カオスファンタズマ Re:辺獄篇 第3区画 戦闘ログ④

.
ドグマ「―――――……本部へ通達!こちらレギュレイター本陣!ただいまカーディナルゾーン・第3区画へ到達!調査対象『ロギア』の封印ポイントである第4区画まで着実に進行中。このまま作戦を続行する。(耳元のインカムに手を当てながら大軍を引き連れて大きな広場を進行していた) 」

ガトウ「第2も本陣へ合流する!(異なるルートからガチャガチャと金属音を鳴らしながら合流する)……渋谷たちチーム・Liella!を置いてきてしまったが…あいつにはあいつの戦いがあるからな。心配せず行くぞ、お前ら…!(背後に続く第2の面々を鼓舞する) 」

レヴィ「おうっ、ガトウ団長!ウチも絶好調だよ! 」

ベルーガ「ルクエス団長がオムニバスより奪取したカーディナルゾーンの全面図があったのは幸いだった。 お陰でここまで厄介な敵と接触・抗戦することなく来れたのだからな。(左目に装着されたモノクルを輝かせる) 」

マルタ「レヴィ先輩、緊急キットも万全なので万が一の際はウチに任せるけんね! 」

アサギ「………(師匠…先輩… こんなことになってしまったのに結局まだ来ないんすね…)……フルフルッ!いいや、こーゆー時こそアタシがしゃっきりすべきっすよね。(雑念を払うように首を振るい、それによってズレた眼鏡をくいっと上げ直した) 」

ラタリア「……アサギ……(緊張感が迸る決戦の舞台。今まで幼稚な一面しか見せなかった幼女の姿をした女性が、はじめて我が子を案ずる母性的な眼差しでその背を見つめていた)………うんっ、らいじょうぶそうらね。しっかりお姉さんになってるら。(ふふっ、と密かにほくそ笑む) 」


ギ  ュ゛  オ゛  ン゛  ッ゛  ――――――――――――――― (滞りなく作戦を実行する為に進行する軍勢。 その遥か前方の真っ暗な空間に突如として浮かび上がった翡翠色の輝き。小さな光の塊がまるで「目」のように映し出されたその正体は恐らく重瞳。そこからさらに下へ下へと延びるように同色のラインが伸び出していく。発光するラインによって、真っ黒な景色に溶け込んでいた正体が―――――『巨大な何か』であることを誇張していた)


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ … … ッ゛ … … ―――――  !  !  !  !  (その時だ―――大地が震えを起こす。電脳空間をも震え上がらせる自然現象。それは眼前に現れた光の体現者に由来するものだと誰もが気づく――――)


9S「―――――!前方250m先に未確認物体を検知!この反応は……『機械生命体』…ッ……!?ぐッ…この揺れ……かなり大規模な個体である可能性が…く…ッ……!(バイザー越しに前方に現れた得体の知れない眼光を検知しつつ、徐々に強まる揺れに耐え凌いでいる) 」

アルタール「What…!?『アレ』が……機械生命体だって…っ…!?にしてはBig……いやGiant……!!とんでもない巨人 -titan- ネー…!!(宇宙ヘルメットの頭部を両手で押さえつけながらがに股姿勢でパニックになっている) 」

フロール「……大きすぎる……修、いや……応戦が必要か……タンクを先頭にして、全員下がって戦闘態勢!!敵は”大物”です!!(弓型のガジェットを構えながら、その先を見据え) 」


ズ シ ィ ン … ッ゛ … ズ シ ィ ン … ッ゛ … ―――――― ズ シ ィ ン … ッ゛ ! ! ! (地響きと共に動き出す『巨体』が少しずつレギュレイターの面々に向けて侵攻している。頭部と思わしき部位にて怪しく輝く重瞳が不気味に左右へ揺れ動き、近づくごとに彼らの戦意を少しずつ蝕むように輝きを強めている。そうして現れたものこそ――――――)


デス・メテオ「  ォ゛  ォ゛  ォ゛  ォ゛  オ゛  オ゛  オ゛  オ゛  オ゛  オ゛  オ゛  オ゛  ッ゛  !  !  !   (不気味に輝く翡翠色の眼光。その巨大な影の正体こそ、漆黒のボディーを持った恐竜を彷彿とさせるような外観をした超巨大機械生命体。重瞳のように見えていたのは頭部目元に覆われるように装着された穴開きカバーから漏れ出した眼光によるものであった。そして特筆すべきは両腕に装備された鋭利なクロー。全面的に戦闘に特化されたであろう巨大な怪物が、圧巻な存在感を放っていた―――) 」


――――――――― オムニバス "究極兵器" 『 デス・メテオ 』




アサギ「 ッ゛ ――――――― ! ? (デカい―――圧倒的な超規模の機械生命体を前に、自身をはじめ多くの兵団が一瞬言葉と思考を放棄した。今まで対峙してきた度の機会生命をも遥かに超える質量。そんなものが、この電脳空間に潜んでいたという事実に驚きと恐怖を隠し切れなかった) 」

ラタリア「……………デカすぎるら…っ…… まさか、これも……『オムニバス』の……ッ……!?(見上げ続けると首を痛めるほどの高さを誇る超巨大な怪物に瞳孔が縮む) 」

マコト「なんだってんだあれは…!バケモンか…!? 」

ガトウ「……俺ァ今までな…自分よりもデケェもんにぶち当たってきた。中学時代に樋熊を、高校時代にジョーンズを、大学時代には重機を持ち上げたりしてな… だが、こいつはそんな俺の人生においてぶっちぎりで越えてきた…ッ!なんなんだ…このデカブツ…ッ…!!んなもんがあるなんて聞いてねェぞ…!!(滴る冷や汗と武者震いの最中、未だ出会ったことのない超規模の相手に思わず口角が吊り上がる) 」

ストルット「(軍用のチョコバーを齧りながら、その余りにも巨大な体躯を見上げ)………デカすぎんだろ…………帝国の機械にだって、あんなデカいのはいなかった………ブルってやせちまうよ…… 」

レヴィ「確かに…っ……!今までさんざん戦ってきたゼレオロスの兵器…ゼレオロイドの比じゃないよこれ…ッ…!? あんなのとどうやって戦うのさッ!? 」

五鬼上「ハリボテじゃあなさそうですね。感じましたよね?さっきの地響き。ちゃんと相応の重量質量を持つ化け物が相手になってくれた訳です。 ……いや、まあ、どうしましょうか……よく言うのは末端から削っていくとか、弱点、核となる部分を破壊するとかですが……接近戦は危険そうですねえ、タンクなのでやりますけれど(大盾を前面に展開。隊員たちの最前列へと躍り出る) 」

オレンジ侍「クソッ…!!ヘルヘイムの森でもあんなバケモノに出会ったことがねえってのに…!やるのか…やるしかねえのか…!? 」

腹筋崩壊太郎「攻撃はすべてこの私が全力でガードします!!この腹筋☆パワーで!!パワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!ヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!(自らに闘魂注入) 」

ツクモ「…………スルーできませんかネ? 」

ロジェスティラ「٩(ᓀ‸ᓂ)۶ (何が来ようが頑張ります。死んだら司令官のせいです、あーあ という顔) 」

うちはサスケ「(……ふざけ半分で知らない奴らについていくんじゃなかったぜ……) 」

フィノ「破壊……は現実的じゃない。だがここを通過したとて、先に待ち構えてるエゼルダーム構成員と追撃してきたこいつと挟み撃ちになるという最悪のパターンも想定される……。  機能停止まではしておきたいところだ。ええい今こそ唸れ!!アイアン=アンサツ!! 」

アンデシュ「彼の言う通り、挟撃される危険性もありますし、隊を分けたとしても……最悪、各個撃破されるかもしれません。ここで全力で当たるべきでしょうね……他の隊とも、もっと合流したかった所なんですが 」

チャドルゴ「緊急事態につき、第8調査兵団はこの私チャドルゴ・ドグゥナエルが取り仕切る。団員諸君、戦闘態勢。 」

ヴァニラ「うっせージジイ、でしゃばんなよ。(愛銃「リリィ」を手にな目腐った態度で前に出る) 」

パティルス「はぁぁぁ……♪これはこれは…最高に楽しい玩具を用意してくれたものね…♪(絶望を通り越して狂気に嗤いながら、二丁拳銃「アメシスト」を抜き取る) 」

マコト「負けるわけには、行かねぇんだよ…!(バットを構えつつ前に出る) 」

アサギ「………―――――― グ ッ (それでも、固唾を呑み込む。恐怖と共に。鋭く光る眼鏡から垣間見せた眼で頭上遥かの敵を睨み上げ、自身のガジェットを手繰り寄せると共にスコープに捉える)―――――― 先輩、それでもアタシはやってみせるっすよ…! 」

デス・メテオ「          ズ            ッ゛            (そして巨大な悪魔が動き出す。侵入者を徹底的に排除するための殺戮兵器としての機能を全うするために。獰猛な爪を持つ両腕を広げ、拓かれた大きな口で喰らいかかる様に襲い掛かった――――――――) 」


――― Vs. 【オムニバス】 "蹂躙兵器" デス・メテオ ―――



ドグマ「――― 各部隊、散開せよッ!!タンクは前衛に回り防衛態勢を維持!戦闘員は敵武装の射程範囲外より攻め落とすのだ!(大剣型ガジェットを手に高らかに突き上げ、突撃していく) 」

9S「ッ…敵は超巨大機械生命体…なら…!第1調査兵団9Sより、ラボへ通達!『ユニット』の出撃申請!座標ポイントへ早急に転送してください!(見上げる程に巨大なデス・メテオの同行を伺いながら、耳元のインカムに手を当てて叫ぶ) 」

デス・メテオ「  ズ シ ィ ン … ッ゛ … ズ シ ィ ン … ッ゛ … ! !  !  (巨大な足を数歩動かすだけで大きな地響きが引き起る程の、圧倒的な巨体を誇る超巨大な起動兵器。これまでレギュレイターの面々が対峙してきたゼレオロイドを遥かに凌ぐ巨大さとスペック、そして、その攻撃的な外見デザインは彼らの戦意を喪失させるものであった―――) 」

フロール「タンクを再前衛に、即時戦闘態勢を!!防御・回避の手段の無い者は絶対に近付かない様に!!―――装甲が厚い、一気に攻め落とすのは難しい、か……(弓型のガジェットを展開し、高速の魔力矢をデス・メテオへと連射しながら、敢えて隊列からは離れた方向へと駆け出す) 」


ヒ ュ ゴ オ オ ォ ォ ア ア ―――――― ッ ! ! ! (9Sの要請から3分も経たぬうちに、上空より戦闘機らしき影が戦場へと飛来する―――)


五鬼上「はいはい、こちら第七兵団タンク、五鬼上了解…………流石にちょっと嫌ですねえ、あんなのの相手は初めてですし……まあ、仕事しないと、ですね(身の丈以上のサイズを誇る、巨大な盾型のガジェットを展開。部隊の再前衛へと飛び出し、デス・メテオを睨む)……いやぁ、デカいなぁ 」

9S【飛行ユニット】「(来た―――!)( ヒ ュ バ ッ )(こちらへ徐々に接近する戦闘機を見据えると、タイミングを見計らい大跳躍してコクピットへと飛び乗った)――――「飛行ユニット Ho229 Type-S」!機動形態と同期しますッ!( ガ チ ャ ァ ン ッ ! )(黒い戦闘機が起動音を立てながら瞬く間に人型形態へと変形。そのコクピット部に自らが入り込むことでユニットとの合体が完了する) 」

9S【飛行ユニット】「僕が陽動を仕掛けます! ブレード展開ッ!!はああぁぁぁーーーッ!!!(右腕に装着された大型ブレード。大型機械生命体ならばいとも容易く切断できるほどの破壊力を有したその武装を振りかぶり、デス・メテオの頭部に向けて瞬く間に飛翔。その首元へ強烈な一閃を叩き込まんと迫る) 」

仮面ライダーアギト&氷川さん「なんてデカさだ。……でも、俺たちでなんとかしましょう!(隣にいる氷川もG3-Xの仮面の下で、正義の炎を瞳に燃やす。進化による肉体変化と、人類科学の粋を組み合わせた蒼い装甲に身を包んだふたりの男は、各々バイクに乗りながら並走。巨大な図体に回り込むように巧みなバイクさばきで疾駆する) 」

リティス「了解。防衛体制を展開。(シュドドドドドドッ――――!)(自らが操る6基のシールドビットを遠隔操作で巧みに操り、一部隊を丸ごと覆う程のドーム状のエネルギーシールドとして展開する) 」

オレンジ侍「(同じくバイクに乗り、アギトたちとは別方向へと回り込んでいる)機械は果汁が弱いだろ!!待ってろ!今すぐぶっかけてやる!! 」

ストルット「や、やるしかねえ………!!!体脂肪率だったら負けちゃいないんだ……!!!ウオオオアアアアアアアアアアアア!!!!!!(大鉈型のガジェットをグレネードランチャー形態へと変化させ、デス・メテオに向けてとにかく連射する) 」

ラタリア「私は敵機体の解析作業に集中するのらッ!!メカニック各位!このスキャニング端末を、敵機体の指定部位に差し込むよう各団の戦闘員に共有してほしいら!(招集したメカニックの面々に小型端末を幾つか支給していく) 」

デス・メテオ「 ズ シ ィ ィ イ ン … ッ … ――――― グ ゥ ォ オ オ オ ン ッ ! (フロールの矢、ストルットのグレネードランチャーが股間部に直撃するが、やはり装甲には傷一つついている様子はない。一方、様相を仕掛ける9Sやアギト&氷川さん、そしてオレンジ侍たちを見据えるとまずはその巨大な右腕を大きく振りかぶり―――)―――――― ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ァ ァ ァ ア ア ッ ! ! ! (右腕に備わる鋭利なクローで足元をバイクで旋回する者たちを切り裂かんと爪跡を残すが、その攻撃範囲はあまりにも広く、周囲の前衛陣さえも吹き飛ばす勢いであった) 」

アサギ「うっす!ならこれを…――― カ シ ョ ン ッ (ラタリアから受け取ったスキャン用の小型端末を、自身のガジェットの銃口に設置。デス・メテオの胸部に照準を合わせると―――)――――― ズ ド ォ ア ン ッ ! (――狙撃。まずは胸部に端末を打ち込むことに成功させる) 」

ベルーガ「ラタリア博士が仰っていた端末はそれか。よこせ。(無名の自陣のメカニックから受け取った小型端末を自身のスナイパーライフル型ガジェットに装填する)―――――― ダ ァ ン ッ ! (狙いを右肩に定め、その部位に端末を撃ち込む) 」

仮面ライダーアギト&氷川さん「────(巨大という概念すら超えた重圧感。もはやそれは攻撃ではなく抗いがたい災害。力任せに腕を振るという単純火力は容赦なく眼前の地面を抉り粉塵をまき散らしながらこちらへ飛んでくる)うう、クソ!行きます! ハ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア !!(ウィリー状態で前輪を上げ、勢いよく宙へ飛ぶ)ズガァァァアアン!!(背後から攻撃による爆破が繰り広げられそれが1カメ、2カメ、3カメと視点を変えて映える) 」

アルタール「Ouch!!!!!!!!!!!!!! とんでもなくパワフルだッ…!!(デス・メテオのクローによる薙ぎ払い、その余波だけで後方へと横転するように吹き飛ばされる) 」

オレンジ侍「おっと、あいにく俺はそんなんじゃビビったりなんかしねえ。はぁ!!(急な方向転換、そのままデス・メテオの右腕に乗っかり)でやぁあああああああああ!!(超人じみたバイク走行で駆け上がっていく。地面とは違い常に動き轟く足場をものともせず、胴体部まで昇ると)機械は果汁に弱い!!俺に任せとけーーーーーーー!!!(放出したエネルギーを輪切りにしたオレンジというイメージにして顕現し、大回転を繰り出すことで生まれる果汁が、デス・メテオにまんべんなくかかっていく) 」

チャドルゴ「狼狽えるなッッッッッッ!!!!!!臆せば敗ける!!攻撃は最大の防御なり!!司令官の命令は絶対である!!!往けッ!!!かの敵を討ち取るのだッ!!!!(無名の戦闘員たちに情け容赦のない突撃命令を下しては、時折手にしていた仕込み杖をカツカツと地面に叩きつけて特攻を促している) 」

うちはサスケ「……何であれがここに……ッ!!(しれっとレギュレイターに混ざっていたサスケが、その威容を見て冷や汗を垂らす。間違いない。かつて戦ったデストロイザウラーの同型機だ。この戦力でアレに勝てるのか?そんな思考が脳裏に過ぎる)……やるしかねえ……!!(この場で唯一、アレの脅威を既に正しく理解している自分がやるしかない。幸い今回は……自分は万全だ) 」

ガトウ「 ぎ ィ゛ ッ゛ ッ゛ ッ゛ ! ! ! (――――――― ガ  ッ゛    ギ   ィ゛    イ゛   ン゛ッ゛ !  !  !  !  )(逃げ遅れた団員を庇うべく、頑丈な鉄盾のガジェット「鋼城《 ルーク 》」を手に身を乗り出し、デス・メテオの薙ぎ払いを真っ向から受け止めることで団員の撤退、その時間稼ぎを行うが…)……ッ゛ ぎィ゛……!!!重゛ッ゛…… ! ! ? (逃走中クリア後のバルテウス戦で受けた衝撃とは比べ物にならない重圧的な衝動に辛うじて耐え切っているが、その初手の一撃で直感する。まともなガードは自身の筋力をもってしても"不可能"だと―――) 」

デス・メテオ「 グ グ グ グ グ … … ッ … ―――――― ! (薙ぎ払った挙動の反動は大きく、元の態勢へ戻るのにはかなりの時間を要する。機動力は乏しい…しかし、繰り出される一撃の重みは即死級にも匹敵する。初手の一撃でその事実を思い知らせる)  グ ゥ ゥ ォ オ ン ッ ! (己が体に飛び乗る仮面ライダー組を緩慢な挙動で振り払う。その際、胴体部の一部にかかったオレンジ侍の果汁が内部に浸透し始める――――) 」

9S【飛行ユニット】「くッ――――――!(振り払う動作で暴れるデス・メテオから距離を置くように後退飛行)はぁぁぁあああッ!!!(――――シュドドドドドドァッ!!!)(搭載されたミサイルポットを一斉射出。大量のミサイル群が次々とデス・メテオの頭部に撃ち込まれる) 」

五鬼上「ぐ っ゛ ………うぐう゛う゛う゛う゛っ ! ! ! !(ガリガリガリガリガリガリ!!!!!)(果敢に再前衛でガトウに合わせ、剛力と盾の質量に任せてその薙ぎ払いを受けるが………)ごっ゛………っ…!!ああ、くっ…そっ…!!(盾には深々と傷が入り、衝撃を受け切れずに、盾ごと身体を"圧し込まれ"、程なくして盾ごと吹っ飛ぶ) 」

フロール「(高く跳ぶことでデスメテオの薙ぎ払い、そしてその衝撃波を躱し……再び矢を構える)………以外も意外でしたが、そうか……付け入る隙はそこにあったか(オレンジの果汁が浸透し、装甲を蝕む……その一点を見逃さず) シ ュ カ ァ ン !! (先程の連射とは異なり、大きく、そして圧倒的な速度の一矢をオレンジが染みた一点に向け、正確に放つ) 」

デス・メテオ「 チ ュ ボ ボ ボ ボ ッ ガ ア ア ァ ァ ァ ア ア ン ッ ! ! (9Sより射出されたミサイルが頭部へ盛大に直撃する。大きな顔面がしばらく黒煙に覆われてその姿を隠していたが―――)――――― ギ ュ゛ オ゛ ン゛ ッ゛ (煙の中で不気味に輝く眼光のようなサーチライトが照らし出され、無傷を誇る頭部が曝け出される) ガ シ ョ ン ッ ―――― ズ ド ド ド ド ド ド ァ ッ ! ! ! (大綱を示すかのごとく、腰部ハッチが展開され、内部からミサイルを射出。しかし、9Sが放ったそれとは規格外の大きさを誇るそれは核兵器に匹敵する火力を誇り―― 」


―――――――― ズ ド ガ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ァ゙ ァ゙ ァ゙ ァ゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ン゙ ッ゙ !  !  !  !  !  (広大な電脳空間に閃く激しい閃光。その直後、至近距離に佇む人間の皮膚を焼き溶かすような激しさを帯びた衝動が迸り…盛大に爆ぜる―――――)


アサギ「――――――……~~~~~~っ……!!(今……何が、起こって……っ……?)(気が付いた時には、かなり後方へと吹き飛ばされていた。痛みはなく、何とか五体満足で立ち上がるが…一瞬の最中に届いた爆音によって鼓膜に僅かな影響が及ぶ。誰かの叫び声が聞こえたような気がして振り返ると―――――) 」

レヴィ「―――――― アルッ゛!!!しっかりして…ッ゛……!!(青褪めた表情。瞳に微かな雫を溜め込んで、眼下に蹲る人影に向けて悲痛な叫びを送る) 」

アルタール「――――――……ぁ゛……ぁ、ぉ……っ………(そこに、真っ白な宇宙服の右半身が丸焦げを帯びた姿で横たわっていた。あの爆撃の余波だけで重傷を負ったのか、もはや戦線に復帰できる兆しなどない――――) 」

アサギ「……アル…っ……?そんっ―――――(僅かな合間に重傷を遂げた同胞の姿に瞳孔が縮小。ふと嫌な気配が全身を走り、異なる方角を見据える) 」

腹筋崩壊太郎「…ビッ……ギギッ……ヂ……ふ……フッ……き…ギュジ……腹…きn……パ、wA……ギギュゥ……ッ……!(マッスルポーズを維持し、自身を盾に団員を庇っていた。しかし、前面から迸るミサイルの被弾に寄る熱波がヒューマギアとしての装甲を焼き溶かし、その焼き焦げた表面は見るも無残な姿として変わり果てていた―――) 」

ヨハネ「(デスメテオを見据えて黒い羽をボウガンに変形させる)近距離攻撃は………厳しそうね…かと言って遠距離攻撃も…!(ミサイルの爆風を見て) 」

フルグノッツ「――――――――(第2調査兵団のタンクの一人の巨漢は、その役目を全うしようと防衛に徹した。だが、その結果が自身の"焼死"へと至る。自慢の剛腕も核兵器の嵐を前には意味もなさず、前のめりに突っ伏した姿勢でぴくりとも動かず息絶えていた――――) 」

ドグマ「ぐぅ……ッ……!メディック班!重傷者を連れて第2区画へ撤退!!緊急治療は戦闘区域外だッ!!急げッ!!(片膝をついた姿勢で、懸命に声を張り上げる) 」


─────こっちを見ろッ!!ガラクタ野郎ッッッ!!!!(その場に、聞き慣れない声が響く。デス・メテオに向かい合うように、紫色の半透明な光によって構築された鴉天狗のような装いの巨人が、今のたったの一撃で壊滅的な被害を受けたレギュレイターを庇い立てするように、太刀を構えて立ちはだかる)


ラタリア「アサギ!ロジェスティラ!無事らッ!?(ただならぬ表情で慌てて二人のもとへ駆け寄ってくる)……っ……被害は甚大… あの圧倒的な規模から繰り出されるミサイルなんて、国を亡ぼす核兵器にさえ匹敵するら…ッ…!あの火力は…タンクでさえ機能しない…っ…!! 」

デス・メテオ「 グ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ン ッ … ―――――― ! (灰燼と黒煙が眼下に広がる戦場の中で、こちらへ呼びかけるような叫び声にゆっくりと振り返る。その際、ふろーるが事前に放っていた矢は今も果汁に塗れた左腕に刺さったままであった) 」

五鬼上「(ミサイルに即座に反応し、強引に体制を立て直してガジェットを展開。爆風に対する『盾』となるが……)――――――――――ゲホッ、ガホッ……(盾型のガジェットは無残にも焼け溶け、身体の大半が酷く焼かれた姿で振り返り)………あー……後ろに何人居たかな……・すみません、私、リタイア………で……(か細い声でそれだけ言い残し、崩れ落ちる) 」

9S【飛行ユニット】「そんな…ッ……!?今ので…レギュレイターの6割に甚大な被害が…ッ……!?(空中にて滞空しながら地上の凄惨な光景に絶句していた)……ッ゛……!このォ゛!!!(―――― シ ュ ド オ オ ォ ン ッ ! ! )(ユニットのスラスターを点火させて急速発進させ、接近の間際に搭載された巨大な二対のブレードを振り抜いて応戦しようと試みる) 」

チャドルゴ「何を横たわっているッッッッ!!!すぐに立ち上がらねば我らに勝機はないのだッッッ!!!早急なる迎撃態勢ッッッ!!政府に対空迎撃ミサイルを要請せよッッッッ!!!今すぐだッッ!!!手遅れになる前にッッッ!!!(自身"が"盾にした負傷団員たちに喝を入れる) 」

ストルット「う…………だん………ち……ょ………(自慢の分厚い身体も、大型のガジェットも……その巨大な熱量に対しては、却って回避を妨げる結果となり……黒く、丸い肉塊にも近い姿と化し、小さく呻き声を上げた後、そのまま動かなくなる) 」

うちはサスケ「……………(さっきのだけで、レギュレイターの奴らは壊滅的な被害を……)(デス・メテオと比較しても同程度の紫色の巨体の中に収まるは、うちはサスケ。自らが守らねば。そう決意した瞳でデス・メテオを睨みつける)(アレに対抗できるような戦力は、こいつらには居ない。オレがやらないと……!!)(紫の巨体……須佐能乎が静かに太刀を構え、その巨体からは想像できぬほどのスピードで振り上げると、右から袈裟を振り下ろした) 」

ケイティー「(現地に駆けつける)こ、これって……!(デス・メテオがもたらした惨状を見て言葉を失う) 」

フロール「………っ、くっそ……っ…!!(余りにも甚大な被害を受けた面々を振り返り)(被害は………今肉眼で数えられるだけでも………っ……!)……(無線機を口元に寄せ)……動ける方は負傷者を連れて、撤退してください。僕は……無事ですので、アレを引き付けて戦闘を続行します、さあ、撤退!急いで!!(咄嗟にかばった両腕の一部、そして阪神が焼けながらも尚デス・メテオへと照準を向け)……よし、付け入る隙はある(刺さったままの矢が目に入り、微かに笑みを浮かべる) 」

ロジェスティラ「(顎下から首を伝い、腕まで這う緑白色の直線。電流を纏い、『フレーム3』を開放し身体能力、エーテル耐性を底上げさせた状態で盾を地に突き刺し辛うじて持ち堪えていた。だがそれも風前の灯、皮膚は所々焼けただれ、意識も朦朧としているが) コク (ラタリアへ小さく頷き、ある種の戦闘マシーンとしてブレがない眼光を変わらずデスメテオへ向ける) 」

アサギ「……あ、アタシは大丈夫…っすけど……(一瞬、旋律に背筋が凍りつく。ゲーム感覚で挑み、登ってきたはずの幻影の巨塔内部で現在起きているのは非道な現実。「こんなはずじゃなかった」と。これもまたゲームの演出ならと。悔恨と淡い期待が、寄席は返す波のように心を濁す感覚に双眸が泳ぐ) 」

ラタリア「……聞いて。たった今解析結果が出たのらけろ、敵機体の胸部に覆われた外装内部にコアがあることが判明したの。あの機体の全身に流れるエネルギー供給はすべてそこで行われていることがわかった…つまり、弱点があるとすればそのコアである可能性が高いのら…!らけろも、その欠点を考慮して…自己防衛機能として近接格闘能力に特化した武装が多く備わっているものらと推測する…らからまずは焦らず、敵の機動力と攻撃力の切断を狙うのら…! 」

ベルーガ「 ス チ ャ ッ ―――――― キ ュ オ ン (片目越しに除くモノクルをくいっと上げると、そのレンズに搭載された細微なレーダーがデス・メテオの解析データ全身を映し出す)……だとすれば、敵の"胴体から左腕にかけて垂れ流れている液体(果汁)"…そこに突き刺さったフロール団長の"矢"…これらを利用すれば、敵機体の左腕の機能を落とせる可能性がある。 」

ガトウ「……すまねえ…ストルット…俺が不甲斐ない団長なばかりに…(火傷を負った剛腕を枕に横たわるストルットに苦い顔を浮かべると、目を伏せながらそっと地面に寝かせる)……左腕か…確かに、あの武装(クロー)の一撃はかなり重い。それだけでも落とせるなら、勝機はぐっと近くなるはずだ…ッ! 」

デス・メテオ「 グ ゥ ォ ン ッ ―――――― ガ   ギ   ギ   ギ    ィ゛    イ゛    ァ゛  ッ゛   !  !  !  (この場において唯一、自機に匹敵するスケールを誇るサスケの須佐能乎、その巨人が振るう太刀の一撃を、左腕のクローを振るって受け止めにかかる。迸る衝撃と轟音。際限なく供給される運動エネルギーが、巨人の一太刀をそのまま圧倒していく) 」

デス・メテオ「 グ ル ン ッ ――――――― ズ ギ ャ゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ! (サスケとの衝突の間際、こちらへ接近飛行を仕掛ける9Sの飛行ユニットを見据えると、今度は右腕を振りかぶり…その鋭利なクローによるアッパーカットで真下から突き刺しにかかった) 」

9S【飛行ユニット】「 しまッ――――――― ぐ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ぁ゛ あぁ゛ッ゛ ! ! ? (デス・メテオより振り抜かれたクローが飛行ユニットを見事に串刺し、瞬く間にユニット機体が激しい損傷を帯びる。もはや飛行も武双による攻撃の続行も困難。加えて、その巻き添えによって9S自身の下半身も抉れ出し、活動限界を迎えようとしていた) 」

9S【飛行ユニット】「ぐ…ァ……―――――(こんな、ところで……ッ……やられる…くらいなら……ッ……!!)(辛うじて健在な右腕をインターフェイスに伸ばし、手慣れた操作で一つの真っ赤なウインドウを起動すると――)――――――スーイサイドプログラム、実行ッ゛!!!(自爆機能の選択。今の自分にできる遺された選択肢を躊躇いもなく実行に移し、その機体全体が激しい光に覆われていく――――) 」

9S「 フッ … ――――――――――― 人類に、栄光あれ  」


――――― チ ュ゛ ボ ガ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ン゛ ッ゛ !  !  !  !  (9Sを乗せた飛行ユニットが強く発光。閃光を弾かせると――――ユニットを貫いたままのデス・メテオの右手を丸ごと包み込み…――――――――― 盛大に爆ぜた)


デス・メテオ「 グ ル ル ル ル ォ ォ ォ ォ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア … ッ … … ! ! ! (怪獣が初めて上げた奇声。それは、9Sの決死の自爆によって破壊された右腕のクローが残骸となってボロボロに崩れ落ちた瞬間であった―――) 」

ドグマ「――――― 9S殿 ッ゛ ! ! ? (戦いの為に、最後まで示した命を賭けた彼の抵抗に絶句し、苦悶に目を伏せながらも静かに胸中で敬意を払うのだった―――)――――― 貴方の勇姿、無駄ではなかったぞ…ッ……!(右腕の武装が崩れていく敵機体を見上げ、大剣を勇ましく構え直す) 」

チャドルゴ「アンドロイドなど!ヒューマギアなど!そんなロボットはいくらでもリソースがあるッ!!彼らの特攻と防衛は営団ではなくむしろ当然の帰結ッ!!そんなことよりッ!!!この好機を逃すなッ!!!押せるときに押せッ!!!起動できる現代兵器は惜しみなく出し尽くすのだッ!!!増援はまだかッ!!?もたもたするなァッ!!!(ガンッ、ガンッ) 」


『―――"司令官"が一隊員の命令に賛同するのは癪だが……  お望みの増援、"消耗品"の用意ならできたぞ』


パティルス「心配には及びませんわ、チャドルゴ司令官。私の能力…"反転"をもってすれば、あの起動兵器の存在を"なかったことにさえできる"もの。すぐに片を付けますわ…♪(ゴシックドレスに身を包んだ少女が悠然な足取りでデス・メテオへと歩み迫る) 」

ヴァニラ「あーあー、勝手にやってなよ。俺は無駄死にするのは御免だからな。アンタらであとはヨロシク~――――(そう告げると自身の能力で透明化し、戦場から撤退を試みる) 」

レオビート・Attack 1 「 ギュゥーーーーン (それは角張った箱型の甲虫…否、自立型ガジェットである。ホッバージェットを蒸し郡星のごとく"他のガジェット"と駆けつけ) ギィンッッ  ガ ギィンッッッ (甲虫の角が剣へ、羽が上腕部、頭部が前腕部へ変形。 人の右腕のようなフォルムへ変形する) 」

レオビート・Defense 1 「 ギュゥーーーーン  ギィンッッ  ガ ギィンッッッ (今度はイモムシ型のガジェットが飛来。断続的に連なる胴体の関節が延び、全身を硬質化したパーツでコーティング。大盾を構えた左腕へ変形する 」

チャドルゴ「おおッ!!あるではないかッ!!そうだ…!!利用できるものはとことん使い倒すのだッ!!武器も兵器もッ!異能も権能もッ!戦う術のあるものは戦場でしか発揮できぬのだからッ!!!兵士は戦場で戦って死ぬッ!!その性(さが)を忘れるなッ!!!すべては国の為ッ!!!愛国者のためぇーーーッ!!! 」

レオビート・Career1 「 ギュゥーーーーン  ギィンッッ  ガ ギィンッッッ (ヤゴ型のガジェットが地から這い出、背中が別れトンボ型へ変形。更には尾が二股に別れ"二足歩行を前提とした両脚部"へ変形 」

機甲帝・レオビート ∑「 ギュゥーーーーーン ブッピガァーーーーンッッ (虫かごを彷彿とさせる"本体"が、引き裂かれた空間から転送され現着。 Attack・Defense ・Career……三つのパーツを連結させ、残るは頭部のみ) 」

イシス「 待たせた! 決定打には成り得ないが"時間稼ぎ"にはうってつけのブツを調達してきた……!置き場所が大気圏外にしかないから時間を食ったが、これでようやく前線に立てる!( 機甲帝・レオビート ∑ に備えられた操縦席へ高所から落下し搭乗。右腕を高く掲げ)――――火力のAttack 耐久のDefense 敏捷のCareer それらを束ねる∑! そして機能美のレオビート・TOP 1!! 合体しろ、機甲帝・レオビート ∑!! 」

ロジェスティラ「 ᓀ‸ᓂ !! (あ、あれは……!!まさかあれは……!!) 」

ヴェスパー「各パーツ変形機構搭載ロボ……!?これが変形機構を強みとするガジェットの最終進化形態……!? 」

レオビート・TOP1「 >> ブッピガァーーーーーーン << (流星が如く一条の軌跡を残し現着!!胴体に接続されコックピットを覆うこのパーツこそ、機甲帝・レオビート ∑のブレイン!象徴ともいうべきレオビート・TOP1!!!!) 」

デス・メテオ「 グ ゥ ゥ ゥ ン … ッ … ――――――― ジ ャ カ ア ァ ツ ! (先の自爆によって微かに怯みを見せた巨体がその身を起こすと、胴体部に搭載されたレーザー機銃口が顔を出す) ズ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ガ ッ ! (そこからマシンガンの如き勢いでレーザービームの弾幕が一直線上に発射される。懐から次第に距離を伸ばし、遠方に構える第8調査兵団の面々へその射程範囲を伸ばす。安全圏に立っていると勘違いをしている愚者どもへ、情け容赦などない現実を突きつけるかのように―――) 」

パティルス「  ド   ガスッ  ドッ   ガスゥ   ッ゛  (レーザー光線が全身に直撃し、一瞬で風穴だらけになるも――――)――――― ニ ュ ル リ ッ (異能発動。事象を"反転"する能力によって、自身に起きた悲劇をなかったものにする) クスクス…♪残念…それしきでは―――――――――  ブ シ ャ゛  ア゛  ア゛  ァ゛  ッ゛  !  !  (―――しかし、この異能には欠点がある。一度反転を行ったものを再び反転させることは、元の状態に戻るということ。追撃の弾幕を受けて"反転"を起こした結果、初手で撃ち抜かれた状態に戻ってしまい…結果、無様にも命を赤く散らした―――) 」

ヴァニラ「――――――――― は ゛   ?    (背を向け、余裕をもって撤退したのも束の間…視線を逸らしたことがあだとなり、背後から迫るレーザーに気づかず…運悪く透明化を帯びた全身を貫かれてしまう。理解が及ばぬまま意識が飛び…前のめりに倒れて血だまりに沈む) 」

チャドルゴ「身勝手に死ぬではないッ!!!死ぬならば愛国者である私の為に死ぬのだッ!!!この使えぬ若造共めッ!!!その愚行は売国奴になるようなものだッ!!!国を愛せぬものに未来も命もないッ!!!だが私にはあるッ!!!愛国者としてッ!!!La-li-lu-le-lo!《愛国者達よ!》 らりるれろッ!!《愛国者達よッ!!》 ラリルレロォ!!!《愛国者達よォ!!!》 」

チャドルゴ「らりるrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrrr――――― ブ ジ ャ゙ ァ゛ ア゛ ァ゛ ア゛ ッ゛ ! ! ! ! ! ! ! (これから起こるであろう悲劇を直感しつつ、それでも誰かが自分を守ってくれるであろうと信じてやまない愚者の末路は、お国の為にその命を散らしたのだった――――――) 」


.>>> D X 形 状 記 憶 超 合 金 機 工 ガ ジ ェ ッ ト 機 甲 帝 ・ レ オ ビ ー ト ∑  <<<


ロジェスティラ「>>ダセェ!!!!!!!<< 」

フロール「………合体ロボ……? 」

ヴェスパー「……!!(なんかロボ騒ぎしている間に三人が殉職した。だが、それでも言うべきことがある……!)>>ダセェ!!!!!どうにかならなかったのそれ(主に顔)!!!!!<< 」

イシス「(合体変形している間に隊員が死んだし"過去一かっこいい"と思ったロボ(特に顔)がディスられるしもう散々です。心が実家に帰りそう。) タタタタタタン スコココココココココココガチャガチャ(心を無にし、デフォ半目でゲームパッドに見立てた操縦版をEVO優勝者に匹敵するコントローラー捌きで操る) 」

うちはサスケ「ぐっあ……!!!(駄目だ、オレ一人じゃ抑えきれねえか……!!)(デス・メテオは須佐能乎の猛攻を物ともせず、蹂躙を続ける。須佐能乎のビジョンが、太刀が、ひび割れて欠けていく)……ま、だ!!(しかし、まだ倒れるわけにはいかない。このステージで戦えるのは自分しか居ないのだ……負けるわけには。右手に千鳥を溜め、太刀を雷光の剣と変えて斬りかかる) 」

ラタリア「かっこいいのらーーーー!!!✨✨✨(>>>(感覚が)マッドサイエンティストの顔<<<) 」

DX形状記憶超合金機工ガジェット機甲帝・レオビート∑ 「 ジュ  オ  ッ   (左腕部の大盾を電子パルスの拡張フィールドで強化。デスメテオの光線を受け止めるが、尚も押し切られ瞬く間に溶解してゆく。しかし) ブッピガァァン  グ  ン    ヴォッッッ  (左腕部・Defense1を自主的に切り捨て、ビームの軌道を逸らしつつ全身。右腕部、Attackに"仮想質量"を装填した"隕石"を叩きつけるに等しいブロウを顔面めがけて振るう) 」

スカーレット・デルタ「(バイクで駆けつけてくる)聞いていません、こんなマシン!!(レオビートを見て) 」

ガトウ「―――――――― サ ス ケ ェ゛ エ゛ ッ゛ ! ! ! ( ド オ ゥ ン ッ ! ! ! )(だがそこにッ!現れるッ!!うちはの窮地にッ!!!あのッ!!!!頼りに頼れる団長がッ!!!!!) よくやったッ!!!そのまま抑え込めッ!!!俺のカバーに入るッ!!!(なんと、地面から数百メートル以上もある高さへと砲弾の如き勢いで跳躍し、サスケの須佐能乎に一度飛び乗り、そのまま蹴り上げてデス・メテオの顔面へと肉薄する) 」

ガトウ「( ガ チ ャ ゴ ン ッ ――――)(鉄盾内側から鋭い先端を持つパイルバンカーが顔を出し――)―――― ぬ ぉ ぉ ぉ ぁ ぁ あ あ あ あ あ あ あ ッ ! ! ! ! (―――― ズ ッ ガ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ン ッ ! ! ! ! )(突き出した矛を、デス・メテオの頭部へ炸裂させた) 」

デス・メテオ「 ギ ャ リ ギ ャ リ ギ ャ リ ィ゛ ィ゛ ィ゛ イ゛ イ゛ イ゛ ッ゛ ! ! ! (紫電を纏う須佐能乎の大いなる斬撃に対し再び左腕のクローをぶつけて火花を激しく散らす。その時、彼の太刀に纏われた電流が左腕に浸透した果汁に伝染し、そこから同様に浸透されていた胴体にも拡散。内部で何かが弾けるような音が次々と発生していくのが分かった) 」

デス・メテオ「   ズ      ッ゛       ガ       ア゛      ァ゛      ン゛     ッ゛   !  !  !  !  (サスケの斬撃を受け止めていることで硬直状態にあった機体に迫る二つの影――――レオビートΣとガトウの一撃が相乗効果を成して強烈な痛打として頭部へと盛大に炸裂。眼球部を覆う穴あきカバーが粉々に砕け…覆われていた怪獣の赤い眼光を光らせる眼が曝け出される) 」

ツクモ「……サスケ……くン……?(あまりの惨状に隠れて、膝を抱えて震えていた彼女は、静かにその姿を見つめる。何か、懐かしいものを見るかのように) 」

フロール「――――よし、まだ動ける。元々、普通の身体じゃない……感謝するべきかな (サスケとガトウの連係で、砕けだカバーの奥………その赤い光を放つ"光源"を確かに捉え)…………さあ、僕もまだ健在ですよ…!!(特大の魔力矢を生成、焼けた腕で弓を一杯に引き絞り………)カ ァ ォ ォ ン !!!(音速にも等しい、超高速の一矢を以て、眼球部を正確に射貫く!!) 」

ラタリア「……!(デス・メテオが受けた反動、それに伴い更新された敵データ情報を映すラップトップを見てあることに気づく)今の一撃…左腕から首元にかけて激しい内部損傷が起きている…っ…?らったら……各団ッ!敵機体の左腕…その関節部に一点集中攻撃ッ!固い装甲でも…起動兵器である以上は関節部まで頑丈性を持たせることは不可能なはず!そこを狙えば…左腕を落とせるッ!!アサギ!ブーストは溜まっているら!? 」

アサギ「ちょうどその好機を狙って…ずっと溜めていたっすよ!!(既にガジェットのインターフェイス上に表示された「RELEASABLE(解除可能)」のアラートに視線を落とすと、ロックを解除して機能発動。瞬く間に赤い光粒子が零れだす自身の爆破《 スターマイン 》を構え直し、デス・メテオの左腕の関節部に照準を合わせる)―――――― ブーストッ!!!(――――  ズ   ドォ゛  ア゛ ン゛ッ゛ ! !  ! )(赤熱を帯びたような深紅の光粒子を纏う閃光を勢いよく放射し、敵機体の左腕を撃ち貫く) 」

ケイティー「今だっ!今なら………行ける!(バズーカを構え、眼球部目掛けてみかん型の弾丸を放つ) 」

ベルーガ「イシス団長、よくぞご無事で。戦況は芳しくあ有りませんが、対抗策は依然ラタリア博士が模索中… これより、作戦を決行します。(ラタリアの通信を受けてスナイパーライフル型ガジェット側面のレバーを引き倒してブーストを解除する)―――――― 照射ッ!!(―――― ズ ド ォ オ ン ッ ! ! )(左腕部を狙撃) 」

ヨハネ「(クロスボウを構え、矢を胴体に連射する) 」

イシス「(よし、面の攻撃はダメーソースとして弱くても牽制になる。ならこのバカでかい図体は陽動にになる。何せ…… 消耗品であることを最大限に活かした機体構造だ。後は)――――――(サブモニターに映るレギュレイターの団員を一瞥し、小さく頷くとレバーを強く握る)団員を――――― 」

DX形状記憶超合金機工ガジェット機甲帝・レオビート∑ 「 バギャ ァッ  (デスメテオに一撃を見舞うと同時に右腕部、Attack1も木っ端微塵に大破。残る残骸をパージし、両腕部が欠損した胴体が晒されるが) ジジジジ……  ブッピガァァァンッッ (Attack2 Defense2、それぞれ強化されたパーツが転送され再連結。大盾を前に突き出し視界を塞ぐフェイントを仕掛け)(―――――信じる!!) ヴォ ンッッ  (右腕部の掌を広げデスメテオの顔面を覆いにかかる) 」

オレンジ侍「カチドキアームズ! いざ、出陣! エイ・エイ・オー!/(ドライバー起動音とともに鎧甲冑が変化する)俺は、俺たちは諦めない…犠牲が必要だっていうなら、それを求めた世界と戦う…!(かつて大人たちの欲望と異種族の陰謀のために滅茶苦茶にされた者たちのことを思いながら)\ロックオン!オーッ!オーオッオーオオーッ!/(火縄大橙DJ銃を警戒にこすり)────はぁぁあ!!!(火縄大橙無双砲を発射) 」

仮面ライダーアギト&氷川さん「俺たちも行きましょう!……違います、ジェットストリームアタックじゃないです。ライダーキックを見舞いするんです。え?やっぱりジェットストリームアタックだって……んもう!なんでそういうのばっかり影響受けるんですか!行きますよ!────ハッ!(双方天高く飛び上がり)ハァァァァァアアアアアア!!(ダブルライダーキックを繰り出す) 」

デス・メテオ「―――――― ズ ギ ャ゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ァ゛ ア゛ ア゛ ン゛ ッ゛ ! ! ! (追撃の一手を繰り出そうとしたのも束の間頭部にしがみ付いてきたレオビートΣによってアイカメラによる視認を妨害され、反撃シークエンスが解除される。そこに、レギュレイター狙撃班による攻撃、そしてライダーキックの貫通によって左腕を撃ち抜かれ、ついに狙い通りその左腕が瓦解。方から外れた左腕だった残骸は激しい音を立てて崩壊する) 」

フロール「……!!よし、確実に有効打になっている………(あの巨体、確実にバランスは崩れる筈…まだ、このまま攻め続ければ…!!) 」

アサギ「―――――― っしゃ!! 決まったっす…!!これだったら――――――(小さなガッツポーズをし、着実に掴み始めた勝機。このままいけばなんとかいけるかもしれない。そう信じてやまなかったが―――――) 」

デス・メテオ「  ズ  ズ  ズ  ズ  ズ  …  … ッ … ! ! !  (倒壊しかけた巨大な体躯が仰け反るように後退する。だが、そのまま背中から地に横たわろうとした時…ぐるんと全身を回して元の態勢へと戻り始める) ズ ォ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ … ッ゛ … ――――――――(その時だ。背部の荷電粒子供給ファンが回転しはじめると共に、体内部で生み出された強大なエネルギーが頭部へと流れ、開かれた咥内に凄まじい光粒子が集束していく) 」

ラタリア「……!?(確かな手ごたえはあった。しかし、デス・メテオの不自然な挙動に眉を潜めて思わずラップトップに視線を落とす。そこに映し出されていたのは――――)  機体内部に高密度のエネルギー反応を検知…ッ…!?全員、今すぐに撤退するんらッ!!!何かが来r ―――――――― 」

デス・メテオ「    ┣¨      オ゛      オ゛      ォ゛     ォ゛     ッ゛     !     !    !    !    」

アサギ「                  ぇ                    」


ズ       オ゛      オ゛      ォ゛     ォ゛     ン゛       ッ゛     !   !   !   !   








アサギ「―――――――――――――…………………っ………………? 」


少女は、横たわっていた。いったいどれだけの時間そうしていたのかは定かではない。朦朧とする意識の中で、微かに覚醒の感覚を取り戻しながら、輪郭の定まらぬ視界をぼんやりと眺める。


目が覚める前…何かが弾けた。巨大な怪物が瞬く間に太陽のような輝きを放っていたことを思い出す。それは灼熱のような超高熱を帯び、一歩でも踏み出していれば跡形もなく溶けてしまうかのような激しい熱だった。 それはまさしく…太陽そのものが目の前に現れたかのような…とでも表現すべきなのか。あまりにも刹那的な出来事の合間に見えた幻影のようにも見えた。


だが、弾けた光が途絶えた今…目の前に広がるのは闇である。ぼんやりとした視界が捉えたその正体は、あまりにも濃い黒煙だ。それが、自身を取り巻くように密集している。足場はある。しかし、自分の今の立ち位置を把握するような術はない。あまりにも不鮮明な視界の中で、少女はおぼつかない足取りで辛うじて立ち上がる。幸い、負傷はしていない。


アサギ「 ガ ツ ッ ―――――― ? (一歩、その足を踏み出した瞬間…爪先が何かの感触を捉えた。そんな足元に視線を落とす――――) 」


まず、少女の目に飛び込んだのは…何かの残骸である。分厚さのある鋼鉄の塊。よく目を凝らすと脳裏に過る既視感。それはまさしく、大柄の男が常に前線で構えていた「鉄盾」である。「鋼城《 ルーク 》」の名を冠する堅牢な盾だったが、足元に転がっているその姿はもはや"落城"。見る影もなく溶解し、あるいは砕け散っていたのだった――――


アサギ「……こ、れ……っ…… まさ、か……っ………―――――― ? ! (既視感から繋がる戦慄。無意識にその足が退いた時、今度は踵にまた異なる何かが接触したのを感じて振り返る) 」


次に目に入ったのは…同様に溶け砕かれた鈍器のような物体の残骸。変わり果ててしまっているが、辛うじて推測できるそのフォルムから、友人の金髪少女が携えていたものによく似ていると察知した。何かを叩き砕くのが好きだった彼女に相応しい鈍器…確か、「粉砕《 シュナイデン 》」という名前だったか。だが皮肉にも、その役目を担うはずの武器が粉微塵に砕かれていた―――――


アサギ「―――――― ッ゛  ?  !   (前を見れば大先輩の相棒が、後ろへ振り返れば友人のものだった武器の成れの果てが、転がっている。不穏な気配に思わず周囲を見渡し始める。徐々に間隙を見せる黒い霧の中で、次々と視界に飛び込んでくる残骸群。そこに持ち主の姿形はどこにもなく、耳を澄ましてみても声や物音すらしない静寂が、少女の恐怖心と孤独心を強く煽る) 」

アサギ「……だれ…か……ッ…… 誰k――――――――――(誰でもいい。独りにしないでほしい。五里霧中の空間で当てもなく手探りで進みだしていく) 」


キ  ュ  オ  ン  ッ  ―――――――――― (黒煙を照らす翡翠色の輝きが、迷える少女の道筋を照らす。戦慄に包まれた少女にとっての一縷の希望のような輝きが、そこで強く輝いている)


アサギ「  ぁ  …    ――――――――― (その光が照る方へ、擦るような足音を立ててゆっくりと進みゆく。仲間がそこにいる。すぐ近くで待っている。すぐに合流しなければ。そうして手を伸ばした先にいたのは――――――) 」

デス・メテオ「――――――――――――――   ギ   ュ゛   オ゛   ン゛   ッ゛   (―――― "怪物"の頭部だった。頭部を覆っていたはずの装甲が破損したことで曝け出された眼球から零れだした翡翠色の眼光。地に這い蹲るような姿勢からその身を起こし、その目に捉えたか弱き少女をまっすぐに捉えたのだった) 」

アサギ「                         」


少女がその小さな瞳に怪物を写し取るように、怪物もまたその眼に小さな存在を映し出す。流れるは静寂。時間が止まったかのように凍てついた空間。そこには恐怖の域を越えた得も言えぬ空気感だけが漂う。


アサギ「       ぁ ゛      (―――― 逃げなきゃ。どこへ?見渡す限り黒一色に覆われたこの場所で。どこへ向かって逃げばいい?きっと逃げられない。それどころか…逃げることさえも諦めたかのようにぴくりとも動かぬ双脚が痙攣するように震えている。前進も、後退りも、発言も…呼吸でさえ…何もできない。ただ目の前の強大な影の眼光に睨まれ続けているだけの矮小な存在。そんな自分の末路など…目で視るよりも明らかだった…) 」


……助けて……――――――――


デス・メテオ「―――――――――――  ギ  ュ゛  バ  ァ゛  ァ゛  ア゛  ッ゛  !  !  !  (怪物が大口を開き、目の前の獲物を喰らわんとその牙を振り落とす―――――) 」


―――――――――――――  先゛  輩 ゛  


「 助けが欲しけりゃいつでも呼びな 」 」


{{[[BGM♪:Star Driver Soundtrack 1 - 15 Dazzling The Stage


ヒ  ュ  オ   ァ    ッ    ―――――――――――――― 


「 すぐに駆け付けるからよ 」


デス・メテオ「―――――――――――――――    ズ    ガ      ァ゛     ア゛     ン゛      ッ゛    !  !     !       !      (  墜落  少女に牙を突き立てて迫る頭部が、そのまま垂直へと勢いよく落下。その大きな脳天に「何か」が強く衝突するのを受け止めきれず、怪物の頭は地にめり込まん勢いで沈んだのだった―――――) 」


何故なら、俺は――――――――― 」



アサギ「          !   !   !           」


ようやくの自由を取り戻した少女が見上げた先に、沈んだ怪物の脳天の上に蹲る影があった。しかし、影は"光"があってはじめてその存在に意味を成す。煌々と照らし出されたその光影の姿に、少女は既視感があった―――――


ライオット「        閃光のライオット  降臨ってな        」

アサギ「―――――――――――――――― 」


――――――――― きっと、この "奇跡《 デジャブ 》" を何度も経験した気がすると


アサギ「    おせーっすよ……先゛輩゛…っ……!     」

ライオット「――――――  ガ ッ (バッ、とアサギのもとへ飛び出すや否やアサギのもとへ歩み寄る。レンズ越しに涙ぐむ少女の後頭部へ腕を回すと―――)―――――― 悪ぃ、だいぶ遅れちまった (柔和な眼差しで「悪かったな」と訴えかけながら、自身の胸中ですすりなく彼女の頭を片手で優しく摩る) 」

アサギ「……うん゛…っ゛……う゛ん゛…っ………!(どれだけ強がっても、結局自分は目の前に佇む敬愛する者を越えられなかった。でも、それでいい。ただこうしていたかった。こうでありたかった。いつまでも先輩を敬う後輩でありたかった。それが、自分が自分要られる何よりの安心感だったから――――) 」

ライオット「…………(涙ぐむ少女をそっと話し、不敵な笑みを送る)……泣いてんのか? 」

アサギ「……!な……泣いてねーですよ…っ…!眼鏡が曇っただけっす……!あ、あーーっ!なんか…なんか!目が痒いなー!はははー…!(慌てて振り返り眼鏡をはずして目元を腕でごしごし拭う) 」

ライオット「 ニ ッ ♪ そういうとこがお前らしいよ。(わざとらしい態度を振舞う後輩の背に笑顔を浮かべる)……状況はぜんぶ、こっちへ来る道中で博士の通信を共有してもらって聞いた。遅れちまったのにはいろいろ理由があるんだが…大丈夫だ。頼れる『 仲間 』も連れてきたからな。(腰に手を回しながら背後に沈む巨大な怪物の頭部を見上げる)―――――― まあ、俺がいる。心配すんな。 」


第3調査兵団・戦闘員 ――― 『 ライン・オーレット 』


デス・メテオ「 ズ グ グ グ グ ッ … … ―――――― グ ゥ ォ オ ン ッ ! (地にめり込んでいた巨大な頭部が浮かび上がる。獰猛な牙の歯間から吐息のような蒸気が噴き出し、至近距離でライオットを睨みつけるように小さな唸り声を上げるが――――) 」


――――――――――  破゛ ァ゛ ッ゛  !  !  !  (刹那、張りのある厳声が轟くと共に、凄まじい衝撃が怪物の頭部を撥ね飛ばしたのだった)


デス・メテオ「―――――― ズ ガ ア゙ ァ゙ ァ゙ ァ゙ ァ゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ア゙ ン゙ ッ゙ ! ! ! (狙いを切り替え、不敵な笑みを崩さず佇む青年に食らいつこうとした――――が、それは横槍の如く飛来した強大な一撃の前に成し崩されてしまい、重量感のある頭部が軽々と消し飛ぶように吹き飛ばされ、大地を抉るように再び落下した) 」

劉狼「―――――― 左様。後れを取ってしまいすまなかった、アサギよ。しかし、今こそ機は熟した。(腰を低く落とした正拳突きの態勢を維持した人狼が、そこに鎮座していた。厳かの中に温厚な獣の眼差しを送り、不穏のように漂う黒霧を己が体技で吹き飛ばす) 」


第3調査兵団・副団長 ―――『 劉狼 』

ラタリア「―――― うっひゃ~…!さっきはものすごくびっくりしたのらー…!(煤塗れのように一部が黒く焦げた白衣をなびかせながら、小柄な少女が長さのある袖をぷらぷらとさせながら黒煙からひょっこりと姿を露わにする) や~~~っと来たみたいらねぇ?もう待ちくたびれちゃったよ!まったく…これはあとで反省してもらう必要があるらね?(悪戯っぽい笑みを浮かべつつ、三人のもとへと並び立つ) 」


第3調査兵団・団長兼メカニック ――― 『 ラタリア・リル・トゥーユ 』


ロジェスティラ「 ん。 任務了解……フォーメーション『フルメンバーだドン(アサギ命名(本人談))』へ移行。がんばる(ふんすーと鼻を鳴らし、ラタリアに次いで小柄かつ華奢な体格な少女が両腕を広げ力こぶを作るようなポーズを取り) ガ   コ ォ  ン  ……(重厚な音を響かせる大盾を、半円を描いて振るい自身の盾ととしての意思を形にする) 」


第3調査兵団・タンク ―――『 ロジェスティラ 』


アサギ「師匠…!?あっ…博士…!それにロジェっちも…!よかった…みんな、無事で…っ……!は、ははは…っ……♪なんか…いろいろあったっすけど…これでやっと…全員揃ったっすね……♪(赤く腫れた目元。感極まったが故か、その瞳が再び潤う) 」


―――――――――― 待 つ の だ わ っ ! !


カツ カツ   カツ    カツ       カツン   ―――――――――――――― ! (感動の余韻に待ったをかけるは少女の怒鳴り声。パープルのラインがあしらわれた黒い軽装。携帯された幾つものポーチ。腰にぶら下げた近未来的デザインをした十文字型のライフル。そして…ヘキサグラム型のレンズを通して鋭い眼差しを光らせ、彼女は白銀の髪を揺らして、最後に現れ出でる―――――)


イーティス「  このアタシを差し置いていくなんてアンタたち…今すぐ詫びてもらうのだわ!   」


第3調査兵団・オペレーター ――― 『 イーティス・センシオン 』


ライオット「……ッヘ!どの面引っ提げてほざいてやがる…もとはといえばオメーが創ったポータルの転移軸がズレたせいで「ここ」じゃねえ変なとこに行ったり来たりしたんだろーが!(舌を出しながらイーティスを煽る) 」

イーティス「はぁぁぁああ???アタシのせいだっていうの…ッ!?確かに、幻影の巨塔が齎す時空間歪曲のせいで転移軸が定まりにくかったのは事実だけど…特定にはそんなに時間がかからなかったでしょ!?そんなことよりも…アンタが溜めに溜め込んだ報告レポートの後始末が遅すぎただけなのだわ!! 」

ライオット「あ゛ぁ゛~~~~ん!!?オメーが手伝ってくれりゃあ終わるもんも早く終わってたっつーの!!薄情に見捨てやがってこの野郎゛~~~~ッ!!! 」

ラタリア「――――はいはーい、ケンカはストップらよー。(むにぃっ、と両者の頬を長袖でどつく) とにもかくにも!これで『 新生 第3調査兵団 』 結集なのらっ!作戦目標は依然変わらず、あの超巨大機械生命体を撃破し…この幻影の巨塔の真相を徹底解明することら!ライオット!イーティス!「ログ」は既に溜めてきているらか? 」

ライオット「問題ねェ…いつでも飛ばせるぜ…!(その手に閃いた赤い光『 閃光《グリント》 』が槍の形状を帯びる―――) 」

イーティス「ふっふっふ…このアタシを誰だと思っているの?天才科学者たるもの、用意はいつだって周到よ!(十字のライフル『 照明《ルミナス》 』がホルスターから引き抜かれると共に、その表面の幾何学模様のフォトンレイが発光する) 」

アサギ「しっしっし…♪ほんっとお二人とも仲良しっすね~♪ んじゃまあ…こっから反撃タイム、いっときますかぁー!?(それまで所持していた重厚なライフル『 爆破《 スターマイン 》 』に切り替わるように、より軽量化されたレールガン『 爆散《 スターダスト 》 』を四次元ポケットから手繰り寄せる) 」

劉狼「臆することなかれ。信頼できる者同士、背を預け合い志をひとつにせよ。さすれば活路は拓かれる。 (交差するように振り抜いた鉤爪『 牙突《 ウォルファン 》 』から鋭利な爪が勢いよく突出する) 」

ラタリア「ロジェスティラは防衛!劉狼は妨害!アサギは支援!はかせは解析!イーティスは指令!ライオットは…ただ特攻あるのみら!各自役目に徹し、敵機体の撃破を行うら!(重量感のある鈍器『 震激《 タイタン 》 』を長袖に隠れた両手で持ち上げると、その瞳の瞳孔細部にて二進数のデジタルコードが高速スクロールし始める) 」

ロジェスティラ「この世界に意思はない、お前を許す。だがこいつが許すか、なっ(ウィッチクラフト≪ 北魔女の宝具箱 ≫を殴りつけるようにして地に突き刺し腕組み。それに呼応し、大盾がアタsyユケースのように展開し銃火器や戦斧などの兵装が扇状に展開される。表情を変えない彼女の戦意を代弁するかのように、ガジェットが牙を剥き出しにした) 」

デス・メテオ「 グ グ グ グ ゥ ゥ ゥ ン ッ … … ――――――― ォ゛  ォ゛  ォ゛  ォ゛  オ゛  オ゛  オ゛  オ゛  ッ゛ ! !  !  (僅かだけ寝静まっていた怪獣がすぐに目を覚ますようにその巨体を引き起こす。左腕が欠落しても尚、目の前の侵入者を排除せんと敵意を剥きだすように怨嗟のような雄叫びを上げる) 」

イーティス「 さァ、世界に詫びるのだわ ! ! そして―――――――  」

ライオット「 ――――― こっからが俺たちの 暴走時間《 ワンマンライブ 》 だ ッ ! ! !  」






タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年07月25日 12:12