自然遭遇粘り
自然遭遇粘りとは、最も古来から存在する色粘りの原点とも呼べる粘り方である。
第二世代以降なら、どの世代でも粘ることができるのが魅力。
色違いを出す方法は至ってシンプル。
ひたすら草むらや波乗り、洞窟等野生ポケモンと遭遇できる場所で遭遇(エンカウント)をし続けるだけ。
野生遭遇粘りと呼ばれることもある。
定義
自然遭遇粘りの定義は下記の通り。
- 野生ポケモンと戦闘画面で対峙する必要がある。
- ソフトリセット(リセットコマンド)を入力せず色を粘る。
※一部例外有り。
定義上、ソフトリセット必須の
固定リセットとは異なりリセットが不要なため粘る効率はかなり良い。
野生ポケモンと戦闘することが前提のため、捕獲準備をする必要がある。
ものによっては、エンカウントするタイミングを任意で決めることが出来る。(釣り、ずつき、岩砕きなど)
第八世代ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールからの追加要素
地下大洞窟の空洞に出現するポケモン
ダイパリメイクにて地下通路で野生ポケモンが登場するようになった。剣盾のようなシンボルエンカウント方式になっており、様々な種類の空洞に出現する。空洞の種類ごとに出現するポケモンが異なる。なお空洞に入った瞬間シンボルの要素は固定されるためシンボルの目の前でセーブして何度もエンカウントしても同じ個体しか出ない。
また、地下通路に現れるディグダに遭遇し、メーターを40まで貯めることで発生する「ディグダボーナス」にて空洞に現れる野生ポケモンの色違い確率が2倍になる。詳細は以下を参照のこと。
第八世代ソードシールドからの追加仕様
従来の世代はエンカウントするまで遭遇したポケモンがわからない「ランダムエンカウント」方式だったが、剣盾より「シンボルエンカウント」方式も追加された。
目に見えるシンボルポケモンに接触すると、そのポケモンとの戦闘になる。
従来のランダムエンカウントは、草むらを移動している際に「!」マークが出て、草むらが揺れた箇所で出現する。
なお、いずれのエンカウントも戦闘画面になるまで色違いか否か確認することはできない。
500匹同じポケモンを倒すと色判定回数増加ボーナス
剣盾では、同じポケモンを500匹倒すとそのポケモンの色違い出現確率が通常の6倍になるボーナスがある。
ただし、毎回確率6倍になるわけではなく、500回討伐後に3%の割合で出現するオーラポケモンのみに作用する。
そのため、ボーナスが作用するのはオーラポケモンを出せる草むら、洞窟、水上の自然遭遇粘り(シンボル)と釣りのみ。
以下はオーラポケモンを出せないため、このボーナスは発動しない。
- ランダムエンカウント
- 日替わりの固定シンボルでの厳選
- 化石復元
- 孵化
- キャンプでのカレー色厳選
- 木から落ちるポケモン
- ヨロイ島での交換
- 3闘、ミカルゲ等の特殊シンボル厳選
- レジ系の固定リセット
- レイド(マックスレイド/ダイマックスアドベンチャー)
また、確率も常に通常の6倍になるわけではない。
このボーナスはエンカウント時に「色確率が通常の6倍になるか否か」の判定が行われる。この判定でボーナスが発生する確率はたったの3%。
よって、ボーナス込みで考えた自然遭遇粘りの色違い出現確率は以下の通り。
・光るお守り無し:約1/3500
・光るお守り有り:約1/1300
因みに、ボーナス無しの場合の確率は以下の通り。
・光るお守り無し:1/4096
・光るお守り有り:1/1365
このように、ボーナスの有り無しでは確率に大差がないことがわかる。
<参考文献>
【ポケモン剣盾】「色違い確率6倍」の発生確率の件、ほぼ「仕様」で確定
冠の雪原からの仕様追加
冠の雪原ではミカルゲ、3闘(コバルオン/テラキオン/ビリジオン)のシンボルが登場する。色厳選はソフトリセットをせず、戦闘から逃げることで個体を変更させることができる。
<参考動画>
自然遭遇粘りの種類
野生遭遇には派生の色粘りが様々存在する。
釣り
第二世代以降現状どの世代でも色粘りが可能。
アイテムのつりざおを使い、釣って釣って釣りまくる色粘り。
世代によっては「いいつりざお」「すごいつりざお」などの上位があるため、珍しいポケモンを釣れたりする。
また、釣るタイミングが世代やソフトで全く異なるので、初めに粘る世代でのタイミングに慣れる必要がある。
釣り竿を入手後、狙いのポケモンが出る池や海辺で色粘り開始。
(第七世代、第八世代では釣りができるポイントが予め決まっている)
釣り竿を便利ボタンに登録しておくと効率よく釣りができる。
第二世代 |
ボロのつりざお:32番道路のポケモンセンター内 |
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いいつりざお :アサギシティの民家 |
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すごいつりざお:12番道路の民家 |
第三世代 |
ボロのつりざお:ムロタウンで貰う(RSE) |
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:クチバシティで貰う(FRLG) |
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いいつりざお :118番道路(RSE) |
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:セキチクシティ(FRLG) |
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すごいつりざお:トクサネシティ(RSE) |
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:12番道路の民家(FRLG) |
第四世代 |
ボロのつりざお:218ばんどうろとコトブキシティ間のゲート(DPPt) |
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:32番道路のポケモンセンター内(HGSS) |
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いいつりざお :209番道路(DPPt) |
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:アサギシティの民家(HGSS) |
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すごいつりざお:ファイトエリア西側の釣り人(DPPt) |
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:12番道路の民家(HGSS) |
第五世代 |
すごいつりざお:初回クリア後、自宅でハンサムから貰う(BW) |
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:初回クリア後、アララギ研究所で貰う(BW2) |
※第五世代にはすごいつりざおしか存在しない。
第六世代 |
ボロのつりざお:コウジンタウンで貰う(XY) |
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:ムロタウンで貰う(ORAS) |
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いいつりざお :ヒヨクタウンで貰う(XY) |
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:118番道路(ORAS) |
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すごいつりざお:16番道路(XY) |
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:トクサネシティ(ORAS) |
第七世代 |
スイレンの試練達成後にスイレンから貰う |
第八世代 |
初めから持っている |
※第七世代、第八世代は名称がつりざおに統一。
また、第六世代では、「連続釣り」という仕様が存在する。
釣り上げる際に失敗せず、連続でポケモンを釣り続けると色違いの出現確率が上がるというものである。
先頭のポケモンを特性吸盤持ちにしたり、周囲を岩に囲まれた場所で釣ると連続ヒットしやすい。
詳細は以下を参照のこと。
ずつき
第二世代(金銀クリスタル)、第四世代HGSSのみ粘ることが可能。
技「ずつき」を覚えさせ、野生ポケモンが出る木に向かってひたすらずつきをして、色違いが出るまで繰り返す。
出るポケモンは1つの木につき2,3種類のため、狙いの色違いを出しやすい。
ずつきを使うには、ウバメの森に居る人物に話しかけずつきを覚える必要がある。ずつきは大抵のポケモンなら覚えられる。
ずつきを覚えたポケモンを手持ちに入れ(先頭でなくともよい)、ずつき出来る木を調べる。Aボタンを押したときメッセージが出る木はずつきが可能。
ポケモンが出る木は決まっているのでまずは色々な木にずつきすること。
ポケモンが出現する木を確認したら、レポートを書いて色粘りを開始。
岩砕き
第二世代、第三世代、第四世代、第六世代で粘ることが可能。
岩砕きをしてたまに出現した野生ポケモンを狙う色粘り。
出てくるポケモンは岩タイプが多い。
野生ポケモンがたまにしか出現しないため、効率はそこまで良くはない。
いわくだきをポケモンに覚えさせる必要がある。
世代により秘伝技だったり技マシンだったりする。
第二世代 |
わざマシン08 |
:36番道路 |
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:コガネひゃっかてんで購入 |
第三世代 |
ひでんマシン06 |
:キンセツシティでミツルと対戦後に入手(RSE) |
※要ダイナモバッチ(キンセツシティジム)
※要ゴールドバッチ(ヤマブキシティジム)
第四世代 |
ひでんマシン06:クロガネゲート(DPPt) |
※要コールバッチ(クロガネシティジム)
※要ウイングバッチ(キキョウシティジム)
第六世代 |
わざマシン94 :コウジンすいぞくかん前の女性から貰う(XY) |
|
:111番道路でギリーから貰う(ORAS) |
※要ダイナモバッチ(キンセツシティジム)
サファリ
サファリゾーンで自然遭遇粘りを行う。
粘れる世代は第三世代、第四世代。
通常の自然遭遇粘りとの違いは、サファリ固有のルールによって難易度が跳ね上がっていることである。
まずはサファリゾーンまでシナリオを進める。
各世代のサファリゾーンの場所は以下。
第三世代 |
121番道路(RSE) |
|
セキチクシティの上(FRLG) |
第四世代 |
ノモセだいしつげん(ノモセシティ)(DPPt) |
|
サファリゾーンゲート(47番道路の先)(HGSS) |
また、サファリゾーンでは入る際に入場料が必要となる。
サファリゾーン固有のルールは下記の通り。
- 歩数による移動制限がある。一定歩数移動すると強制終了。(第四世代HGSSより廃止)
- 捕獲には施設専用のサファリボールを用いる。30個のボールを使い切ると強制終了。
- 自分のポケモンを出して戦わせることができない。(HP満タンで捕獲する必要がある)
- ボール、餌、石(泥)、逃げるの4つの選択肢からしか行動を選べない。
- 毎ターン終わりに相手ポケモンが逃げる可能性がある。
戦闘で弱らせることができず、かつ相手に逃げられるリスクがあることから自然遭遇粘りの中でも屈指の難易度を誇る。
ちなみにHGSSのサファリは配置したエリアやエリア内に配置したブロックの組み合わせを変えることで出現するポケモンの内容を変更することができる。特定のポケモンのみを出現させられるようにできることもあるので色粘りの効率をかなり上げることが出来る。
HGSSサファリの仕様(ポケモンWiki)
フレンドサファリ
第六世代XYで粘れる。
シナリオクリア後に登場する施設、「フレンドサファリ」を利用した色粘り。
粘り方自体は通常の自然遭遇粘りと何ら変わらないが、出現するポケモンの種類が少ない、高個体値、夢特性が出やすいといったメリットがある。
また、従来の世代で登場したサファリゾーンとは異なる点が多い。
- 入場料無料。
- 自分のポケモンを戦闘に出せる。相手を弱らせて捕獲可能。
- 任意のボールで捕獲できる。
- 殿堂入りし、シナリオをキナンシティまで進める。
- 粘りたいタイプのサファリに入り色粘り。フレンドサファリのタイプは3DSに登録されたフレンドコードによって数が増えるため、積極的にフレンドコード登録を行うこと。
甘い香りのする木
第四世代DPPtで粘れる。
フィールドに甘い香りのする木が設置されている。
木に甘いミツを塗り寄ってきたポケモンの色違いを狙う。
甘い香りのする木でしか登場しないポケモンが居るため、希少なポケモンの色違いを狙いやすい。
- 甘いミツを購入する。ソノオのはなばたけで購入可能。
- 甘い香りのする木に塗り、放置
- 木が揺れていたらポケモンが寄ってきている。
- レポートを書いてから(重要)調べるとエンカウント。
なお一度エンカウントすると終了なのでレポートを書いてからエンカウントすること。
また、一定時間経過すると寄ってきたポケモンが出なくなる仕様のため、もう一度ミツを塗って待機することになる。あまり効率の良い粘りではない。
ちなみに第八世代ダイパリメイクでも復刻、過去作同様に色厳選可能である。
揺草、気泡、砂埃、影など
第五世代で登場。
草むらを移動していると草むらがどこか1マス揺れたり、水上を移動中に気泡が出現したりするが、そこに入ると通常のエンカウントでは出ないポケモンが登場する。
洞窟の場合は砂埃、橋などに居る場合影に当たるとエンカウントする。
BW2ではデルパワーの1つ「たんさくパワー」を使うことで、揺草や気泡などの特殊エンカウントの出現率を上昇できる。
上位のパワーを利用するにはフェスミッションをクリアしてハイルツリーのブラックLvとホワイトLvを上げる必要がある。
なお、ブラックLvを上げるにはブラックで開催したフェスミッション、ホワイトLvを上げるにはホワイトで開催したフェスミッションをクリアする必要があるので注意。
種類 |
入手条件 |
消費デルダマ |
効力 |
効果 |
たんさくパワー+ |
初期から |
5個 |
3分 |
揺れる草むら、土煙、気泡等が少し出やすくなる |
たんさくパワー++ |
ブラックLv5,ホワイトLv5 |
10個 |
3分 |
揺れる草むら、土煙、気泡等がとても出やすくなる |
たんさくパワー+++ |
ブラックLv15,ホワイトLv15 |
15個 |
3分 |
揺れる草むら、土煙、気泡等がかなり出やすくなる |
たんさくパワーS |
ホワイトLv100 |
50個 |
10分 |
+++と効果は同じ |
濃い草むら
第五世代で登場。
一度に2体の野生ポケモンとエンカウントでき、単純に考えて通常の2倍の効率で色粘りが可能。
但し、捕獲できるのは1体だけなので、2匹とも色違いになってしまった場合はどちらかを倒さねばならない。
粘り方は通常の自然遭遇粘り同様、草むらでのエンカウントとなる。
群れ
第六世代で登場。
技「あまいかおり」もしくは道具「あまいミツ」を使用することで、5匹の野生ポケモンの群れにエンカウントできる。
色粘りだけでなく、努力値振りでも利用されることが多い。
一度に5匹にエンカウント可能なため非常に効率が良いが、複数体色違いが出てしまった場合は勿論1匹になるまで他のポケモンを倒す必要がある。
草むらや洞窟内で技「あまいかおり」を使用することでエンカウント。
ちなみに、XYでは天候が雨の場合あまいかおり及びあまいミツを使用することが出来ないが、ORASで改善し使用出来るようになった。
上手くいけば、2時間で色違いを3匹出すこともできる。
以下解説動画。
最終更新:2022年01月04日 13:45