色違いの捕獲成功率アップ方法

苦労して出した色違いを、折角ならマスターボール以外で捕獲したいと思うこともあるだろう。
しかし、捕獲の準備をしないままに色違いを粘ってしまっては、いざというときに焦ってしまう。よって、粘る前にしっかりとした対策が必要となる。このページでは基本的な対策を紹介する。


粘る相手の情報収集

最も重要となるのは、捕獲相手の情報を集めることである。
集めるべき情報としては以下。
・覚えている技
・特性
・出現時のレベル
・実数値

以下のような捕獲失敗のリスクを上げる技を持っていないか確認が必要である。
 ・反動技 ⇒ 例:すてみタックル、とっしん、フレアドライブなど
 ・自滅技 ⇒ 例:だいばくはつ、じばく、のろい(ゴーストタイプ)など

ノーマルタイプの反動技であればゴーストタイプで無効に出来るため反動ダメージを与えずに済む。
フレアドライブは特性「もらいび」、自爆系の技は特性「しめりけ」で無効にすればよい。
厄介な変化技には万能な「ちょうはつ」、こだわり系アイテムを「トリック」、ピンポイントで対策が必要だが「ふういん」も有効な手段。
何かしら無効にできる手段は存在しているはずなので出来る限り危険な技を無効化すること。

また、技の合計PPも確認すること。相手がPP切れを起こす目安数を事前に知るべし。
PP切れについては下記の捕獲パーティの準備で対策を紹介している。

特性

こちらも技同様、以下の特性を持っていないか事前に確認すべきである。
以下は一例。
 ・こんじょう(状態異常に掛けて捕獲することがあると思うので)
 ・もらいび、ちくでん、ちょすい等
 ・プレッシャー(捕獲時のPP不足に注意)
 ・あまのじゃく、かちき、まけんき等(能力ダウン系の技を掛けないよう注意)

捕獲時のレベル

自然遭遇粘りなどで、スプレー系アイテムによる絞り込みをする場合は事前に相手の出現レベルを把握すること。
スプレー系アイテムでのレベル絞込についてはこちら

実数値

相手に先制を取りたい場合、地球投げやナイトヘッド等で程よくHPを削りたい場合などであればステータスを把握しておく必要もあるだろう。
先制をとる必要があるなら個体値Vのときの実数値を、HPを丁度良く削りたい場合個体値0のときの実数値を控えておけば確実。

道具の準備

捕獲用のボール以外にも、世代限定ではあるが以下のようなアイテムを用意すると捕獲率をアップできる。

ほかくパワー(第五世代、第六世代)

戦闘前に使うことで捕獲率を上げることのできるパワー。
戦闘中でもパワーの発動は可能だが、操作出来ないため他のロムからパワーを送ってもらう必要がある。
なお、ほかくパワーには時間制限があるが、発動した状態で戦闘に入れば戦闘終了まで効果が途切れることはない。
  • デルパワーの場合
デルパワー ハイルツリーレベル 玉消費 制限 効果
ほかくパワー + ブラックLv5
ホワイトLv5
4コ 3分 野生ポケモンを少し(1.5倍)捕獲しやすくなる
ほかくパワー ++ ブラックLv11
ホワイトLv11
5コ 3分 野生ポケモンをとても(2倍)捕獲しやすくなる
ほかくパワー +++ ブラックLv30
ホワイトLv30
6コ 3分 野生ポケモンをかなり(3倍)捕獲しやすくなる

  • Oパワーの場合(XY、ORAS共通)
Oパワー 解放条件 消費
パワー
制限 効果
ほかくパワー Lv1 最初から使える 2個 3分 野生ポケモンを少し(1.5倍)捕獲しやすくなる
ほかくパワー Lv2 Lv1のパワーを15回使用 3個 3分 野生ポケモンをとても(2倍)捕獲しやすくなる
ほかくパワー Lv3 Lv2のパワーを30回使用 4個 3分 野生ポケモンをかなり(3倍)捕獲しやすくなる

つかまえポン(第七世代USUM)

ロトム図鑑のスロットからランダムで入手。前述のパワーと異なり道具ポケットに格納されるため、戦闘中自分で発動させることができる。

捕獲パーティの準備

安全に色違いを捕獲するには捕獲パーティの考察が大切である。

シンクロやメロメロボディ要員

特性「シンクロ」や「メロメロボディ」を先頭にすることで特定の性格や性別のポケモンを寄せやすくする。
色違いでの個体厳選の他、通常の厳選でも役立つ。
 シンクロ所持ポケモン例   :ラルトス、ムンナなど
 メロメロボディ所持ポケモン例:ピッピ、プリン、チラーミィなど

なお剣盾のワイルドエリア等では、特定の性別が出易いポケモンが性別比1:1に調整されていることがある。(イーブイ等)
メロメロボディを使うと色違い判定に影響を及ぼし出にくくなるという報告もあることから、剣盾でワイルドエリア等にてメロメロボディを使わないほうが得策である。

状態異常撒き、HP削り要員

有名なのは技「みねうち」「キノコのほうし」を覚えさせたパラセクト、キノガッサ、ドーブル。
剣盾の場合、「みねうち」「さいみんじゅつ」を自力で覚えられるエルレイドがおススメ。ワイルドエリアでシンボルとして出現しているので準備も簡単。
1匹用意しておけば幅広いポケモンに対応可能な捕獲要員となる。
理由がない限り基本的にLv100での運用を推奨。

細かい点ではあるが、パラセクトとキノガッサの特性は「ほうし」以外にすること。特性ほうしは接触技を受けることで相手をどく等の状態異常に掛けてしまうことがある。眠らせる前に毒状態にさせないために要確認。

壁要員

準備が整ったあと、捕獲用ボールを投げるために相手の攻撃を受け続けるだけの壁役のポケモン。相手の技タイプを無効化や半減することが出来、ステータスが高い伝説系のポケモンを粘るポケモンに合わせ準備するのがセオリー。

PP回復要員

通常の個体厳選であれば上記で紹介したポケモンのみを用意すればよい。しかし、色違いの捕獲ともなると通常より失敗の許されない状況で捕獲をしなければならない。
その中でも特に注意すべきなのは相手の技PP。長期戦となりPPが切れ悪あがきで倒れてしまっては元も子もない。そこで、対戦中に相手のPPが切れないよう対策を施すことが肝心。

  • 第五世代以降で使用可能なPP切れ対策
用意するポケモンは以下いずれか。
・夢特性ナッシー(どちらのフォルムでもOK)
・夢特性オーロット
 ※第八世代剣盾ではリストラ技の兼ね合いでオーロット必須。

また、夢特性「しゅうかく」を活用するため、夢特性であることが必須。

技としては以下を必須技として覚えさせる。
ナッシーの場合:「ギフトパス」「スキルスワップ」
オーロットの場合:「トリック」「スキルスワップ」
 ※ちなみに、現状ギフトパスは第八世代剣盾で使用不可のため注意。

持ち物については、予め「ヒメリのみ」を持たせておく。

使い方としては、色違いに遭遇したら繰り出し、まずギフトパスorトリック。
これで相手にPP回復アイテムであるヒメリを渡す。
次にスキルスワップをして特性しゅうかくを相手の特性と入れ替え。
これにより相手の危険な特性を防ぎつつ、相手の特性をしゅうかくに変更する。

これですべての準備は完了。
相手がPP切れを起こすと、渡したヒメリを使用⇒特性しゅうかくでヒメリを再度拾う⇒以下ループ が発生しPPが無限回復。
しゅうかくはきのみを使用後に50%の確率で発動するが、天候を日本晴れ状態にしておくと100%発動させることが可能。

  • 第四世代以前で使用可能なPP切れ対策
上記のコンボは手軽にPPを無限回復させることができ大変便利だが、第五世代以降のシリーズではないと利用できないという欠点がある。
少し手間にはなるが、第四世代でもPP切れ対策は存在する。詳細は下記を参照。
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最終更新:2021年09月25日 17:31