Great New Ones > あらすじ

容量節約の為、各キャラグループの活躍を描いた大まかなあらすじはここで書きます。
なお物語の結末もしっかりと書いてあるので、ネタバレには注意して下さい。

【『Great New Ones 第一章 黄金の大樹』のあらすじ(登場キャラグループ:都会っ子四天王ユゴタ財閥)】

現代の首都圏で充実した生活を送ることを目的に一生懸命お金を稼いでいた虎見雄斗だったが、
常に劣悪な労働環境に晒されながら職を転々としていた為にいつも社会に対する不満をぶちまけていた。
そのせいで彼の経済状況は社会に出てからずっと貧しいままで、充実した生活等夢のまた夢であった。

そんな中雄斗はある日天命知保という人物と出会い、そこで次元を超えた救貧サービスの存在を知って早速利用することに。
そのおかげもあってか、雄斗はひとまず経済的な貧困状態から脱することに成功した。
その後雄斗はより充実した生活を送る為に建村築や鉄火幸兵衛、アデレード・シャンの手も借りながら生きていくことに。
そして生活に必要なものを揃えて一段階ついたところで、雄斗は助っ人達から「数々の強敵と戦う旅に出る」ことを勧められる。
どうやらその誘いには「雄斗の他にも助っ人達に生活を支えられている人が多くいることを知って欲しい」という意図があるようだ。
元々雄斗自身が子供の頃から喧嘩が強かっただけに、彼は前もって助っ人達の誘いを引き受けることにした。
こうして雄斗は助っ人達の期待を背負いながら、見知らぬ人達との交流も兼ねて数々の強敵と戦う旅に出ることになった。

+ 以下ネタバレ注意

【『Great New Ones 第一章 黄金の大樹』の結末】

旅の途中で大八木ひとみや福若豊、新浪徹也等と仲間になりながら、多くの出会いや戦い等を経て強くなっていった雄斗。
しかしその彼が満足そうに帰宅してのんびりと過ごしていたその時、豊からの電話である衝撃的な事実が発覚する。
なんとこの前雄斗を手助けした助っ人達は、実は「ユゴタ財閥」というお金を用いた世界征服を企む組織の幹部だったのだ!
あまりにもの衝撃に雄斗は思わず驚愕したが、その後彼は幹部達からの電話で仲間共々首都圏へ集合することを命じられてしまう。
流石の雄斗一行も「このまま騙され続けるわけにはいかない」と思い、幹部達の行方を追う為に急遽首都圏へと向かった。

約束通り雄斗一行が一同に首都圏へ集結したのもつかの間、彼等を幹部達が抹殺すると宣言した後に首都圏は戦場と化してしまう。
相手の強力な攻撃の前に思わぬ大苦戦を強いられたものの、雄斗一行は何とか幹部達をやっつけることに成功した。
しかし幹部達は負けを認めず「富士の山奥でリベンジを果たす」と誓って逃走し、雄斗一行は幹部達の行方を追うべく富士の山奥へと向かう。

富士の山奥で雄斗一行が待ち受けていたのは……、ユゴタ財閥のボス・金木成とその幹部達の姿であった。
雄斗一行は幹部達の謀略に騙された人達の現状を伝えるが、金木成一行は全く耳を貸さない姿勢を貫くどころか、
「生きて欲しけりゃ金払え」と言わんばかりに雄斗一行が持っているアイテム全てを没収する始末。
まるで話が通じないと判断した雄斗一行は止む無く金木成一行との勝負を決意し、激闘の末ついに勝利を手にした。
これでようやく丸く収まるかと思いきや、金木成は息切れしながら「今更金の支配から解放されたところで一体何の為になるのか?」と問いかけてきた。
ある意味正論とも言えるべきこの問いに、雄斗一行は動揺するあまり何一つ回答を出すことが出来なかった。
その後金木成は「モノに価値がある限り、世界は回り続ける」という意味深な言葉を残しながら、幹部達共々密かにどこかへ消え去っていった……。

雄斗一行はそれぞれの自宅に帰ったものの、雄斗の脳内には随分と無駄な時間を過ごしたという悔いだけが残っていた。
ただ一つ得られた教訓があるとすれば……、それは「貧富の差に関係なく、充実した生活は誰でもできる」ことだろう。
そして今日も俺はそんな毎日に向けて懸命に生きていく……。今まで出会った仲間達と共に!

【『Great New Ones 第二章 人と自然の狭間』のあらすじ(登場キャラグループ:自然の守り人達マーシャルファーリーズ)】

中四国九州を中心に活動する自然の守り人達は、地球環境問題の解決を目的に有志によって立ち上げられた団体。
一般的な環境保護団体のイメージとは違って、環境問題を解決する為なら自然に限らず文化的な観点も含めるのが最大の特徴だ。
そんな他の環境保護団体とは一味違った特色を持つ組織の一員として日々活動していたのが槙本真里ら8名の人物であった。

しかしある日当組織が四国の某県に設置している支部で、光宗姫織が仮設の見世物小屋に監禁される事件が発生。
そのことを後日知った真里一行は姫織を助け出す為、早速事件の現場となった支部へと向かった。
幸いにも姫織の無事が確認された為に事件は一気に終息へ向かうかと思いきや、その後彼女との話から驚愕の事実が発覚。
なんと姫織を監禁したのは彼女と共に当組織の一員として活動している友人の一人で、その人物は「二人の愛情を深める」という大義名分を掲げて姫織を監禁したのだ!
これは流石に怪しいと感じた真里一行はすぐさま張本人である友人に電話をかけるも、彼が一方的に対話を拒否した為に謎はますます深まるばかり。
このままでは自ら所属している組織のイメージダウンに繋がりかねないと危惧した真里一行は、各地を回って内部に反逆者がいないか一斉捜査することにした。
だがそれこそが彼女等と反逆者一行との間に大きな溝を生み出し、ひいては一種の環境破壊とも言える異変の引き金となるとは誰も思っていなかった……。

+ 以下ネタバレ注意

【『Great New Ones 第二章 人と自然の狭間』の結末】

姫織監禁事件以来、自然の守り人達は真里一行を初めとする「自然共存派」と反逆者一行を初めとする「自然征服派」に概ね二分される状態が続いた。
その構図としては自然征服派が「人間の言うことを聞かぬ自然と闘うのが人間の使命」だと言わんばかりに各地で良からぬことを企む様子を見て、
「人間界も自然界も共存共栄こそが本来の姿」だと考える自然共存派がそれを阻止するべく自然征服派を和解へ導こうとすると言った具合だ。
とは言えそんな方法でお互いの仲が良くなる訳がなく、むしろ自然共存派の温情が自然征服派をより過激化させてしまうのが常であった。
そんな不毛な応酬が続く中、自然共存派はとうとう自然征服派から「これからお前等を抹殺するから、それが嫌なら沖縄へ行け」と電話で宣告されてしまう。
この惨い仕打ちに流石の自然共存派も危機感を覚えたが、自然征服派に命を狙われている関係でこれ以上団体で行動する訳にもいかない。
そこで真里一行が「自然の守り人達の存続の為なら」と前もって表明した上、自然征服派の行方を追う為に彼女等は沖縄へと向かった。

約束通り沖縄へと向かった真里一行だったが、いくら本島を一斉捜査しても自然征服派の姿はどこにもなかった。
するとデイヴィッド・アフーム率いる軍事テロ組織「マーシャルファーリーズ」が突如真里一行の方へやってきた。
そしてデイヴィッド一行が自然征服派の行方と数々の事件の真相について語った次の瞬間、衝撃の事実が発覚する。
なんとマーシャルファーリーズは自然や生物の進化を促進する為にまずは自然の守り人達を「自然共存派」と「自然征服派」に二分化させ、
そのドサクサに紛れて自然の守り人達の活動地域である中四国九州を生存競争の実験場代わりに使おうとしていたのだ!
予想外の事態に遭遇した真里一行はすぐさま電話で自然共存派に連絡しようと遠くへ避難するが、生憎デイヴィッド一行に行く手を阻まれてしまう。
その後お互いが殴り合う泥沼の戦いにまで発展したものの、真里一行は何とかデイヴィッド一行をやっつけることに成功した。
しかし喜ぶのもつかの間、真里一行を初めとする自然共存派が恐れていた最悪の事態がついに起きてしまう。
なんと自然征服派がマーシャルファーリーズから貰った数々の気象兵器によって中四国九州が天変地異に襲われたのだ!
しかも先程の戦いで満身創痍になったデイヴィッド一行は「そんなの知ったことか」と言わんばかりに真里一行に異変の解決を押し付けて逃亡する始末。
その結果真里一行は中四国九州で起きている異変を解決する為に渋々自然共存派が待機している場所へ帰ることにした。

異変が異変だけに自然共存派の安否が心配されていたが、幸いにも彼等は全員無事だったことが確認された。
しかし彼等からの話によると実は真里一行が帰還する前に自然征服派から電話がかかってきて、そこで向こうが自らの過ち等をようやく認めたとのこと。
その後改めて再会した両派が和解した後、組織一丸となって中四国九州に点在する数々の気象兵器を取り壊すことで異変を解決。
こうして姫織監禁事件以来続いていた大規模な組織内対立は終わりを迎えたのであった。

自然と文化を大切にする環境保護団体でありながら、一時は分裂の危機に瀕していた自然の守り人達。
そんな大変な時期を乗り越えた今、真里一行は人と自然の関係についてある一つの答えを見つけたのだ。
それは、「人間も自然も、お互いを支え合う大切なパートナーとして生きている存在」であることを……。

(※後日追記予定)
最終更新:2018年08月30日 12:11