メルティマギカ 過去ログ①

見慣れた街、ありふれた暮らし、何度目かの朝―――


少女K「―――――……ん……っ…(1DKの狭い部屋。ひとり暮らしをするには十分な一室の隅にあるベッドの上で目を覚ます。就寝前に占めていたはずのカーテンが開かれ、朝日が溢れんばかりに室内に差し込みその眩しさに目がくらむ。寝ぼけながら枕元に横たわるスマートフォンに手を伸ばし日時を確認。土曜日の7時過ぎ。学生と思われる彼女にとっては憩いの休日である) 」

少女K「………(根元を猫の手で擦りながら上半身を起こす。まず目に潜り込んできたのは陽光が差し込む窓。その枠下に置かれた二つの筒状の瓶。可愛らしい模様の入った瓶。大きいものは空っぽであり、小さいものには銀河を彷彿とさせるような蒼く煌めく美しい液体が入っていた) 」

少女K「………―――――― コク、コクッ (二つのうち、小さな瓶にそっと手を伸ばす。コルク栓をきゅぽんと引き抜くと、その得体の知れない液体を躊躇いもせず二口で飲み干す。寝起きの一杯の牛乳を飲む、そんなありふれた日常のように。それが彼女の朝の始まりだった) 」

少女K「―――――――― よしっ (寝ぼけた表情が嬉々として覚醒する。そして、彼女の一日が、ここから始まるのだった―――――) 」










『 メルティマギカ 』










― 某町 ―


なこ「――――― おばあちゃん、もうすぐ着くよ (両腕に大きな買い物袋をぶら下げ、その隣を歩く老婆を気にかけるように歩幅を合わせていた) 」

おばあちゃん「ふぅ、ふぅ……いやあ、いつもありがとうねえ…『なこ』ちゃん。 」


――――――― この町には、『 魔法少女 』がいる。


工事現場の親父「お~、なこ!またいつもの頼めるか!?そこのスクラップの山をトラックに積んでほしいんだが… 」

なこ「はいっ、任せてください…! それっ♪ (手元に手繰り寄せた魔法の杖――その先端にハート型の結晶をあしらったもの――を鉄塊の山に突きつけると、重量感のある鉄くずたちがまるで雲のようにたちまちふわりと浮かび上がり、意思をもってトラックの荷台へと動き出していく) 」


――――――― 困っている人を助けてくれる心の優しい少女のことだ。


猫「黙れ小僧!お前にニャーが救えるか!?(訳:にゃー)(高い木の上に登ったものの降りられなくなっている) 」

なこ「ほっ、ほっ…(ステップを踏むように枝から枝へと軽い身のこなしで高い木を難なく登り詰め、高所で縮こまっている猫を抱き上げるように救出。その後地上へと降り立ってそっと開放する) 気をつけて帰ってね~ 」


――――――― いつから現れ、どこからやってきたのか、彼女は何者なのか、その秘密を知る者はいない。


女子高生たち『あっ!あっ!『なこたん』だー♪ マジ!?ほんもの!? きゃー♪かわいい~♪ なこたん、一緒に写真撮ってください!』 」

なこ「あ、うん…!いいよ~♪ はい、チーズ♪ (四人の女子高生たち、少なくとも自分より年上の少女たちの真ん中に紛れて一緒に今時の若者らしいポーズでスマホのカメラに撮られる) 」


――――――― しかしそんな些細なことを気にする人はいない。いつしか人々は彼女という存在を受け入れ、その不思議な力を持つ少女に救いを求める。


はらぺこあおむし「(忙しいサマーシーズンにハロウィンのアルバイトをしている) 」

なこ「ありがとうございました~♪(あおむしと並んでハロウィンのアルバイトをしている) 」


――――――― この町には、救いを求める人間がたくさんいる。その願いに応えるために、『魔法少女』がいる。


メンフクロウ「エッホ、エッホ… 近所のマックリアにハゲモンカード付きラッキーセットがまだ残ってるってSNSで拡散しなきゃ…! 」

BNN猫「ハッピー!ハッピー!ハッピー!(ラッキーセットを一人で大量に買い占めて店を出る) 」

発狂猫「アイツのせいで欲しかったラッキーセット買えなかったんだけど!!!!!!!よこせよテメェ!!!! 」

BNN猫「イィ~~~~~イィ~~~~~~~😭(根こそぎ全部奪われて号泣) 」

なこ「わあ…わぁ……!大丈夫…っ…?え、と…買い占めるのもよくないと思うけど…もしよかったら、これどうぞ…!(お昼御飯用に買った自分の分のラッキーセットをまるごとBNN猫に差し出す) 」

BNN猫「はっぴー!ハッピー!法被ー! 」


――――――― 尽き果てることのない救いに、それでもひたむきに向き合う健気な少女はそうして一日中この町を飛び回る。


YOUちゃん「なこたん!!!耳元で罵ってーーー♪♪ 」

なこ「えぇと……――――― ざぁこ❤ ざぁこ❤ (耳元へそっと近づくと特徴的な甘いウィスパーボイスで囁く) 」

YOUちゃん「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛❤トキメいちゃうよおおおおおおおおおおおお❤ビクンビクンッ(絶頂) 」


――――――― それが彼女自身の願いだから。


プリンの幽霊「プリンをたくさん食べさせてくれてありがとなの~♪オマエ、いいやつなの~♪(お供え物のプリンを幸せいっぱいに頬張りながら成仏する) 」

なこ「なむなむ…(‐人‐) 」


――――――― それが彼女自身の幸せだから。


なこ「ふぅ……(公園のベンチに座り込んでの休憩中、ドリンクを手にもう片方の手でスマホを操作。画面に映る見たことのないアプリには、何かのメーターと数値が写し出されていた)……うんうん。今日の分の『ユーフォリアム』はこんなところかな…?さすが休日だとすぐに溜まっちゃうもんだね。ちぅー。(ドリンクのストローを口に含みミルクティーを喉へ流す) 」

なこ「………(公園の真ん中で一人スマホをつつく少女。パステルピンクの二つに結んだ髪に、清楚な装いのドレス。見れば誰もが口を揃えて『魔法少女』だと言いそうな可憐な容姿をした絶世の美少女。その派手な容姿に誰もが目を引くことだろう) 」

なこ「………(初めて彼女のその姿を見た人たちは、あれはコスプレイヤーか、あるいは地下アイドルなのかと訝しんだ。しかし時折彼女が見せる人間離れした不思議な力…ひとえに「魔法」を使うその姿を見た時、誰もが『魔法少女』だと確信した。もはやこの町ではちょっとした有名人となってしまった彼女に、見かけた住民は救いを求めるようになった。それを嫌な顔一つせず引き受け、時間をかけてでも解決に導く。それが少女のルーティーンである) 」

蝶野正洋「(ウェイタースーツで)お供えのハードカスタードブラックフィールドオブバタフライプディングでございます。 」

なこ「………(彼女はなにも便利屋でもなければアルバイトでもない。彼女自身が自ら率先して臨んだこの慈善行為は、いわばボランティアである。金品や食料などの見返りは一切求めない。そのラインを踏み越えてはならないという彼女自身の矜持が、彼女自身を『魔法少女』たらしめているのだろう。だが、それでいいのである。これが彼女自身が望んだ「夢」なのだから) 」

アーニャ「うまそっ(お供え物のハードカスタードブラックフィールドオブバタフライプディングを勝手に拝借して食べる)アマクテオイシッ 」

俊「ガラガラガラ……ガラガラガラ……(いろいろな機材が山積みになった台車を引きながら、のろのろとやって来る。表情には些か疲労感が滲んでおり)ふーッ、あ゛ー疲れた。今日はこんなもんでいいだろ……成果はまあまあだな。(台車を止め、どっしりと近場のベンチに腰掛けた) 」

蝶野正洋「おい餓鬼‼!テメエ誰のお供えか分かってるのか?!ガァッ!デムッッッ!!! 」

なこ「……?(ふと、近くのベンチにどかっと腰かけた俊を横目に振り返る)………(彼の横顔を伺い、そこに疲労感を見透かすとスマホをしまい込んで余所余所しく歩み寄っていく) こんにちは~…お勤めご苦労様です…♪(甘く囁くような声音、取り繕った感じのしない純粋な笑顔を振りまいて俊に会釈する)……すごい機材ですね…何のお仕事をされているんですか…? 」

アーニャ「(だる)(犯行現場を目撃されて逃走する) 」

アーニャ「めんどくせえなマジで… 」

蝶野正洋「(すぐ追いつき、胸倉を掴む)いくら餓鬼だからってやっていいこと悪いことあるだろ!!!(問答無用であのビンタを見舞う) 」

俊「うおっ……は、話しかけられると思ってなかった……(相当予想外だったのか、一瞬困惑に近い驚きが出る)何の仕事って……いや正直君のそのヒーローショーめいた格好の方がよっぽどなんじゃないかと思わんでもないが、まあ……技術職で売り込みやってることになるが。(そうして経緯を話せば、まあ山積みの機材のほとんどは不思議な機械のように見えなくもないだろう) 」

なこ「……!あ、ははは…で、ですよね……!💦なんだか変質者みたいですみません…(。>ㅅ<。)💦 ほわぁ…そうなんですね……!でも……(台車に山積みにされた機材、その数量から伺うに恐らくこの一日の売り上げはぼちぼちといったところだろう。彼の疲労感と比例するとそれなりに苦労していることが多少なりとも理解できた)大きな機材を引いての売り込み…大変ですね…💦 いつもこのお仕事を続けていらっしゃるんですか? 」

アーニャ「(このおっさんエグすぎる)(うそだろぉ~?)(容赦ないビンタを喰らう) 」

蝶野正洋「これじゃ作り直しじゃねーか・・・ガァッ!デムッッッ!!!(工房へ入る) 」

ヴィヴィ「むしやーーーきーーーぃーーーもーーーむすめーーーーー、どいなかーーーいもーーーーおいもーーーーー………(げっそりした後藤顔で機材や魔道具を積み上げた荷車を引き俊が来た方向と反対側からふらふらと歩いてくる)あ"れ"……さっきも見た荷台……。もしかして道に迷ってる……? 」

俊「いやま別に変質者みたいなのはこの世の中じゃ殊にありがたからずって思うけどな俺……っつうか変なのの方が多い気がするし。(苦笑い混じりだが、世界的には正直まあそれもそうである)んー……いつもではねーなぁ、常連の取引先とかもあるから普段は工房からの郵送や遠隔のやり取りだけで済ませてんだけど……暇でしゃあない時はたまにこうして訪問とかやったりしてるわけだ。ぶっちゃけヒーローショーの大変さには負けるって。(完全にヒーローショーやってるタイプと認識が固まりつつあるようだ) 」

なこ「……!(今度は俊が来た方角の正反対からやってくる屋台に振り返る)……(焼き芋屋さんだ…♪この時期に珍しいかも…?ちょっと小腹空いちゃったし…せっかくだから買っていこうかな…?)そ、そうなんですか…??なこ…あ、私、あまりこの町を出たことが無かったので… 他所だといろんな人がいるんですね。(ほわ~、と感心したように相槌を打つ)へぇ~…!でも、わざわざ遠くから足を運んでいらしてるなんてすごいですね(*´꒳`*) ヒ、ヒーローショー……?……あ゛……(なんのこと?と首を傾げるとふと自分の姿を見て察する)あ、ははは…そう見えちゃいましたか… えと…そうじゃないんですけど…そうともいえる…のかな… 」

ヴィヴィ「うぇえ……?(あれ、魔力の流れ……?でも可視化して見えるこの色、は、なんか、陽キャっぽいような変な色……)……ぁ。(彼女にのみ可視化できる魔力の残滓、その足跡を目で追い偶然なこ、と雑談していた俊と目が合う)ぁ、ぁ、ど、どもっす、す、すぅぅぅゥゥゥゥゥ……(湿度60%増) 」

俊「さっきの滅茶苦茶季節外れの焼き芋屋じゃん、いやほんと季節外れだな……別に俺の方は迷ってないよ、休みに来ただけで。(カシュ、と音を立ててジュースを開封)他所も何も色々いるだろほら、なんかよくわからねえ猫どもとか……変なあおむしとか……ちょうどそこでガキにガチビンタしてるオッサンとか……(深く考えればまさにそれらは変質者である)いや別にそんな遠くはないかな、発明品でズルも色々してるし……ってかヒーローショーじゃなかったの?マジ?ならもしかして趣味? 」

なこ「……???(お知合いですか?とヴィヴィと俊を交互に見やる)あー…ははは…言われてみれば、そうかもしれませんね…(ˊᵕˋ;)(言われてみて今日を振り返ると途中から確かに一般人と疑わしい何かと関わっていたことを思い出して苦笑する)発明品…やっぱり、これらもふくめていろいろ作っているんですね…職人さんですか? あ、はい…っ!趣味と言えば…趣味でもあります…!えと…(もじもじと恥ずかしそうに言い淀むが)………――――――『なこ』という名前で 『魔法少女』してますっ…!(。˃ △ ˂。) 」

ヴィヴィ「あ、いや、あの、魔道具屋です……蒸し暑さのあまりむしやきいもとか言っちゃったけど……へ、へへ……芋娘が蒸し焼きだから虫焼き芋ってね……へ、……(へにゃりとした歪んだ口出薄ら笑い目を逸らす。その側から周囲にきのこが生え紫陽花が生い茂る) ………?(まほう、しょうじょ……?あれ?マジルカのあれとは違うやつ……?魔女でもなくって……ていうことはアルカノスの流れじゃなくて、いやどう見てもそういうおーらじゃなくて。もういいやぁ!!) あ、魔道具屋のヴィヴィです……。まほ、魔法少女ー…に、ご入用の品があるかはわかりませんけど、よしなにーーーー……・ 」

なこ「あっ……(焼き芋屋さんじゃなかった!ちょっと残念…)(しょぼなこ(´・ω・`))そっか…魔道具屋さん…えっ…!(だがテンポ遅れてそれはそれとして反応を示す) あ、あります…!興味、あります!(*゚▽゚*)(陰と陽の壁を自ら突き破るように、輝いた眼差しでヴィヴィに詰め寄る) 」

俊「イヤ全ッ然(知り合い即否定)へェ魔道具屋、アルなんちゃらの規制が厳しいって聞くけどやってけてるんだ。(へぇ、と興味深げな反応)職人っつうよりは発明家って呼ばれる方が俺はスキかな、まあそういう感じでやってる。(そこに抑揚はあまりなかったが、強かな拘りが伺える)趣味でもあって、魔法少女……魔法少女ねぇ。(その単語で過るのは己の半身たる少女の姿であり―――)……うっ、頭が。忘れよう、あいつほど粗暴っぽくはないし。 」

なこ「ええっ!?Σ(OωO ) そ、そうでしたか…なんか、その…すみません…(´・ω・`)(まったくの無関係だったことに衝撃)発明家…!じゃあ、とんでもなく頭の良い人なんですね…!すごい……(すっかり感心する)ああ、はい… とは言っても、あれですよ…?今時よく見るような動画配信者みたいな感じで、自分の好きな格好をして町の中でボランティア活動をしているだけの…そんな感じです…!特に何かを貰ったりとかはしていなくって…ただ、自分が好きでやっているだけですね(*´꒳`*) 一応、「魔法少女なこ」の名義で時々ライブ配信もしていますよ…♪ 」

俊「まあ無関係なんてよくある事だ、この世界じゃ自分によく似た他人が三人ぐらいはいるとかどうとか。(口からでまかせだがそうであってもおかしくはない)頭……んー……良いって言えるほど驕れねぇなあ、どっちかっつうと突飛なアイデアと技術だけでどうこうやってるクチだし。(苦笑しながら否定する)へー、随分今風の魔法少女なんだな。でも、いいと思うぜそういうの。 」

ヴィヴィ「アルなんちゃらの縄張りは避けるようにしてるんですけどたまーに揉めそうな事ありますね。まあ『なかったこと』にするので、穏便に……あんま問題にならないですね。 あ、魔法少女のお嬢さんも気をつけてくださいね、アルカノス魔法学校。魔法って言葉狩りしてくるんであいつら(ガチャガチャと荷車をいじりながらものぐさに会話をし)うーんと……配信と、収益度外視のボランティアと……(意地でもお金受け取らないタイプっぽいなぁ……集金箱はなしにしとこ) ちなみに活動してて困りごととかあります? 」

アガラ「ハッハッハッハッハッハッ………(オーバーサイズのキャップを被ってランニングをしている。息が切れているのか興奮しているのか判別が出来ない、犬の様な吐息を連続させながら………)……何でもいいから腹が減ってきた……肉、肉は我慢の機関………焼き芋……焼き芋!?この季節で!?甘くてホクホクの……!!!("焼き芋"という単語だけが耳に入ったのか、一足飛びに一行の元へと駆け寄り)…!焼き芋……!!?あっ…違う? 」

なこ「あっ…なんかその話聞いたことあります……!自分によく似た人…いつか会ってみたいなあ… いやいや、でもほんとうにすごいですよ…!いいですね…自分で作ったものを売って生活…大変そうだけど、とてもやりがいを感じられそう… あのっ、もしよければなんですけど…何かお困りごととかありましたら…私で良ければお手伝いさせてください…!ツミッター(SNS)でもさっきと同じ名義の専用アカウントがありますので、DMとかリプとか送って下さればすぐに飛んでいきます…!(`・ω・´) 」

なこ「あ、ある…魔法学校なんてものがあるんですか…??(本当に他所の世界を知らないのか、世間的に有名であるはずの学園の名前でさえ首を傾げる)ほえ~…!聞いただけだとすごく興味がありますけど…なんだか訳ありな感じ…何ですかね…? えっ…逆に…なこの方が…ですか…???(そう言われるのは正直初めてだったので、ハトが豆鉄砲喰らったような顔になる)困ったこと、ですか……ん~……どう、だろう…?すぐには思いつかないのですが……(顎元に手をあえてて頭を捻る) 」

俊「あぁ~やっぱそう?俺も取引先から気をつけろって言われるしセンサーが反応してたからなるべくそっち系の品物持って行かないようにしてんだけど……てことは商機発見。なあ嬢ちゃん、揉めたりするの面倒くさくなったりダルいと思ったりしない?イイ商品あんだけど。(スッと商売人のツラに変わった)焼き芋はねーけど俺の私物の『1日分の食事になるチョコバー』はあるぞ。(空腹そうなアガラにヌッとチョコバーを差し出す)あー、やめといた方がいいと思う。俺に似た奴は俺に滅茶苦茶乱暴だったから……(脳裏に過るのは己の半身たる二人であった) 」

俊「うーん、別に言うほど大変じゃあねぇなあ……俺とっくに安定した大口の取引先キープできてるし……でもやり甲斐は否定しないね。(うんうんと頷く)困りごとの手伝い?へー冒険者みたいな便利屋業もやってんだ……っていうか探偵?何でも屋?……やばいな、急に魔法少女が俗っぽい夢のねえ存在に思えてきた。 」

ヴィヴィ「(面食らったように目を丸くし何度丘瞬き、気まずそうに口元を引きつらせ)あ"ー……えっと、あれ、大麦バーガーならありますよ……300円になります…… うーんまあ急に聞かれても困りますよね。そうだなぁ、『これが出来たらもう少し効率よく人を助けられるのになぁ』って思ったことは?魔術道具は補助器ですからね、主だって動くのは貴女ですけど、少しばかりは楽させてあげられる。そういう用途なので(思いつく限りの道具をリストアップしているのか、指を口に当て空を見上げながら) 」

ヴィヴィ「おっと、私その道のプロですからね。アルなんちゃら~とそれとなくぼかすところからしてあなたも経験があるのでしょうが、ちょとやそっとじゃかもれませんよ。人を信じる度胸はありませんか疑って掛かる器の小ささは折り紙付きなのです。(誇れないことを誇らしげにしたり顔で胸を張り、ふふんと鼻を鳴らす) 」

アガラ「ちっ、違うッ!?(愕然とした顔でヴィヴィとなこを交互に見る。客と勘違いしていた様だ)……そうか、普通に談笑していただけ……チョコバー、あっチョコバー…………それ高エネルギー食とかそういう分類の奴じゃないですか?貰います(キリッ)……魔法少女、かぁ……(俺は討伐される側な気がする……) 」

俊「疑いから入るのは消費者としちゃマルを付けてやりたいが、残念ながら俺ぁあんま営利目的でやってねーんだなこれが。端的に言うとだな、モニターやってみない?って話なんだけど……(台車に積まれた物資からごそごそと何かを取り出した、どうやら外套のようだ)高エネルギー食……になんのかな、メシ食うの面倒くさくなった時に発明した横着の産物なんだけど。まいどあり、お代はウチの工房の宣伝で頼むわ。(ぴらっとチラシを数枚アガラに渡す) 」

なこ「あっ、あーーーっ!💦ち、違いますよ…!確かにちょっと売名っぽくなっちゃいましたけど…私は見返りなどは一切求めないので!!Σ(๑ °꒳° ๑)(ぶんぶん手を振って必死に否定する)……その、よく言われるんです。お金を請求されるんじゃないかとか、そういう金銭的なこととか… けど、自分は…ほんと「趣味」でやっているだけのボランティアなので!ほんっとーになにもいりません!ですので、気兼ねなく小さなお困りごとでもありましたら言ってくださいね…♪平日は諸事情で夕方以降になりますが…今日みたいな祝日は基本一日中活動していますので…♪(*´꒳`*) 」

なこ「う~ん……あ、じゃあ…!「早くなれるもの」ってありますか?靴でも、翼みたいなものでも…!一秒でも早く困っている人のもとへ行きたいのですが、私が持てる「魔法」の中には早く動けるようなのはまだ会得していなくて…(両の指先をつんつんしながら) あっ…こ、こんにちは…♪(この人…お腹が空いてそう…?)……何かお困りごとありませんか?なんだか食欲に飢えている気がします…!良ければ何か買ってきましょうか…!(ずずいっ、とアガラに詰め寄る) 」

ヴィヴィ「えーっと……(動機、判断、人外か擬態した何かかな……でも悪意も敵意もなさそう、ていうかそういうのは挙動不審にならないからな……)あーっと……魔道具屋です。『アルなんとかでは扱ってない』物が置いてますよ(それとなくそちらの流れではない事を伝えつつ困りがちに、友好的に笑み) ふっ……甘いですね、世の中には治験バイトで後遺症を一生抱える羽目になった人もいるんですよ。まあそれは政府公認案件じゃなかったので普通に詐欺だったんですケド。まあでも?モノによっては?考えないこともないですね(客側なためなのか何故か図太くなっており得意げな笑みを浮かべつつ、片目を開けしめする) 」

俊「んー……別に売名が悪い事ぁ無いと思うがな、無名だと何かしたくたって誰の目にも留まんねーだろ。だからって悪名は無名に勝るとか言うつもりは無いがね。(ぱっ、とおどけて笑い)でもそうか……完全趣味なんだな、なら根っこは俺と一緒だ。俺は発明を楽しんでやってっからな。 」

ヴィヴィ「移動用の足がご入用って感じですかね。そうですね……用途からしてより迅速に、助けが必要な人の元へ行き、行動に移したい感じですね(顎に手を当て目を閉じ熟考……暫くしてトランクを床に置き、天地を逆さに開いて床へ幾つかの品を並べる)①因果収束時計。これは活動範囲が定まっている、慈善活動がルーチン的な場合に有効です。日常的に繰り返し行っていること、つまりその時間に、それをする可能性が高いという因果を圧縮し、結果を引き寄せる道具です。まあ言っちゃえばルーチンワークの効率化グッズですね。巡回ルートを労力を使わずに拘束巡回できます 」

俊「詐欺に引っかかるならそりゃ深く下調べしない方が迂闊って話になるが……そんじゃあお目が高そうな嬢ちゃんがしっかり考えてくれるようにセールストークをば……(ばさっ、と外套を身に纏ってみせる。すると不思議な揺らぎを身に纏いはじめた、それも魔術的素養のあるこの場の二人の目だけに―――効能のほどを端的に言うならば"モブっぽい面構え"に見えるようになったのだ)本日ご紹介しますはウチに住んでる俺の魔術面から他人のフリをしたくなった時に作りました、"対術師一般人偽装の外套"でございます。 」

アガラ「大麦……大麦バーガー…………ええと………頂きます(手早くポケット内の財布から硬貨を引き出し)……(大麦がメインって久々に聞いたな……肉は、肉は……我慢の期間…) ああ、工房……へえ、そういうのがあるんですね……け、いや、バイト先にも宣伝しておきます(チラシを受け取り)………ああ、あい、いや…(なこに詰め寄られて、面食らったのか後退りし)……(ぐっ……)…まあ、その……やむを得ない事情で、特定の食事制限をしてまして……(答えにやや困ったのか、目が泳いでいる) 」

ヴィヴィ「(続けざまにハングライダーの上にハンドルを取り付けたような道具を置く。NOW鹿でよく見たような乗り物だ)②:ジンプルに移動用の乗り物です。大気中の魔素を取り込みつつ前進、だいたい150CCのオートバイぐらいの速度で空中を移動できます。必要な魔素は10mにつき1ミリ、ほぼ永久機関みたいなものですね。  で、③ですが……(最後に取り出したのは札、赤く、年季の入ったお守りのような札だ。これを見つめるヴィヴィの表情は明るくない) 因果確率符。これはこう……デメリットしか無いような品です。おすすめはしませんね 」

なこ「わぁ…♪やっぱり、楽しんでやるとそうじゃないとでは全然違いますよね…!私も…誰かの助けになれていると思うだけで、嬉しい気持ちになるんです…♪(*´꒳`*) 「こんな自分」でも、誰かのためになれているんだなって…そう実感できる時が、生きてて幸せな瞬間です…♪ わぁぁ~~~~♪(´。✪ω✪。 ` ) (二人のセールストークに目を輝かせる)食事制限…とても辛いですよね…分かります……っ… でも、我慢に我慢を耐え抜いた先で食べる大好物は格別においしく感じますよね…♪それでしたら、余計なことを言っちゃいましたね…すみません…💦(申し訳なさそうにアガラに頭を下げる) 」

なこ「……?それは…どういうものなんですか……?(お勧めしないと言われたら逆に興味を抱く、人間の心理に準じるままにヴィヴィに尋ねる) 」

ヒロ「珍しく盛り上がってるな…(一同の元へ現れ)…………!?(珍しいものを見たような顔で俊を見る) 」

ヴィヴィ「 えっ…………。  えっ  (あっけにとられたような顔で首を傾げ)わたし、とっくにモブの芋顔なのでは……???(>>卑屈<<)  ああええっと……(どっちだ? タンパク質が必要そうなリアクションだったけど、嗜好の話かな、いやでも衝動を抑えて社会性を重んじている可能性も……ううん……)……あっ、そうそうトッピングとか希望あります?具材も選べますよ(肉とは具体的に例を出さず、それとなく選べることを伝えるように) 」

俊「工房兼自宅なんだが、まあ俺の本拠地だ。ヘンなモンからお役立ち品まで色々作ってるぜ。(クルクル、とスパナを回してキメ。完全にカッコつけのための品だ)こんな自分……"こんな自分"ね、俺はそうは思わないな。"こんな自分"より、やるのは"自分だから"だ。 」

アーニャ「アーニャ、クソダルい連中(ミハリとかりかりやとか蝶野とか)から逃げられる秘密道具、欲ちい(ここまで逃げてきた) 」

なこ「…自分…だから……?(卑屈な発言をした自分とは程遠い俊の言い回しに反応を示す) 」

ヴィヴィ「(あ、聞いちゃうんだ……素直な子だからやめときますねって言うかと思った)……『因果収束符』。さっきの砂時計と似たような名前なんですけど用途も効果も違うものですね。端的に言えば、『あなたを必要としている人』の方向を示し、同時に『あなたを必要としている人を引き寄せる』札です。(便利な道具では在る、だがこれを持つヴィヴィの表情はそれとなく陰っているように見える) 」

俊「おいコラ嘘つけあんたが芋ヅラだったらこの世の半ぶ……いや多分三割?ぐらいは芋ヅラになるだろ!(一瞬盛った話を現実的なラインに引き下げつつベシッとヴィヴィにツッコミ)……とまあこんな風にツラを覚えられてるような連中の、それも魔術的素養のある連中に絞って欺瞞工作ができるっつう外套なわけだ。実用化して意味があんのかって正直悩んでたんだが……意味がありそうなら量産してもいいかなって思ってんだ、試してみてくれや。(外套を脱ぎ、渡す) 」

ヴィヴィ「あ、いいものがあるよ。消滅銃(シンプルにハンドガンを取り出す) 撃たれた人物の存在を、撃たれた瞬間を目撃した人物を除く一切から抹消する銃だね。ようはいなかたことになるわけ。(邪悪) 」

アーニャ「(こいつトチ狂ってやがる…)(うそだろぉ~?)(ハンドガンの販売をしているヴィヴィを見て絶句する幼女) 」

アガラ「具は………(あっ選べる……?選べるやつ……?鶏や豚なら……ああ、いや、ストップ……ストップ……)……あ、甘い奴で……お願いします…(具体例が何も思い付かなかったからか、要領を得ない回答を口から漏らす) あ、あ、あっ……そ、そうなんですよ!!我慢した方が、その、美味しいというか………("食べない"為の訓練で強引に、なんて説明したくない……このまま、このまま通す…!!)  へえ、工房兼自宅……(ガレージに居住スペースがくっついてるみたいな…?家の地下にサーバールームがあるうちと似たようなものだったりするのか…?) 」

なこ「えっ!とっても便利じゃないですか…!ものすごく欲しいです…♪(ヴィヴィの説明を最後まで聞かず、ましてやその表情の陰りにすら気付かず求めるような眼差しを向ける) 」

俊「そ、自分だから。……初対面のあんたにこんな事くっちゃべるのもヘンだけどさ、ちっと前は俺も随分と凹んでた時期があってね。物理的に自己同一性の危機に晒されてたんだが……まあ色々考えちゃあみてよ、やっぱ俺は発明がスキだって気付いた。で、発明してねえ俺は俺じゃねえ。俺はそんな俺がイヤだ。だから、俺は俺が俺でありたいから―――"自分だから"発明してる。誰かに強制もされねーし、俺がやりたくて、俺である為にな。(遠い目だ。どこか遠大な何かを見据えているような目でもある)……っつーかやっぱヘンだよな、なんで俺は物理的に自己同一性の危機に立たされてんだ? 」

アーニャ「おい!そのマント(外套)…アーニャ欲ちい!ください! 」

ヒロ「あんた久々に見たな。いろいろ大変だったんじゃないか(俊に声をかけて)あとは……久しぶりだな。(ヴィヴィに)それとそっちは初めて見るかな(アガラとなこを見て)PPPで(反射的にアーニャに) 」

なこ「………(どこか遠い目をしながら真剣に語る俊の横顔を見上げるように見つめては聞き入っていた)自分が自分であるために…か…… そんなこと、考えたこともありませんでした…。でも、なんだかすごく共感できます…! なこも…誰かに押さえつけられたり、したくもないことをしたりするのは…嫌です… やっぱり、スキなことをしている時の自分が、「本当の自分」なのかもしれませんね… ありがとうございます。少しだけ…考え方を変えることができました……!(胸元に手を当てる) 」

俊「そうそう多分今あんたがイメージしてる大体その通り、生活スペース直結のタイプ……あ、食う時に気をつけてほしいんだけどマジで1日分になってるから一気食いするなよそのチョコバー、膨れすぎて死ぬほど腹苦しくなっから。(しれっと怖い)……いいけど、この外套魔術師相手にしか通用しないぞ?一般人相手だとただの外套になっちまうけど。(ぬっ、と外套をアーニャにも渡す)色々?まあそうだな……色々あったけど、まあ何とかやれてるよ。 」

アーニャ「(だる)(反射的に拒絶反応が出る) 」

アーニャ「ふひひ、やったじぇ!これでイタズラしてもバレずにすむじぇ!(いかりやとか蝶野とかミハリなどの一般人を真の意味での一般人と捉えていないらしく、これは使えると勘違いして邪悪な笑みを浮かべる幼女) 」

ヴィヴィ「あはは、それも営業トークってやつですか?引っかかりませんよ、どうせみんな分厚いツラの裏で笑ってやがるんだ……骨格はともかく華はないしなんか湿ってて臭そうだよねとか……へへっ(目を逸らし湿度が増してゆく)まっ、他人になる道具っていうことなら別段デメリットはなさそうですね。効果があったらちゃんと報酬をお支払いしますよ。(両手を前に突き出し受け取るの意を出しながら) (あー、抑えてるタイプか。それなら)じゃあそうですね、アボガドトッピングしておきますね(それと……空腹感を満たす香料をトッピングしておこう。いくらか和らぐといいんだけど)はい、こちら300円になります(慣れた動作で作りながら) 」

なこ「あ…はじめまして……!魔法少女「なこ」です…♪何かお困りごとはございませんか?何でもお手伝いしますので、もし街中で見かけたら遠慮なくお声がけくださいね(*´꒳`*)(愛想よくヒロに挨拶する) 」

うちはミハリ「(アーニャの背後で腕を組んでいる)裏立て。 」

ヴィヴィ「あれ?ああ!(寄宿舎だったか、それとも魔法の国の冒険か曖昧な記憶を探りヒロの事を思い出し掌の上で拳を弾ませる)ご無沙汰です。土の中に埋まる生活はやめたんです?  ―――――。(顎に手を当て長考。しばらくして顔を上げ)わかりました。初回特典でタダとしておきましょう(符に両手を添え、掌の内側で群青の暗い明かりと星のような光の粒子が巡る。何かの術を施したかのように見えるが……)――――警告しておきますね。ご自身の知名度、認知度をよく考えた上で使ってください。調子が悪くなったらためらわず捨ててくださいね 」

アーニャ「……(マントを被っているのでバレることはないでしょう)(ミハリが後ろに立っていようがお構いなくシラを切る)……………………………(えっ?)(二度見)………………………(えっ?)(三度見)  (だる)  (なんでバレてんの???????) 」

俊「……(ありゃ失敗すんだろうなぁ、という顔でアーニャを見ている)そう、それでよーし。皆のヒーローを標榜するキラッキラの魔法少女が"自分なんか"って卑屈にネガっちまったらよー、見れる夢も見れなくなっちまうぜ?せめてそんぐらい夢見せられるぐらいあんたはキラッキラしとけって、まあ……魔法少女には挫折とか闇落ちみたいなのがつきものなんだが……(徐々に声量尻すぼみの目そらし)あー報酬?別にいいよ、モニター相手にふんだくるつもりないし……そういうのは名誉ある被験者一号くん特典として享受してくれや。(ぴらぴらと手を振る) 」

うちはミハリ「そら先生白眼持っとるからな、そんなんじゃ騙されんよ?とりあえず裏立て。 」

なこ「えっ????た、タダ……??そ、そんな…っ、いいんですか…?!(慌てた様子で符を受け取ると、何かの魔力を瞬時に感じた)―――――(……今のは…魔力……?ということは…やっぱりこの人も――――)(恐る恐るヴィヴィの表情を伺おうとした時、彼女の渓谷に目をぱちくりさせる)……?わ…わかりました……っ…(険しい表情をひとつする彼女に、思わず小さく息を呑むと掌の上に握られた符に視線を落とす。これがあれば、自分が望んだことが更に現実味を帯びる。だが、それと引き換えに何かが起こる…そんな気がしてならなかった) 」

アントニオ猪木「では彼女から闘魂注入を行います!!(ミハリに掴まれているアーニャに闘魂注入と言う名のビンタを見舞う) 」

ヒロ「そうか…………ん、なんだ相変わらず変なもん作ってるなおい(マントを見て俊に)なこ?……不思議と聞いたような名前だな。よろしく。うーん,今のところは特に大丈夫かなぁ。なんかあったら相談するよ。(なこに)ありゃあ別荘のようなもんだからね。夜は特に暑くないから避暑する必要がないってことさ。(ヴィヴィに) 」

アーニャ「(オワオワタン♪)(だるだるだるだるだるだるだる) 」

鬼殺隊鬼柱「そこは今日から私の隠れ家だ。(ヒロの地中の住処を奪う) 」

アガラ「あー、えぇと……お久しぶりです……まぁた暑くなりましたね~……(ヒロに軽く会釈を返して) へぇ、楽でしょうけどやっぱりフガうるさかフガったり……(俊の静止より先に、既にチョコバーの包装を破って丸ごと口の中に突っ込んで……)ゴクッ……え゛ッ゛!? ああ、アボガド……久々に食べるなあ……ありがとうございます(硬貨をヴィヴィに渡し)……良い匂いがする、スパイスかな……? (しかし、魔法少女……警察のリストには入ってなかったから、多分本当なんだろうな……俺は、必殺技で焼かれたりするのかな) 」

アーニャ「(こいつめー!)(猪木のビンタによる制裁を受ける) 」

いかりや長介「(母ちゃんコントの格好で)一々うるさいんだよアンタは!!(アーニャのケツを布団たたきで叩く) 」

アーニャ「(こいつらいつかしばき返してやる…!)(こいつめぇー!) 」

俊「変なもんではない、自己防衛の品と言い給え。……なんで俺は自分から身を守るために発明してんだ?(自問)あーあ……食っちまったか、残念だが見知らぬ君……今からあなたは胃がパンクして死ぬような思いをします!!(くわっ)―――ま、嘘なんですけどね。(サークライのマネをしながらアガラを宥める)量産してからそういうアホが後を絶たなかったから朝昼晩三分割で腹が膨れるようにしてんだ、安心しな。多分他にモノ食う気起きなくなるだろうけど。 」

ヴィヴィ「あーまあそこは商売柄といいますか……プラマイゼロにしとかないといけない事情があるってことで、あとこっちもモニターしたんですから、フェアに行きましょってことで魔道具押し付けますね(にっこりとどこか邪気を帯びた微笑みを浮かべ) ―――――(まあわかってないだろうな……。セーフティと、魔力信号を着けといたからある程度モニターはできるけど……とりあえずこれでこのコの本質を見てみるしか無いね……)うん、ほんと、容量用法を守って、ねっ  」

ヴィヴィ「ああそうそう、溶かしたマヨネーズとチーズを淹れてるのでお腹持ちもいいですよ。あと保存が効くように香辛料をブレンドしたので、分けて食べていただいても大丈夫です。気に入ったらまたこの辺散歩してみてくださいね(両手ででサムズアップし笑顔で頷く)  あー天然の避暑地かぁ……なんか鬼に取られたばっかっぽいけど。 」

なこ「はいっ…!なこ、これからも頑張ってキラッキラな魔法少女を目指します♪✨ みんなの夢を叶えてみせますよー♪(それっぽく魔法の杖をもってその場で可憐に回転してみせる。張り切るあまり、「挫折と化闇堕ちみたいな~」の発言が幸か不幸か耳に入らなかった)そうですか…じゃあ、またの機会にお待ちしてますね♪(ヒロに)……?(ものすごい汗をかいてる…やっぱり相当我慢しているのかな…?)(アガラの真意に気づいておらず、違う意味でとらえている模様) 」

なこ「は、はいっ…!わかりました…では、ありがたくいただきますね!お礼と言っては何ですが…今度私からも何かお手伝いさせていただけたら――――――?(そんな時、自身が持っていた魔法の杖の先端、ハート形のオブジェが点滅しだした)…あっ……「お呼び出し」だ… みなさん、今日はいろいろとありがとうございました…♪またどこかでお会いした時はよろしくお願いします…!では、さようなら…!(ぺこり、と深くお辞儀をすると踵を返し小走りでその場を後にした) 」

俊「ま、魔道具……魔道具だけはヤメにしてくれね?ちょっとそっちにウルサいのがウチにはいるんだよ……絶対目ェ付けられて碌でもない事なっからそんだけは……(冷や汗ものである、余程恐れているらしい) 」

アガラ「なッ―――――!!あ、そういう……三食……三食?時間差で?そんな器用な事出来るんですか……完全行動食…すっげぇ……(……確かに、空腹は満ちた感じはする………するけど、ああ、うん……多分、俺の飢えはやっぱりカロリー的な意味合いじゃなくて……)(自分の腹を服越しにさすりながら) えっあっチーズまで……嬉しい……じゃあ早速帰って明日の朝食にします(丁寧にバーガーを仕舞い)……あ、いや、お気になさらず…(なこを見送り)(……警戒されたかな、いや、多分大丈夫……) 」

俊「……聞こえてなかったか。ああ、なんつーか嵐のようで……うーん、妙に違和感あんだよなぁ、何でだ?まあいいかぁ……(去っていった魔法少女の後ろ姿を見ながらボヤボヤとぼやく)すっげーだろ、これ企業努力な。まあ別に個人開発だから企業とかではないけど俺……(ややドヤ)っさて、そろそろ俺も帰っかぁ……んじゃ、何かお問い合わせとかあったら俺の工房までヨロシクな、製品のバーコードに住所載ってっから。(ひらひらと手を振り、台車を引きながら去ってゆく) 」

ヒロ「またなー(2人を見送り)暑くなったのは確かだな〜。普段はあんまり外に出てこれないよ…(アガラに)まぁまた作ればいいから。あの穴は後で埋めとくね(鬼畜) 」

アガラ「あっさり去って行ってしまった………(チラシと俊を交互に見て)……道具か、もしかしたら使う事も………ある、かなぁ………?(……腹が減る前に、帰ろう)……それじゃあ、俺も帰ります。(背を向け、自宅へ向けて歩いて行く) 」

ペンギン「あんな世間を知らないガキよりも素直なのがいいな・・・(アーニャを見て) 」



なこ「♪~♪~(後日、いつものように町へと繰り出しては当たり前のように住民たちのお困りごとに耳を傾けては率先して助力する慈善行為を繰り返していた。たくさんの悩みを解決させたころ、比較的人気の少ない土手沿いへと思いていた)ふぅ…ちょっと休憩しよ………?(と思ってい矢先、あるものが目に入る) 」

リラ「ブツブツブツブツ……(土手沿いの下り坂に三角座りで腰かけ、いかにも悩み苦しんでいる様子で蹲っていた淑女が一人…) 」

なこ「……!(ピーンッ!)(何らかの苦悩に苛まれている淑女の姿を目にすると、脳天から生えている三日月形のはねっ毛がピーンッと伸びる) あ、あの~…?大丈夫ですか…?なんだかとても気分がすぐれない様子ですが…何か、お困りごとでもありますか…?(恐る恐る、しかして笑顔を崩さずリラとの距離を慎重に縮めていく) 」

リラ「……………………たい……… 」

なこ「………??? 」

リラ「 ガバッ ―――――― 『 アオ様 』に会いたあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛い゛っ゛!!!!!!!!!。 (´;д;`) 。゚・(※100dBの大絶叫) 」

なこ「!☆?☆!☆?☆!☆?☆!☆?☆!☆?☆!☆?☆!☆?☆!☆?☆!☆?☆(ド級のうるささに目を☆にしながら耳を抑えつける) 」

リラ「 ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛…アオ様ぁ゛……っ゛……今わたくしの心は切実にアオ様に会いたがっているのですぅ゛ぅ゛ぅ゛…!!!366日25時間いつでもどこでもいかなるときでも貴方様のことを想うと胸が胸が胸が胸が胸がしめつけられて切なくて苦しくて儚くて辛いぃぃぃぃぃぃぃ~~~~~~~~~~~~~~~……ッ゛……!!(ダバーーーーーーー)(涙のような滝) 」

なこ「……ぅえ~…と……っ…???(とんでもない人に声をかけてしまったと唖然している) 」

リラ「黙るのです小娘!!!!!(ガバッと突然見ず知らずの魔法少女の胸倉に掴みかかる)貴女にアオ様に会えないわたくしの不幸が癒せますか!!!!!!過去多岐に渡りアオ様に救われてづけてきたにもかかわらず一言も感謝の言葉を告げられず今に至るまでこの感情を引きずってきた悲劇のヒロインがわたくしですが!!!!!????公式ファンにもなれず、追っかけもなりきれぬ、哀れで醜い、それがわたくしなのです!!!!!貴女にわたくしを救えますか!!!!!!!!(ブォンブォンブォンブォンッ)(泣き喚きながらなこを前後に揺さぶる) 」

なこ「んあ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(もう私の方が助けてほしい……(´;ω;`))(揺さぶられ過ぎて目に残像ができる) 」

リラ「うわあああああああああああああっ!!(心が)いてええええええええええのですっ!!―――――っ!!や、やめるのですうううううううううううううう!!!このことがもしもアオ様にバレてしまっては・・・・・あぶねーのです!!!!うわあああああああああああああああああああんっ!!!誰か・・・・・誰かわたくしを助けてくれださいのですううううううううううううううううっっ!!!わたくし一人だけじゃわたくしを助けられねえのですううううううううううううううう!!!力不足で情けねぇのですわたくしは!!誰か助けてえええええええええええっ!!!(世界の反対側にいるであろうアオに全て聞こえるぐらい、大声で叫んだ) 」

なこ「あのっ…あのっ!!!落ち着いて!ください!!ねっ!!?お話ならなこが聞きますから!!ねっ???ヾ(・ω・`;))ノぁゎゎ(気づけば土手沿いに流れる川がリラの滝涙の影響で氾濫しているトンデモ事態に陥っているのを目撃し慌てて彼女を宥めようとしている) 」

リラ「 スンッ (泣き止み、川の氾濫は鎮まり、世界は救われた) 」

なこ「うわぁ!いきなり落ち着かないで!!Σ(´ºωº `) 」

リラ「  アオ様に会えないの辛すぎて今これ  \あ~の頃の~青を~覚~えていようぜ~♪苦~味が重なって~も光~ってる~♪/(BGM♪:ライラック)(Z世代で流行ってる例のナルトダンスを踊り始める) 」

なこ「うわぁ!いきなり踊らないで!!Σ(´ºωº `) 」

リラ「さっきからなんなんですの貴女!?(お前じゃい) Σハッ…!まさか…貴女もアオ様の追っかけですか!?フッ…(嘲笑) しかしアオ様を探し求めて偉大なる航路(グラン〇ライン)を何十周したわたくしからすれば貴女は所詮東の海(イースト〇ルー)を出たばかりの新米なルーキーなのでしょうね!いいですこと?!アオ様というひと繋ぎの大秘宝(アオピース)を手に入れたければそんな生半可な気持ちで会えると思わないことなのです!!!素人は黙っとれなのです!(不安定が情緒) 」

なこ「そんなこと聞いてないよぉ…ふえぇぇ…(´;ω;`) いやっ、あのっ…そうじゃなくって…… なんだかものすごく困っていそうだったので思わず声をかけてしまっただけで……その…アオ様?って方を探しているんですか…? 」

リラ「 そーーーーーなのです!!! (ドォ――――>>>天上天下唯"青"独尊<<<―――ン!! ←のテロップが流れる) アオ様一筋 10那由多年…!!揺り籠から墓場まで生涯をかけてアオ様だけに尽くすと神に誓ってから幾歳の月日が流れてきたものですが…それでもアオ様に会゛え゛ず…っ゛…グズッ゛(´;ω;`) 今日まで耐えに耐え続けてきましたが…もう限界の我慢……っ!!このままではアオ様への愛を世界の中心で叫びながら爆☆散しそう!!!!もうそうなってもいい!!お星さまになればきっと世界の何処かにいるアオ様も見つかるはずでしょうし!!そうしましょう!!(目がらりるれろ) 」

なこ「 お気を確かに!!!!!ヽ(; ゚д゚)ノ (慌ててリラの右腕に組み付き自害?を必死に阻止する)……でも……そう…… それほど切実に会いたい人がいるんですね…… あのっ!もしよければ…お姉さんが探しているそのアオ様って人…私も捜索をお手伝いさせいただけませんか…!?こんなに困っているのを見たのは初めてなので…できることなら力になってあげたくて…っ…… 」

リラ「(!?) ガシッ (救いの手を差し伸べようとしている魔法少女の手を両手で包み込むように掴む)…そ、その言葉に嘘偽りはないのですね…?!わたくしと一緒に全生涯を賭けて!たとえ命尽き果てようとも絶対に探し出してみせると、そう誓えますか!?!?!??(うるうる) もちろんわたくしは**(確認後掲載)ません。だってアオ様ノコトガ チュキ❤ ダカラァーーーーーーッ!!!!!(リラ・ドンゴン) 」

なこ「 ( ´^`° ).。oO( めちゃくちゃ重すぎるよ~~~~~~~~~~~) (リラの視線外でお空に向かって涙目になる)……わ、わかりました…っ…!お声がけしたのは私ですし…責任をもって、お姉さんのお手伝いをさせていただきます…!(うえーんもう腹をくくるしかないよねっ…) あっ…そういえば自己紹介がまだでしたね…急に話しかけちゃってすみません💦 魔法少女「なこ」っていいます♪困っている人のお悩みごとをなんでもお手伝いしています…! 」

リラ「魔法少女……???プッ…wwww 随分可愛らしいですことwww コスプレイヤーか配信者か何かですか?wwww もうちょっと人の視線などお気にしたほうがよろしくて?wwwwwww (嘲笑) 」

なこ「 (-_-💢).。oO(お姉さんにだけは言われたくないかな~~~……ッ……)(リラの嘲笑に口辺を引きつらせた黒い笑みを浮かべる) へ、変ですか…?なこは…魔法少女、可愛いと思っているんですけど……(自分の可憐な衣装に視線を落としながら) 」

リラ「 冗談ですわ (ここで突然淑女らしい落ち着きを取り戻した) 嘲笑ってごめんなさい。ただ、貴女がわたくしの悩みに本気で向き合ってくれているのかどうか図りたかっただけなのです。その表情……どうやら本当のようですね。(そう…と何処か満更もなさそうに鼻を鳴らす)……リラ・ライラ。「リラ」でいいのです、可愛い魔法少女さん。(数秒前の狂人とは思えない優しくも大人びた声音で緩やかな微笑みを送る) 」

なこ「―――!(自らの名を添えて大人びた微笑みを垣間見せるリラに、まだ幼い少女は憧憬のような眼差しでときめきを感じた)……はいっ…!よろしくお願いします、リラさん…♪(*´꒳`*) (蟠りのようなものが解けて心の底から笑顔で応える) えぇと…その、アオ様…?って方のお写真などありますか…?あっ、SNSとかやってますか?もしよければ連絡先など交換していただけたら、なこのアカウントにそのお写真を送信してもらえると助かります…♪なこも情報が掴み次第すぐに連絡を送りますので…! 」

リラ「ええ、構いませんわ。(スマホを取り出すと互いにツミッターのアカウント情報をフォローし合う)フフフ…とはいっても、これは私の日常兼アオ様への愛を叫ぶ(非)公式アカウントなのです。これまでいろんな情報…それもどんなに小さなことでも欠かさずキャッチし、その場所へ赴いては手がかりを掴んできました。まず、アオ様は間違いなく"今もどこかで生きています"。これはわたくし自身の願いでもあり、同時に確信的事実に基づくものですわ。 」

なこ「あっ、フォローありがとうございます…♪ な、なるほど……?でも…住所などの個人情報は流石に掴めていないみたいですね… 有名な俳優さんでもそういう情報はだいたいリークされるものだと思いますが… わかりました、なこも町の人たち一人一人に聞き回ってみますね…!ところでリラさんは…この辺にお住みなんですか? 」

リラ「いいえ、わたくしは西の国にある「クレイルーン」王国から遠路はるばるここまで来ました。 」

なこ「 え゛!!? めちゃくちゃ遠いから来ている…っ……?! 」

リラ「これもすべてはアオ様にお会いするためなのです!そのための足や財力などいくらでもありますわ!しかし…時間だけはあまりにも少なく有限…一日がこれほど短いものだと痛感する今日この頃でございます。あまり遠出をしているとお兄様からの連絡が煩わしくなりますので…遠方での滞在期間は多く見積もっても1週間と決められているのです。そして明日…わたくしは一度帰郷しなければなりません。きっと貴女と会えるのもこれが最後になるのかもしれません。 」

なこ「そんなっ…せっかく会ったばかりなのに……(寂寥感が表情に過る) 」

リラ「……クスッ…(そんななこの横顔に口元が緩む) でも、今の世の中というのは様々な繋がり方があるものですよ。(連絡先を好感したばかりのスマホを左右に振ってチラつかせる) 今日ここで貴女に私の愛を受け止めてくれたことも、本当は嬉しかったのです。なので、貴女は貴女で、私ではない他の誰かを助けてあげてください。英雄であるアオ様がそうしたように…。もちろん、アオ様に関する情報が何か掴めましたら、いつでもご連絡をお待ちしてますわ。(くすりとほくそ笑むと満足したように踵を返す) 」

なこ「……!(立ち去ろうとするリラの背を見て思わず咄嗟的になにか声をかけようと言い淀む。悩んだ末に…)………必ず会えるといいですね…運命の人に…♪ なこも、心から応援しています…!またいつか会いましょう、リラさん! 」

リラ「――――――――― ♪ (振り返り様に魅せた妖艶な微笑みが夕景に溶け込む。淑女はゴシック傘を開いてクルクルと上機嫌に回しながら、遠い遠い遥か彼方へと消えていくのだった――――) 」

なこ「…………(結局、彼女の根本的な悩みを解決に導くことはできなかった。それでも、最後に彼女が見せてくれた笑顔に、彼女自身の救いがあったのなら… きっと、今日という瞬間も無駄じゃない。そう信じたい。いつか会えるその日まで。魔法少女は大手を振って見送るのだった――――) 」


1
「 なこたんごめん!実は今日突然欠勤が出ちゃって…ホールのお手伝いしてもらってもいいかな…!? 」


なこ「うんっ、任せて…! 」


「 びえぇぇぇん…!お人形さん壊れちゃったぁぁ~…っ!! 」


なこ「大丈夫だよ、お姉ちゃんが魔法で直してあげるからね…! 」


「 ウチの大事な商品をドラ猫が盗んでいきやがった!こういうチャシロの猫なんだが…見つけてとっ捕まえてきてくれるか!? 」


なこ「わ、わかりました……! 」


「 おー、出前きたきた。……って、ええ?!な…な…何その恰好……? 」


なこ「あはは…ムーバーハーツ…のお手伝いです……( ˊᵕˋ ;) 」


「 マンミキヨー! オエッペケテンナッコー!! (万引きよぉ!追っかけてなこー!) 」


なこ「こらー…!盗んじゃだめだよ~…!>< 」


「 あのオホーツク(業突)ババアの大家が家賃払え払えってうるせえんだよ。なんとかしてくんねえべ? 」


なこ「あー…はは……お家賃はちゃんと払った方が…いいかもね… これ、よかったら少しだけど足しにしてね… 」


「 うええぇぇん!アイス落としちゃったぁぁ~~~っ!! 」


なこ「大丈夫…?今度は落とさないように気を付けてね?お姉ちゃんが三段アイス買ってあげるからね。 」


「 先にぶつかってきたのはそこのジジイだろ! いーや!貴様の方じゃ若造が! 」


なこ「あのっ…え、と……お二人とも落ち着いて…ね……? 」


― PM23:42―


ここな「―――― ふぅ……っ……(晩御飯やお風呂、明日の学校の支度をすべて終え、桃色のパジャマに着替えて可愛らしい人形に囲まれたベッドに腰掛ける。相当やつれているのか、大きなため息一つと共に両肩がすとんと落ちる) 」

ももん「――― ここな、今日も一日お疲れ様だもん!(そんなここなを励ますように何処からともなく現れたのは、パステルピンクの色をしたフクロウのような不思議生物。従来のフクロウよりも小さく丸みを帯びた可愛らしいフォルムをしており、つぶらな丸い瞳で彼女の顔を伺うように見上げる)………お疲れみたいだね? 」

ここな「…ももん、ありがとう。(ぎこちない笑みで応える) うん…ちょっとだけ…ね?でも見て、『ユーフォリアム』もたくさん溜まったんだよ。(ジェリービーンズのようなカラフルな粒物体がぎっしりと詰め込まれた筒瓶を見せつける)頑張れば頑張った分だけ…明日の自分が報われる。ももんが、そう言ってくれたよね? 」

ももん「そうだもん!ここなは人一倍頑張り屋さんだから、明日のここなは今日よりもずっと幸せになれるはずだもん!自分のことは、自分だけがよく知っているものだもん。自信を持つんだもん! 」

ここな「……うん、ありがとう。(そうやって何度も勇気づけられてきた。そうやって何度も自分自身に言い聞かせてきた。だから今日まで挫けず生きてきたのだから)……じゃあ…これ、今日の分よろしくね。(そう言うとももんに向けて筒瓶を差し出すと、ふわりと浮かんだそれがフクロウのもとへと飛んでいく) 」

ももん「確かに受け取ったもん!ここなの頑張りは、『魔法の国』にも伝わっているんだもん!みんな、ここなに期待を寄せているんだもん!この調子でこれからも頑張ってほしいんだもん!それじゃあ、ももんは「魔法の国」へ届けてくるもん!ここなもおやすみだもん!また明日もよろしくだもん!(そう告げると部屋の窓を頭で押しのけるように開き、周囲に取り巻くように浮かぶ瓶と共に月夜の向こうへと飛び去って行った) 」

ここな「うん、おやすみ…ももん。(自分の頑張った証をもって飛び去っていくフクロウを窓から見上げ、消えていくその瞬間まで見送り続ける。それが就寝前に行う最後の日課だった)………(窓とカーテンをそっと閉ざすとリモコンで消灯。ゆっくりとベッドに潜り込む)………(そして最後に、スマホを起動。SNSアプリを開いてTLを閲覧する) 」

経済おじさん@keizai_og : 今日も町でなこたんを見かけたぞ!相変わらずかわゆいですなあ!何でもお話を聞いてくれるらしいし、いつかおじさんとデートしてもらうか頼んでみようカナ? 」

みらくる2世@miracle2 : 巷で有名な魔法少女?に会ってきた。確かにかわいいけど、ああいうのって偽善っていうの?裏で援交とかしてそう。 」

F@efuefu : 新台8万負け。誰か借金肩代わりしてくんねえかな。あの魔法少女とか。 」

ぷろてぃーん@prt_9888 : 明日仕事行きたくない。どうせまたむちゃくちゃな仕事を押し付けられる。いっそ会社爆破してほしい。助けて、魔法少女ちゃん。 」

RAD@wimps0 : 今日も魔法少女なこたんの盗撮写真で #この投稿にはセンシティブな表現が含まれております# した 最高 」

三浦かおる・ワーキングマザー@kaoruchan : 最近噂の魔法少女にたかる男なんてみんなクズ!そしてそんな男に奉仕活動する彼女も同罪!性的搾取!性的消費だ!不埒者どもめ! 」

ここな「…………(そうやって自分のエゴサを行い、ある程度閲覧を終えると電源を落とした端末を充電器に差し込み、今度こそ床に就く。今宵はどんなを夢を見るのだろう。そんな束の間の小さな期待に胸を膨らませながら、少女は瞼を閉ざす――――) 」


― AM1:00 ―


ここな「 スゥ……スゥ……  」


― AM2:30 ―


ここな「 スゥー…… スゥー……  」


― AM3:42 ―


ここな「 ……………………………  」



ム ク リ ッ …  パ サ …





……ザ……ズ、ザ……ザ………





――――  ガ  ァ゛  ン゛  ッ゛  !  !  





――――――  ガ ァ゛ ン゛ ッ゛ 、 ガ ァ゛ ア゛ ン゛ ッ゛ ! !





――――――――  ガン゛ッ゛  ガン゛ッ゛ ガァ゛ン゛ッ゛  ガン゛ッ゛  ガア゛ン゛ッ゛ ! ! 







――――――――――  ズ  ガ  ァ゛  ア゛  ン゛  ッ゛  !   !   ! 








………………………ズ、ザ…… ザ…… ザ……



パ サ リ …… ゴ ソ ゴ ソ … …



…………… ス ゥ ………… ス ゥ ………… ス ゥ ……………―――――――――――





Dr.ドライドル「(某町未明、悪名高きトロイメ団がひとり、至高の魔術師を名乗る男がバイト君たちを集め)お~全員揃っとるな。ええかよく聞け。今からこの宝石店から宝石をンも~ガッポガッポと頂く。諸君の取り分は心配するな。俺様の指示に従ってりゃ5分で全部バイバイさよならDA☆(静まる町の中で踏ん反り返るように佇み、一同を見やる。それぞれがやる気アリアリといった感じなのだが)ん、なんだオメェ?質問か?ええだろ、まだ時間あるでな。わからんことあったら聞け。 」

闇バイトA「す、すみません。実はそのやるにあたって妙な噂を聞きまして……、博士はその、『魔法少女なこ』はご存じですか?なんでも町の人達を助け回ってるヒーローガールって感じなんですけど 」

Dr.ドライドル「まほーしょーじょ?(小首をかしげ)ンバッカおめえ、町のひとつやふたつにはな、そーゆー力ある奴がおるもんだ。計画にストップはねえ。このままやれば宝石ガッポガッポが待っとる! 一生懸命、真面目にやるんだぞオメエら!(そうして指示を出していき、宝石店へと押し入り、計画通り宝石を奪っていく)ほぉれオメエら、やりゃあできんだ。ここ宝石は質がええかんな。前から目ぇつけとっただでよ。ささ、ずらかっぞ!! 」

闇バイト一同「「「「「「へいっ!!!」」」」」 」


所定の位置まで全速力で走り抜ける。無事マーカーポイントにたどり着き、分け前を与え現地解散。
お互い名前も顔も知らない。Dr.ドライドルも自身のことは博士と呼ばせている。警察が来てももう遅い。
魔術と科学に精通した彼は防犯対策にも仕掛けを施し無力化させた。
……だが、ひとつ魚の骨が引っ掛かったような懸念がずっとあった。


Dr.ドライドル「魔法少女なこ……はて?そんな奴この町にいたか?俺様のリサーチ不足なんてことはありえん。だが……(何度も首をかしげる)ま、考えてもしゃーね。これで当面の研究資金は稼げたzo.」

Dr.ドライドル「まぁ今に見とれ。いずれはこの町も俺のモンにしたる。今回はよ、見本だサンプルだ。あの宝石店の宝石全部だけにしといたる。ハハハハハハハハ!!(高らかに笑い、闇の中へと消えていった) 」



翌朝―――


ここな「――――……ん……ふぁ……?(既に開かれたカーテンから目一杯差し込む陽光に目が覚める。目元を軽く擦りながら上半身を起こし、寝ぼけた様子で窓側に視線を向ける)………―――― キ ュ ポ ン ッ (窓縁に置かれていた小瓶に手を伸ばすと、その中に詰め込まれていた吟街路の不思議な液体を当たり前のようにコクリと一口で飲み干す。味があるのかどうかは分からない。そもそもは寝ぼけた状態では味覚もそれほど感じることはないようだが…) 」

ここな「ん……っ…―――― ズ キ ッ ――― ? ! (小瓶の液体を呑み終えた直後、突然自分の身体に違和感が過る。下半身…特に、右足の爪先にジンジンとした痛みを感じ始めたのか、被さっていた布団を捲り右足に視線を落とす)………?(傷も、ましてや腫れの症状もない。だが皮膚の内側からズキズキとした痛覚がじわりと広がっていくのを感じる。就寝中、壁に足でもぶつけてしまったのだろうか。首を傾げながらもベッドから身を起こし、朝の支度を始めるのだった―――) 」


― AM9:30 某学校・教室 ―


酸賀研造「―――― …であるからにして、気体の体積Vは圧力Pに反比例する。これがボイルの法則。この法則において最も重要なのは体積と圧力が反比例するってことね。(30名前後の生徒たちがいる教室。その教壇に立っているのは化学担当の教師の男。白衣を纏い、眼鏡をかけた若々しい壮年の男性だった) 」

ここな「カリ カリ………(正しい姿勢で授業を受け、教師の男が黒板に綴る文字や数式を真面目にノートを取っている) 」

酸賀研造「例えば、圧力が2倍になると、体積が半分になるという現象が起こるんだけど…この反比例の関係を計算式で表すとP1V1=P2V2ってなる。P1は変化前の圧力、V1は変化前の体積、P2は変化後の圧力、V2は変化後の体積であって、この式に数値を入れていけば計算ができるってわけ。(チョークを手にカッ、カッと小気味いい音を立てながら黒板に数式を書き殴っていく) 」

ここな「カリ カリ……―――― ズ キ ッ ―――  う ッ   (突如、それまで何事もなかった右足の痛みが再発し小さな呻き声を上げてしまう。声を押し殺すように唇をかみしめ、ノートから自分の右足へ視線を怪訝そうに移し替える) 」

酸賀研造「温度一定で、1.0×10 5Pa、8.0Lの気体の圧力を2.0×10 5Paにすると体積は―――――― ? (書き綴った計算式からふと生徒側に視線を移すと、たまたま最初に視界に入ったここなの様子に閉口する)……ここなちゃん、どしたん?なんか落としちゃった? 」

ここな「……!あっ、いえ…っ… なんでもないです。すみません…(申し訳なさそうに会釈する) 」

酸賀研造「そう…?ならいいけど…(フランクに何度も頷きながら授業を再開させる) えーっと…じゃあ…早速この問題を解いてもらおうかな。じゃ~あ~……絆斗くん!……えっ、わかんない?しょうがないなぁ~… じゃあ~…ショウマくん!……えぇ?お腹が空いて問題が解けない…?お昼休みまであともうちょっとだから頑張って!う~ん…挙手してくれる子もいないかぁ…んじゃあ……ここなちゃん、この問題解けるかな? 」

ここな「……!えっと…(確か、これをボイルの法則の士気に数値を代入してあげれば…) 1.0×10 5×8.0=2.0×10 5×Vとなるから……V=4.0…? 4.0L…ですか? 」

酸賀研造「おっ!すごいなぁ~!指名してすぐに答えを出しちゃうなんて、やっぱり君は優秀だな~!ありがとう。ということで、答えは4.0L。ボイルの法則を頭に入れていれば数式もすぐに組み立てられるってことだね。 ここの計算問題もテストに出るから、忘れないでね~。 」


キーン、コーン、カーン、コーン……♪


酸賀研造「おっ…ちょうど区切りもいいし、今日はここまで!次回はこのボイルの法則を使った計算式を解きまくって、次のページへ移るよ。各自復習しておくようにね~。じゃっ、またね~。 」



ここな「―――……(お昼休み。昼食を食べ終えた彼女は廊下を歩いていた) 」

酸賀研造「……おっ。やあ、ここなちゃん。(片脇に書物を抱えてここなの向かい側から歩いてきては、フリーの左手を上げて気さくに挨拶する) 」

ここな「あっ…酸賀先生、こんにちは。(礼儀よくぺこりとお辞儀する) 」

酸賀研造「ここなちゃん、さっきの授業凄かったじゃん。正直すぐに答えられるとは思ってなかったよ。実は前々からさ…職員室でも君の評判で話が持ちきりでね。他の先生方も、君のことは一目置いているみたいだよ。俺も担任として鼻が高いよ。 」

ここな「わっ…そうなんですね……!ありがとうございます……♪(*´꒳`*)(照れくさそうにほくそ笑む) 」

酸賀研造「先日の期末試験も全体的に高評価だったし…親御さんもきっと喜ぶだろう。けど…やっぱり次の保護者面談には来れそうにないかい…? 」

ここな「あ…そう…ですね…… 」

酸賀研造「まーまー、しょうがないさ。確か、海外へ出張中なんだってね。親御さんが不在の中で寮で一人暮らしして、授業も怠らず成績もよくて…親御さんも聞けばきっと喜ぶことだろう。 」

酸賀研造「しっかし驚いたな…あまり本人の前で言うことじゃあないが、あの蹄芸中学に君のような超優秀な生徒が我が高校に進学するなんて。あそこは悪い噂が絶えないところでね…生徒の全体的な学力レベルの低さも、教職員たちの劣悪な指導が原因であるって言われているし、暴力沙汰もかなりの頻度で起きている。先日も、あの学校で教師が一人強制退職をよりにもよって市から命じられたらしい。何をしたか分からないが、ただことじゃあないね。 」

ここな「そう…なんですね…(まるで他人事のように怖がる素振りで話を聞いている) 」

酸賀研造「でも、砂利道にも一つくらい本物の宝石が紛れ込んでいるものさ。君のような優秀な子は、市内でも学力レベルの高い我が校にいるべきだろう。最初は狭き門ではあるが、大学への進学率の高さも約束されている。まあ、君ならきっと望んだ大学へ行けるだろう。応援しているよ。……ところでさ…なんか困っていることはない?さっきの授業の時…俺の気のせいかもしれないけど、何か気になってそうだったからさ。 」

ここな「えっ…?あっ……(ふと、無意識に件の右足が後退る)……い、いえっ…!大丈夫です、本当に。お気遣いいただきありがとうございます。 」

酸賀研造「そう?まあでも、煮詰め過ぎないようにしなよ?期待されて緊張するのも分かるけど、君は君の思う通りに進んでいけばいいんだからさ。時には適当になることも人間には大切なことだよ。じゃ、引き留めて悪かったね。またあとHRで。(気さくに手を振りながらここなを横切っていく) 」

ここな「……はい。(軽く会釈をして別れる。優しい担任。仲良しなクラスメイト。環境の整った学校。今の自分は、本当に恵まれている。その小さな喜びに、足の痛みはすっかりどこかへ忘れていた―――) 」




― PM17:00 某所・屋上の小屋 ―


D r r r r r r ――― ♪ (薄暗い一室に設置された黒いデスクの上に眠るスマホ端末から着信音が鳴り響く)


×××「 俺だ (卓上のスマホを華麗にぶん捕るように手に取り着信に出る男。白いコートに黒いオシャレな帽子を被るその男は、特徴的な美しい下睫毛を揺らしながら、もう片方の手で葉巻を吸っていた) 」


×××「……OK、引き受けようじゃあないか。お宅んとこの下っ端も好きなように使っていいんだろう?Thanx。じゃあ、例のポイントで。(愉快気に口角を吊り上げながら着信を切るとスマホをコートのポッケに入れる。そして、椅子の手摺にかけていたステッキを手繰り寄せて男は部屋の扉を潜り抜ける。目の前に広がる都会の街並みを眼下に、ステッキを振り回しながら不気味にほくそ笑む――――) 」



××× → ローマン「―――――― 今宵はエキサイティンなパーリナイになりそうだ 」



―――― 【S級犯罪者】 ローマン・トーチウィック 懸賞金:2億6000万




―――――因果応報、或いは人を呪わば穴二つという言葉がある。
この言葉、日本語が難しいからだろうか、解釈に悩む点が幾つか在るのだが、最も疑問視すべき点を無視しているように思う。


"物事には始まりがあるのだ。"


商店のおっちゃん「――――やー、こないだ売ってくれた『因果律ゲートウェイシステム』は本当助かったよ~。物欲センサー概念を利用して『顧客が望まない方向へ誘導する』っていう呪いが転売ヤー対策になるなんてね 」

ヴィヴィ「今頃は定価以上の額になって見込んだすいっちつぅが石の塊だったって事に気付いて青褪めてるでしょうねぇ。あのテントイかしてたでしょ? バイヤーは偽物の在庫がある商店へ、顧客はきちんとした家電屋へ誘導するシステム。 小悪党なんてね、幾らでも巻き上げていいんですからドル箱ですよドル箱、ATMですわはは(屈託のない笑みを浮かべ魔道具入の段ボールを右へ左へと動かし、倉庫内を整理しながらおっちゃんへ微笑みかける)……の、割には浮かない顔ですね。どしたんです? 」

商店のおっちゃん「あーいや……商店街の浄化っていう目的はあったけど……それでもほら、一応はほら……嘘ついたわけだろ?こう、しかたないとはいえ気分のいいものじゃないなって…… 」

ヴィヴィ「正常な反応ですね。おっちゃんは大丈夫だと思いますけどね、自覚があるっていうなら(倉庫を念入りに施錠し、ドアへ背を預けお~いお茶のボトルをおもむろに開く) まー善意には善意で、悪意に悪意で、せこい商売にはクソみたいな商品で……台頭に取引してなんぼなんじゃないかって思いますけどね、一行商人としては。近頃は0円のサービスなんてものが随分増えましたけど 」

商店のおっちゃん「『魔法少女なこ』だっけ?最近はコスプレイヤーさんが慈善活動に勤しんでるって噂だもんなぁ。ああいうのもキャラ?になりきる?ってことなのかね?俺詳しくないけど 」

ヴィヴィ「あー……あれですね。もしも"助けられちゃったら"払うもの払っといた方が良いですよ(ぐいとおーいお茶を一息に飲み込み、心做しか荒く腕で口元をぬぐい) ―――――労力っていうコストを使う以上、タダってことはないんですから 」



エリアス「やっ、お帰り。(文字通りトランクルーム。トランクの中に空間歪曲によって開かれたヴィヴィの屋敷、そのロビーで鳥かごに収まった青く発光するアゲハ蝶が出迎える) 『儲かったが愉快な仕事ではなかった。』っていう時の顔だね 」

ヴィヴィ「げぇっ、わかっちゃう?顔に出てたかなぁ~~……響くんだよねぇスマイル。アレも商品だから(玄関先の鏡と向かい合い頬をつまんで引張り、こわばった笑顔を作る。すぐに指を離ししかめっ面に戻ると、ソファへ身を投げ背を預けた)―――――あ~~~~き~~~も~~~ち~~~わ~~~る~~~~~~………… 」

エリアス「例の魔法少女辛みかな。ほっとけばいいさ、どんな結末を迎えようとそれは彼女の選択、彼女の人生。読み手が印字に対し加筆修正する術がないのと同じだよ 」

ヴィヴィ「へいへい課題分離課題分離………(腕で目を覆いポッカリと空いた口が天井を仰ぎ見る。暫くそうして沈黙し深呼吸をしていたが) ガバァッ (勢いよく上体を起こし、ソファ橋のクッションを蹴っ飛ばす)いややっぱ無理!きもちわるいきもちわるい!! 」

エリアス「まあ……許される年齢とはいえコスプレしてウーバーしてる光景はキテレツではあるけd 」

ヴィヴィ「いや全部!!あの子もそうだけど、こう……っ なんかやだ!!(くわっ) 0円!0円!!0円!!!!!なんっっっっも得してないじゃんあの子!!それを善意だって、不平等を良いことのように肯定してるのも気持ち悪いしそれにあやかって対価を支払わない周りもきもちわるい!! SNS見た!?この世の地獄だよきたないところのごった煮!!5chのほうがまだ正直でマシなぐらい!! 」

エリアス「知ってるかいヴィクター、この体じゃスマホも弄れないんだ……(悲しげに点滅しながら) はーぁ……僕は長い付き合いだ、言わんとしていることはわかるが…… 共通認識として"義しも悪しきも報いが必要"という共通認識がない彼女にそれ言って通じると思うかい? 無理だね、言語が違う外人に訳せないスラングを投げるのと一緒さ 」

ヴィヴィ「殴って!わからせる!! ぶっちゃけあの子がどうこうとかはどうでもいい!この現状が!!きもち!!わるいっっ!!!!!(ガルルルルッッ) 」

エリアス「イノシシぃ…… 」


―――――因果応報、或いは人を呪わば穴二つという言葉がある。
この言葉、日本語が難しいからだろうか、解釈に悩む点が幾つか在るのだが、最も疑問視すべき点を無視しているように思う。


"物事には始まりがあるのだ。"
故にその因果とはどこから流れたものなのか、構造的に問いかけねば不平等であるように思う。
さもなくば、誰かが不等に全ての対価を支払う事になる




転売ヤー「くっそおおおおおおお騙されて石の塊束間されちゃったああああああああああああああうわあああああああああああああああ!!そして・・・・俺はなこたんにSwitch2を確保してもらうことにした・・・・・w ちなみに?これでタワマンは好きなだけ買えるようになるようだ? 」

なこ「おまたせしましたぁヾ(⌒(_×ω×)_バタン(転売ヤーの前に倒れ込んでくる) す、Switch2をたくさん用意すればいいんだよね?私に任せて♪ 」

なこ→ぴかなっこ「 ビリビリ   >> 筋 肉 で 解 決 ! ! << ジャバリーンッッッッ  (なこは偽物で・・・・・・そして、正体はピカマンだった・・・・。) まずあなたの臓器を資金源にするね!!!!!(メタルマルs……転売ヤーをたかいたかいし・・・・・ジェット機のエンジンのファンへ・・・腹部をこすりつける・・・・・・) 」

転売ヤー「うわああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!びりびりびりびりびりどぼdぼどぼ!!!!そして・・・・・ぐちゃぐちゃのどっかあああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!!!!!!!!!(内臓が大量に生み出され・・・・・経済が潤ってゆく・・・・・・) 」



"我思う、ゆえに我あり"。その言葉が指すところは、己の存在肯定である。
だが、言葉の使い道とは常に歪曲されてゆくものだ。


では、何も思わなければ我は無いのか。
一度脇道へ逸れた疑問は幾重にも脱線し、延々と転がり続けるのだから。


俊「キリキリキリ……キュッ、ギギギ―――(工房の中、作業音が響き渡る。黙々と打ち込む彼の顔はただ眼の前のものしか見ていない) 」

俊子「……そこ、直さないの?回路繋いだらもうちょっと能率上がりそうなもんだけど。 」

俊「うおッ―――な、何だよ。助言されるなんて明日は隕石でも降るのか? 」

俊子「ブッ飛ばすわよ。……別に、最近のあんたは前より随分マシになったみたいだから、それで気が向いただけ。 」

俊「あ、そう。(ははあ、と気の抜けたツラでため息一つ)わざとだよわざと、この素材じゃ回路繋いだ後の負荷に基盤が耐えらんねーから要らない。未知重視でコスト度外視のあんたには気持ち悪いだろうが。 」

俊子「ふーん、廉価版って事?……ところで(グイ、と顔を近寄せ鼻を鳴らす)スンスン……女の匂いするわね、珍しい。懇ろなの? 」

俊「アホ言うな、お前等のせいで未だ女性恐怖症じゃボケが。(ギーッと威嚇) 」

俊子「ふーん―――(前ならば手が出ていたやり取りも、今は―――手を出さずにぱっと離れる)どういう心境の変化なワケ? 」

俊「別に、んな大したことないよ。ただ―――"らしくねえな"って思っただけだ、今までの俺が。(ギギギギギ キリキリキリ) 」

俊子「へえ、自覚あったの。……いいんじゃない?別に好きにしたら、元々そのための場所でしょココ。 」

俊「おま、分かっててお前今まであんな態度を……まあいいや別に。(キュリキュリキュリ ギギギ)なあ、永遠ってあると思うか? 」

俊子「無いなら作る。 」

俊「そうか、あんたらしい。……俺は無いと思うな、永遠。 」

霞夜「見解の相違ね。私はあると思うし、現実を捻じ曲げてでも創る―――"魔法使い"たるならばそうあるべきよ。(二階から降り来ては、答える) 」

俊「はー、旗色悪ッ。でもそれもあんたらしいし、いいんじゃないかそれで。(カラン、と工具を台の上に置く)……でもやっぱり、俺にとって永遠ってのは無ぇもんだ。俺はとっくに"永遠<不死>"じゃないからな。 」

俊子「またなればいいじゃないの、薬でも何でも作って。それともアタシがやってあげようか? 」

俊「要らねーよ別に……つーか何でお前は未だに不死のまんまなんだ、納得いかね~……(汗を拭い、悪態をつく)永遠に同じまんまじゃいられねえんだ。何度考えても、発明しねえ俺はカスだ、それは俺じゃねー。何も考えない何もしないのと一緒だった。 」

霞夜「カス卒業おめでとう。それじゃあ紅茶でも淹れてくれるかしら? 」

俊「自分でやれよ自分で……ったく、ミルクは?砂糖いんのか? 」

俊子「あ、私コーヒーブラックで。 」

俊「いやだから自分でやれよ!!(等と言いながらもやってやるのは、果たして二人が本は己であるからか、それとも。) 」

霞夜「で、そんなに精力的になったのはどういう風の吹き回し?カス卒業生さん。(くるくると指を回し、魔法を使ってセルフでミルクと砂糖を自分好みに混ぜる)やっぱり女かしら?微かに魔力の残滓があるわね、興味深いわ。 」

俊「……(魔法を使うなら最初から自分でやれよ)うげ、結局目ェ付けられた。……あともっぺん言うけどおめー等のせいで女性苦手だっつってんだろアホ共、別にそんな影響ねーよちょっと気を引き締めたぐらいで。 」

俊子「何よ、結局女関係あるじゃないの。……で、どんな子なワケ?どうあったってあんたみたいな鉄臭いのは寄るべきじゃないと思うけど。 」

俊「別に……なんかみりんの代わりにみりん風調味料使ってそうな子だった。(どういう偏見だ)ただ思う所が無かったワケじゃあねえよ、もっと"自分の思う儘に自分で在りたい"って思っただけで。 」

霞夜「いいから教えなさいよ、その子について詳しく。どういう魔術を行使するの?原理は?詠唱形態と分類は?系統は何を主とする? 」

俊「うわめんどくせぇ……(うわめんどくせぇ……)分かるわけねーだろ魔法方面は門外漢だっつうのが!……でもまあ何だろうな、久しぶりに"放って置くのが胸糞悪い"って何となく直感が働いた気がしたな。いつぶりだろうなこの感覚。 」

俊子「直感ねぇ。あんたの勘なんていつぶりよ、でもそう感じるなら従っとけば?その方があんたらしいわ、昔のね。 」

俊「言われなくても。っつーか、ほんと急に優しくなって気色悪ぃなお前等……悪いもんでも食ったのか? 」

霞夜「カス卒業生に祝辞でも述べてあげようかと気が向いただけかもしれないわね。どちらにせよ、とっとと詳細を教えてほしいのだけど? 」

俊子「あんまり言い過ぎると本気で毒盛るわよ。 」

俊「あーもうお前等無軌道だなマジで!知らねーっつってんじゃん門外漢だから!!(ギャースカ)でもまあ―――それでいいんだよ、あんた等は。 」

俊子&霞夜「……キモ。 」

俊「お前等もうマジで二度とコーヒーも紅茶も淹れてやんねーからな!? 」


一度脇道へ逸れた疑問は幾重にも脱線し、延々と転がり続ける。
歪曲された言葉が再び正しく用いられることは、稀だ。


だが、転げに転げ回った言葉が結果的に再び同じところへ行き着くならば―――"我思う、ゆえに我あり"。
その言葉が指すところは、己の存在肯定である。



― PM17:05 某街・中華料理店「仙獄」

玉婷(ユーティン)「――― ハ~イ、おまちど~♪超激辛麻婆豆腐・煉獄餃子セット ネ~~!今回も完食出来たらお駄賃タダネー♪がんばってね~~♪ 」

ここな「おいし~~~~~~~~~~~~~~ ♪ ♪ ♪ (*´ч`*) (それはまるで地獄の如く、ぐつぐつと真っ赤に煮え滾る麻婆豆腐を前に満面の笑みを浮かべて幸せそうに咀嚼している) 」

樹莉「かっっっっっっっっっっらぁ゛~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!(一方、ここなの向かい席に座っているのは彼女の親友である「春日井樹里」。激辛料理を前に想像通りの反応。並大抵の人間では一口ですら受け付けられない想像遥か絶する激辛料理に悶絶する) 」

ここな「ぅ~ん…♪やっぱりこのお店のご飯が一番おいしいかも…♪(*´ч`*) (ひき肉ではなくもはや唐辛子そのものを具材として詰め込んだかのような真っ赤な餃子にも箸を伸ばし、平然どころか恍惚とした表情で味わっている) 」

樹莉「ゼェ…ゼェ…いや、あの…ほんっと…ハァ……ここなってさぁ…ゼェゼェ…味覚可笑しいよ……っ…ゼェハァ… こんな…こんな、もう…人間が食べられるモンじゃないって…うぅ……うげぇ゛~~~~~~~~~~!(恐る恐るもう一口に挑むが唇に触れただけで絶叫する) 」

モブ客「(完食できずに机に突っ伏している) 」

ホームズ「しかしここはいったいぜんたいどこなんだろう?僕たちは確か大学に呼ばれたと思ったら不思議な光に呑み込まれて、気づいたら見知らぬ土地だ!成り行きでこの店で飯を取ることにしたが、なにか手掛かりがつかめればいいが…(説明しよう!このダンディズム感漂う名探偵っぽい男の名はホームズ!自称頭脳明細のゴム人間だ!) 」

辻井「まあおいしい!でもあたしたちこれからどうしましょう!?(それから、主体性のない女性の名は辻井!通称「ツージィ」と呼ばれているが、実は透明人間でバリアも貼れるのだ!) 」

ファイヤーバード「なあにきっとなんとか帰られるさ!それよりアンロック!そのターキーの生焼きじゃない?ボクがもっとこんがり焼いてあげるよ!ファイヤーーーーー!(ボボボボボーーー!)(続けて、このLv.51でにらみつけるを覚えそうな伝説(笑)の鳥ポケモンはファイヤーバード!何でも燃やすことができるが、寒いところが苦手な炎使いの面汚しだ!) 」

アンロック「あっちちちちち!なぁ~にをするんど!?ああ焦げちまったじゃねえか!これじゃあターキーとは呼べねえじゃねえか!ああ可哀想に…よーし今オイラが美味しく食べ尽くしてやるからな?ムッシュ☆メラメラー!!(と、叫びながら豪快に丸焦げのターキーに食らいつくのは、全身に情がかけられまくった大柄の岩人間のアンロック!どんなものでも難解な障壁も豪快に解除(※物理)してしまうぞ!) 」

ホームズ「そんなことより!(無視) 僕はサイフを持っていない!この世界の法律は知らないが、食い逃げしても別に構わんのだろう!?それがダメならツージィ!よろしく頼んだよ!(誰一人として協調性の感じられないこの四人組こそ!地球からやってきた能力者チーム「地球忍者」なのである!!) 」

スパイダーマッ「あなた達はまさか……ファンタスティック・フォー!?(地球忍者四人組の前に現れる男!スパイダーマン!) 」

ファイヤーバード「ねえホームズ!なんか全身赤タイツの変人が来たよ!(失礼)君の知り合いなんじゃないのかい!? 」

ホームズ「やあピーター、久しぶりじゃないか!(何で知っているのかも不明だしそもそも名前違う) 」

辻井「やだ!美味しいけど辛すぎて喉乾いちゃったわ!どうしましょう!?(水くらい取りに行け) 」

アンロック「おつけい☆ じゃあオイラが水を取ってきてやるどー!おーい!そこの綺麗なお嬢さん!水が欲しいんだがどこにあるんだ!? 」

玉婷「お水?アルヨアルヨ!今持ってくるネー! 」

スパイダーマッ「い、いや、俺はピーターではなく山城拓也なのだが…… 」

ホームズ「おいおい!冗談はよしてくれよピーター!いやまてよ?もしかすると僕たちが知っているピーターとは別人なのかもしれないぞ?(別人だって言ってんだろ)いやあこれは失礼した僕はホームズ地球忍者だよろしくッ!(シームレスな挨拶からのシェイクハンズ)紹介しよう!辻井(ツージィ)にファイヤーバード、アンロックだ!みんな挨拶しよう! 」

辻井「やだ汗で化粧取れちゃったわ!(聞いてない) 」

ファイヤーバード「う~ん、、、なんだかこの店冷房が効き過ぎなんじゃないかな?これじゃあ風邪ひいちゃうよお!(炎使いのくせに体温低すぎ) 」

アンロック「おーい!水とあったかいお茶も貰ってきたどー!(気が利く聖人) 」

はらぺこあおむし「(中華料理店でハロウィンのアルバイトをしている) 」

スパイダーマッ「え、リード・リチャーズではなく…?も、申し訳ありません。俺も人違いをしていたようです 」

ここな「……?あれ…?樹莉ちゃん…もしかして無理そう…?食べてあげよっか!?‎(๑╹ڡ╹) 」

樹莉「あー…うん…そうしてもらお…(ずずずいっと、ここなに自分の分の麻婆豆腐を差し出しつつ水を何度も喉に流し込む)ここなくらいなんじゃないかな…この店で常連張れんの… 前も新メニュー完食しちゃってたし… もう店員さんたちに顔知られてるよね…(けらけらと笑ながら) 」

ここな「うんっ…♪辛いの大好きなんだ~…♪いくらでも食べられちゃう (*´﹃`*) (ぱくぱくと良い調子で食べ進めていく) 」

樹莉「あ、ねえねえ!話は変わるんだけどさ…?ここな「アレ」知ってる?ほらっ…――――― 魔法少女『なこ』!  」

ここな「 ぼ っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛っ゛ ( >д<)、;'.(※咽る) 」

樹莉「あ?流石に辛いの効いた感じぃ?(にやにや) 」

ここな「けほっ、けほっ……!いや、そうじゃないんだけど……あー…まあ、うん…咽ちゃった…えへへ…(ごめんねと苦笑いしながら布巾で卓上を慌ててふきふきする)……えっと…なんだっけ…?(わざとらしくすっとぼける) 」

マーさん「ギュオオオオオオンゴゴゴゴゴゴモッシャモッシャモッシャモッシャ(バキューム音、続け様にプレス機が干し草を潰すような咀嚼音。表情の半分を隠す瓶底眼鏡、シックなエプロン、岩のような筋肉と丸みを帯びた脂肪が同居する肥満体の男が激辛麻婆とメガ盛りラーメンをほぼ同時に貪っている) モッゴモッゴモッ……(うまい……うまい……) 」

高木ブー「おいバイトお前らだらしねーなー!!(調理ついでにつまみ食い) 」

樹莉「なんだっけじゃないよー!今有名なんだよ、知らないの!?(前のめりに問いかけると自身のスマホをつつき始め、画面を見せつける)ほらっ、これ! 」

なこ(※動画内)「 こんなこ~☆ 魔法少女「なこ」です!今日は日曜日ということで…!早朝から市町村の方々とボランティア清掃に参加しています…!これからお昼近くまで頑張ってたくさんのごみを拾い集めて街を綺麗にしていきたいと思います…!がんばろ~。えいえいおー♪٩(。•ω<。)و 」

ここな「 んぶッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ッ゛ (二度咽る) 」

樹莉「やっぱ今回のは辛いんじゃないの?? 」

ここな「いや、ちがっ…だいじょうぶだいじょうぶ…(胸元を大げさにトントン叩きながら水を口に含む)………(わー……なんか……恥ずかしくなってきた…///)(画面に映る自分――正確には誰にもその正体を知られていないもう一人の自分――の姿に心臓がばくばくしはじめる) 」

ぴかなっこ「 ←おすすめ動画欄に並ぶ顔『この顔見たら110番!魔法怪人:ぴかなっこ!?』 」

樹莉「これってさー、たまに動画で見る世直し系配信者みたいなもんでさ、最初てっきりの魔法少女っていう体でコスプレしているだけの女の子だと思ってたの。でもすごいんだよ?だってこの娘…本当に"魔法"が使えるんだって…!ほらこれ見て!川沿いに溜まったゴミ山を纏めて空に浮かせているんだよ…!?やばくない!?これ、本物の魔法少女なんだって!(目を輝かせ興奮した様子で語り掛ける) 」

ここな「へ、へぇ~……すごいねえ……(口元をウェットティシュで拭きながら動画を視聴するが、紅潮する頬の熱は冷めることを知らない) 」

樹莉「えっ、なに…?全然驚いてないじゃん… あっ!!さては……!(ジトー…) 」

ここな「 ギクッッッッッッ Σ(๑ °꒳° ๑) (やばい…っ…!?もしかして、バレ――――――) 」

樹莉「実は私よりも先に知ってましたよ~!って顔でしょ!なんでシラを切るのー!?(悔しそうに叫ぶ) 」

ぴかなっこ「 ←おすすめ動画:ここなが浮かす川沿いのゴミ山に紛れ込む珍獣!?魔法怪獣ぴかなっこ!? 」

ここな「(ホッ……)あ、ははは…うん、ごめんね…。じ、実は知っててね……ゆ、ゆーめい?なんだよねー…?あはははぁ…(わざとらしく後頭部に手を回す)………(あードキドキする…麻婆…麻婆……)(とりあえず平常心を保つために大好物を食べ始める) 」

ホームズ「おや?なんだかすごい食いっぷりだぞ!もしやすると常連なのかもしれないな!(マーさんの勢いに感心する)それはそうと!そろそろ店を出よう!ところで…結局誰が財布を持っているんだ? 」

辻井「私は持っていないわよホームズ!食い逃げ班になるなんてまっぴらごめんよ!どうしましょう!?(他力本願) 」

デッドプール「俺はデッドばかりプールしてるから金はプールしてないんだよね。え、これマジ?お前らのおごりじゃなくって?(スパゲッティを貪りながら辻井、ホームズの両名へ目配せ) 」

ファイヤーバード「僕もだよお!おい筋肉バカ!財布くらい持ってるだろう!?奢ってくれよお! 」

アンロック「あんちきしょう!だぁれが筋肉バカだオメェー!残念ながらよ、オイラも持ってきていねーんだ!でも逃げるわけにはいかねえからよ…ここで大人しく皿洗いでもして許してもらうしかねえでよ…(ヨヨヨ…) 」

自動再生されるショート動画に映る男「カオスマスター……実は生きていた!?(115141919回目の告発) 整形してどこかに潜伏してるんだって!政府の陰謀だって!いい加減気付けよ! 」

ホームズ「(皿洗いも奢りも)そういうのはよしてくれ!こうなったら国防長官の名でツケてもらうしかないだろう!あの、そこの店員さん!僕たちは国防長官のもとで活動している地球忍者というものだ。それくらい知っているだろう?だからさ、今日のところはツケということにしておいてくれないか?この通りだ! 」

玉婷「ダメでーす❤ (両手でバツのジェスチャーをしつつ舌を出す)じゃあお客さんたち、「二階」へ来てもらうネー!(そう、この中華料理店にはある噂がある。それは、「二階」には決して客を入れないこと。もしも好奇心で入ってしまったら最後、戻ってきた者はいないという… その「二階」に、無賃客たちを黒い笑みを浮かべながら連れ去っていくのだった…) 」

マーさん「もっもっもっもっもっ ゴクンッ ノッシノッシノッシ (粗方料理を完食すると宇宙忍者一行の側へ移動し) すみません (分厚いくぐもった声を発し、無表情で懐から中を取り出すような動作で―――――)――――落としましたよ(二万円を取り出し、彼らのテーブルの上に置く) ノッシノッシノッシ  すみません。"ココナ"ッツ"な"たで"ここ"パフェを4つください(樹莉へ歩み寄り、無表情だが内申ウッキウキなのか花びらマークを浮かべオーダー) 」

ホームズ「ああ!助かった!!どこの誰だか存じませんが助かりました。このお礼はいつか返します。どうもありがとうございます!(マーさんに) 」

玉婷「ほよ?お金、アルネ?まいどまいど~♪また来てネー♪ 」

ファイヤーバード「ああもうダメかと思ったよお、、、!当分中華なんてこりごりだね僕は!ねえねえ!これからどうするんだい!? 」

ホームズ「とりあえず国防省へ行ってみよう!そこへ行けばもしかすると国防長官がいるかもしれないぞ?(いるわけねえだろ)辻井!ファイヤーバード!アンロック!はやく!(そうして地球忍者四人組は独特な名古屋走りを生きぴったりに合わせてシュッポシュッポと走っていくのだった…!) 」

フレアチューバー剣車「どうせ何不自由なく暮らしてる俺に嫉妬してるんだろ?(無賃飲食勢を横目に札束を投げて去っていく) 」

マーさん「(近所でトラブルを増やさないでくれ……)ヒラヒラ  のしッッッ(手を振り宇宙忍者一行を見送ると注文した品をがっつりテーブルに並べ新聞を広げる。だが彼の瓶底眼鏡に覆われた眼球が覆うのは紙面の活字ではない。新聞紙に挟まれた……)……。(――――『S級ターゲット:ローマン・トーチウィック』のプロフィールシートだ) 」

樹莉「なんで秘密にしてたのー!?も~~~……そういうのズルいと思うんだけどー……???(そんなやりとりをしていると背後からやってきた体格の良いマーさんの姿に次第に言葉が尻すぼみになる)………???(「知り合い?」とここなにアイコンタクトを送る) 」

ここな「 ブンブン(>_< )( >_<)ブンブン (首を振って「知らない」と応える) 」

マーさん「――――――(やっぱりそうだ。近頃キテレツな格好で人助けをしている変わった学生……。そう、確か寄宿舎近郊の橋の修繕を手伝ってくれたのもこの子だった。正体を隠しているのは魔術的な制約なのか? いや、問題は無理がある二重生活だ……。こういった子が苦労しなくて住む街であればいいのだが……) ペコ (申し訳無さそうにここなへ一礼すると、感触し終えた食器を片付やすいように並べ、会計へ散漫な動作で向かってゆく) 」

AIさん「(通常動画で)なこちゃんって言う魔法少女がいるけれど、正体を調べようってしている不届きなのがいるみたいだねっ!?(遮断される) 」

玉婷「ハイハーイ♪お会計ネー!ドーモありがと~♪また来るアルネー♪ 」

YOUちゃん「なこたんにもっと罵られたいよおおおおおおおおおおおおおおおおお❤なこたんお願いだからASMRやってーーーーー!もう毎日寝る前に聞いて絶頂するから!!!!( だ め だ こ り ゃ ) 」

薬師寺九龍「   ガラ、ツカツカツカツカ…(入店、神妙な顔で空いている席まで向かい)  ドカッ(座り、足を組み、は~どぼいるどな雰囲気を漂わせながら)────チャーシュー麵、『ツケ』で(ニッ) 」

玉婷「ダメでーす❤(にっこり) お金もってきてネー❤(九龍に黒いスマイル) 」

うちはミハリ「お醤油ちゃんチロリ(タレがたくさんかかったチャーシュー丼に醤油をかけて食べてる) 」

志村けん「醤油まみれをさらに追いしょうゆすんじゃねーよバカヤロー!!(ミハリの頭を叩く) 」

うちはミハリ「食事中や,騒ぐなバカタレ!(志村の頭を掴み、一握りの火薬を発動する) 」

志村けん「お前も騒いでんじゃねーかよ!!(何とあろうことか喰らう直前にポン酢を飲ませる) 」




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最終更新:2025年08月29日 15:51