▲LCFシリーズでは初となる海軍以外(
沿岸警備隊)用の艦艇である。
詳細↓
LCF計画艦のひとつで、6番目に設計された艦級であり開発計画名は「LCFⅥ」。LCFシリーズ初の沿岸警備隊向け巡視船型で、
LCFⅦの姉妹艦と言える船である。
計画名がジャローダ級よりも古いことからも察せられる通り、本来は巡視船型であるLCFⅥが先に設計を終え、そこからフリゲート型であるジャローダ級が設計されたものの、
諸事情(海軍と沿岸警備隊の政治力関係等)で実際の建造はジャローダ級の初期建造艦よりも後になった。
本級以前のクラフタリア沿岸警備隊の大型巡視船は軍艦の転用もしくは派生型であり重武装であったが、本級では武装を巡視船として常識的な水準にとどめている。
その一方で兵装重量が浮いた分をその他の装備に振り分けたことで、巡視船として必要な装備が過不足なく搭載されたことは勿論、航続力や防御力、センサー性能ではジャローダ級を上回るほどとなった。
特筆すべき装備としては、通常の人間には無害だが脳人を容器ごと溶かすことが出来る「WG-6(AB) 頭脳溶解液発射機能対応型多目的放水銃」を装備、舞羅や
パタゴニア頭脳王国の犯罪者に高い威力を発揮する。
LCF系列の設計を流用することで極めて高い性能と良好なコストパフォーマンスを両立した船級であり、名実ともに沿岸警備隊の主力として活躍している。
同型船は3隻。残存する旧海軍パルキア級2隻と、シェラルドの侵攻時に失われたミサイル巡視船「シュライク」の代替を念頭に入れて調達が進められた。
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備考 |
全長 |
159m |
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全幅 |
21m |
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満載排水量 |
7720t |
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機関 |
PE N6000T ネザー機関 ×1(96000HP×1) D7-SD690 ディーゼル×2(14000HP×2)
PE X3080 推進電動機 ×2(32000kw×2) SAT180「セイレーン」電気推進ポッド×1(18300kw×1) |
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合計出力 |
82300kw(111880HP) |
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最大速力 |
34ノット |
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乗員数 |
100-180名 |
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装備 |
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主砲 |
TC243 多用途コマブロ速射機関砲(CIWS統合型76mm単装電磁速射砲)×1 |
その他火砲 |
CBFCMG-2 2連装FC機銃(12.7mm機銃) ×4 |
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WG-6(AB) 頭脳溶解液発射機能対応型多目的放水銃 ×2 |
艦載機 |
CSH-7A/B/F 多機能哨戒ヘリコプター 2機 |
搭載艇 |
QPT-1 無人水雷艇/QPS-1 無人哨戒艇/QPS-2 無人哨戒艇 2隻 |
C4Iシステム |
RS-FCS ver17 Fv5 |
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TWS-10「ティソーナⅡ」共同交戦・データリンクシステム |
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TIWS-M7C 「トライデント」統合対潜火力投射システム(RS-FCS統合) |
レーダー |
MR-544C 多機能型レーダー(ACR-2C コマブロレーダー統合) |
探知・妨害システム |
SPM-100 コマブロ式TNT起爆妨害システム |
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IWS-300 「アイアンウォール」対ミサイル防御壁展開システム |
ソナー |
ACS-2B トライデントASWS対応コマブロソナー |
艦番号 |
艦名 |
分類 |
状況 |
PLH-11 |
ミニストロ・マルドネス(Ministro Mardones) |
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現役 |
PLH-12 |
ミニストロ・ロア(Ministro Roa) |
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現役 |
PLH-13 |
ミニストロ・ハーゲンドルフ(Ministro Hagendorf) |
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現役 |
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合計 |
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3隻運用中 |
最終更新:2021年11月14日 18:47