわけじゃな! 有り難くもらっとくわ。感謝っちゅーなら、 ワシからも渡さんといけんかものぉ。 | |
| バレンタインではチョコレートが 貰えるんだって! ドラもおいしいチョコ、 いっぱい貰えるといいなぁ。 あんまり人が多いところにはいけないよ。 ボイも一緒だし……だからドラも、 おとなしく見てることにしたんだ! |
感謝のしるしでチョコレートを贈るの? ドラもいっぱいありがとって伝えたいよ。 受け取ってね! えっ、ドラにくれるの? ありがと! すごく嬉しいよ。貰ったチョコレートが、 キラキラして見えるくらい! | |
| バレンタインなんてものがオークの間でも 広まってるとはな。情勢が変われば 文化や慣習も変わるってことか。 お前もこの祭典を楽しめ。 恋愛をガムシャラにできるのなんて、 若い内だけだ。いっそのこと求婚しちまえ。 |
俺にチョコレートを贈るって? じゃあ、礼をしないとな。 お前を嫁さんにでも貰ってやろうか? 俺を慕ってくれてるのは、 悪い気はしねえな。 | |
| オークの中にもバレンタインという祭典を 楽しんでいる者が多いと聞く。 楽しみを戦い以外に見出すとはな。 オークも変わりつつあるのかもしれぬ。 その善悪を判断する段階ではないが、 善い方向へ導くことが施政者の責務だ。 |
チョコレートを贈ってくれるのか。 共にバレンタインを楽しみたい、と? いいだろう。その誘いに乗ることにしよう。 チョコレートと共に愛を捧げると聞いた。 想いを言葉にすることが苦手な者にとって、 バレンタインとは有り難い祭典だな。 | |
| 我が時間が止まって幾久しく。 この祭典が生まれ、広まるまでに、 どれほどの時間がかかったのであろうか。 オーク領にも広まっているとはな。 受け入れて楽しむ者もいれば、軟弱だと 倦厭する者もいそうな祭典だ。 |
我への供物を用意したのか。 捧げられる物を拒否するほど浅慮ではない。 受け取らせてもらおう。 時間の止まった者に向けるには、 不毛すぎる気持ちだとしか思えんな。 それをわかっていて捨てる気はないのか。 | |
| 恋焦がれた相手に愛を乞う祭典か。 くだらぬ。どんなに強く結ばれようと いずれ訪れる死が終わらせるというのに。 転生を待つ身には不要な祭典。 浮かれる者たちを見ても愚かだとしか 思えぬ。気楽な者たちだ。 |
……我がどのような存在か理解した上で 供物を捧げようと? なんと愚かな。 貴様の望み通りになるはずなかろうが。 恋焦がれた相手に愛を乞う祭典で、 この我に贈り物をすると? その想い、 ……我が転生を果たした先で再び告げよ。 | |
| バレンタインという祭典で、 人々は盛り上がっているらしい。 俺も見て回ろうとしていたところだ。 楽しそうな人たちを見ていると、 俺も嬉しくなってくる。怯えた顔を 向けられるよりも笑顔のほうがずっといい。 |
俺にチョコを? 君から貰えるなんて思っても いなかった。心の準備をしていなかったから、 上手いこと言えないな……。 ありがとう。ガラにもなくフワフワした 気分になった。君にチョコを貰えたことが それほど嬉しいということだ。 | |
| チョコレートをどれだけ貰えるかで、 順位をつけてる奴らがいるみたいだな。 何が楽しいのか俺様にはわからねぇぜ。 目に見える形で優劣をつけるのに、 バレンタインは都合がいいのかもな。もっと 単純な勝ち方があるだろ。ぶっ飛ばすとか。 |
俺様に贈り物? 順位を競ってるわけじゃ ねぇが、ま、有り難く貰っておくか。 慕われるのは悪い気はしないからな。 どれだけ貰えるかで順位をつけても 意味はない。重要なのは誰がくれたか、だ。 本命に貰えて初めて勝ったって言えるだろ? | |
| バレンタインのことは学んだ。 日頃の感謝を伝える祭りなんだろう? ? それだけではない、だと? 想いを通い合わせる目的もあるのか? どおりで仲睦まじくしている男女が いたるところにいるはずだ。 |
チョコレートを俺に? 感謝の気持ちだけ ではなく、いろんな気持ちがこもっている のか。どおりで貰えて嬉しいはずだ。 返事は……俺が過去を取り戻した時、 必ずする。だから、それまで―― | |
| バレンタイン? 邪教徒の祭典でないのであれば、 文句はない。教義に合うものならば良し! だがしかし、浮かれていては、 堕落して信仰心をないがしろにしてしまう 可能性がある。もしや汝も……? |
チョコレート……賛沢品は信仰に不要。 しかし汝の気持ちを無下に扱うことは できぬ。受け取っておこう。 民草が喜色満面の笑みを浮かべていた理由が 愚生にも、わかったのやもしれぬ。 有り難く頂戴しよう。 | |
| イアルの風習は不思議だナ。 菓子に想いを託して気持ちを交わし、 ソレを祭事にしてしまうのダカら。 オマエもバレンタインに参加シテ、 あちこち動き回っているヨウだな。 不埒者に会わないヨウ、気をつけるコトだ。 |
オレに贈り物か。この星でこんなことを シテくれるのは、オマエくらいなモノだ。 感謝してイル。おかげで孤独ヲ感じナイ。 変わった風習ダガ、そのおかげでオマエの 気持ちに気づくコトができタ。 これから、星を見に行かナイか? | |
| 風習や伝統というものは国によって 変わるものですが、バレンタインは世界中、 同じ意味合いの祭事ですよね。不思議です。 友情の証としてチョコレートを渡すことも あるそうです。貰えたら嬉しいでしょうね。 ……と、催促しているわけではなく……! |
い、いいんですか!? チョコレートを、 私なんかが受け取っても……? 感無量、 心の底から喜ばしいです! 感謝します! 美味しそうなチョコレートをありがとう ございます……なんて、 冷静に言ってみましたが、 心拍が尋常ではないことに……! | |
| バレンタインを満喫している方を見ると、 微笑ましい気持ちになりますね。 楽しい恋ができるのは平和な証拠です。 私はもうしばらくここで、 人々の様子を眺めさせてもらいます。 自分で楽しめずとも見てるだけで充分です。 |
人知れず届けたいものがあるなら協力します。 そういうことは得意なので……え、私に? ……嬉しいものですね。贈り物を頂くのは。 不思議なものですね。 受け取った瞬間、くれた相手のことを 意識してしまうようになるのですから……。 | |
| 恋い慕う大事な相手に贈るチョコを 入れる容器として、ガラス細工を求めて くれる人が多くいるらしい。 その人にとっての大事な場面に 私のガラス細工が存在していて、 役に立てるというのは嬉しいものだよ。 |
私にチョコレートを贈ってくれるのは、 世界広しといえども君くらいなものだ。 有り難くいただこう。 チョコが入った入れ物は、私が作った ガラス細工か。よりいっそう 思い入れ深い物になって手元に戻ってきたよ。 | |
| 祭典ではしゃぎ回るだけならまだしも、 暴れ回っている者たちがいる。 ……言うまでもなく、あの双子じゃ。 ワシは保護者ではないというに、 何故ワシの元に苦情が入ってくるのか 理解に苦しんでおってな……。 |
チョコレート。なるほど、これで罠を張って 双子を誘き出す……違う? ワシにじゃと? 有り難い。美味しくいただくとしよう。 これを食べて、改めて双子を 追うことにしよう。何? 協力じゃと? ……重ねて有り難いのう。 | |
| バレンタインの知識はアル。 チョコレートを渡しテ、想いを伝える、 男女のアレコレに関わる祭事なんダロ? 祭事といっても、マイナーな星のイベントだ。 ソンナものに興味はナイな。 アバフェロ辺りはどうか知らナイが。 |
コレがチョコレートか。 茶色いナ。ダガ、美しい光沢ダ。 人々が愛を託す理由がわかる気がスル。 コレを渡してクル理由は多くないト、 ソウ聞いてイル。察するに、 好意と感謝のアカシといったところカ。 | |
| ハッピーバレンタイン! さあ、オレに渡す物があるだろ? さっさと出しナ! ハァ!? チョコがナイって どういうコトだ! オレ様がイアルのために どれダケのコトをシテやったか、忘れたか? |
ソウソウ、コレだコレ! 崇拝シ、尊敬シテいるオレ様に渡したくて、 ウズウズしてたんだろ? 食い慣れねぇ食べ物ダガ、このチョコレート ってのは、なかなかウマイな。気に入った。 毎年用意シテ、オレに渡しナ! | |
| バレンタインでは敬意を込めて チョコレートを渡したりするらしいが、 余の元へ届けられる分が少なくはないか? それもこれも余の威厳のせいであろうな。 近づきにくい雰囲気が出ているのやも しれぬ。どうしたものかのう……。 |
ふぉっふぉっふぉ、余へのチョコレートか。 どうやら余へ贈り物が届くのはこれからの ようじゃ。そちはもっとくれてもよいぞ。 余ほどの男になると何も言われずとも、 全てを察するようになるものじや。 | |
| 民と一緒になって師も浮かれているようだ。 国民柄、過剰な警戒は必要ないだろうが、 まったく警備しないわけにもいかない。 楽団員の中にもバレンタインを 楽しみたい者が多くいる。 良ければ差し入れでもしてやってくれ。 |
有り難く受け取らせてもらおう。 あとで我の身体が空いたら時間を貰えるか? チョコレートのお礼をさせてほしい。 おかげでいい曲が思いついた。 お礼に完成したら最初に聞かせてやろう。 | |
| いよいよこの日が来たネ……。 チョコレートを使った料理があると聞いて、 ワタシ、いっぱい勉強したアル。 さあ、さっそく披露するアル! ジャオキキは作らなくていい言われたけど、 それで引き下がるワタシじゃないヨ! |
オオ! これは上等なチョコレート、ネ! ん? もちろん食べたらわかるアル。 口どけがなめらか、香りも最高峰ヨ。 見ただけで気持ちがこもってること、 わかるネ。味わって食べさせて貰うアル。 | |
| イヤァ~、声をかけてくれてセンキュー! ちょうどひと息つきたいな~って 思ってたところなんだよね! |
オレにチョコレート? キミからもらえる なんてマジ感謝しなきゃだね! はい、ハグ! (ぎゅ~) ふふ、照れてるの? 可愛い。 そんな顔されちゃうとどこにも行きたく なくなるな。ふたりきりで過ごしちゃう? | |
| ポムムの実をジャムにして、 チョコレートの中に入れたら……え? ぼくが考えたわけじゃないんだけど……。 料理が得意なキャラバンの仲間が、 レシピの話をしてたんだ。来年の バレンタインには一緒に用意しておくよ。 |
チョコレート、ありがとう! ぼく、大好きなんだ。きみがくれたのは、 いつものチョコよりおいしそうだね。 きみもチョコレートが好きなの? だったら一緒に……あ、これはぼくが 食べたいから、きみの分を買ってくるよ! | |
| 今日はいい日和ですね。 これでもチョコレートを贈ってくださる人、 けっこういるんですよ。 私のファンの子供たちは、 手紙を添えてチョコを贈ってくれます。 だからお礼のショーを考えているんです。 |
私へのチョコレートですか。ありがとう ございます。さっそくいただきましょう。 きっと優しい味がするんでしょうね。 しがない奇術師にこんなに立派な品を くださると? お礼に特別な方にだけ見せる ショーを御覧にいれましょう。 | |
| チョコレートはどこだー! ここかー!? そこかー!? !! 持ってそうな人、発見!! え? 持ってない……? それは予想外だったな……うん。 でも諦めない。改めてチョコを探しに行く! |
こっ……これは、チョコレート! 俺にくれるんだね? あとから返せって 言われても、もう手放す気はないから! もっと説得しなきゃいけないと思ってた。 それだけ俺を想ってくれてるってことだね! | |
| ハードボイルドな名探偵たる者、 バレンタインくらいで浮かれるようなことは しませんよ、ええ、決して、本当に。 ……え? ないんですか? 本当に? べ……別にショックを受けてはいませんよ。 僕はハードボイルドな名探偵なんですから。 |
君が僕にチョコを渡すことはわかっていました。 日頃とは行動が違いましたしね。 隠しごとは無駄です。僕は名探偵ですから! 僕が君からのチョコを受け取ったことは 秘密です。 他の人が押しかけてきたら大変ですからね。 | |
| どんなに盛大な祭典であっても、 夜を生きる我には関係のないものだ。 だからお前はここを去り、人の中へ戻れ。 我と共にいたとして、 楽しむことなどできぬだろう。ここではなく 明るい場所がお前にはよく似合う。 |
食べずとも良いから受け取れ、と。 お前のその強引さが時折ふと、 好ましく思う時がある。 我にチョコレートを渡し、あまつさえ、 好意を寄せてくる者などお前くらいだ。 宵闇の中、共にいたいのなら好きにしろ。 | |
| おお、随分と盛り上がってるようだな。 うちの大将たちが好きそうな祭りだ。 俺もそれなりに楽しませてもらうさ。 お前も楽しんでこいよ……ああ、そうだ、 気が向いたらチョコを配ってやるといい。 義理でも喜ぶ奴はいくらでもいるからな。 |
俺にチョコをくれるって? なんだ、お前も楽しみたかったのか。 じゃあ俺とバレンタインを過ごすかい? お前から貰えたなんて男としての誉れだな。 ん? 大げさだって? ぜんぜんそんなことないだろ。事実だぜ。 | |
| あ? なんだ、お前。 わしは避難しとるだけだ。 甘すぎる匂いは鼻にくるもんでな。 お前は好きそうだな。 甘いモンや賑やかな雰囲気ってもんが。 わしのことはいい、行ってこい。 |
わしにチョコレートを持ってきたのか。 言わねえでも匂いでわかる。 くれるってえなら貰っておくか。 秘密が紐解かれる瞬間てのは、いくつに なってもワクワクする。例えばお前が何を 想ってわしに贈り物をするのか、とかな。 | |
| オイラはちょこれいとの美味しさに 気づいてしまったんだ……。 こうなったらもう後戻りはできねぇぞ! お前もちょこれいと好きか? だったら一緒に集めに行こうぜ。 両手いーっぱいになるまで集めねぇとな! |
そうそう、これこれ! 美味そうなちょこれいとだな! うん? 意味はわかんねぇけど、オイラは嬉しいぜ! ヘへへ、他のちょこれいとより、 このちょこれいとのほうが美味いな! |