「祝福の花に誓う」
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cielenica
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イムカとセルベリアの話。
関連リンク:「魔女の契約」
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イムカは睡眠時、夢という体で自分の精神にダイブして世界を展開できるという特技があります。
憑依先となったフリストのコスモスフィアに自分という"異物"が入り込み、イムカとして塗り替えられた。その出来事が起因して意図的に精神干渉・操作を可能とすることに繋がっている……あるいは、一度精神を壊されたうえで召喚という形で再構築された副産物……などと推測されてますが、結局は不明です。
しかし分かるのは、通常であれば自問ばかりの無限ループになりかねない「自分自身へのダイブ」で、イムカは精神破綻を起こさずにいられること。
名残という体で、自分ではない誰かを起こして対話できること。
憑依先となったフリストのコスモスフィアに自分という"異物"が入り込み、イムカとして塗り替えられた。その出来事が起因して意図的に精神干渉・操作を可能とすることに繋がっている……あるいは、一度精神を壊されたうえで召喚という形で再構築された副産物……などと推測されてますが、結局は不明です。
しかし分かるのは、通常であれば自問ばかりの無限ループになりかねない「自分自身へのダイブ」で、イムカは精神破綻を起こさずにいられること。
名残という体で、自分ではない誰かを起こして対話できること。
故に彼女は気づいたのです。
フリストというレーヴァテイルに降ろされた魂は、もう一つあったことに。
それがどこまでいっても、自分とは不俱戴天の仇だと思っていた、相手だということに。
――彼女こそを自分を、事故に遭う以前の記憶だけを持って転生したという、ただの「イムカ=フリスト・エンゲルス」でいさせてくれたことに気づきました。
フリストというレーヴァテイルに降ろされた魂は、もう一つあったことに。
それがどこまでいっても、自分とは不俱戴天の仇だと思っていた、相手だということに。
――彼女こそを自分を、事故に遭う以前の記憶だけを持って転生したという、ただの「イムカ=フリスト・エンゲルス」でいさせてくれたことに気づきました。
フリストに召喚された異世界人は、本来はイムカではなくセルベリアだった。
二つの魂が一緒くたに召喚された理由としては、イムカがセルベリアと浅からぬ縁を持っていた人間であること、召喚条件があくまでも『戦闘経験に優れるヴァルキュリア』とアバウトだったことなどがあるが、一番の理由はイムカ自身の魂が摩耗して人一人分ではなくなってしまっていたため。
それもあって、セルベリアという存在についた埃のようなもの(悪く言えばだが)として、自らの手で覚醒させたヴァルキュリアに殺されたイムカは召喚された。
セルベリアは掌ほどの小さな欠片とばかりに傷ついた彼女の記憶から経緯を悟り、生前はどうしてもできなかった彼女への償いとして自らの存在を分け与えて意思を復活させると、憑依した身体の所有権をイムカに譲った。
その折にイムカへと刻まれたトラウマ――事故に遭った後のクヴァルドリーヴァとしての記憶を引き受け、彼女を辛い記憶からなるべく遠ざけると、それ以来は精神世界で第二の人生を送るイムカの行末を見守ることに決めた。
(これら一連の出来事に、エルム・テスゼンタ 及びファブニール への懇願があったと思われる)
二つの魂が一緒くたに召喚された理由としては、イムカがセルベリアと浅からぬ縁を持っていた人間であること、召喚条件があくまでも『戦闘経験に優れるヴァルキュリア』とアバウトだったことなどがあるが、一番の理由はイムカ自身の魂が摩耗して人一人分ではなくなってしまっていたため。
それもあって、セルベリアという存在についた埃のようなもの(悪く言えばだが)として、自らの手で覚醒させたヴァルキュリアに殺されたイムカは召喚された。
セルベリアは掌ほどの小さな欠片とばかりに傷ついた彼女の記憶から経緯を悟り、生前はどうしてもできなかった彼女への償いとして自らの存在を分け与えて意思を復活させると、憑依した身体の所有権をイムカに譲った。
その折にイムカへと刻まれたトラウマ――事故に遭った後のクヴァルドリーヴァとしての記憶を引き受け、彼女を辛い記憶からなるべく遠ざけると、それ以来は精神世界で第二の人生を送るイムカの行末を見守ることに決めた。
(これら一連の出来事に、
そうしてアストリアの地、エル・ヨシュア公国にてイムカ=フリスト・エンゲルスは目覚めることになる。