藤丸立香が龍の力を得て、再び安定させたドラグサーガ・ランド。
しかし、龍魂珠は毎度毎度狡猾であった。
龍である立香……否、リツカXXが心柱となった世界は、未だ歪んでいた。
サーヴァントをはじめとしたとある世界の理に基づく者達と、龍の力を持つ者達。それ以外が入れない世界が生まれてしまったのである。
そして『ドラゴン・オーブ』である龍魂珠はまんまとその世界に入り込み、龍覇達の物語をさらに進めることとした。
世界の内側で発生した『侵略者』。そして動き出す『禁断』……。再び混乱を見せた世界に、1人の王が舞い降りる。
そして、その王と出会う1人の少年…
「問おう、貴方が私のマスターか?」
英霊たちが、龍たちが、新たに見せる革命の物語!
新章「レクスターズ・サーガ 革命の龍と運命の英霊」
───その日、少年は運命と出逢う。
レクスターズ達が集まる、基本世界の桃天守閣。
モモキング「馬鹿な…あの世界が再び閉ざされたのでござるか⁉︎」
加古川飛流「残念ながらその通りだ。オマケに今度は丁寧に『龍』と『英霊』以外を厳密に弾くようになっている」
オルガ・イツカ「あの世界からはドラグハートの力も消えたらしいからな…どうやらカズマやずんだもんも同行は無理そうだ」
エミヤ「仕方がない、私が行こうじゃないか」
ずんだもん「仲良くなって早速になっちゃうのだ」
エミヤ「何、元より私は『そう言った事』が本職だ。任せておけ」
モモキング「では参ろうか、エミヤ殿!」
世界に切り込む正義の戦士達。
一方、ドラグサーガ・ランドの内側では。
「……こうもまずい事になるとはねぇ、そりゃあ儂(オレ)が呼ばれるわけだ」
「サイキック・サーヴァント、千子村正。運命に導かれ参上した。ただの鍛治師なんだが、『コイツ』のせいでいろいろ出来るようになっちまった。」
「あいよー!サイキックな最弱英霊、アヴェンジャー。呼ばれなくとも勝手に参上!」
「……って、なんなんですかこの惨状。こりゃ仕方ない、力貸してくれよ?シーザーさん?」
次元を超えて召喚される英霊達。
そして、
「…問おう。貴方が私のマスターか?」
「な……」
世界に降り立つ、『騎士王』。
「……剣が喋ってる?」
「え?」
…の、ドラグハート。
レクスターズ達の、新たな戦いが始まった。