F2300型 > ジャローダ級フリゲート

▲LCFⅦA/ジャローダ級。船体設計は先代LCFⅣから大幅に刷新された。LCFシリーズのフリゲートでは2番目の大規模モデルチェンジである。

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▲LCFⅦB/オーベム級。基本構造はLCFⅦとほぼ同じだが、格納庫が大幅に拡大され航空機運用能力が向上した。ただし、その代償としてRCS(レーダー反射面積)はやや大きくなりステルス性は低下している。

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備考
分類 汎用フリゲート(FF)
前級 F2250型/ケチャワチャ級フリゲート(LCFⅣ)
次級 F2350型/ゲッコウガ級フリゲート
   F2400型/パルキアⅡ級大型フリゲート
F2500型/AHF-X計画フリゲート
F2600型/セントラルシティ級無人フリゲート(CCS-1)

詳細↓

LCF計画艦のひとつで、7番目に設計された艦級であり開発計画名は「LCFⅦ」。設計の世代としては第三世代に当たり、駆逐艦型(LCFⅤ)や巡視船型(LCFⅥ)を除いたLCF系フリゲートとしては5番目に登場した。
基本的なレイアウト自体はLCFⅢ/LCFⅣと大差ないが、船体設計は全面的に見直され、従来のLCF計画艦と比較して先進的なスタイルとなっている。

LCFⅢ/LCFⅣは対水上兵器・航空兵装の面で著しい進歩を達成したものの、対空・対潜兵器の面ではそれ以前のLCFⅠ/LCFⅡと大差ない水準であった。
それに対し本級では航空兵装はLCFⅢ/Ⅳと同程度、対水上兵器に関してはLCFⅢ/Ⅳよりやや劣る水準で妥協する一方、対空・対潜兵器を刷新し大幅な能力向上を図った。
これによって、設計思想面ではLCF計画艦以前の汎用護衛艦的性格へと回帰したともいえる。
対空・対潜兵器を重視した仕様となった背景には、純粋にLCFⅢ/Ⅳの時点では開発が完了しておらず搭載が見送られた装備が本級において採用されたという事情もあるが、LCFⅦ計画艦が艦齢40年を超え老朽化が進んだアレフガルド級駆逐艦の更新用として開発されたという経緯がある。
アレフガルド級は対空・対潜戦を重視した艦級であり、空母打撃群の護衛艦として用いられているため、これを置き換えるLCFⅦ計画艦も当然それらの能力が優先されたのである。

初期に建造された1-6番艦は予定通りアレフガルド級の中でも状態の悪い艦を代替し、次に建造された6-12番艦は装備が陳腐化していた田所級フリゲートを更新する名目で配備が進められた。
姉妹艦として巡視船型のLCFⅥが存在し、こちらの方が先に設計を完了していたものの、発注は本級の1-6番艦以後となっている。

統一歴159年度より就役を開始した13番艦から21番艦は、オーベム級/LCFⅦBと呼称される発展型にあたる。本来はLCFⅦをベースに船体を延長、対空レーザー砲や新型主砲など新型兵器に換装された次世代艦「LCFⅧ」として建造される予定であったが、実際にはLCFⅦの格納庫を拡大、航空機管制能力を強化したマイナーチェンジモデルとして登場した。
この背景には、北連最終戦争で多数を喪失した艦艇の代替艦とすべく早期のフリゲート増備が必要とされており、新装備の開発と大規模な設計変更が間に合わなかったという事情がある。
とはいえ、LCFⅦはクラフタリアの駆逐艦及びフリゲートの中では建造時点で最も優れた対空・対潜戦闘能力を誇っており、その点に関しては本来のLCFⅧと遜色ない。

統一歴170年度から就役し始めた22番艦以降は、イャンクック級/LCFⅦCに分類され、「LCFⅦA(ジャローダ級)」や中期型の「LCFⅦB(オーベム級)」から時間が空き、拡大発展型のLCFⅧや次世代艦「AHF-X」シリーズの登場以後に就役を開始した「バッチ3」ともいえる艦級である。
後発の艦級の運用データと第三次舞羅内戦の戦訓がフィードバックされて設計が洗練され、装備も一世代新しいものへと変更されたため、従来のLCFⅦ系列艦より実戦的で先進的な設計となっている。

最大の変更点が武装レイアウトであり、艦首側のVLSが「AHF-X」シリーズと同様の新型に置き換えられたほか、副砲を減じてレーザーCIWSを3基搭載、対艦ミサイル等に対する自衛能力が格段に向上した。
主砲もLCFⅧ以降に採用された新型とされ、装備面では過度に大型化したLCFⅧの小型・廉価版といえる仕様となっている。装備面での相違のほか、艦名の命名法則も異なるため、LCFⅦ系の異端児ともいえる存在である。
LCFⅦCは老朽化したエスポラ級ラ・ロベリア級といったコルベットや哨戒護衛艦の代替艦として調達が進められたが、この背景には本来の後継艦であるリオ・グランデ級の建造コスト高騰や、チェリーブロッサム級無人戦闘艦の低性能などの要因がある模様である。



備考
全長 159m
全幅 21m
満載排水量 7680t(LCFⅦA)
7700t(LCFⅦB)
7740t(LCFⅦC)
機関 PE N6000T ネザー機関 ×1(96000HP×1)
D7-SD690 ディーゼル×2(14000HP×2)

PE X3080 推進電動機 ×2(32000kw×2)
SAT180「セイレーン」電気推進ポッド×1(18300kw×1)
 
合計出力 82300kw(111880HP)
最大速力 34ノット
乗員数 100名前後(無人艦としての運用可)



装備 LCFⅦA/ジャローダ級 LCFⅦB/オーベム級 LCFⅦC/イャンクック級
 
主砲 TC234A 7方位対応・自由装薬型コマブロ速射砲(127mm「ウルトラライトⅡ」両用砲) ×1 TC237A 7方位対応・自由装薬型コマブロ速射砲(127mm「ウルトラライトⅢ」両用砲) ×1
副砲 TC243 多用途コマブロ速射機関砲(CIWS統合型76mm単装電磁速射砲)×3 TC243 多用途コマブロ速射機関砲(CIWS統合型76mm単装電磁速射砲)×2
VLS-15(24モジュール)
(1モジュール:VLS-9 4セル及びVLS-11 1セル相当)
射程延伸型コマンドブロック式対空対地VLS ×4
LAVS-1 艦隊防空システム用コマブロVLS ×1
「トライデント」統合対潜火力投射システム用VLS ×1
4連装無水式長距離対艦コマブロ砲×2
SST/SUTL-004 連装魚雷発射管 SST-141 対艦コマブロ魚雷 2射線×2(再装填可能)
「トライデント」システム用連装短魚雷 2射線×2(再装填可能)
近接防御火器 L-CIWS Mk1 大出力型対空レーザー砲×3
その他火砲 CBFCMG-2 2連装FC機銃(12.7mm機銃) ×2
艦載機 CSH-5K 哨戒ヘリコプター
CSH-7A/B/F 多機能哨戒ヘリコプター
いずれか1機
CSH-5K 哨戒ヘリコプター
CSH-7A/B/F 多機能哨戒ヘリコプター
いずれか2機
RQS-404 無人偵察・観測飛行艇 1機 RQS-404 無人偵察・観測飛行艇 2機
C4Iシステム RS-FCS ver17 Fv5
TWS-10「ティソーナⅡ」共同交戦・データリンクシステム
      
TIWS-M7C 「トライデント」統合対潜火力投射システム(RS-FCS統合)
レーダー MR-544C 多機能型レーダー(ACR-2C コマブロレーダー統合)
探知・妨害システム SPM-100 コマブロ式TNT起爆妨害システム
IWS-300 「アイアンウォール」対ミサイル防御壁展開システム
ソナー ACS-2B トライデントASWS対応コマブロソナー

  • 同型艦
艦番号 艦名 分類 状況
FF-2301 ジャローダ LCFⅦA 現役
FF-2302 ダイケンキ LCFⅦA 現役
FF-2303 エンブオー LCFⅦA 現役
FF-2304 ムーランド LCFⅦA 現役
FF-2305 レパルダス LCFⅦA 現役
FF-2306 ギガイアス LCFⅦA 現役
FF-2307 ペンドラー LCFⅦA 現役
FF-2308 エルフーン LCFⅦA 現役
FF-2309 シンボラー LCFⅦA 現役
FF-2310 アーケオス LCFⅦA 現役
FF-2311 ランクルス LCFⅦA 現役
FF-2312 ナットレイ LCFⅦA 現役
     
FF-2321 オーベム LCFⅦB 現役
FF-2322 シャンデラ LCFⅦB 現役
FF-2323 フリージオ LCFⅦB 現役
FF-2324 アギルダー LCFⅦB 現役
FF-2325 ゴルーグ LCFⅦB 現役
FF-2326 クリムガン LCFⅦB 現役
FF-2327 バルジーナ LCFⅦB 現役
FF-2328 サザンドラ(二代目) LCFⅦB 現役
FF-2329 ウルガモス LCFⅦB 現役
     
FF-2371 イャンクック LCFⅦC 現役
FF-2372 イャンガルルガ LCFⅦC 現役
FF-2373 ゲリョス LCFⅦC 現役
FF-2374 ヒプノック LCFⅦC 現役
FF-2375 ランポスⅡ(二代目) LCFⅦC 現役
FF-2376 ゲネポスⅡ(二代目) LCFⅦC 現役
FF-2377 イーオス LCFⅦC 現役
FF-2378 ギアノス LCFⅦC 現役
FF-2379 ジャギィ LCFⅦC 現役
FF-2380 バギィ LCFⅦC 計画中
FF-2381 フロギィ LCFⅦC 計画中
FF-2382 ガーグァ LCFⅦC 計画中
FF-2383 マッカォ LCFⅦC 計画中
FF-2384 ホロロホルル LCFⅦC 計画中
FF-2385 アピポス LCFⅦC 計画中
     
合計 30隻運用中

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最終更新:2024年06月29日 23:17