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自治体職員有志の会
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自治体職員有志の会

シンポ2-1挨拶

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kiyonk

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■ 開会挨拶・有志の会活動報告
  発表者:大島 博文(自治体職員有志の会事務局
  (財)神戸都市問題研究所研究員)

 台風が過ぎ、まさにシンポジウム天気。参加者のみなさん、出演者の皆様、準備いただいたメンバーの皆さん。本当にありがとうございます。
 ご厚情を無駄にしないためにも、シンポジウムを成功させたい。
 私の役割としては、「有志の会とは何か」と今一度説明申し上げることと、事前に有志の会で議論を進めたので、それを問題提起させていただくことにある。

 自治体職員有志の会は、約2年半前に神戸で生まれた。当初は10名ほどでスタートしたが、現在、北海道から沖縄まで198自治体の391名の会員を数えることとなった。
 当会の特徴は、トップの方も新入職員の方も入っておられるように階級、年齢、職種、自治体の種別などに関係なく、幅広いメンバーが集まっていることである。
 普段はメーリングリストという機能を活用して議論している。電車男を地で行くようなものである。
 ホームページも開設している。毎日、曜日ごとに7人のコメンテーターが、自治体のこと、普段の仕事のことなどについて意見を掲載し、行政関係者以外にも一般市民の方からも、時には厳しいご意見をいただいたりしている。
 タイトルのバックの絵柄は、朝焼けに二つのサボテンが向かい合っている様子を写している。厳しい環境の中で新しい時代に「志」を持って向かい合っている姿を表しているつもりである。

  また、年数回、オフ会を開催している。これは有志の会で話をするだけでなく、もっと責任ある議論をして何か役に立てればと考え、先進的改革に取り組む自治体トップをゲストにお呼びし、意見交換してきた。仙台の浅野宮城県知事、この5月には高知の橋本知事と意見交換した。
  そして、今回のようなシンポジウムを昨年から開催している。また、私たちの取り組みや、メンバーが取り組んできた業務を紹介するために、ガバナンスや地方自治職員研修等への投稿を行っている。来年3月までガバナンスに連載されている。

 次に本日の検討テーマと問題提起をさせていただく。

 今回のメインテーマは、「住民サービスを高める自治体トップと職員の協働、人づくり」である。
 このテーマには、熱い思いを込めたつもりである。
 「住民サービスの向上」こそは、自治体職員の存在意義そのものであるが、これまで内部志向中心で自治体職員にとっては、建前というよりむしろ他人事の話だった。それがまさに今、自分自身が自治体職員であり続けるための鍵を握ろうとしている。
 残念ながら自治体直営業務は民間事業者と比較して大変な高コスト状態である。住民に「安くて良いサービス」だと思われること自体が、我々の生き残る道である。このことについて議論いただきたい。

 次に「トップと職員の協働」である。トップと職員は上司・部下の関係であるから「協働」というのはおかしいと思うかも知れない。これは、「歯車職員」「無責任業務」「縦割業務」からぜひサヨナラし、トップと同レベルの意識と能力を持ちながら仕事をしていく「高い付加価値をもった職員」を目指すという意味で捉えていただきたい。
  さらに「人づくり」である。これまで自治体の研修は、「盲腸」にたとえられてきた。あってもなくても一緒。どんな研修を受けようが、それと関係ない仕事につくことが多いからである。
 結局、「人づくり」は仕事を通じてしか職員は育たないのではという問題提起である。よく言われる「人事と研修の一体化」である。
 研修の中で本当に職員同士がやる気を出して、自分を培う。そのチャンスをトップが与える。そうしたことこそ必要ではないか。こうしたことは職員同士では話はできるが、トップの気持ちはなかなか聞けない。ぜひ今日お伺いしたい。

  さて、資料として「公務員のやる気喪失システム」「やる気システム」を配布している。自治体の仕事がなぜ「お役所仕事」として最も低レベルのサービスの象徴のように言われる事態となっているのか。
 有志の会で、シンポジウム開催に先立って徹底議論した一定の結論が、そのシステム図である。1つの原因だけでなく複合的な要因が絡まっていて、必ずしも1つが解決すればサービスが向上するということではない。ただ、やる気喪失システムの中で太くなっている部分。これが大きな阻害要因ではないかと議論で集約されてきた。
 ただし、私たちの中でも議論は分かれており、全体として提言できる状態ではない。今後も語論を継続したい。これまでこうしたことは自治体の中では聖域もあって率直に議論できなかった。しがらみのない場で話し合うのが前に進めるのに必要であると思う。
 「公務員のやる気システム」は不平不満を1つでも2つでも良くして、好循環を生み出して、住民の皆さんから見てもすごくがんばっている、すごく役立っているというような存在になっていければと考えたものである。ぜひその辺を議論いただきたいと期待している。

 最後に、このシンポジウムは、自治体職員有志の会のメンバーの労力と、参加する皆様方のご負担を得て、全く他からの支援なくこれを開催させてもらっている。そういう意味では、有志の会のシンポジウムではあるが、皆さん一人一人のシンポジウムでもある。ぜひ積極的に活用いただきたい。
 この後、交流会も開催する。ぜひ参加して独自のネットワーク作りをいただきたい。大変雑駁だが、以上で挨拶と報告、そして問題提起とさせていただく。

 

■閉演挨拶(第二部懇親会後の挨拶)
 山路 栄一(三重県職員)

 参加者、講演者等への出席のお礼と進行不備で会場からの質問をお受けできず、双方向にできなかったお詫びを申し上げる。
 最初20名ほどで始まったこの会も3年目を迎え47都道府県400名近い会員を抱えることとなった。
 これはそれぞれの自治体で改革志向をもって前向きに取り組んでいる職員が増えている証だと思う。
 どんなに優れた首長でも職員の力なくしては改革は成し遂げられない。
 これまでオフ会やシンポジウムでお招きした首長さん方はそれが分かっておられるからこうした場にご協力いただけるのだと感謝している。 
 公務員の仕事は、いまだにお役所仕事として見られている。しかし、そうではないということを我々の実際の言動で示し続けられればと思っている。
 稲継先生のお話にあった「でもしか公務員」ではだめ。エンプロイアビリティ(雇用可能性)、マーケットバリュー(市場価値)のある、民間でも通用するような者が志をもってあえて公務員をやっているのでなければならない。そのためにも職員に研修の機会を与え、ちゃんと成果に報いる、エンプロイメンタビリティ(雇用環境)を首長、当局側に整えていただ
きたいと思っている。
 去年の高浜、今年の西宮、200人、300人と参加者が増えて来て、個人的な希望だが、東海地区、関西地区の次に来年関東・東京で開くとしたら400人、500人と参加者が集まる、そういう影響力のあるシンポジウムにしたいと思っている。
 来年夏にまた、お会いしましょう。本当にありがとうございました。

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