登録日:2026/06/16 Tue 00:11:18
更新日:2026/07/22 Wed 19:32:15
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2026年4月~6月/voil/©榛名丼/KADOKAWA/レプリカだって、恋をする。
『レプリカだって、恋をする。』は、榛名丼によるライトノベル作品である。
2023年2月~2026年4月までの期間の間で電撃文庫(KADOKAWA)にて刊行された。
全6巻。
【概要】
何かの拍子に生まれた自分とそっくりな容姿を持つ
「レプリカ」の少女の恋愛と青春模様、生まれた意味を考えることにスポットを当てた
青春ラブストーリーである。
元々は『ドッペルゲンガーは恋をする』というタイトルで「電撃小説大賞」にて大賞を受賞した作品を改題したものである。
オリジナルの代わりに勉強に取り組むレプリカは、オリジナルからほとんど頑張っても認めてもらえない苦しさの中で生きているところが描かれることも多い。
ドッペルゲンガーやレプリカを題材にした作品は
過去にもあるが、
作者曰く、敢えてレプリカ側を主人公に添えてみたいと思ったという。
「ちょっと学校に行きたくない」「面倒な用事があるから、自分の代わりに出席してくれたら便利だな」ということを考えた時、代わりを務めている側はどんなことを考えていたのかを考えていたという。
またこの手のドッペルゲンガーものだと最終的には消えてしまうなどバッドエンド展開が用意されていることが多い。
作者としては、その展開に対してちょっと寂しいと感じており、だからこそ、レプリカ側に寄り添った作劇を考えたという。
物語の舞台は作者の出身地である
静岡県静岡市である。
海沿いの街である駿河区にスポットが当てられている。
JR静岡駅や市総合案内所、主人公の地元の用宗駅などで等身大パネルが設置され、アニメで主人公が訪れる市立日本平動物園でコラボ企画が用意されている。
メディアミックスとしては、花田ももせ作画によるコミカライズ版「電撃マオウ」により連載されている。(既刊6巻)
また、テレビアニメ版が2026年4月より放送されている。
【あらすじ】
愛川素直の身代わりとして、目立たないように日常をやり過ごす『レプリカ』のナオ。
素直が行きたくないときは代わりに学校に行き、勉強や運動を頑張るのも、
すべてはオリジナルである素直を助けるため……
それなのに――
ある日、恋に落ちてしまう。
たったそれだけで、ナオの日常は鮮やかに変わってゆく。
制服デートも、内緒の約束も、キラキラ輝く二人だけの特別な時間。
今だけはどうかこのまま――そう願うほど、ナオは素直に言えないことが増えてゆく。
素直もまた、変わってゆくナオを感じ、焦りを抱くようになって……
私は愛川素直という少女の模型品である
海沿いの街で繰り広げられる、甘くて、ちょっぴり不思議な青春ラブストーリー。
【レプリカについて】
本作において人間が何か嫌な事に直面した時に出現する分身の事。
これに対しレプリカを呼び出した本人はオリジナルと呼ばれる。
ただし劇中においては主人公であるナオと素直以外にもレプリカを呼び出せる人間が居る事、また過去にも呼び出せた人が居た事をが示唆さされているものの世間一般に認知された現象では無く
それ故にレプリカとオリジナルという呼び方は正式名称ではなく、人に依って『デュアル』や『ドッペルゲンガー』など呼び方が違う。
人間とほぼ同じ存在であり、レプリカも食事や睡眠等を取る必要があるし感情や自我もある。その為、オリジナルとは異なる性格や趣向をもつレプリカも珍しくはない。
一方で人間とは違いレプリカは概ね以下の特徴を持つ。
オリジナルの意思によって消したり呼び出したりできる
これによってオリジナルは用がある時に呼び出し、不要になったら消す事が出来る。
消されたレプリカは再度呼び出された際に消されるまでの自分の意識と記憶を保持しているほか、オリジナルの容姿・状態・記憶を引き継いで出現する。
この為、オリジナルが何かしらの不調を抱えているとレプリカも同じ不調を抱える事になってしまう。
逆にあくまでレプリカは消える為か、レプリカの記憶や経験をオリジナルが知る事は出来ずレプリカの状態を引き継ぐこともない。
レプリカはオリジナルを第一優先に考える
先述の通りレプリカは自分の意思や感情を持つが、それら全てよりもいかにすれば自分がオリジナルの為になれるかという事を優先する。
レプリカ自身も悩みや苦しみを感じ、オリジナルに対して反発を覚える事はあるがそれでもオリジナルに従うのはその為。
自分の存在と引き換えにしてでもオリジナルに尽くそうとするものの、レプリカはあくまでオリジナルとは別人な為にオリジナルの意思意図を上手く汲み取れずオリジナルが望まない結果になってしまう事も。
レプリカは死なない
【キャラクター】
◆主人公
ナオ(Nao)
CV:
諸星すみれ
本作の主人公。
女子高生、愛川素直のレプリカである。
素直の気持ちが乗らないとき、体調が芳しくない時など、代わりに学校に通うようにしている。
元は素直が友人関係でうまく行かない時に彼女が生み出された。
最初は素直との関係は良好であったが、彼女が人間関係に対して躊躇して心を閉ざし始めた頃から、関係性は希薄になった。代わりに学校へ通うことになっても、彼女に感謝はされない。
素直と比較すると、明るく純粋。感情表現も豊かである。実際、お化け屋敷などでは相当ビビッていた。
反面、いささか世間知らずなところもある。
同じレプリカであるアキと出会い、彼との交流やレプリカを巡るさまざまな問題を経験して、「生きる」ことはどんなものなのか苦悩する。思いなやんだ末に、自ら命を絶とうとしていたこともある。
学校でアキと出会う時などは素直と区別するために髪型をハーフアップにしている。
愛川素直(Sunao Aikawa)
CV:諸星すみれ
ナオを生みだした所謂“オリジナル”の存在で、本作の
もう一人の主人公である。
子どものころ、幼なじみの友人と喧嘩をした際、謝ることが出来ない中で、彼女が生み出された。
素直という名前とは裏腹に人付き合いには消極的で、無関心かつひねくれた性格である。
ナオを代わりに学校へ通わせているときは、大体家で引きこもっており、怠惰な生活をしている。代わってくれたナオに対してもお礼など言わず、何か彼女が人間関係などで変化を及ぼした時などは冷たく当たることもある。
何気にレプリカへの威圧的な対応が某鮮血の剣士にどことなく似ている
ぞんざいな扱いをしていると言えるだろう。
都合が悪いと強制的にナオを消してしまうこともあった。
しかし、アキとナオとの交流が始まったことで、レプリカの存在意義やこのままの自分で良いのかと思いはじめ、変わろうとしている。
それまで冷たかったナオへの態度を改めて、優しく接するようにしている。また、何かに悩むナオが消えてしまった際は人一倍心配することも。
◆主要人物
CV:鈴木峻也
高校2年生で素直・ナオのクラスメートである。
バスケ部に所属しているがケガが原因で休部している。
そんな彼であるが、突然ナオの所属している文芸部にやってくる。
普段(素直)とまるで印象の違うナオに驚きつつも、段々と彼女に興味を抱き、
仲を深めていくことになる。
実は文芸部にやってきた彼もオリジナルの秋也のレプリカである。
名前は「アキ」。
オリジナルはケガをして退院後も自室に引きこもっていた。
彼の代わりに登校していたが、本当の目的はオリジナルの秋也にケガをさせ、選手生命を絶った先輩の早瀬に復讐することである。
しかし、文芸部の活動を通じ、仲良くなったナオに止められて、別の手段で早瀬をケジメを付けさせることを決めた。
ナオに興味があったのは同じレプリカであることからであるが、デートを重ねるうちに彼女に恋心を抱いていく。
ナオのレプリカとしての悩みを受け止め心を通わせ、晴れて恋人同士になった。
素直な性格であるナオに対してからかうことはあれど、彼女のことを大切に想っている。
CV:
高田憂希
素直・ナオの友人。
「
律ちゃん(りっちゃん)」と呼ばれている。
小学生時代、素直と喧嘩したことがきっかけでナオが生まれた。
中学の時に引っ越しをして疎遠な状態だったが、
高校の時に再会して一緒に文芸部に所属している。
ムードメーカーみたいなところがあり、自作の小説を執筆している。
文芸部が廃部になろうとしたときは演劇部と連携して演劇の脚本とそのノベライズを担当。文集として販売して販売実績を残した。
話が進むにつれてとあることをきっかけにレプリカの存在を知り、ナオが素直のレプリカであることを知る。しかし、彼女のことに拒否感を持つどころか親身になって支えてくれる理解者の1人となった。
CV:
名塚佳織
高校3年生で任期満了を迎えた前生徒会長。
実績と部員不足の文芸部に廃部勧告を行ったが、廃部回避に向けて協力もしてくれた。
「
もりりん先輩」という名前で慕われ、愛嬌の良さもあって生徒人気の高い先輩である。
そんな明るく人気のある先輩だが、とある秘密を抱えており……?
実は彼女もレプリカである。
幼稚園の時に母親にその存在がバレてしまい、レプリカである彼女は祖父母の家に引き取られた。その後オリジナルとは顔を合わせていないが、オリジナルの涼未が事故で植物状態になってしまったことから、母親の頼みもあって、身代わりとして学校へ通う。
当初は自分の生まれた理由は何なのか思うところがあり、オリジナルを目覚めさせるなら自分は消えてしまってもよいと考えていた程である。お遊戯会で義母役が嫌で代役として呼ばれたのが初めてという。
文化祭の後、オリジナルの涼未が亡くなったため、自らも消滅した。
学校の生徒からは、自分たちのために魂だけの存在になっても見守ってくれていたんだと思ってくれている模様。
CV:
福山潤
前生徒会副会長。
涼未と比較するとドライな印象も受けるが、真面目で実直な性格。
よって悪い人ではない。
涼未とは幼なじみで、いつか演劇で彼女が姫で自身が王子役をやろうと約束をしていた。夏祭りの時に、彼女に告白をして返事待ちの状態
CV:
日高里菜
素直・ナオのクラスメイト。
サッパリとした性格で剣道部に所属している。
あまりグループの中でいることを嫌っており、独りでいることもある。
女子グループにいると思いきや、もめた瞬間抜けているらしいが、いじめを受けて孤立しているとかそこまでのレベルではないらしい。
同じく1人でいる素直に興味を持つが、時に性格のギャップを感じることがある(そりゃあ、素直とナオが入れ替わっているのだから当然である)。結果、素直(ナオ)に興味を持つ。
CV:仲村宗悟
素直と同じクラスの生徒。
明るくコミュニケーションが得意な陽キャであるが、
たまに空気読めないところが……
◆その他
CV:
内山昂輝
バスケ部の元エース。
新しいエースになろうとしていた秋也に嫉妬して彼にケガをさせた疑惑がある。
このため、周囲からは煙たがられている。
素直をバスケ部のマネージャーにしようと接近したこともある。
しかし、案の定、素直には断られた。
後に怪我をさせた件でアキと1on1で敗北。因果応報を受けるが、アキとナオを逆恨みして電車のホームからアキを突き落とすという凶行に及んだ。
しかし、こうした横暴さが露呈した結果、退学の道を歩むことになる。
【テレビアニメ版】
2026年4月よりテレビアニメ版が放送されている。
前述の聖地巡礼を狙い、静岡県ではパネルなども設置されている。
また、静鉄バスでは1日フリー乗車券購入者に対して、本作のの限定しおりを配布している。
新静岡セノバの館内放送では一部時間帯で本作のキャラクター声でアナウンスがなされる仕様にもなっている。
アニメーション制作はVoil。
OP:「リフレイン」シャイトープによるオープニング。
ED:「あわ」asmiによるエンディング。
追記・修正するとドキドキする
記事を見返したらどんなにふわふわするんだろう
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- こういうレプリカものを水木しげるが書いたことあるけど、そっちだと周囲の皆がレプリカの方を本人と思い、オリジナルの方を「なりすまそうとしている狂人」として扱ったもんだから、ついにオリジナルの方が居場所をなくして村を逐われる、というオチだったな。 -- 名無しさん (2026-06-17 23:32:03)
- タイトル通りとは恐れ入った。だがそんなにレプリカ同士で恋愛してたら本物と別々である設定そのものへの存在意義が… -- 名無しさん (2026-06-19 04:49:37)
- なんでやたらとテイルズオブシリーズ絡みのタグを付ける人がいるのか。カルマの歌詞まで載せるのはアウトでしょう -- 名無しさん (2026-07-22 00:10:23)
最終更新:2026年07月22日 19:32