たこつぼ(蓄積中)
第十回
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dixa
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情報の符号化、記憶
感覚記憶
入力された感覚情報は、ごく短時間の間、意味に符号化されず、単に感覚情報(画像)のまま貯蔵される。これを担うのが感覚記憶
視覚情報の感覚記憶はアイコニックメモリーと呼ばれる
聴覚情報の感覚記憶はエコイックメモリーと呼ばれる
感覚記憶にある情報のうち、「注意」によって選択された情報だけが短期記憶(ワーキングメモリ)へと移される。残りは消える
視覚情報の感覚記憶はアイコニックメモリーと呼ばれる
聴覚情報の感覚記憶はエコイックメモリーと呼ばれる
感覚記憶にある情報のうち、「注意」によって選択された情報だけが短期記憶(ワーキングメモリ)へと移される。残りは消える
マスキング
アイコニックメモリーは一秒以内に消失するが、その前に新たな情報が入ってくると、以前の情報は消されてしまうこと
選択的注意
感覚情報の取捨選択をするのは”注意”システムと呼ばれる。注意が向けられていない情報は意識にのぼりにくい
例:カクテルパーティ効果
→注意フィルターモデル:フィルターを通過した情報のみが短期記憶に送られる
反論
→注意減衰器モデル:注意システムの容量に余裕があれば選ばれなかった情報もある程度処理される(限界を注意のボトルネックという)
のちのち
→注意の後期選択モデル:感覚記憶が短期記憶に入った後に、注意によって反応選択が行われるのだというモデル
例:ネガティブプライミング
注意を向けなかった情報はその後処理されにくくなる
現在
→結局注意の影響は初期・後期両方であるのだ
例:カクテルパーティ効果
→注意フィルターモデル:フィルターを通過した情報のみが短期記憶に送られる
反論
→注意減衰器モデル:注意システムの容量に余裕があれば選ばれなかった情報もある程度処理される(限界を注意のボトルネックという)
のちのち
→注意の後期選択モデル:感覚記憶が短期記憶に入った後に、注意によって反応選択が行われるのだというモデル
例:ネガティブプライミング
注意を向けなかった情報はその後処理されにくくなる
現在
→結局注意の影響は初期・後期両方であるのだ
記憶系の基本プロセス
符号化→貯蔵→検索
記憶痕跡は視覚コード・音韻コード・意味コードで表現される
記憶痕跡は視覚コード・音韻コード・意味コードで表現される
短期記憶
記憶の単位をチャンクと呼ぶ。短期記憶の容量は7チャンク(個人差あり)
記憶痕跡(印象のでかさ)は符号化の種類によって異なり、意味>音韻>形式
よって意味的処理された記憶は痕跡が強固で、忘却も生じにくい
記憶痕跡(印象のでかさ)は符号化の種類によって異なり、意味>音韻>形式
よって意味的処理された記憶は痕跡が強固で、忘却も生じにくい
短期記憶の保持時間
短期記憶の情報は、復唱することで短期記憶内に維持されていく。これをリハーサルという
- 維持リハーサル:短期記憶内に情報を維持するだけのリハーサル。情報を頭の中で復唱するだけで、長期記憶へとてんそうされにくい
- 精緻化リハーサル:記憶情報の加工を行うリハーサル。情報を精緻にすることで長期記憶への転送が促される
例:語呂合わせ、イメージ付け、体制化(表組みなど)、問題作成など
ワーキングメモリ
短期記憶が情報の貯蔵機能を重視するのに対して、ワーキングメモリは会話や読書、計算、推理など認知課題中に記憶情報がいかに捜査され変換されるかといった情報の処理機能に焦点があてられる
- 代表的モデル
音韻ループ:言語的情報の処理を行う、音声による言語的リハーサル
視空間スケッチパッド:視空間情報の処理を行う、視覚的表現、イメージ操作
中央実行形:注意を司る?
視空間スケッチパッド:視空間情報の処理を行う、視覚的表現、イメージ操作
中央実行形:注意を司る?
音韻ループと視空間スケッチパッドはお互いに独立して干渉しないが、同じタイプの処理を要求する課題をするときは同じサブシステムが動くので強く干渉し合う