住友電工情報システム - 情報資産会社のまとめ

住友電工情報システムとは

住友電工情報システムは住友電工のグループ会社として、1998年に設立後、グループ向けシステムのコンサルティングや情報処理システムの開発、コンピュータ運用サービスなどの受託を行ってきた企業です。培ってきた技術や経験を活かし、豊富な実績やノウハウで、グループ外のお客様にも最適なソリューションやパッケージソフト製品の提供を行っているとのことです。

企業概要

会社名：住友電工情報システム株式会社
代表者：代表取締役社長　奈良橋 三郎
設立：1998年10月1日
所在地（本社）：〒532-0003 大阪市淀川区宮原3-4-30（ニッセイ新大阪ビル）
株主：住友電気工業株式会社（60%）、住友電装株式会社（40%）

主な事業内容

システムソリューション事業

■最新ITを実業務に適用する先進性と技術力
住友電工は、1897年の創業以来、光ファイバー、ダイヤ製品、化合物半導体、交通管制システム、カーエレクトロニクス製品、超電導線材等への多角的な事業展開をし、各分野での事業活動を通じて、 日々新しい技術を追求してきたそうです。同社は、このような先進技術の追求と適用の姿勢を継承し、最新の情報技術をいち早く吸収し、システムやネットワークの構築に活用していくといいます。

■Java & Linuxの基幹業務システムで業界をリード
同社は、JavaやLinuxを次世代技術として検討するだけでなく、そのポータビリティ、信頼性、性能を能動的に評価し、基幹業務システムへの適用を前提とした技術検証を進め、他社に先駆けて1999年から基幹業務システムへの適用を行ってきたといいます。
先進事例として業界から高く評価されるこの取り組みは、これまでの標準化技術の発展形でもあるJava開発フレームワークの構築と実用化だといいます。このJava開発フレームワークは、Javaのオブジェクト指向の難しさを標準部品の中にカプセル化し、プログラムパターンと呼ばれる粒度の大きな部品に業務処理を適用する開発手法を採用することで、システムの品質と生産性を向上させているそうです。
COBOL開発に比べて優位性が導きにくいと言われている中で、同社はこのJava開発フレームワークを利用することでCOBOLに比べてコーディング量が1/3、生産性は3倍向上させたのだとか。
このJava開発フレームワークは「楽々Frameworkシリーズ」として製品化しており、基幹業務システム構築の基盤として多くのクライアントに利用されているとのこと。

また購買業務システムの「楽々ProcurementII」、ワークフローシステムの「楽々WorkflowII」など、楽々Frameworkシリーズの上で稼働する業務パッケージソフトの拡充も図っているそうで、Java&Linuxを活用した基幹業務システム構築のリーダーとしての地位をさらに強固にしているようです。

ハーネスITソリューション事業

世界トップクラスのシェアを誇るワイヤーハーネス（自動車用部品）の総合メーカーである住友電装を中心に、世界30カ国以上におけるグループ各社の経営をITでサポートするといいます。

■CAD/CAM
ワイヤーハーネスの製造設計をサポートし、製品の図面や製造情報を提供するオリジナルのワイヤーハーネスCADシステムを開発しているそうです。世界中のクライアントに同じクオリティの製品を提供するため、海外の生産・開発拠点においてグローバルな展開を進めているのだとか。またクライアントのニーズに応えるため、最先端のシステム構築に取り組んでいるとのこと。

■ワイヤーハーネス生産管理システム
国内外に展開しており、ワイヤーハーネス工場向けに一貫した生産管理システムを開発・保守しているそうです。生産現場の改善や自動車メーカーからの要望には、日進月歩でそのスピードに劣らない最適なシステムを提供し続けているとのこと。常にクライアントのニーズに適したシステムを提案・開発し、世界各国のユーザーに喜んでいただけるサービスを提供することをモットーとしているといいます。

■生産技術システム
ワイヤーハーネス生産現場での改善活動をシステム面から推し進めているそう。最適な作業スケジューリング、リアルタイム生産実績管理、生産設備自働コントロールといった生産テクノロジー関連システムを開発・展開。そして世界最高レベルのクオリティと生産性のモノづくり環境を目指しているのだとか。現場最前線の仕事は厳しく辛いところもあるようですが、自身の手で改善した効果がすぐに見てわかる、世界各地の生産拠点のスタッフと触れ合える、やりがいを実感できるテーマとのこと。

■部品調達システム
ワイヤーハーネス用部品の受注・発注・生産の情報をシェアするために、パッケージソフトを用いてSCMシステムを構築し、業務の効率化推進を支援しているといいます。特に、部品の安定供給を図るため仕入先への発注量の平準化、ニーズ予測精度の向上に努めてるそう。
また、デジタルデータを用いて登録のオートマチック化を推進し、効率化を進めているとのこと。部品の発注件数が毎日数万件を超えるため、効率的なシステム作りが求められるのだそうです。

■電線生産管理システム
ワイヤーハーネス用電線の発注から製造・出荷までを総合的にサポートする電線生産管理システムの企画・開発・導入・展開を実施しているそう。IT技術や業務知識の両面から「かんばん」など生産管理に丁寧に対応しているようです。
住友ハーネス事業の海外生産拡大により、今は中国・ASEAN地域へのシステム導入を速いペースで進めているとのこと。そして今後は、欧米への展開も計画しているようです。

■物流システム
住友電装及びグループ各社の生産拠点、そしてクライアントを繋ぐ「物流」業務をサポートするシステムの企画・開発・運営管理を行っているそう。在庫の持ち方をはじめ、集配拠点、輸送状況把握など低コストでハイクオリティの戦略的な物流が欠かせない現在、課題はたくさんあるそう。そんな中、全世界を視野に入れ、最新のIT技術を駆使した支援を推し進めているようです。

■間接部門システム
住友電装をはじめ住友電装グループ各社の、「総務」、「人事」、「経理」といった間接部門の業務に関する情報システムの企画立案・開発・メンテナンスを実施しているそう。また、国際的に活躍する営業部門・調達購買部門もサポート。営業支援システムや調達支援システムの企画立案及び開発にも注力しているとのことです。グローバルカンパニーである住友電装グループの一端を担うサポート・サービス部門の情報化支援を通じて、住友ハーネス事業の発展に貢献しているといいます。

パッケージソフトウェアおよびクラウドサービス事業

住友電工情報システムでは、Java&Linuxの基幹業務システム構築技術を製品化しているそう。Java開発ツールをはじめ、購買管理システム、ワークフローシステムなど、システム開発環境から業務システムまで、高機能かつハイスペックのソリューションを提供しているとのこと。
また、超高速大容量の全文検索技術を基本に純国産の企業向け検索エンジンを提供。規模の小さいオフィスから超大規模・高負荷の情報検索システムまで幅広く網羅しており、最先端の技術でIT社会の進化に寄与しているようです。

■エンタープライズサーチ　QuickSolution
インターネット検索のようにピンポイントで情報に辿り着く企業内検索システム。
検索エンジンパッケージ市場において、8年連続シェアNo.1とのことです（2016年～2023年度）。
QuickSolutionは、シンプルな操作性とハイレベルな検索機能で、社内情報に簡単にアクセス可能。情報検索の無駄を解消してくれるようです。

①社内ファイルサーバからクラウドまで社内外の情報を横断検索
様々な形式のファイルに対応でき、アクセス権限を考慮してファイルの中身まで横断的に検索可能だそうです。

②複雑な日本語や画像内の文字情報も検索できる
検索文の意味を汲み取るセマンティック検索のほか、画像PDFの文字情報を読み取る画像OCR検索など、ハイレベルな検索ができるといいます。

③高速・高精度な検索＋ChatGPT連携（RAG対応）で欲しい情報にすぐアクセス
数百TBのファイルサーバーでも高速かつ高精度に検索でき、ChatGPT連携もできるそう。欲しい情報にすぐ辿り着けるようです。

④純国産製品の強みを活かした安心のサポート体制
純国産かつ自社開発の強みを活かした充実の保守・開発サポートサービスを用意しているそう。住友電工情報システムの製品部門がスピーディーに対応してくれるとのことです。