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ストーリー

最終更新:2024年10月02日 11:51

cerulidatafile

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だれでも歓迎! 編集
舞台背景は公式ページの紹介文から。
ストーリーダイアログはリリース当時の大陸版から。
現在のストーリーはこちら準拠のようだ。

【舞台背景(上)】
物語は栄華を極めた国、セラ帝国から始まる。

優れた地形と豊富な資源に恵まれたセラの人々は、日の出から日没まで平和で満ち足りた日々を送っていた。 しかし、セラ帝国の南にある隣国「出雲」がその豊富な資源を欲しがり、長年にわたってセラ侵攻の準備を進めていたが、とうとう侵攻のために大軍を送り込んだ。

軍事作戦ならセラのほうが出雲よりはるかに優勢だが、出雲の忍者たちはセラの輸送隊を苦しめた。そのため、格闘家たちが国を守るために立ち上がり、戦って国を護りぬいたのみならず、出雲の無数の幹部たちを夜のうちに音もなく始末していった。

格闘家たちは外敵や魔物との戦いで大活躍し、多くの信奉者を集め、皇族からも支援を受け、次第に「宗門」と呼ばれる組織を形成していった。 格闘家たちの結束力は群を抜いており、最終決戦ではついに忍者を一撃で叩きのめし、セラ帝国の出雲撃破に貢献した。

出雲に勝利したセラ帝国は四海に服属し、戦争とは無縁の平和な国となった。

しかし、150年の発展を経て、宗門は帝国に根を張る巨木となっていった。外観は青々としていたが、内部はすでに朽ち始めていた。

宗門は内部では後輩を抑圧し、新参者を排除し、外部では影響力を得るために戦い、政治を操る肥大化した怪物へとなり果ててしまった。

宗門の腐敗が進むにつれ、宗門の上下関係を嫌い、宗門から弾圧を受けた格闘家たちが次第に宗門を離れ、民間の会場を借りて武術を教えることで生計を立てるようになった。 これらの民間施設には、「武道館」という新しい名前が付けられた。

商業的な要素と格闘家たちの宗門に対する嫌悪感から、武道館は比較的平等主義的でオープンな環境であったため、大衆に非常に人気があり、急速に成長した。 わずか10年後、武道館は数と強さで宗門を凌駕した。
これが現代の武道館の起源である。

武道館が栄えるにつれて、肥大化し後進化した宗門の権力は衰退し、宗門の後ろ盾である王家の支配はますます乱れていった。 武道館の助けを借りて、虐げられた民衆は団結し、6年間戦い続け、ついに王家を打倒した。

王家の後ろ盾を無くしてからというもの、諸豪族はすぐに清算され、腐敗した帝政は崩壊し、より賢明なセラ評議会が独裁政権に取って代わった。セラのルネッサンスの先駆けとなった!

220年以上の発展の後、武道館にも欠点が目立ち始め、藩政時代から引き継がれた門閥観がますます多くの武道館を閉鎖させた。戦闘技術の発展も遅れ、あるいは停滞するようになった。

武道館が衰退するにつれて、「クラブ」と呼ばれる一種の格闘同好会が普及した。 クラブ内では門付けがなく、各流派の格闘技が自由に交流できるため、停滞しかけていた武術に新たな活力が生まれ、クラブを結成する格闘家が増えていった!

【舞台背景(下)】
クラブの台頭は、ストリートキッズという副産物ももたらした。 このグループのメンバーはほとんどがクラブの反抗的なメンバーで、しばしば通行人を巻き込むほどの喧嘩をした。

クラブの人気が高まるにつれ、ストリートキッズの数も増えていき、治安上の問題が次々と深刻化していった。時を同じくして、ある女性が現れた…

賞金稼ぎ 「ローズ」が世に現れてから、わずか1年でほとんどのストリートキッズを制圧した。 ローズはストリートキッズを引き取るために「街頭兄弟会」を結成し、あるルールを定めた。

「無辜の人々を虐げなければ、何をしてもいい」。

このルールは奇跡的な効果を発揮し、最高評議会はストリートチルドレンの問題をかなり抑えることができた。また、街頭兄弟会はこの包括的な理念のために多くの格闘家を集め、その力はますます大きくなった。

街頭兄弟会を健全に機能させるため、ローズは先見の明をもって都市間高速鉄道プロジェクトに投資し、兄弟会に安定した資金源を与え、元気が有り余っているストリートキッズたちに何かやることと、トラブルに巻き込まれないための手段を与えた。

クラブ間の格闘技術の交流をさらに深めるため、また、クラブの発展においてよく直面する経営上の問題を解決するため、多くのファイトクラブが設立された。

ファイトクラブが設立されようとした時、龍鎮天と虎嘨山が強引にそれを乗っ取ることを企てたが、龍風と虎炎によって阻止された。その後、龍風と虎炎は謎の失踪を遂げた。 その直後、街頭兄弟会の過激派が再び反乱を起こしたが、兄弟会のボスであるローズによって鎮圧され、追放された。

同年、街頭兄弟会は自由兄弟会に再編された。

膠着状態を打破し勢いを取り戻すため、多くの武道館が合流して武術連合が結成され、流派間のコミュニケーションの壁を取り払い、伝統的な武道館を活性化させるための改革が次々と実施された。 しかし、同盟の改革は、武術流派間の根深い違いや保守派の圧力によって、なかなか実行に移されない。

自由兄弟会の本拠地の内外では、その旗印のもとに運行されている都市間高速鉄道が凶悪犯に何度も襲われている。調べによると、彼らは街頭兄弟会の元メンバーで、「ストームトルーパー」と名乗り、自由兄弟会への復讐を主張しているという。

総合コンサルタント会社である「ブラックサンズ・インターナショナル」が、近年の暴力の急増に対処するために最高評議会に雇われているが、ブラックサンズ・インターナショナルのオーナーが、何年も前に政権奪取に失敗した龍鎮天と虎嘨山であるという事実はほとんど知られていない。

最近、格闘家が謎の襲撃を受ける事件が起きているが、いずれも彼らの得意とする格闘術によって倒されている。 目撃者によると、襲撃者は人間ではなく、奇妙な姿の生物だという。 何とも波乱に満ちた年だった………。


【プロローグ】
<プロローグ-1>
虎斗「師匠はどこ行きやがったんだ?今朝からずっと居ないんだが…」
杜康「ほっほっほ。素晴らしい一日は一冊の素晴らしい本から始まる…(その時 師匠は満足そうに写真集のページをめくっていた…!)」
虎斗「いた!!師匠、またなんてものを読みやがったんだ……(師匠から本を奪おうとする)」
杜康「精神を磨く為じゃ(それをひらりと躱す)」
虎斗「精神を磨く…って明らかに老人によろしくないヤツじゃねーか!!」

<プロローグ-2>
杜康「ほっほ!まだまだのようじゃの」
虎斗「見てろよ!キャサリンが戻って来たからな!」
杜康「そううまくいくかの?実力差は歴然じゃぞ」
キャサリン「師匠!また虎斗の雑誌を盗んだのね!」
虎斗「ちょっと待ってくれ!それ俺のか?なんでそんなこと知ってんだよ…」
キャサリン「あんたねえ…誰があんたの部屋を片付けてると思ってんの?」
虎斗「わ…わーったわーった!この話終わり!おい師匠!!とっとと俺の雑誌を返しやがれ!!」

<プロローグ-3>
杜康「うむ!悪くない!流石じゃな」
虎斗「真面目にやらねーとキャサリンにどやされっからな…」
杜康「そうじゃ!お主にふさわしい相手を用意しておいたぞ。八神!こっちに来てこいつを受け取りなさい(雑誌を空中に放り投げる)」
八神「いいだろう!(一人の背の高い男が上空から降りてきた。手には師匠が投げた雑誌を持っている)」
虎斗「八神…なんでお前がここに?」
八神「この際どうでもいい話だ。今重要なのは…この本だろう?取り返すがいい。できるものなら」
虎斗「かかってこい!」

八神「…そろそろ時間のようですが」
杜康「おっとそうじゃった!もう時間じゃな!ワシは行かねば」
虎斗「おいおいどういうことだよ師匠!?俺をからかってんのか!?」
杜康「ワシがそんな人間に見えるか?」
虎斗「年がら年中そんな人間だろ!!」
八神「…まあ…大らかすぎるきらいはあるな。全く世話が焼ける」
杜康「もういいもういい。これだからおヌシらは… 八神!これを虎斗に渡すのじゃ!」
虎斗「一体なんだ?」
八神「ギャラクティカ・ワールド・チャンピオン・オブ・ファイターズの招待状だ。武道の世界に名前を揚げる 偉大な使命が貴様を呼び寄せたのだ!」
【新星リーグ 招待状】
この招待状があれば 1つの新人大会に参加し 世界中の武闘家たちと戦うことができます ご興味がありましたら 名前を記入してください
虎斗「ギャラクティカ・ワールド…ってなんだこれ。 ご大層な名前しやがって(その招待状にハッキリと「新星リーグ」って書いてあるんだけどな…)」
杜康「よし!この話は後でまた話そう!まずは酒を買ってくるのじゃ。喉が渇いてたまらんわい!」

<1-1>
虎斗「ルーキー大会か…どうしようかな…(かわいい女武闘家がいっぱい参加とかしてるのかな…)」
「まあいいや!考えないでおこう! まずは師匠にお酒買ってからだ!」
(そのとき、仮面を被った男が一人、虎斗に向かってきた。虎斗はポケットをまさぐったが…なんと財布が盗まれていた!)
虎斗「へえ…お前…俺の財布を盗んだわけ?(これに素早く気づき 男の肩をひっつかむ)」
(仮面の男は何も言わず、虎斗の制止を振り切って逃走した)
虎斗「待て!そう簡単に逃げられると思うなよ!」

<1-2>
(仮面の男は一心不乱に逃げ、それを虎斗が追いかける。二人が駆けていく方から、青い服の男がこちらに駆けてきた。)
サーティーン「ボス!お助けを!(青い服の男に財布を投げる)」
龍輝「は…!?(すこし驚く)」
虎斗「しまった!仲間がいたのか!」
龍輝「違う!俺はあいつのことなど知らない!」
虎斗「どうだか!さあ覚悟しろ!」

<1-3>
龍輝「もう止めてくれ!誤解だ!俺とあいつは仲間なんかじゃない!」
虎斗「誤解だって?あいつ、お前のことをボスとか呼んでたぜ!?」
龍輝「恐らく…お前に誤解させるために俺を巻き込んだんだろう」
「おい!場所を変えないか?上司が起きたりでもしたらただじゃ済まないからな…」
サーティーン「一体何を話してるんだか!単純にからかっただけだってのッ!(二人の諍いは そう遠く離れていない男の声で遮られた)」
龍輝「一体お前は何者だ?なぜ俺の邪魔をする?」
サーティーン「俺のことなんてどうでもいいじゃねェか… 俺はただアンタの上司が気になっているだけだ。ヤベエヤツらしいじゃねえか!」
「さあ、まとめてかかってこい!」

<1-4>
サーティーン「なるほど悪くない。だが!お前らはまだこんなモンじゃねえだろ!?(2vs1の状況にも関わらず、サーティーンには余裕があった)」
アリス「オラァ!(突然小柄な少女の影が飛び出し、仮面の男に手痛い一撃を浴びせた)」
「サーティーン!いい加減にからかうのは止めなさい!謝りなさいっての!」
サーティーン「謝罪だァ?まずは俺を倒してからじゃねえか?」
アリス「二人とも!まだ戦えるわよね?いくわよ!」

<1-5(中国語版)>
(戦闘前)
サーティーン「ははっ、面白ぇ!(3人で猛攻を仕掛けたためか、サーティーンは押されつつあった)」
ソフィア「はあっ!(突然、一陣の風が彼らの下に襲い掛かったため、その場にいた面々は素早く避けた)」
龍輝「しまった!ソフィアさんを起こしてしまった!」
サーティーン「あの暴れ女にゃあ敵わねェ。ずらかった方がよさそうだ!(一瞬で消え失せる)」
ソフィア「龍輝、休憩時間の邪魔をしていいなんて言わなかったはずよ?(さらなる風が近づいてくる!)」
龍輝「まずいことになったぞ…皆!この場から逃げるんだ!」

(戦闘後)
龍輝「よし!ここなら安全だ!(3人はようやく逃げ切った)」
アリス「あの人は一体…?短気なだけかと思ったら恐ろしく強いじゃない!」
龍輝「ソフィア…俺の友人さ。全てにおいてとてもいい人なんだが…起きた後に不機嫌になるのが玉に瑕だな」
虎斗「不機嫌のレベルを超えてんだけど??」
アリス「それはさておき…自己紹介がまだだったわね。私は争锋武道会のメンバーよ。アリスでいいわ」
龍輝「自由兄弟会の龍輝だ」
虎斗「オレは酔仙門の虎斗」

<1-5(英語版)>
(戦闘前)
サーティーン「ははっ、面白ぇ!(3人で猛攻を仕掛けたためか、サーティーンは押されつつあった)」
八神「そこで戦っているのは誰だ?(突然地獄の業火が彼らの下に襲い掛かったため、その場にいた面々は素早く避けた)」
龍輝「この蒼炎は…八神か!」
サーティーン「クソッ!八神が来たんじゃ分が悪いな。ずらかった方がよさそうだ!(一瞬で消え失せる)」
八神「なぜ貴様らは俺の休憩の邪魔をする?とっとと消え失せろ!(さらなる炎が近づいてくる!)」
龍輝「まずいことになったぞ…皆!この場から逃げるんだ!」

(戦闘後)
龍輝「よし!ここなら安全だ!(3人はようやく逃げ切った)」
アリス「あいつは一体…?短気なだけかと思ったら恐ろしく強いじゃない!」
龍輝「あいつは…伝説の格闘家、八神に違いない。以前ギャラクシーリーグで戦ったことがあるんだが…まったくもって敵わなかった…」
虎斗「それ…本当か?名前すらうろ覚えだぜ」
アリス「それはそうと…自己紹介がまだだったわね。私は争锋武道会のメンバーよ。アリスでいいわ」
龍輝「自由兄弟会の龍輝だ」
虎斗「オレは酔仙門の虎斗」

<2-1>
アリス「さあ見て!面白いことの始まりよ!」
虎斗「面白いこと…って何だ?」
アリス「よくぞ聞いてくれました!二人とも!ついてきて!」

<2-2>
アリス「わあ!着いたわ!ここよ!」
龍輝「それはいいんだが…どこが面白いんだ?」
虎斗「おい!あの仮面ヤローがいるぜ!(近くでサーティーンが背の高い少女と戦っている…)」
アリス「しーっ…静かに。二人の様子を見ましょ」
千葉「私に挑戦状を叩きつけておいて遅れてくるなんて…あなたらしいわね」
サーティーン「向かった先にオモチャがあったもんでな…っと!無駄話はここまでだ。さっさと始めようか!」

<2-4>
千葉(サーティーンと少女の戦いは苛烈なものになった。その素早さと力強さに虎斗と龍輝は呆然としていた)
虎斗「おい!あの仮面ヤロー、妙な術を使いやがるぜ…俺が見たやつだ」
龍輝「あの女の子の力はそれ以上だ。あの仮面の男の妙な術と対等に渡り合っている。それに…かわいいな」
アリス「ね?面白いでしょ?」

<2-6>
千葉「今度も私の勝ちね。もうあきらめる?」
サーティーン「…フン!(何も言わず素早く立ち去った)」
千葉「また来てよね、サーティーン…さん?いつでも相手になるわよ!アハハ!」
「あーあ、汗だくだわ…お風呂お風呂!」
虎斗「いやー…すごかったな!興奮しっぱなしだ!(そのとき、外から異様な音が聞こえた)」
龍輝「一体外で何が…?なぜこんなにうるさいんだ…」
アリス「誰かが面倒ごとでも起こしたのね。確認しに行きましょ!」

<2-8>
サガ「おーい!千葉ー?…来ないな。そこにいるのが俺の相手だな?」
(道場の入り口で、マッチョな大男が叫んでいた)
アリス「あー…またあのデカブツね」
龍輝「あいつ…なんだか強そうな見た目だな」
虎斗「イカつい野郎だなー!いかにも残忍な野郎に違いねえ!」
サガ「千葉が来ないのなら仕方ないな。まずはお前たちでウォーミングアップでもするか!」

<2-10>
アリス「こいつ…すっごく強いじゃないの!(大男の猛攻に、三人は辛うじて食らいついていた)」
サガ「お前たちもなかなかやるな!だが…これならどうかな!(大男は猛然と突進してきた!)」
千葉「どきなさい!(突然三人の前に現れ、サガの行く手を阻んだ)」
「サガ!いい加減に加減というものを覚えたらどうなの?」
サガ「おお!千葉も来たんだな!さあ、戦おう!」
千葉「いいわ!かかって来なさい!」

<2-12>
サガ「どうだ!この技のキレは!」
千葉「サガ!最近本当に実力を伸ばしてるようね!」
サガ「これはただの前菜さ!メインディッシュはこれからだ!」
千葉「見せてもらおうじゃない!」

<2-14>
千葉「ああっ!手痛いダメージね(サガの技は危険さを増していく。千葉は躱しきれず、手痛い一撃を食らってしまった)」
サガ「オオオ…(低い唸り声をあげ、次なる猛攻に打って出る)」
龍輝「危ない!(千葉が正に攻撃を食らおうとしているその時、不意に千葉の目の前に飛び出した)」
(そして龍輝はサガの一撃を喰らう覚悟を決めたが、次の瞬間予想外の出来事が…))
アリス「このデカブツ!やりすぎよ!(虎斗と共にサガを制止させている)」
虎斗「こいつ…我を忘れてやがる!一緒に食い止めねえと!」

<2-16>
千葉「サガ!落ち着いて!(みんなで協力し、なんとかサガを押さえつけようとする)」
サガ「アアア!!(一声叫び制止を振り払う)」
八岐(その時、一人の偉丈夫が突然上空から降り立ち、サガを倒した)
千葉「八岐さん…ここで一体何を?」
八岐「信じてくれるか検討もつかぬが…そこの梁で昼寝をしていたのだ。しかし寝過ごしてしまったようでな」

<2-18>
八岐「今こそ勝機だ!(皆でもう一度サガを押さえつける)」
サガ「グオオ!…ガハァ(再び制止を振り切るも…その後頭から倒れ、動かなくなった)」
龍輝「大男の体力は残っていないようだな!」
虎斗「なんであいつ…急に我を忘れたんだ?」
八岐「解らん…まずは彼を安静にさせることだ」
千葉「皆、手伝ってくれて本当にありがとう。皆の強力がなかったら、大変な目にあっていたに違いないわ」

<2-20>
(戦闘前)
千葉「ところでアリス、この二人は誰?」
アリス「紹介するのをすっかり忘れてたわ…」
「虎斗と龍輝よ。新しく知り合った友達なの」
八岐「すると…なるほど 恋人同士というわけか」
虎斗「違う違う。俺たちそんな関係じゃねーし」
龍輝「俺は小柄な年下の女の子よりも大人の女性の方がタイプだな…」
アリス「あんたってば人の心とか無いわけ!?あんたみたいな奴、こっちから願い下げだっての!」

(戦闘後)
八岐「よし…我はサガを医者の下へ連れていく。先に失礼しよう」
千葉「みんな…手伝ってくれて本当にありがとう。良ければ明日、みんなで揚名酒家でご飯を食べましょう」
アリス「もちろん!大賛成よ!」
龍輝「揚名酒家というと…商店街でもランキング1位のレストランじゃないか!俺も賛成だ」
虎斗「俺も俺も…待てよ、酒家?(なにか重要なことを忘れているような…!)」
「しまった!師匠に酒を買ってくるのをすっかり忘れてた!!先行ってるわ!」

<3-1>
虎斗「ふあぁ…(あくる日の早朝、虎斗は出かける準備をしていた)」
杜康「お?出かける用事でもあるのか?(笑いながら虎斗の傍に出現する)」
虎斗「おわぁ!?師匠って神出鬼没キャラだったっけか!?(突然の師匠の出現に驚き飛びのく)」
杜康「ワシは恨むぞ。酒を買いに行ったと思えば帰ってきたのは日がとっぷりと暮れた後とは!」
虎斗「昨日も説明したじゃんか!昨日はいろいろと予想外なことが起こりっぱなしだったんだ!師匠もとうとうボケたか?」
杜康「かーっ!師匠に対してなんじゃその態度は!卒業したからといってワシが許すと思うなよ!いざ!勝負!」

<3-4>
杜康「なんと!まさか虎斗が…!一日外に出ただけでここまで強くなるとは…!」
虎斗「トーゼンだろ?誰の弟子だと思ってんだ?」
杜康「おヌシは口ばっかり達者じゃな…もうちっと形に残る礼は無いものかの」
虎斗「ところでさ!新しい写真集が本日入荷…だってさ!2冊買ってきていいか?」
杜康「それでこそワシの弟子じゃ!ほれ!財布を持って行ってこい!」
虎斗「そんじゃ行ってくるけど…あんまり飲み過ぎんなよ、師匠!」
杜康「まったく…まあよい。あやつの部屋で雑誌でも読むとするかの」

<3-8>
龍輝「虎斗!こっちだ!(虎斗は商店街についた。そのころ、龍輝とアリスは既に揚名酒家の前におり、虎斗を待っていた)」
アリス「千葉お姉さまもじきに来るわ。先にこれを試してみましょ!(入口に貼ってあるチラシを指さす)」
虎斗「なになに…『三戦突破で店長特製のスペシャルグルメが無料になります!』…だと…?大会記録を持っていない新人武闘家限定の特典か…」
「…お前ら…これにする気か?」
アリス「やってみましょうよ!なんだかおもしろそうじゃない!」
龍輝「食事前の運動は食欲増進につながるぞ!」
顔雪「お客様方ー!メニューはお決まりでしょーか!私は店長の顔雪です!第一試合は私がお相手しちゃいます!5分以内に私を倒せたらクリアーですよー!」
虎斗「よし!いっちょやってみるか!」

<3-12>
顔雪「おめでとーございまーす!第一試合突破でーす!」
龍輝「調理器具を武器に使う相手は初めてだったな…」
顔雪「どーでした?私のパフォーマンスは!」
虎斗「今まで見た中で最高のコックだったぜ…」
アリス「ねえねえ、次は次は?」
華力「次は俺、華力がお相手致します!10分以内に俺を倒せたらクリアーっスよ!」

<3-16>
華力「おめでとうございまっす!第ニ試合も順調に突破っス!」
虎斗「お前の棒術半端ないって!」
華力「またまた~!お客様もお世辞が上手いっスね!」
龍輝「そんな謙遜しなくても…君が棒を手から落としてなかったら、俺は間違いなく負けていたからな」
アリス「遂に!スペシャルグルメまであと一勝よ!」
顔雪「最終戦は私たち二人がまとめてお相手致しまーす!」
華力「15分間耐えられたらスペシャルグルメが3名様ぶん無料っスよ!」

<3-20>
(最終戦は前の2戦とは比べ物にならない難易度だった。顔雪と華力のコンビネーションは至高の域に達しており、少しも崩れた箇所など無かった)
虎斗「さ…最終戦…マジで激ムズだろ…」
龍輝「とうとうお前もマジになったか?」
アリス「えーい!スペシャルグルメを食べるまで、あたしは誰にも止められないんだから!」
顔雪「美食を味わうには根気が少々必要なのです!」
華力「お客様方、お気を付けを!この試合はまだまだ終わっていないっスよ!」

<3-24>
顔雪「こっちでーす!(龍輝の盲点を捕え、数歩ぶんのけぞらせた」
華力「チャンス!(圧倒的な速度で棍を振るい、龍輝へ近づく)」
虎斗「そう簡単にいくかよ!(それを無理矢理躱し、龍輝と共に華力を組み伏せる」
アリス「捕まえた!(扇で騙し討ちを行い、顔雪を捕まえる)」
(全員が全力を尽くして組み合い、戦況はどちらも一歩も譲らなかった)
顔雪「…はーい!試合終了でーす!三名様とも合格でーす!」
華力「文句無しっス!皆さんの実力はよーく示されましたからね!」

<3-28>
(戦闘前)
顔雪「三名様とも流石でーす!私達の負けでーす!」
華力「スペシャルグルメは間もなく来るっスよ!それまで席についてお待ちください!」
アリス「やったー!待ってました!スペシャルグルメよ!」
虎斗「二人とも腰が低いなぁ」
龍輝「俺達は運が良かっただけなんだがな…」
千葉「お疲れ様!すごいわ!(千葉も席に着いた)」
「自力で勝ち取っちゃうなんて!」

(戦闘後)
千葉「それで…皆は今後どうするの?新星リーグに挑戦しない?」
アリス「ええ!挑戦したい!…けど…まだ早いと思うな」
龍輝「新星リーグか…俺にはちょっと…」
虎斗「お…オレは…わからん!オレはただもっと強くなりたいだけさ!」
千葉「そんなに急がないでいいわ。明日、町の西にあるゴビ砂漠に来て。そこでお話しましょ」
「まずは…このご馳走を楽しまないとね!」

<4-1>
龍輝「千葉が言っていたゴビ砂漠は…ここか?(次の日、龍輝はゴビ砂漠に来ていた)」
アリス「アリス!(龍輝はアリスを見つけた。アリスの隣には青い服装の少女がいる)」
「もう戻らないって言ったでしょ!もう纏わりつかないでくれる?(どうやら、アリスはその少女にくっつかれてるようだ)」
龍輝「そんなに強情なのか…そんなに意地をはっているともてないぞ?(その少女からアリスを引きはがそうとする)」
蘇容「あんたには関係ない!(それっきり何も言わず、龍輝を一蹴した)」

<4-4>
龍輝「何故俺に攻撃を?(青い服の少女をひっつかむ)」
蘇容「先輩を連れ去ったから。絶対許さない」
(青い服の少女はありえない角度から一撃を食らわせ、龍輝の拘束から離れた)
龍輝「す…すごい柔軟性だな!?」

<4-8>
アリス「止めて!(アリスが大声で叫ぶと、龍輝と青い服の少女は動きを止めた)」
「蘇容!次そんなことをしたら あんたはあたしの後輩じゃなくなるわ!」
蘇容「先輩…(蘇容は大きなショックを受けたようで、泣きながらその場から走り去った)」
虎斗「一体何が起こってやがる…?(そのころ、ちょうどゴビ砂漠に到着した虎斗はこの一幕を眺めていた)」
アリス「なーんにも!もう大丈夫よ!さっ、千葉お姉さまを探しに行きましょ!」

<4-12>
千葉「みんな揃ったわね!それじゃあ本日のスペシャルゲストを紹介するわ。サガよ!」
サガ「ど…どうも…」
龍輝「あの大男だ!」
虎斗「なんでこいつがここに?」
アリス「お姉さま…一体何考えてるの?」
(サガを見た瞬間、三人は一斉に攻撃を仕掛けた)

<4-16>
サガ「皆!誤解だ!俺はそんな悪人なんかじゃない!(悲しいかな、サガは虎斗、龍輝、アリスの三人に押さえつけられてしまった)」
千葉「あはは…サガ、あなたにもそういう日があるのね」
サガ「千葉!早く助けてくれよ~!」
千葉「それはともかく…サガ、三人の実力のテストに付き合ってね。じゃあ始めるわよ!」
サガ「ゆ…許してくれ~!!(反撃を開始した!)」

<4-20>
アリス「あのデカブツ…前に会ったときとはずいぶん違うわね?」
龍輝「前とは別人のようだな…」
虎斗「明らかに全力を出してないように見えるぜ?」
千葉「三人とも!今回サガを呼んだのはあなた達に武術の指導をする為よ!」
「こんな機会そうそう有ったもんじゃないから、しっかりと教えてもらいなさい!」

<4-24>
千葉「どうだった?サガとの勝負は」
アリス「あのデカブツ…力もすごかったけど、それにしても素早かったわ!」
龍輝「正に鉄壁を相手にしているようだった…弱点なんて全く見つからなかった!」
虎斗「全く凄すぎるぜ!先読み、攻撃、技の切り替え…全てにおいて強力だったな!」

<4-28>
龍輝「…もう無理だ!このまま続けたら疲れすぎて死ぬ…!(体力が尽きたようで、大の字になって倒れた)」
アリス「あたしももうムリ…あたし達じゃあいつに勝つのは無理よ…(アリスも大の字になって倒れた)」
虎斗「そういえば…サガ、なんでこの前我を失ってたんだ?」
サガ「わからない…医者も検討がつかないって言ってたし」
「恐らく…修行にのめり込みすぎてある種の特殊な状態になっていたんだと思う」

<4-32>
(戦闘前)
千葉「サガ!三人の実力の評価をお願いするわ」
サガ「虎斗は基本的な技能が抜群に優れているな。だけど技に関してはまだまだだ。相手を倒すには技が重要だからね」
「龍輝は…なかなかの巧者だ。テクニックには目を見張るものがあるが、基礎が足りていないのが欠点かな」
「そして、アリスだが…」
「…千葉、一体どこでこんなお茶目さんを見つけてきたんだい?」
アリス「は!?ふざけんじゃねえわよ!あたしってそんなにダメダメだったかしら!?ひっぱたくわよ!」

(戦闘後)
千葉「もう!アリス、そんなに怒らなくてもいいじゃないの!サガはあなたの才能を評価しているのよ!」
サガ「はは…女の子を褒めるのは本当に下手くそなんだ」
千葉「アリス、龍輝、虎斗!正直に言って、あなた達の潜在能力は抜きん出ているわ!」
「もし新星リーグに参加してみたいなら、できる協力はするわ」
アリス「するする!頑張って修行しなきゃ!デカブツを倒せなくても、倒せるようになってみせる!」
龍輝「強くて美しい師匠の協力は無下にはできないってことさ!」
虎斗「こんな滅多にない機会を逃したら、絶対後悔するしな!」
千葉「良かった!いい話ができて!あとでいい場所に連れて行ってあげる!」

<5-1>
千葉「ここよ!(小休憩を挟んだ後、千葉は三人をゴビ砂漠の北部にあるとある洞穴に連れて行った)」
アリス「お姉さま、ここって使われなくなった鉱山じゃないの?」
千葉「焦らないで。ついてくればわかるわよ」
(皆が洞穴の中に入ると、そこには多くの武闘家が集っていた。どうやらここをトレーニングに使っているようだ)
虎斗「なんでこんなにたくさんの武闘家がここを使っているんだ?」
龍輝「そこにいるのは…サーティーンか?(龍輝は一人の見知った姿を見つけた)」
サーティーン「ようこそ、修行の洞穴へ!」

<5-4>
千葉「サーティーン、私は3人をここに連れてきたわけなの。決して遊びじゃないんですからね」
サーティーン「あいつらがサガを倒したなんて到底信じられないな…」
千葉「当然よ。私が選んだ精鋭ですもの」
サーティーン「そうと決まれば…お前らに技術指導としゃれこもうか。最初に相手したい奴は誰だ?」
龍輝「まずは俺だ!この前の借りを返させてもらおうか!」
サーティーン「いちいち覚えているなんてな…面白ェ」

<5-8>
龍輝「いい加減逃げるのは止めにしないか?(サーティーンは龍輝から距離を取り続ける戦法をとり、龍輝の体力を消耗させていた)」
サーティーン「そうだな!(龍輝は、自身の体力が尽きかけているのを悟っていた。そして判断を誤り、サーティーンを捕えようとした)」
龍輝「そうとは限らないだろう?(サーティーンは易々と抜け出し、返す手で龍輝を投げ飛ばした)」
サーティーン「力と体力は及第点。スピードと反応速度も申し分なし、と…しかし攻め手に関しては今後に期待、といったところか」
「よし!次は誰だ?」
虎斗「俺が行くぜ!」

<5-12>
サーティーン「オレは何度でも猛攻に耐えられる。まあちょっとしたテクってヤツさ(サーティーンはとめどなく素早い攻撃を繰り出している。虎斗はなんとかそれを躱していた)」
虎斗「俺の持ち味はそこじゃあないぜ!(虎斗は守りを捨て、サーティーンの猛攻を全力で迎え撃った)」
サーティーン「なかなか…ガッツのある野郎じゃねえか!(両者の技がぶつかり合い、互いに数歩のけぞった)」
「力と抵抗力は悪くない。しかしスピードと復元力はまだまだだ。敵を一発で仕留めるお前の戦法にはこのスキルがピッタリだぜ?」
「次はお前だな、嬢ちゃんよ」
アリス「調子に乗ってるのも今のうちよ!虎斗、龍輝!あんたらの仇はあたしが討つわ!」

<5-16>
アリス「女の子だってやるときゃやるんだから!(意外な展開が起こっていた。アリスとサーティーンは互角に渡り合っている)」
「力が足りなければ相手の力を利用する。スピードが足りなければ守ってから反撃に打って出る。これがクレバーなやり方よ!」
「どう?見た?このあたしの方が強いと思わない?」
虎斗「おいおい自惚れるなって。まだまだ互角の状況だぜ」
これは負けず嫌いなのか。戦う勇気はあるのか?
虎斗「来るなら来ていいんだぜ!」
龍輝「君たちが戦いたいなら好きにすればいい。俺は体力を回復しなければ…」

<5-20>
龍輝「二人の体力はすごいな…(龍輝は虎斗とアリスを見て、以前の戦いを思い出し、物思いにふけっていた)」
「そこの仮面のお前、俺ともう一度戦ってくれないか?(突然、龍輝の両目から光が迸る。何かを悟ったようだ)」
千葉「負けず嫌いのお出ましね!」
龍輝「虎斗とアリスはお前に反撃ができる。だが、俺にはそんな力はない。だから…俺はお前ともう一度戦いたい!」
サーティーン「面白くなってきたじゃんか!いいだろうッ!」

<5-24>
サーティーン「悪くない考えじゃねえか!(龍輝はスピードをモノに言わせた戦法でサーティーンと渡り合い、風向きが龍輝の方に向いてきた)」
龍輝「スピードには自信があるものでね」
サーティーン「面白ェ…じゃあもっと飛ばさなくちゃあな!?」

<5-28>
サーティーン「調子はどうだ?」
龍輝「問題ない(そうは言っているものの、実際は少し無理をしている)」
サーティーン「そこだ!(喋った為に生まれた一瞬の隙をつき、状況はサーティーンが有利になった)」
「よーく覚えておくんだな。戦いはまだ終わっていない。一瞬の油断が命取りだぜ?」

<5-32>
(戦闘前)
龍輝「食らえ!(サーティーンの強烈な一撃をもろに食らって倒れた龍輝は、一向に起き上がらない)」
サーティーン「クソッ!やりすぎたか…?(龍輝の怪我の様子を見ようと近づく)」
龍輝「捕えたぞ!(素早く身を起こして飛び上がり、サーティーンを倒して関節を決めた)」
「戦いはまだ終わっていない。一瞬の油断が命取り…だろ?」

(戦闘後)
龍輝「どうだ、俺の技は?(龍輝とサーティーンの戦いは引き分けとなった)」
サーティーン「青二才のくせしていい技を持ってやがる。俺もツイてないようだな」
千葉「あなたが他人の策に嵌められることがあるなんてね?あはは!」
アリス「すごかったわ、龍輝!」
虎斗「お前にそんな手があったなんて驚きだぜ!」
龍輝「素晴らしい日にはハッピーエンドがなくっちゃな!」

<6-1>
虎斗「今日は休みだ!買い物に行こっと!」
「この二日間ずっとキャサリンを見てねえからな…一体何をやっているのやら」
キャサリン「食らえ!(横から突然飛び出してくる)」
虎斗「キャサリン!またおどかしやがって!(あまりにも突然のことだったので、キャサリンの技を必死にガードするしかできなかったのだ)」
キャサリン「あらいい反応!次はこれよ!」

<6-4>
キャサリン「静を以て動を制し、力を以て巧を破る…あんた本当に最近どうしたわけ?」
虎斗「以前はずっと深層心理に隠してた実力ってやつさ」
キャサリン「減らず口は相変わらずね!(関節技をきめる)」
虎斗「いででででで!離せってば~!」
キャサリン「ずっと隠してたってわけじゃないんでしょ?じゃあ私がしっかり見てあげないとね」

<6-8>
虎斗「そんじゃ先に行ってくるわ!絶対ついてくんなよ!(出かけるチャンスを掴んでキャサリンから距離を取る)」
杜康「虎斗、何か忘れてはおらんかの?(突然目の前に現れ、虎斗の行手を塞ぐ)」
虎斗「なんだよ師匠、酒代か?持ってないぜ?」
杜康「違わい!酒の話などしとらんぞ!昨日散々話した件があるはずじゃが…」
虎斗「やっべ!忘れてた!行かなきゃ!(新しい写真集を買っていないことを思い出した)」
キャサリン「師匠…なんか嬉しそうに外へ飛び出してったけど…」
杜康「知らん知らん!大方彼女でもできたんじゃろ」

<6-12>
虎斗「お!あったあった!(本屋に到着し 写真集を見つけた!)」
龍輝「虎斗!気づかなかった…!お前もここに来ていたんだな!」
虎斗「りゅ…龍輝!?なんでお前がここに?(赤面)」
龍輝「俺はだな…お前と同じ理由でここに来た!」
虎斗「え…えっと…(一瞬言葉に詰まる)」
龍輝「俺たちは同じ道を行く同志なんだ。今日は一緒にハメでも外そう!」

<6-16>
龍輝「よし!着いたぞ!ここはこの街で最大のゲームセンターだ!」
虎斗「うわあ…混んでるな(ゲームセンターの入り口は大勢の客でごった返していた)」
龍輝「ここはとても人気なんだ。しかし…いつもはここまで大勢の客はいないんだがな…」
虎斗「なになに… 「争锋武道会の体験入会イベントに奮ってご参加ください。 美人の会長が武道の指導を致します」 …だと!?」
「あそこにいるのは…アリスか?ここで一体何を…」
龍輝「リーグによる新メンバーの勧誘らしいな。見に行ってみよう」
蘇容「話にきく限り良さそうですが…そんなに良いものなんですか?(舞台袖で、青い服の少女が質問をしていた)」
アリス「知らないなら試してみるものよ」

<6-20>
虎斗「あの青い服の子…前にどこかで見たような…」
龍輝「昨日アリスに纏わりついていた女の子だな。俺に敵意をむき出しにしてきた」
アリス「蘇容!もうほっといてよ!(蘇容の関節を押さえつける)」
「それか…あんたも私の入ってる武道館に来ない?千葉お姉さまはとってもいい人なのよ!」
蘇容「いいえ!まだ終わっていませんっ!(驚異的な柔軟性で抜け出した)」
「先輩!今日の私は甘くありませんよ!」

<6-24>
(アリスと蘇容の戦いは未だに続いている)
龍輝「そんな!あの女の子が反撃を仕掛けているぞ!」
虎斗「この前よりも力とスピードが段違いだ…!」
アリス「嫌ぁ!(アリスは蘇容により肩にダメージを喰らったが、それでも蘇容は攻撃を止めなかった)」
虎斗「アリス!気をつけろ!」
(虎斗が叫ぶと同時に、黄色い服の少女がリングに飛び上がった)

<6-28>
龍小莉「その子から手を離して!(アリスと黄色い服の少女は協力して蘇容を捕らえた)」
アリス「蘇容!お願い!目を覚まして!」
蘇容「アァァ!(蘇容は吼えると、力を振り絞った)」
アリス「蘇容!こんなことはもうやめて!(アリスの声は泣いていた)」
蘇容「せ…先輩…(蘇容は動きを止め、落ち着いたようだ)」
アリス「よかった!目が覚めたのね!」

<6-32>
(戦闘前)
蘇容「先輩、傷薬です……その…ごめんなさい」
アリス「いいのよ…それにしても何で正気を失っちゃったのかしらね」
蘇容「わ…わかりません…(どうやら逃げようとしているようだ)」
虎斗「アリス!大丈夫か!?」
龍輝「あの子はやり過ぎてしまったんだ。やれることには限度があるさ」
アリス「あ、蘇容は…一体なにがあったんだろう?」

(戦闘後)
アリス「ところで…手伝ってくれてありがとう!」
龍小莉「大丈夫…あなたが無事なら」
アリス「争锋武道会に入らない?千葉お姉さまはとってもすごいんだから!」
龍輝「どうして戻ってくる前に俺に一言でも言わなかったんだ?(突然話を遮る)」
龍小莉「サプライズがしたかったの!」
虎斗「二人は知り合いなのか?(虎斗とアリスは異口同音に喋った)」
龍輝「おっと!忘れてた!紹介しよう。俺の妹、龍小莉だ!」

<7-1>
アリス「本当に龍輝の妹なの?」
龍小莉「似ていないでしょ?皆そう言うの」
「ふふん…私は小さいころからお兄ちゃんよりずっと有名なんだ」
龍輝「ああうるさい。いい加減にしろ…」
龍小莉「うるさい?この前まで電話で早く会いたいとか言っていたのは一体どこの誰?」
龍輝「お前なあ…(赤面し龍小莉をひっつかむ)」

<7-4>
龍小莉「どう?お兄ちゃん、修行の成果は!(二人は拮抗している)」
龍輝「なかなかいいじゃないか、流石だな!」
龍小莉「ふふふ…(得意げに笑っている)」
龍輝「調子に乗るなよ!これでも喰らえ!(小莉の鼻っ面をひっつかむ)」
龍小莉「お兄ちゃん!痛いよ!離して!」
龍輝「なあに、これはただの悪戯さ!」

<7-8>
虎斗「よしよし!これで戦いは終わりだな」
「なあ龍輝、ゲームをするためにここに連れてきたんだろ?」
龍輝「そうだそうだ!すっかり忘れるところだった!」
「小莉、アリス!君達も一緒に遊ばないか?」
アリス「いいわね!あたし、アーケードゲームは得意なんだから!」
龍小莉「お兄ちゃんが相手をしてくれるなら…私も参加してみるかな」

<7-12>
アリス「ただ遊ぶだけじゃちょっとつまらないわ。ここは勝負といきましょ!」
龍輝「何で勝負するんだ?」
アリス「2チームに分かれて「」ってゲームで対決よ!」
「負けた方が勝った方にスイーツを奢るってのはどうかしら?」
龍輝「なるほど面白そうだ。虎斗はどうだ?」
虎斗「なんだかそっちの方がおもしろそうじゃん?」

<7-16>
虎斗「このゲームには武闘家がいっぱい収録されてるんだな。サガに千葉に、サーティーンまでいるぞ」
「これは……師匠にキャサリン!?二人も収録されてんのか!?」
アリス「この『猎码计划』にはね、有名な武闘家がプレイアブルキャラクターとして収録されてるのよ!」
「あんたから先にキャラを選ばせてあげる!」
虎斗「えらく自信があるんだな?じゃあ遠慮なく!」

<7-20>
アリス「やった!あたしの勝ち!…虎斗、奢る準備をしときなさいよ!」
(アリスはアクションゲームがとても得意なようだ。虎斗を一方的にのしてしまった)
虎斗「参った!降参だ!」
龍小莉「お兄ちゃん、次は私達だよ。準備はいい?」
(小莉はほくそ笑んでいる。何か企んでいるようだ。)
龍輝「ゲームにかけちゃ、俺は負けた試しがないんでね」

<7-24>
龍輝「いいぞ!前よりも長い間もってるじゃないか」
龍小莉「この数年間で強くなったのは格闘だけじゃないんだから!」
「くらえ!こちょこちょ大作戦!」
(龍輝の腰あたりをくすぐっている)
龍輝「おい!なんて卑怯な真似を!」
龍小莉「ただの悪戯だよ。お兄ちゃんだってそう言ってたじゃない」

<7-28>
龍小莉「あはは…お兄ちゃん、私に負けるなんてね?」
(小莉の「こちょこちょ大作戦」の結果、龍輝は負けてしまった)
龍輝「くそっ…俺の負けだ!」
龍小莉「お兄ちゃん達、奢ってくれてありがとう」
アリス「街の南にとっても美味しいスイーツのお店があるのよ!」

<7-32>
(戦闘前)
虎斗「ところでさ!アリス、この前お前にくっついてきた青い服の子は一体誰なんだ?」
アリス「蘇容のことね?あの子は私がアイドルやってた頃に知り合った友達よ」
龍輝「なあ…君ってアイドルだったのか?」
アリス「当然よ!あたし、前まで超人気アイドルだったのよ!」
龍輝「意外だな…こんな小さい子が…とてもそんな風には見えないな!」
アリス「小さいって…ひっぱたかれたいようね?」

(戦闘後)
龍輝「わかったわかった!…俺の何がいけなかったんだ?」
アリス「今後はあたしを小さいとか言わないことね」
虎斗「ははーん、アリスは身長のことをめっちゃ気にしてるのか…わかったぜ」
アリス「へえ…虎斗もひっぱたかれたいんだ?」
龍小莉「アリスさんの身長が低くても、可愛い事には変わりないよ」
アリス「小莉…あんたまでなんてこと言うのよ?」
「ああもうイライラする!全くあんた達ってやつは…」

<8-1>
龍小莉「アリスさん、おこらないで。一緒にスイーツたべよう?」
アリス「あたしは一番高いやつがいい!2コいくわよ!」
龍輝「食欲は底知れずか…ああっ!痛いな!」
龍小莉(龍輝の足を踏みつける)
「お兄ちゃん、アリスさんのぶんは払ってね」
龍輝「全く、スイーツのどこが珍しいんだか…よし!俺が二人をいいところに連れて行ってやる」

<8-4>
アリス(龍輝はみんなをチンピラやはぐれ者のたまり場である谷へと連れて行った)
「ここがあんたの言ういいところなの!?チンピラのたまり場じゃない!」
龍輝「そ…そういうつもりじゃ…」
「前は静かなところだったんだ!ここは俺と小莉、そして他の子どもたちの秘密基地さ」
龍小莉「ねえ、誰かの話し声が聞こえるよ(そこまで離れていないところから、なにやら話し声がする)」
「この声…なんだか懐かしいような…」

<8-8>
アヤ(小麦色の肌をした少女が黄色い服装の少年に軟膏を塗ってあげている。彼女の動きは少し乱暴だ)
バーレット「おい…もう少し優しくやってくれ…」
アヤ「え?あんたそれでも男?」
バーレット「お前こそ女ならもう少し優しくできないものかな」
アヤ「優しく?それくらいあたしにもできるよ!あんたにはする価値がないってだけ!」
バーレット「ああっ!痛いな!(少女が幾分力を込める。少年は痛さに唇を歪めた)」

<8-16>
龍小莉「あの人は…(声のする方へとかけていく)」
「アヤおねえちゃん!(少女のもとに駆け寄り抱き着く)」
アヤ「あなたは…小莉?どうしてここに?」
龍小莉「お兄ちゃんがここに連れてきたの。面白いものがあるからって」
アヤ「龍輝もここにいるんだね?よかった!」
バーレット「ああ…奴が来たのはどういう風の吹き回しだ?」

<8-24>
龍輝「小莉、そんなに走るな…」
「っと。なんでお前らがここに?(アヤと黄色い服の男を見て、違和感を覚えた)」
虎斗「龍輝、こいつらは誰だ?」
龍輝「こいつはアヤ。よくうちに夕飯を食いにやってくる奴だ。」
「で、こっちはバーレット。俺のライバルさ」
「ところで…お前らはどうしてここにいるんだ?」
アヤ「あいつらがいるから…(このとき、凶悪なチンピラ共がみんなを囲んでいた)」

<8-32>
(戦闘前)
龍輝「ここで一体なにが起こってるんだ?(激戦の後、チンピラ共は全て地に倒れ伏した)」
アヤ「最近この町にヤクザがやってきてね。バーレットがお灸を据えてやりたかったんだけど、襲撃されてこのザマさ」
「そのあとにバーレットを助けるために救援を呼んだんだけどさ、ヤクザ共に追われてここに逃げてきた、ってわけ」
(チンピラ共はまだ大勢いる。まだまだ奴らの戦意を喪失させるには至っていないようだ)
アヤ「あのチンピラ共はかなり変わっててね、戦闘力は大した事ないんだけど、いくら倒しても起き上がってくるんだよ」
「ちっ…あいつら、また来るよ!」
(皆が話している最中、倒れていたチンピラ共が起き上がってきた。どうやら完璧に無傷のようだ。唸り声をあげている)
龍輝「みんな、気を付けろ!こいつら…何やら様子がおかしいぞ!」

(戦闘後)
アヤ(またしても起こった大激戦を経て、みんなは襲い掛かってきたチンピラ共を再度打ち負かした)
龍輝「厳しい戦いだった…(チンピラ共の猛攻を受け、みんなは傷を負っていた)」
アヤ「龍輝!あのチンピラ共はね…」
龍輝(いくばくかのチンピラ共がすぐに起き上がってきた。どうやらこっちに襲い掛かってくるようだ)
アヤ「これ以上はキリがないね!ここから離れるよ!」
龍輝(皆は一斉に走り、その場を後にした)

<9-1>
龍輝「あいつらはそうとうタフだ。まだ追ってきてるぞ!」
(包囲から抜け出したあと、皆は森に向かっていた。しかし、チンピラ共は未だに後を追いかけている)
アヤ「気を付けて!(横から飛んできた矢を叩き落した)」
「あいつら…またあたし達を取り囲みたいようだね!」
龍輝「分かれて行動しよう!そうすれば着実に状況を打破できるはずだ」

<9-8>
龍輝(仲間と別れた後、龍輝は地形と彼独自の技術を利用し、チンピラ共の大部分を倒していた)
「あと少しか…(高い木の上に上り、残りをどう片付けようか考えている)」
沙耶「ヤーッ!(突然、奇妙な恰好をした少女が飛び降りてきて、残りのチンピラ共をまとめて倒した)」
「これで一件落着ってね」
「あ!もう一人いた…(龍輝は何故この少女が現れたかわからなかった。少女は龍輝の居場所に気付いたようだった)」
「そこォ!(少女はパンチを繰り出した。すると、龍輝が隠れていた大木は倒れてしまった)」

<9-16>
沙耶「逃げるな!(彼女の拳を龍輝は躱した。しかし、彼女の拳の先にあった岩は粉々に砕けた)」
龍輝「危なかった…!(彼女の動きは単純だが、その恐ろしいまでの力に龍輝は躱すのが難しくなっていた)」
アリス「そこまでよ!(見知った姿が飛び出して、二人の間に割って入った)」
沙耶「アリス!やめろ!ヤツはもう長くない!」
アリス「沙耶!あんたは誤解しているわ!龍輝は悪人なんかじゃない!(その時、別の人物がこちらにやってきた)」
龍輝「一体何が…?」

<9-24>
アリス「みんなとわかれたあとに沙耶と出会ったの。沙耶は追手から逃げる手伝いをしてくれたわ」
龍小莉「お兄ちゃん、私たちも沙耶に助けられたの。それで他のみんなを見つけられたってわけ」
龍輝「なるほど一番運が悪かったのは俺ってことか」
アリス「ええ!あんたって強面じゃない(怖い顔をつくる)」
沙耶「ご、ごめん!(赤面)」
龍輝「いいさ!俺達互いについて全く知らなかったもんな!」

<9-32>
<戦闘前>
龍輝「これで危険はなくなった…が、秘密基地に隠しておいた酒は持ってこれなかったな」
アヤ「それってこれのこと?(どこからともなく酒瓶を取り出す)」
龍輝「お前…なんでそれを…!!」
アヤ「あの無鉄砲なやつの応急処置用にね。消毒用アルコール代わりにさ(アヤがそう話している間、バーレットはちょっと赤面した)」
龍輝「こんな災難の後にお酒が残っているなんて僥倖僥倖!運に見放されてなんてなかったってわけだな!(酒瓶をとる)」

<戦闘後>
アリス「あんたの言ってた「スイーツよりもいいもの」って、このお酒ってこと?」
龍輝「半分正解だ。ただしこれは俺のじゃない。小莉のだ」
龍小莉「私の?もしかして…」
龍輝「その通り!これはお前が留学に行く前に俺にくれたプレゼントだ!結局飲まず終いだったんだけどな」
「お前が帰ってきたんだ、これこそ呑む機会じゃないか!」
龍小莉「お兄ちゃん!…最っ高!(龍輝に飛びついた)」
「待って!流石に独り占めにはできないよね。皆も飲もう!」

<10-1>
虎斗「アリス、お前と沙耶はどこで出会ったんだ?」
アリス「急に何よ?」
龍輝「お前が森で迷子になって、沙耶に助けられたのか?」
沙耶「逆だよ逆!でもそんな単純な話じゃないよ」
龍小莉「なるほど、二人が仲良くなるまでにはけっこうな顛末があるに違いないね」

<10-8>
アリス「はいはいわかったわよ!話せばいいんでしょ!(皆が何度も聞くので、アリスはとうとう折れた)」
「一年前、私はある依頼を受けたの。奪われた荷物を追えっていうね」
「調査はスムーズにいって、在処を発見することに成功したの。それで郊外まで追いかけたんだけど…」
沙耶「そこでアタシ達は出会った。アリスはアタシを犯人だと勘違いしたんだ。そしてアタシ達はバトったってわけ」

<10-16>
アリス「本当は早く片付くと思ったのよ!でも沙耶の力は想像以上でびっくりしちゃった。だからまずは沙耶の体力を削ろうとしたの」
龍輝「ああ、沙耶の力は俺もわかっているさ(沙耶に倒された大木のことを思い出した)」
沙耶「アタシも同じ。かわいいアリスの動きはまるで素早いツバメ!アタシの拳はなかなか当たらなかったんだ」
虎斗「それな!アリスの動きはツバメに似ているだけじゃねーぜ!あとは…」
アリス「虎斗!」
虎斗「あーすまんすまん!話を続けてくれ」

<10-24>
アリス「あたし達の戦いがピークに達したそのとき、突然矢が何本か飛んできたの!」
龍小莉「二人を狙ったやつがいたの?」
アリス「そ。その正体は……依頼人だったわ」
沙耶「あいつがアタシをそこで捕まえたんだ」
龍小莉「沙耶…つかまっちゃったの?」
沙耶「昔の話だよ。悲しい話…(沙耶はうつむいている。泣いているようだ)」
龍輝「それで、そのあとどうなったんだ?お前たちはどうやって逃げたんだ?(沙耶の情緒不安定な様子を見て、話題を変えようとする)」

<10-32>
<戦闘前>
アリス「あたしと沙耶は隠れて情報を交換して、そこで嵌められたということに気が付いたの」
「依頼人の正体は賞金稼ぎ。特殊能力を持った人を捕まえているやつよ」
沙耶「アタシはヤツのエモノの一人。力を持っていたお陰でなんとか逃げ出せたんだ」
アリス「そして、真実を知ったあたし達は、この悪党に落とし前をつけさせることに決めたのよ」
「あたし達は怪我を負っていたから正面きっての戦いは無理。だから非常手段に打って出たの」
龍輝「…なんとなく想像はついた」

<戦闘後>
アリス「まあ結局、あたしと沙耶は賞金稼ぎに落とし前をつけさせることに成功したわけよ」
沙耶「そんでもってヤツの隠れ家も見つけて、捕まった人たちを解放したんだ」
龍輝「イイハナシダナー」
沙耶「残念なことに、あの悪党は逃げたけどね(不満げな語気だ)」
アリス「沙耶、あたし達はたくさんの人を救えたのよ!それでいいじゃない!それに…」
沙耶「それに?」
アリス「あたし達、友達になれたじゃないの!ふふっ(いたずらっぽく笑った)」
沙耶「あはは、確かに!(幸せそうな笑顔だ)」

<11-1>
沙耶「大通り沿いに北にいけば戻れるよー!(みんなを森から送り出している)」
龍輝「沙耶、お前も俺達と一緒に行かないのか?」
沙耶「アタシは森の方が好き。街は…アタシには合わないよ」
龍輝「そうか?家に招待したかったんだがな…まあいずれにせよ、ありがとうな」
アヤ「あたしとこいつからもお礼を言わせてもらうね!あんたの助けがなかったら、無事では済まなかっただろうから…」
沙耶「そんな気を使わないでいーよ!だってアタシ達、友達じゃん!(満面の笑みだ)」

<11-8>
アヤ「やっと戻ってこれたね!(みんなが街に戻ったとき、日はとっぷりと暮れていた)」
バーレット「痛ッ…!!(突然の痛みに叫んだ)」
龍輝「奴の状態が悪くなっているな」
アヤ「まずはこいつの治療をしないとね…それはさておき、皆、助けてくれてありがとうね!いつかお礼するからさ!」
千葉「アリス!(アヤとバーレットが去って間もなく、遠くはない距離から千葉の声が聞こえてきた)」
アリス「お姉さまね!ただいまー!」
千葉「アリス、どこにいたの?なんでそんなに傷だらけなの?(心配そうに見つめている)」
アリス「それは…話すと長くなるんだけど…」

<11-16>
アリス「かくかくしかじかで…(事情を説明している)」
千葉「あなた達、今日はほんとに色んな事があったのね」
「よし、まずは武道館に戻りましょう」
虎斗「いや、俺はパス。俺は家に戻らなきゃ。キャサリンが恐ろしくて仕方ねえや」
アリス「きっとあんたのことが心配でたまらないのよ!」
虎斗「わかっちゃいねーなアリスちゃんよぉ。キャサリンは千葉みてえな優しさなんて持ち合わせちゃいねえんだ」
キャサリン「虎斗?私の悪口を言っているようだけど??(虎斗が言い終わらないうちに、背後に突然現れた)」

<11-24>
虎斗「おいおい落ち着けよ!そういう意味で言ったんじゃ…」
キャサリン「なにを落ち着けっていうの?私が千葉みたいな優しさを持ち合わせていないって言ってなかったかしら?」
「あら?何よその傷。誰にやられたの?」
虎斗「それは…マジで今日のオレとことんツイてなくて…」
アリス「あはは!あたしの身長をからかった報いよ…」
キャサリン「はあッ!(とつぜんキャサリンが蹴りを見舞った。狙いはアリスだ)」
千葉「キャサリン!やめなさい!(これを躱した)」
キャサリン「さーて、虎斗を傷つけた報い、受けてもらいましょうかねえ!」

<11-36>
(戦闘前)
千葉(キャサリンと千葉は戦いを繰り広げている。両者とも一歩も引かない)
アリス「虎斗…これ、どうするの?」
虎斗「二人を止めねえと!!」
龍輝「俺達の実力じゃ二人には遠く及ばんぞ」
虎斗「やってみなくちゃわかんねえだろ!(激戦を繰り広げている二人の間に割って入る)」

(戦闘後)
虎斗(危険を顧みない虎斗の行動に、キャサリンと千葉は戦いを止めた)
「キャサリン!お前はとんでもない勘違いをしているぜ……(キャサリンに自分の傷の原因を説明する)
キャサリン「ごめんなさい、アリス。私が悪かったわ。どうとでも罰してちょうだい」
アリス「ええと…お姉さま、どうすれば…(キャサリンの態度の変わりように驚いている)」
千葉「そうね…キャサリンに特訓に付き合ってもらうってのはどうかしら?」
キャサリン「特訓?それでいいの?私なら全く問題ないわ」
千葉「よし!じゃあ皆、戻って休んで、傷を直してちょうだい。3日後に特訓を始めるわよ!」

<12-1>
龍小莉「お兄ちゃん…お兄ちゃん!起きて、今日は特訓の日だよ!」
龍輝「特訓?3日経つのって早いなあ」
龍小莉「早くしないと遅刻しちゃうよ!」
龍輝「そんなに急かすなよ!まずは顔を洗わせてくれ」

<12-8>
龍小莉「よかった!間に合った!(龍輝と龍小莉は急いで向かい、集合場所に到着した)」
千葉「みんな揃ったわね!じゃあ…今回の特別講師、キャサリンを紹介するわ!」
キャサリン「キャサリンよ。今回はエレメントパワーのコントロールの仕方を教えるわ」
アリス「ちょっと待って!質問いいかしら?エレメントパワーって、何?」
虎斗「エレメントパワーってのはこの世界を構成する基本的なエネルギーのことだ。お前、もとよりお前の周りの環境には全てエレメントパワーがこもってるんだぜ」
龍輝「エレメントパワーは風、林、火、山、陰、雷の六種類に分けられるんだ。人の体内にはそのうち1種類のエレメントパワーがこもっている」
龍小莉「エレメントパワーを使いこなすことでさらに速く、強く、鋭くなれるの。武闘家は必ず学ぶ高等テクニックなんだ」
千葉「もちろん、エレメントパワーの使い道はそれだけにとどまらないわ。キャサリンと実践訓練をしてあなたたちに教えましょう」

<12-16>
キャサリン「エレメントパワーが違うと、所有者にもたらす恩恵も違うのよ」
「私と虎斗のエレメントパワーは火。攻撃に更なる破壊力をもたらすエレメントパワーよ」
千葉「私と龍輝のエレメントパワーは風。動きと反応速度がさらに加速するエレメントパワーね」
龍小莉「私のエレメントパワーは山。強固な防御力と制圧力は正に山の如しってね」
アリス「私は?私のエレメントパワーは何なの?」
キャサリン「アリス、今は集中する時よ。深呼吸して、周囲にある自然の息吹を感じるのよ」
「呼吸でその息吹を体内に導いて、あなたの中に眠っている力を呼び覚ますの…」
アリス「感じとれた…この力は、まるで雨のあとの草木のような清々しい感じ…」
キャサリン「そのエレメントパワーは林ね。あなたに強力無比な敏捷性をもたらすわ」

<12-24>
キャサリン「じゃあ次は、エレメントパワーを一点に集中させなさい!さあ早く!」
アリス(キャサリンの声に促され、エレメントパワーを溜め始めた)
キャサリン「そして、そのエレメントパワーで全身を覆うのよ!」
「千葉、あとは任せたわ」
千葉「さあアリス、準備はいいかしら?雨が降るわよ!」
(エレメントパワーを操り、アリスに向かって矢の雨を降らせる)

<12-36>
(戦闘前)
アリス「お姉さま…あたしをここに連れてきたのって…まさかボコるため?」
千葉「まさか!傷ひとつないように見えるけど~?(どこかウザい言い回し)」
アリス「あ!ほんとに無傷だ!これがエレメントパワーの力ね?」
キャサリン「これこそエレメントパワーよ!それは鋭い矢にも、堅牢な盾にもなるの」
「なかなか上出来ね!エレメントパワーの安定性、強度、チャージ速度、全てにおいて抜きん出ているわ!」
「じゃあ続きといきましょう。他のみんなも準備はいいわね?」

(戦闘後)
虎斗「千葉パイセン…すっげー!」
龍輝「ギリギリ踏ん張ることができた…」
龍小莉「千葉さん…多分手加減してるんだと思うよ」
キャサリン「虎斗はムラがある。龍輝は強度不足。龍小莉はチャージ速度が遅い…(容赦なく評価をつけている)」
虎斗「キャサリン!お前なんでアリスに忖度してんだよ」
キャサリン「だってあの子は天才よ?」
千葉「ウォーミングアップは終わりね。ここからはトレーニング本番よ」

<13-1>
アリス「お姉さま!これがまさかフツーのトレーニングなんて言わないわよね?なんでこんなところに…」
(千葉とキャサリンはみんなを街の西にある荒野に連れてきた)
千葉「皆!エレメントパワーを溜めてみて!」
龍輝「やってみるか!(エレメントパワーを溜めはじめた。前よりも少し強くなったようだ)」
キャサリン「なかなかいいわね。ちょっと試してみましょうか」
千葉「くらえ!(千葉とキャサリンは同時に龍輝に攻撃を仕掛けた)」

<13-12>
龍輝「どうなってるんだ?攻撃を…防げたぞ(千葉とキャサリンの二人がかりの攻撃を食らったはずだが、龍輝には傷ひとつついていない)」
龍小莉「お兄ちゃんすごーい!」
アリス「龍輝って元々こんなに強かったかしら」
虎斗「キャサリンの攻撃を防げた…!やるじゃねえか龍輝!」
キャサリン「まあまあってところかしらね。ここにある豊富なエレメントパワーをコントロールしたから攻撃が防げたのよ」
龍輝「俺がすごいわけじゃないのか…(少しがっかり)」
千葉「いえいえ、龍輝の技術もよかったわよ!周りの環境にあるエレメントパワーをうまく利用することは、武闘家なら必ず覚えておかなくちゃいけないことだからね」

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