『自由都市圏』
属性傾向:混沌にして中立/混沌にして悪/真なる中立
国家元首:なし
信仰:なんでも
敵対国:ほぼすべて
おあしす中央部東にある地域。
あくまで地域であって国家ではない。
この地域は
おあしす界創成の頃、
ありとあらゆる規則から自由である事を望んだ者達、
力で全てを支配する事を望む者達
あらゆるものに囚われない(自由からも)バランスを重視する者達が住み着いた。
その結果、おあしす界で最も無秩序な地域となったのである。
在住民の多くは集落や部族単位で生活をしているが、
一部力のある家や強力な個人に統率され村、街や都市を築いている例もある。
この地域の混沌ぶりを表すエピソードに
学術研究都市バルロイの冒険者学院が支部を建てた際、
「講師に毎年闇の魔法使いが混じる」
「凶悪かつ強力な害を引き起こす生物を放し飼いにする」
「学生を寮分けして競争を加速させた挙句殺傷事件が多発する」
「卒業生の八割はレジスタンスかテロリストになる」
などの事件が頻発したというものがある。
現在はバルロイの冒険者組合も自由都市圏では地下組織となっている。
「自由都市ヴェイル」
自由都市圏最大の都市である。
元来はボカブ信仰過激派である『※強制中立派』が構築した都市だが、
おあしす歴200年頃に、善を求める民や英雄が立ち上がり、ボカブ信仰と激突。
漁夫の利を得る形で、アークデヴィル・アスモデウス信仰を始めとするデヴィル連合が支配権を取った。
しかしこのデヴィルによる支配は自由を求める各派閥から反感を買い、
100年ほどで崩壊、デヴィル教団は地下に潜る事になる。
おあしす歴300年頃からは、その時点で最強の者が都市の頂点に立つという形で
大きな格差を持ちながら混沌とした秩序が保たれている。
現在都市の頂点に立つものはデモゴルゴンの強力な司祭とも聖騎士とも、
またデーモンロード・デモゴルゴンのアスペクト(化身)が顕現した者とも言われている。
他の自由都市圏の例に漏れず、レジスタンスが無数に存在する。
その中でも力があると噂されているのが、
デモゴルゴンの支配を良しとしない反デモゴルゴンレジスタンスであり、
そのリーダーはデモゴルゴンの強力な司祭だとも、聖騎士だとも、
またデモゴルゴンのアスペクトが顕現した者だとも言われている。
※強制中立派
「ボカブは中立である、魔術は中立である」
「知識に属性は存在しない」
「善悪秩序混沌といった主張は目を曇らせる」
東に善なる存在があらわれると行ってこれを叩き
西に邪悪なる存在があらわれると行ってこれを叩き
北に秩序ある存在があらわれると行ってこれを叩き
南に混沌たる存在が現れると行ってこれを叩く
絶対的中立を標榜する狂信的集団。
基本はボカブ信者で構成されているが、
属性間の争いに巻き込まれた者、ドルイドなどの自然崇拝者も合流し、
比較的強力な存在感を放っている。
「万神殿」
あらゆる神を称える為に建てられた巨大神権都市。
ボカブ強制中立派が自由都市ヴェイルを追い出された際、
穏健派が集まり自由都市圏の北部に中立地帯(一般的な意味での)を築いた。
信仰の偏りを許さないという思想により、
この都市では属性を問わずあらゆる神や悪魔、さらには外なる神までも、
その信仰を許される。
最終更新:2019年03月19日 02:12