それはクロノス神の指先であり、光に至るモノである
人体に埋め込むサイバーウェアの中でも、より深く人体に関わる高負荷に分類されるものとして有名な機種。
別名として「K.F.T(Kronos'fingertip)」や「Luminalsifter」と呼ばれることもあるが、全て同じものを指す単語であり、商標的には
別名として「K.F.T(Kronos'fingertip)」や「Luminalsifter」と呼ばれることもあるが、全て同じものを指す単語であり、商標的には
「BEYOND60FRAMES」(以下BY60fpsと略す)
が最も広く浸透している。
人体加速
BY60fpsの効果は、脊髄及び神経を介した使用者の「物理的な加速」。それも人体だけではなく脳の反応を含めたものであり、使用した場合「周りの時間だけが遅くなり、自分自身は明晰な思考と変わらない感触の肉体のまま行動可能になる」という現象となってフィードバックされる。まるで使用者だけ倍速処理されたような急激な加速により、使用された側が気づくまもなく打ちのめされるといったことは自明の理である。
負荷
このような他とは一線を画す性能を持つBY60fpsが一切のリスクを負わずに使えるはずもなく、使用時間に比例して増大する冷却時間、使用者には重い頭痛に似た脳への負荷、そしてサイバー精神疾患発症への高い確率上昇などが代償として支払われる。また、これは一般的なBY60fpsだけでなく、軍用モデルの「BY120fps」はさらに大きな負荷が、そして今や都市伝説クラスの逸物となっている「研究開発用試作ハイエンドモデル」、
「BY240fps」
は、使用した瞬間にサイバー精神疾患を発症させるほどの莫大な負荷を使用者にかけてしまうほどに強力な性能を持ち、アンダーグラウンドでは数多の使用者の手で受け継がれ、そして誰も使いこなせずに「サイバーサイコ」へと突き落とされていっている。
「BY240fps」
は、使用した瞬間にサイバー精神疾患を発症させるほどの莫大な負荷を使用者にかけてしまうほどに強力な性能を持ち、アンダーグラウンドでは数多の使用者の手で受け継がれ、そして誰も使いこなせずに「サイバーサイコ」へと突き落とされていっている。