第八世代ソードシールドの色違い仕様

「ポケットモンスターソード」「ポケットモンスターシールド」
(通称:ポケモン剣盾)では、従来の作品と様々な点で色違いの仕様に違いがある。


光り方が2種類ある

色違いの登場した際の光り方が「星型」「スクエア型」の2種類になった。

画像左:星型
画像右:スクエア型


出現する比率は15:1(星型:スクエア型)となっている。
色判定の際、判定式の結果が0(=トレーナIDと性格値のXOR結果が完全一致)したときのみ(確率1/16)スクエア型になる。
しかし、野生で出現するポケモンについてはその限りではなく、スクエア型が出やすくなっている。(確率65521/65536)
野生ポケモンで星型の場合、15/65536と相当な低確率になる。

戦った数により色出現確率を上昇



ポケモン図鑑を開いた際に記載されている「戦った数」。
戦った数を500以上にすることで色違い判定回数を6回追加で増やし、色違いの出現確率を国際孵化並の1/455(※光るお守り有)まで上昇させることが可能。

ただし、毎回確率6倍になるわけではなく、500回討伐後に3%の割合で出現するオーラポケモンのみに作用する。
そのため、ボーナスが作用するのはオーラポケモンを出せる草むら、洞窟、水上の自然遭遇粘り(シンボル)と釣りのみ。
以下はオーラポケモンを出せないため、このボーナスは発動しない。

参考:


500体討伐後の色違い出現確率は「1/3562」となる。
現状デフォルトの確率と大差ないため、あまり効率的とは言えない。
上記は、光るお守りを所持していない場合の確率であり、所持している場合は「1/1300」となる。

シンボルの目の前でセーブすると個体が固定される

今作から、シンボルエンカウント方式が追加された。
このシンボルポケモンだが、見えている状態(視界に入った状態)でレポートを書き、遭遇すると何度遭遇しても個体に変化がなく、固定される仕様となっている。
(色違いだった場合、色であることが固定されることになる)
個体を変更するには、一度そのポケモンを視界から外し、再度ポップアップさせる必要がある。

シンボルの中には、1日1回しか出ないものや、1セーブデータで1度しか出ないものがいるため注意。
それらのポケモンの色粘りをする場合は、ソフトリセットが必要になるため粘り方としては固定リセットになる。
視界に入るギリギリまで近づきセーブし、近寄って色確認⇒色出ないならリセットを繰り返す。以下参考動画。


参考:ゲーム内で1度しか出現しない確定固定シンボル
2番道路 カムカメ、ワンパチ、カジリガメ、ラプラス、タチフサグマ
ターフタウン シザリガー
5番道路 ワタシラガ
第二鉱山 カジリガメ、トリトドン
8番道路   イワパレス

冠の雪原での追加仕様

冠の雪原では、ミカルゲ、3闘(コバルオン/テラキオン/ビリジオン)のシンボルが条件を満たすことでフィールドに出現する。
通常のシンボル同様、シンボルが見えている状態でレポートを書いてしまうと個体が確定してしまう。しかし、戦闘から逃げて再登場させる色厳選の方法が可能となっている。
<参考動画>

ちなみにレジ系(レジロック/レジアイス/レジスチル/レジエレキ/レジドラゴ/レジギガス)については色違いにできる。レジギガスを除く5体は固定リセットあるいは戦闘から逃げて再登場させることで色厳選できる。レジギガスは他のレジ5体を手持ちに入れ通常のレイドバトルにて色厳選する。
<参考動画>

固定孵化、ROMリセットが廃止

剣盾では固定孵化とROMリセットが廃止となった。

孵化の仕様については、親を預ける前から個体が固定されなくなりランダムな個体が誕生するようになったため、第六世代や第七世代の様に色違いが確定した後にタマゴが出来る前に戻り、親を入れ替えて色違いにする方法が出来なくなっている。

検証結果は以下の記事でまとめている。
第八世代固定孵化検証結果

また、あるロムで色違いで生まれることが確認できたタマゴを別ロムに送った場合、過去作では再度別のトレーナーIDで色判定されるため色違いでなくなる可能性が高かったが、色違いの判定順番に変更があり、別ロムに送っても色違いであることが維持されるようになった。

色違いブロックルーチンの対象ポケモン

剣盾のシナリオ内でルーチンが掛けられているポケモンは以下。
※2020/10/27時点での情報
※配布系など通常プレイで入手不可なポケモンは除く

 ・ガラル御三家 ※国際孵化なら可
 ・ココガラ/ホシガリス(初回の強制エンカ)
 ・タイプ:ヌル
 ・アオガラス(3番道路)
 ・エレズン(5番道路預かり屋)
 ・ヒトカゲ(ダンデからのプレゼント)
 ・ザシアン
 ・ザマゼンタ
 ・ムゲンダイナ
<鎧の孤島で入手できる以下のポケモン>
 ・ガラルヤドン(駅に登場)
 ・ダクマ
 ・ウーラオス
 ・ゼニガメ/フシギダネ
 ・ポリゴン
<冠の雪原で入手できる以下のポケモン>
 ・ケルディオ
 ・コスモッグ
 ・ベベノム
 ・ブリザポス/レイスポス
 ・ガラルフリーザー
 ・ガラルサンダー
 ・ガラルファイヤー
 ・バドレックス

 ・その他NPCの交換で入手可能なポケモン
  ※但し、鎧の孤島で別リージョンに交換するお姉さんはルーチンなし

ちなみに6番道路の化石復元にはルーチンはかかっていない。
同様にダイマックスアドベンチャーレジ系ミカルゲ、3闘(コバルオン/テラキオン/ビリジオン)にもルーチンはかかっていない。

また、今作は所持バッチ数が少ない状態でワイルドエリアに行き、エンカウントすると
「とても強そうな○○が現れた!」
と表示されることがある。
このポケモンたちはバッチが少ない状態だと捕獲することができないが、ブロックルーチンが掛かっており、色違いは出ないようになっている。
しかし、開始直後でも冠の雪原でレイドをやることで高レベルのポケモンを捕獲できる。
最終更新:2021年10月26日 00:01