エヴァーラスティン

『エバーラスティン王国』

 国家傾向:混沌にして善 
 国王「"勇士"アドルメン」 人間 男性 混沌にして善 52歳  バーバリアン9/クレリック2
 信仰:主/コード(混沌にして善) 副/その他人間パンテオン(善寄り)

 おあしす中央部北西に領土を持つ国家。
 国民構成はごく一般的な人間国家のものであり、9割が人間、ハーフリングが8分ほど。残りをその他の種族が占る。
 国の気風は「良く食べ良く動き良く競い良く育て」
 王であるアドルメンからしてまずかなりの脳筋であり、普段は頭脳派の子や孫や側近に政務を任せ身体を鍛えている。
 隣国イーオギリンのある種苛烈なまでの厳しい規律が気に入らず、外交の場において衝突することが多かった。

 主な貴族家
  ラザケシュ辺境伯家(混沌にして善)
   当主:クラウディオ・ラザケシュ 男性
   エヴァーラスティンでもトップランカーのマッスル貴族家。
   毎年行われるコードの祭典では、ラザケシュの一族が何らかの賞を実力でもぎ取ると言う。
   外敵が現れた時は当主自ら先頭に立って戦う。
   権力はあるのだが、その家風から政治中枢には余り関わる事がない。
   トランヴァル侯爵家が物凄いネチネチした態度を取ってくるので嫌い。
   隣国イーオギリンから嫁を貰う際、自分の所の息子が武者修行に出ていることを良い事に
   トランヴァル家の息子の名を上げた。

  イルデブランド・ラザケシュ(秩序にして善)/PC
   ラザケシュ辺境伯の長男。ティアのパラディン。
   自らの力を示し対立する家の娘であるアムリタとの婚姻を承諾させるため、
   家を出奔し冒険者として旅に出る。

  トランヴァル侯爵(秩序にして中立)
   当主:ヴァジトマ・トランヴァル 男性
   エバーラスティンの頭脳と呼ばれる名家。
   王がそもそもにして脳筋なので、それをフォローするのがお仕事。
   国家への忠誠心は高いのだが、インテリを鼻にかける所がある。
   (じっさいインテリ貴族は少ないのだから間違ってはいないのだが……)
   脳筋の癖に一大勢力を持っているラザケシュ家がほんときらい。
   息子にゴブリンの嫁がやってくることを押し切られて物凄い困っていた。

   長男:バルマッド・トランヴァル 18歳
       ゴブリンの嫁を貰う事になってめっちゃ困っていた。

   長女:アムリタ・トランバル 15~16歳くらい?
      子供の頃から仲が良いイルデブランドの事を憎からず思っているが、
      どうにも家同士仲が悪いので何とかならないかなあと思っている。

[シナリオに伴う世界の変化]
 ラザケシュ辺境伯が、イーオギリンの姫に見染められた冒険者ドラックスを養子として迎える。
 これにより、エヴァーラスティンとイーオギオリンは和解。
 婚姻同盟を結ぶ事となった。
 また、自らの領地を分与しドラックス・ウルリシス男爵領が誕生した。
 この際、イーオギリンのヴェルメス姫は見目麗しい人間の女性に転生したと言われる。


「闘技都市コーディス」


 闘神コードに捧げられた街。
 名物である巨大コロセウムを始めとして、
 スポーツ、剣闘等肉体を使う様々な競技に対応する施設が街中に立ち並んでいる。

 年に一度、コードにその武勇を捧げる『闘神奉納武会』が行われ、
 この大会では非致傷のチーム戦を行い、優勝者にはコードの加護が授けられる。

[シナリオに伴う世界の変化]
 おあしす歴(OY)501年の大闘技祭では「シディアスガーディアンズ/PC」が優勝した。
 決勝戦の相手は、PCであるドラウのシーダスと因縁のある
 ディードリッズと名乗るドライダーが率いるチーム『マスクドライダーズ』であった。

 神の加護はプロットポイントという形でPC達に与えられた。


「ウルリシス辺境男爵領」


 辺境男爵なる奇妙な地位を与えられているドラックス・ウルリシス(またの名を"ウルリシュの"ドラックス)が治める領地。
 領主のドラックスはここ数年で大きな力と名声を獲得した冒険者であり、
 その妻のウルリシス辺境男爵夫人(元ヴェルメス・イーオギリンまたの名を"恐るべき"ヴェルメス)は
 隣国イーオギリンの第八王女である。

 イーオギリンとエバーラスティンの同盟時の騒動時、ラザケシュ辺境伯がその領地を割譲して誕生した。

 これらの理由から、ウルリシス男爵領は、
 ドラックスという領主個人の武力・ラザケシュ伯の後ろ盾・イーオギリン国との血縁という三つの要素によって
 力(武力のみではない)が大きな柱となっているエヴェーラスティン内において確固たる地位を築いている。

 現在ウルリシス領は、周囲の「誰も治めていない」土地を吸収し、急速に拡大を続けている。
 領主本人が不在がちであるにも関わらず拡大を続けるその背景には、
 ウルリシス辺境男爵夫人ヴェルメスと、その指揮下にある戦士団『宴卓の夜団』の力がある。
 『宴卓の夜団』は俗称であり本来は『ウルリシス猟兵団』であるが、その名が使われる事はあまりない。
 (この場合の「猟兵」は、初期の構成員が密猟者くずれや近隣の元狩人が中心となっていた事から付けられたものである)

『宴卓の夜団(Nights of the roundtable)』

または『ウルリシス猟兵団』

  はじまりは元密猟者ドラックスが領地を得た時に、狩人の横のつながりで集まった密猟者くずれや狩人が集まった物で、
  安定した食い扶持を得る為に集まっただけの無法者同然の集団であり、
  領主ドラックスが不在であるのを良い事に、領地を荒す者も出てくる有様であった。
  しかしその様子に業を煮やした男爵夫人ヴェルメス(当時、堕落したパラディンレベル5)は、ある日詰め所に単身で吶喊。
  1分と経たぬうちに特に目に余る不逞猟兵数名を叩き切り、
 「戦士であれば好きに振舞う権利はありましょう、しかし我が夫ドラックスの名を穢す者の目玉は鳥の餌となると思いなさい」
  そんな言葉と共に、他の猟兵達に心からの真摯な説得(威圧)を行った。
  この日から『ウルリシス猟兵団』は優秀なで誇り高い戦士団として生まれ変わったという。

  宴卓の夜団の業務は、主に領内と救済を求めてくる領外への武力救済である。
  討伐から帰るたびに、自分達で持ち寄った獲物を肴に無数の丸テーブルを囲んで宴会を繰り広げるのが常であり、
  団の俗称もこの習慣を見た者達が賞賛の意を込めて呼ぶようになった。
  領外への討伐任務の際、現地住民が望むならばウルリシス領の一部となる栄誉ある提案を穏やかに持ち掛け、
  受け入れた者達を併合し領土拡大する事もある。
  併合した土地からも団に所属するものも存在し、現在の団は初期の猟兵のみの団とは異なり、多様性のある戦士団となっている。  

  宴卓の夜団の特徴的な風習として『領主様と奥方様と俺は偉大!』がある。

  『領主様と奥方様と俺は偉大!』とは。
  任務や狩りなどを行った日の宴会において、自らが功労者だと思う人間は立ち上がり、
  「領主様と奥方様は偉大だ!しかし今回〇〇〇を成し遂げた俺もまた偉大だ!」と叫び、参加者に乾杯を呼びかける。
  この時、賛同する者は乾杯を叫び酒をあおり、否定するものはブーイングを浴びせる。
  賛同者が多い場合は健闘を称え、戦士達はその活躍を話の種に盛り上がり、
  あまりにも賛同者が少ない場合は軽いリンチが巻き起こり宴を盛り上げるのである。

  このような蛮族然とした戦士達が中心となる一方で、最近、団には新たな種類の戦士が増えている。
  それが『なろう騎士(Knight of wannabe)』である。

  『なろう騎士』とは。
  英雄ドラックスの名声に惹かれ、明日は我こそと名を立てるべくウルリシス領へ集った者達。
  主に他国や他領からやって来た裕福な身分の子女でが中心となっている。
  実際に騎士爵を所持する者や貴族の子弟も少なくはない。
  彼らは旧来の宴卓の夜団と異なり、高い志と高い士気と高い自前の装備を兼ね備えている。
  猟兵は、自分達のみの力を見せつけ新たなる領民の安心を担保するが、
  なろう騎士は主に、救出した土地住民の篭絡、または奴隷にされていた人々を私財で配下に置くなど、
  自分たちが「英雄的」「騎士的」「叙事詩的」であると信じる手法でウルリシス領を広げていく。


  猟兵となろう騎士はそのスタイルの違いにより対立をする事があるが、
  エヴァーラスティンという国の「強い奴が偉い」という風土、
  また領主ドラックスとその妻ヴェルメスへの忠誠や憧憬を背景とした集団であるため、
  諍いが起きたとしても、とりあえず殴り合った後「英雄ドラックスとその一党に乾杯!」という結果に終わる事が多い。

  内訳としては、猟兵はレンジャー・まれにバーバリアンで構成されており属性は混沌中立、真なる中立、まれに混沌善。、
  なろう騎士はファイター、ごくごくまれにパラディンで構成されており、混沌善が中心となっている。

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最終更新:2019年04月16日 01:05