たこつぼ(蓄積中)

第八回、九回

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dixa

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知覚の統合作用

ひとつの対象を安定的に知覚できるのは、知覚が統合作用をもっているため。
認識している知覚世界は、現実世界のコピーではなく知覚の統合作用につくられた知覚表象

ある時間内に知覚情報が時間的・空間的にどう変化したか分析されることで知覚世界のダイナミックな変化を捕らえられる

視覚が成立するためには視覚情報の時間的な変化が必要

主な現象

  • トレクスラー効果:?
  • 仮現運動:実際には対象は動いてないのに、運動しているように見えること
  • フラッシュ・ラグ効果:動いている物体が一瞬点滅すると、その位置が少しずれたところに知覚されること

知覚の体制化

形の知覚がよりまとまりを感じるように方向付けられること。
そこで作用する刺激配列状の諸条件を郡化の要因という。
例:近接の要因(近い物はまとまって見える)、類同の要因(同じパターンのものはまとまってみえる)、閉合の要因(閉じている領域は纏まって見える)、良い連続、良い形
簡潔なよい形にまとまる傾向があること→プレグナンツの法則

知覚の恒常性

対象がいつも同じように安定して見える傾向のこと

空間知覚

二次元から三次元へ情報を変換するには制約条件と仮定の設定が必要で、それを奥行き手がかりという。
  • 一次的手がかり:両眼でみないと三次元に見えない
輻輳、調節、両眼視差
  • 二次的手がかり:単眼でも三次元に見える
運動視差、網膜像の大きさ、線遠近法、重なり合い、きめの勾配、陰影

錯視

物理的に同一の図形が付近に存在する他の図形によって何らかの形状が異なってみえる現象

まとめ

知覚は刺激の周囲に対する他の刺激との文脈的関係や、観察者の経験や期待、練習による学習などに影響される
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