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伏線回収

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伏線回収 ◆gry038wOvE




 ──とりあえず、前回◆m8iVFhkTec氏のSS「例えそれが操作ミスだとしても、それが選択されたからにはキャンセルできないんだよ」の最後のところから振り返ってみましょう。






その時俺の耳に、どこからかすすり泣きが聞こえのに気付いた。
恐る恐る近づくと、そこにはマリオペイントが三角座りでうずくまっていた。


俺はその男の傍に立つと……


  A:「何があったんですか」と尋ねた。
  B:「お前が犯人だろ」とカマをかけた。
.[>C:彼の両足をしっかりと押さえた。












うっほっほっほっやっほっほ

うっほっほっほっやっほっほ

マ~リオッペイントッ♪

おおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!




音楽に合わせた腹筋運動からの、見事な逆立ちを決めたマリオペイントに、盛大な喝采が送られた。



【スーパーボンバーマン 死亡】
※ボンバーマンの支給品は消し飛びました。


【C-3 市街地】

【かまいたちの夜】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、青い忍者×100@遊戯王デュエルモンスターズ
【思考】
1:殺し合いはしたくない
2:どうするんだ、これ……
3:何があったんだ
※外見は平凡な成人男性です

【マリオペイント】
【状態】傷心、逆立ち状態
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:傑作が……
2:いつもの癖が
※外見はマリオペイントOPで腹筋してる男です
※腹筋した後に腕立てを始めるのはクセです



 ◆




         ●~*










 はい、ここまで、前回のSSですね。
 それじゃあ、更にラストのところを見て下さい。






【C-3 市街地】

【かまいたちの夜】
【状態】健康
【装備】なし
【道具】支給品一式、青い忍者×100@遊戯王デュエルモンスターズ
【思考】
1:殺し合いはしたくない
2:どうするんだ、これ……
3:何があったんだ
※外見は平凡な成人男性です

【マリオペイント】
【状態】傷心、逆立ち状態
【装備】なし
【道具】支給品一式、不明支給品
【思考】
1:傑作が……
2:いつもの癖が
※外見はマリオペイントOPで腹筋してる男です
※腹筋した後に腕立てを始めるのはクセです



 ◆




         ●~*



         ↑

         注目。











 ────はい、おさらいしましたね。●~*を確認しましたね?
 じゃあ、ここから下、今回のSSに入ります。














          .                                :;:.,':;":..,,,
                  ヾ>                 /\
             _____ ヾ_,ゝ __,,:::=====:::,,  ./^\/  /   _  " ';:. :,;':.:
          ;" /___   ./     .  ` ´ ´、ゝ'' \    /  /,/
        : ;        /  /  ..‐´   ゙        /   \    _  ; :.:,;'
          .;,..::,:'"    /    \              ./  /\ \ /_,/
       ::,;'' ,.,..;     /  /\/^            /  /  / `.    "';:; :.:,
              ; ./  / ,;                  \/  /  / ;.     ;:; :.:,
             / /  /       \(^○^)/       /  /   キ  i^\
            ;゙ ^--'                    ^--'   ゙;  \, \
     ';:.:,;'      .;                               ;.  /丶, .ヽ
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                  '              ..
                       :::::::::::   :::::::::::


 わかってますね? 敬礼。



【かまいたちの夜 死亡】
【バッドエンド】






 ──さて、皆さんは何故こんな事が起こったのか疑問でしょう? 疑問ですよね?
 だって、スーパーボンバーマンはもう死んでいるのに●~*が爆発したんですから。もう彼にも敬礼済ましましたよね?


 じゃあ、ここまでに明かされた要素と照らし合わせて強引に後付設定で説明しましょう。
 これは、これまでのSSで全く明かされていなかった真実をこみこみで話さなければならないので、 ◆piKeR1obXI氏の「せんとういべんと」、◆m8iVFhkTec氏の「例えそれが操作ミスだとしても、それが選択されたからにはキャンセルできないんだよ」と照らし合わしながら見る事をオススメします。






【解答編です】
※なるべく、わかりやすいように解説します。



解説役
 先生……5年3組の先生。「結論から言うと」が口癖。明るく優しく生徒から人気がある。
 あやか……5年3組の生徒。バスケットボールが好き。



あやか「ねえ、先生、どうして今回、爆弾が出てかまいたちの夜は死んでしまったの?」

先生「それを説明するには、まずここまでのSSについて振り返る必要がありますね。
 ……結論から言ってしまうと、今回の爆弾、実は、スーパーボンバーマンのみそボン……ではなく、ある者の能力による物でした。」

あやか「一体、誰が爆弾を置いたのかしら?」

先生「では、ここで、最新のC-3エリアに関する情報を見てみましょう。」



C-3……かまいたちの夜、マリオペイント、スーパーボンバーマンは木端微塵だろうね、爆弾あるっぽいよ
銭湯……ときめきメモリアル、ポケットカメラの死体



先生「こんな感じです。」

あやか「はい。」

先生「これから書き手枠とか、未登場キャラとか、付近のエリアのキャラがC-3エリアに関わってくる可能性もありますが、今のところ疑わしいのはこのうちの三名。
 亡くなったスーパーボンバーマンとポケットカメラを除けば、犯人候補は三名ですね。纏めてみましょう。」



 かまいたちの夜(自殺?事故?)。
 マリオペイント。
 ときめきメモリアル。


あやか「犯人は誰なのかしら?」

先生「犯人は、実はこの三人の中にいます。書き手枠や未登場キャラはC-3の事件には関係がなかったようですね。」

あやか「えっ!?」

先生「まあ、先に結論から言ってしまうと、同エリアの銭湯に配置された「ときめきメモリアル」が犯人です。」

あやか「ときめきメモリアル? でも、先生。爆弾が出てきた◆m8iVFhkTec氏のSSでは、ときめきメモリアルは出ていませんでしたよ?」

先生「そうですね。でも犯人なんです。
 ◆m8iVFhkTec氏はときめきメモリアルを予約しておらず、おそらく◆m8iVFhkTec氏も自分のSSの中でときめきメモリアルが登場していたとは思いもしなかったでしょう。
 万が一、◆m8iVFhkTec氏がこのSSを見たら、「え?自分のSSのアレってときメモの能力だったの?」と衝撃を受けると思います。
 では、今からときめきメモリアルが爆弾犯人であるというその根拠をお話ししましょう。じゃあ、あかねさん。視聴覚室に移動しましょう。」







~視聴覚室~


先生「あやかさんは、以前、ときめきメモリアルが登場した際、能力として、「選択肢が三つ出てくる」という感じの能力だったのを覚えていますか?」

あやか「そうだったかしら……?」

先生「ははは。AAのインパクトが強すぎたので忘れているかもしれませんね。
 じゃあ、◆piKeR1obXI氏の「せんとういべんと」から抜粋した以下の台詞にまず目を通してください。」






~資料A:◆piKeR1obXI氏の「せんとういべんと」抜粋~


 窓は3つあった……どれを選ぶ?

『→右の窓
  真ん中の窓
  左の窓    』

「なんか選択肢が出てきた……!?」
「ええ 『3つの選択肢』 それが私の能力よ」

 目の前にウインドウが開き困惑したポケットカメラは壁の向こうから女の声を聴いた。
 そう、これはときめきメモリアルによる銭湯イベントだったのだ。






先生「はい、ここの部分です。」

あやか「そういえば、確かに能力が『3つの選択肢』になってますね。」

先生「AAのインパクトがブチ壊れ性能だったので、もしかすると「鋼の肉体」とか「パラメータを上げる」とかが能力だと勘違いしている人もいるかもしれませんが、御覧の通り、ときめきメモリアルの能力は「3つの選択肢」でした。
 しかし、あくまで鋼の肉体はあくまでパラメータを上げまくった努力の証です。能力バトルものは色々ありますが、自分で努力して手に入れた鋼の肉体が能力の一つとして挙げられる事はありません。
 まあ、とにかく、前のSS内で本人が言っている通り、能力は「3つの選択肢」でした。
 では、最初に提示した◆m8iVFhkTec氏の『例えそれが操作ミスだとしても、それが選択されたからにはキャンセルできないんだよ』も、もう一度見てみましょう。」





~資料B:◆m8iVFhkTec氏の「例えそれが操作ミスだとしても、それが選択されたからにはキャンセルできないんだよ」抜粋~



俺はその男の傍に立つと……


  A:「何があったんですか」と尋ねた。
  B:「お前が犯人だろ」とカマをかけた。
.[>C:彼の両足をしっかりと押さえた。







先生「資料Aを見ると、ほら、ときめきメモリアルはいないけど3つの選択肢が出ています。
 資料Aと資料Bは、一見何の関係もない話のように見えて、実際にはどちらも読んでいるとこんな共通点があったのですね。」

あやか「本当だ! こうして読み直してみると、色んな事がわかりますね。」

先生「さて、この場面。一見するとかまいたちの夜の能力で選択肢が出ているように見えますが、実はこれがときめきメモリアルの能力下で起きた現象なのです。
 A、B、Cとか明らかにかまいたちの夜仕様なのは、おそらく彼自身が自分のよく見る映像と照らし合わせて補完したからかと思われます。強引な解釈に見えますが事実です。」

あやか「でも、もしあの選択肢をミスるとどうなるんでしたっけ?」

先生「良いところに目を付けましたね。実は、資料Bの時点ではまだそれは明かされていないのです。
 ただ選択肢が提示されるだけの能力では流石に使い物になりませんし、選択肢をミスると何かのリスクがあると解釈すべきでしょう。
 しかし、前回、ポケットカメラは選択肢の中から力技で正解に辿り着いてしまったので、結局それは明かされずじまいでした。」

あやか「明かされてなかったんだ……」

先生「選択肢ミス。それはかなり重大な問題です。
 やらかすと、普通のギャルゲでは好感度が下がる事になります。」

あやか「私も昔、ギャルゲで選択肢ミスをして死んだ事があります……。」

先生「そうですか。それは大変な経験でしたね。でも、落ち込まずに頑張って目当てのヒロインを攻略できたら素敵ですね。
 で、まあ話を戻して、 ◆piKeR1obXI氏の「せんとういべんと」で描かれなかった、選択肢ミスのリスクを解説いたしましょう。」





先生「実は、ときめきメモリアルが持っていた『3つの選択肢』を更に細かく解説すると、あれは『3つの選択肢をミスすると、相手に向けて爆弾をひとつ生成できる』能力なのです。」





あやか「ええっ!? 初めて聞きました。」

先生「無理もありません。あやかさんはまだ小学生ですから、ときメモ世代ではないんですね。
 ときめきメモリアルでは、特定のキャラばっかり相手にしていると、別のヒロインの傷心度が上がって「こころの爆弾」が生まれるんです。
 爆弾が生まれると、主人公はそのヒロインとデートするなどの対策で爆弾を処理しなければなりません。」

あかね「難しそうですね。」

先生「はい。多くのキャラたちが登場するギャルゲーですが、「ときめきメモリアル」には爆弾システムという物があり、それが原因で難易度が格段に上がっているのでした。
 今回もその爆弾システムの影響があって、選択肢ミスのリスクは爆弾生成能力になっているのです。」

あやか「それで、ああして爆弾が爆発してしまったんですね。」

先生「その通りです。あやかさんは優秀ですね。
 だって、ときめきメモリアルが提示した選択肢の中で、ときめきメモリアルを無視してマリオペイントに構っているわけですから、ときめきメモリアルが怒るのも無理はありません。
 ほら、資料Bの三つの選択肢の方を見てください。
 いくつか重要な語句が抜けていたので、以下のように補完してみました。

【俺はその男の傍に立つと……(後ろを向いてときめきメモリアルに)「何があったんですか」と尋ねる】
【俺はその男の傍に立つと……(後ろを向いてときめきメモリアルに)「お前が犯人だろ」とカマをかけた。】
【俺はその男の傍に立つと……彼(マリオペイント)の両足をしっかりと押さえた。】

 こうして見ると、選択肢でミスをした事は明らかですね。」

あやか「日本語って難しいんですね。」

先生「その通りです。彼女は【運動】のパラメーターをカンストさせていて、【文系】のパラメーターがあまり高くなかったのでこうなってしまったのかもしれません。」

あやか「私たちも、しっかり日本語を勉強して相手にしっかりと意思を伝える努力をしなければなりませんね。」






 ……というわけでした。
 では、今回の更に今回のSSに移ります。







「……あーあ、死んじゃったわね」

 かまいたちの夜が吹っ飛んだ爆発を、ときめきメモリアルは冷淡に見つめていた。
 誤解のないように言っておくが、別に、ときめきメモリアルも殺し合いを率先して行いたいわけではない。
 ただ、選択肢を間違えて別の人間に構ってしまったからこうして爆弾が生成され、かまいたちの夜を殺すに至ったのである。
 おそらく、かまいたちの夜に対して少し気があったのだろう。

「うっ……ほっほっ……一体、何が……」

 マリオペイントは、今の爆発に巻き込まれて虫の息であった。
 背中に大やけどを負って、後転したり、腹筋したりしながらのたうち回っている。

「巻き込まれたのかしら……」

 ときめきメモリアルは、マリオペイントの方を向いた。
 申し訳ないし、ときめきメモリアルはゲームに巻き込まれただけなので、パラメーターを上げる以外の方針は特にない。
 銭湯に入ったり、見ず知らずの人間の選択肢を吹っかけて怒ったりするくらいの普通の女の子である。

 当然ながら、傷ついた彼を助ける事にした。
 それが自分自身に課せられた責任だと思ったのだろう。

「仕方ないわね、人工呼吸してあげましょう」
「!?!?!??!?!?!?!!!?!!?!?」

 ときめきメモリアルは、マリオペイントの両手両足を折って、彼の動きを止める。
 いくら痛いからといって、あまり暴れまわられると人工呼吸はできない。
 それでは命を助けられないし、まあ両手両足も命には代えられないだろう。


「じゃあ、まずは、胸骨圧迫から行くわ、せーの……!」










                   )/_,,--ー'''''''ー-、
                _..-'''"""´` ,,,,,,,,,,,     `ヽ
             :/   ,,-''~'"´`    ゛``‐ 、 、 ヽ
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        _,,_-_''_~,,-'/ / / / / |  | | |ヽ  `ヽ :|   |
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          |     ヽ ゝ.ヽ ̄    -     /::::|    |
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        /`-、   /          ヽ||/          ヽ   ー、_ノ \
       /       、           ||/           |/      \ \
       /        V        \. ||            /         ? ?
      |         ヽ        ヽ/ヽ、          人          |  |
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      /       ノ /    ̄`ーー'   l  、 ̄`ーー-ー'    ∧        l   |
     (       / /\  入   /   |   |     / )  /  \      人  ?
    /    \ ,/    \     l、_ 人_ _,|    -‐',/l /    `ー、_>-‐'~    |
    //      〈       | \   /   |   ヽ   /  |        |        |
   | |         |        |     |   |    |      /          |        |
    | |       |         |    l、_ 人_ _ _ ,|     _/         |       |
   | |       /       /                 〈          |      |
   | |       /       /                 〈          |      |

 

             「フンッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!」














 …………グチャ。








【マリオペイント 死亡】







「……いけないいけない。意識のある人間に人口呼吸や胸骨圧迫は意味なかったわね。ごめんなさい」

 ときめきメモリアルは謝った。意識のある人間に人口呼吸や胸骨圧迫をすると逆に危険であった。
 あまりの出来事にパニックになってしまったのだろう。一言で言うと、テヘッ☆っていう感じである。
 まあ、早い段階で気づいて良かった。

「……あれ?」

 しかし、そうは言ったが、もはやマリオペイントの息がない事に、ときめきメモリアルは少ししてから気が付いた。

 マリオペイントの中身を見る事はときめきメモリアルにはできないが、もしレントゲンをしてみればすぐにその異常性に気づけるだろう。
 内臓が潰れて骨の破片がもう心臓を刺したり色々あってもう凄い状態だったのである。
 鋼の肉体によって、マリオペイントの胸部には数百キロの鉄球で押しつぶされるほどの圧力がかかったのだ。
 いくら腹筋したり逆立ちしたりできるからといって、上記のAAみたいな奴にそんな事をされて平気なわけがない。無論、即死である。

「手遅れだったのね、助けられなくてごめんなさい」

 しかし、どうやらときめきメモリアルも圧力によって死んだ事には全然気づいていないようであった。
 かまいたちの夜のせいで、爆発に巻き込まれて死んだという事で彼女の中では完結したようである。
 全部かまいたちの夜のせいに違いない。

「……でも、せめて最後に人工呼吸だけしてあげるわ」

 マリオペイントに対して申し訳なく思いながら、ときめきメモリアルはその唇をマリオペイントに近づけていった。
 せめてもの手向けに、女の子のキスくらいはさせてあげよう。──遺体で申し訳ないが。

 これは、こうしてかまいたちの夜のせいで死んでしまったカセットへの弔いである。
 しかし、かなり唇と唇が近づいたところで、ときめきメモリアルはその動きを止めた。

「はっ……! いけない。こんなところをクラスの友達に見られて噂されたら恥ずかしいわ……」

 それに気づいて、ときめきメモリアルは、すぐに唇を離した。
 見ず知らずの人間の唇を捧げようとした嫌悪を抱いて、そのまますぐにマリオペイントの荷物を奪い、彼女は逃げ出した。

 マリオペイントは、その死に際に、たった一度の口づけも得る事も芸術品を仕上げる事もなかった。



【C-3 街】

【ときめきメモリアル】
【状態】運動MAX ほか0
【装備】なし
【道具】支給品一式×2、不明支給品×2
【思考】
1:パラメータを上げる
※外見設定はAAの通り、藤崎詩織の頭がマッチョマンにくっついている感じです。
※能力「3つの選択肢」では、選択肢をミスると爆弾が生成されます。


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