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第1話 災厄を招く亀裂
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ストーリー
| おいおい! 見ろよなんだあれ? | |
| 観客達 | |
| さっきの乱入者といい クリーチャーといい…… 一体何だってんだ! | |
| 観客達 | |
| この街に 何が起こってるってんだ! | |
| 観客達 | |
| グレンの開催したレースに 乱入した襲撃者達が去った後、 突如空に現れた巨大な穴 | |
| 蒼天を裂くような 大きな亀裂 | |
| その亀裂から裂け目が みるみるうちに広がっていく | |
| ちょっと待て! あのゲートから大量に何か 降ってきてるぞ! | |
| 観客達 | |
| うそだろ…… あれ、本物か!? | |
| 観客達 | |
| うそ! 何なのよ!? 何が起きてるのよ!? | |
| 観客達 | |
| く、くそ! みんな早く逃げろ! うわああああ! | |
| 観客達 | |
| な……何ですか、アレ!? | |
| カスミ | |
| 中からクリーチャーが出てきた ってことは……まさか ゲートの一種ですか!? | |
| カスミ | |
| しかも、あんなに巨大な! これは……これは 絶対マズイやつです……! | |
| カスミ | |
| きゃあっ――!! 押さないで~!! | |
| 観客 | |
| 皆様、安全に順番に 避難してください! | |
| 警備員 | |
| 走って転んだりすると危険です! ゆっくり落ち着いて 移動してください! | |
| ジャマー団 | |
| ええとええと、こういう時は まずは落ち着いて状況把握…… | |
| カスミ | |
| 会場に居たルカさん達は…… 良かった、無事のようです ならきっとここを守ってくれる | |
| カスミ | |
| 彼女達が居るならここが一番 安全かもしれませんね | |
| カスミ | |
| ここはひとまず現場の方々に 任せても問題ない……はず! | |
| カスミ | |
| ジャマー団の皆さんも 警護に来ておられるようですし 守護者の方々も動かれる…… | |
| カスミ | |
| ――よし、職員の皆さん 私はここを離れます | |
| カスミ | |
| え、カスミさん!? どうしてそんな! | |
| 職員達 | |
| 関係者を集めて対策を練ります これは非常事態です! | |
| カスミ | |
| 貴方達は手順に則って 観客を避難させてください | |
| カスミ | |
| ここにはルカさんも居るし 皆さんを守ってくれるでしょう だから落ち着いて、手順通りに! | |
| カスミ | |
| ――うそ、うそうそうそ | |
| カスミ | |
| な、何で? 何で市長に 連絡が繋がらないんですか!? 直通回線ですよ!? | |
| カスミ | |
| じゃあ守護者の方々に…… | |
| カスミ | |
| こ、こっちも繋がらない! まぁこっちはいつも通りな感は ありますけども! | |
| カスミ | |
| じゃ、じゃあ勝舞さんや勝太さん クリーチャーと闘える方々…… | |
| カスミ | |
| これもだめぇ!? | |
| カスミ | |
| こうなったら直接市長室に……! | |
| カスミ | |
| 市長、アークさん! 緊急事態です!! | |
| カスミ | |
| 勢いよく市長室に飛び込んだ カスミだったが、そこには 誰もいなかった―― | |
| あれ? 誰も、いない……? すでに市長もアークさんも対策に 動いているのでしょうか……? | |
| カスミ | |
| いやいやいや、だとしたら 何のアナウンスもないのは おかしいです | |
| カスミ | |
| ……………… | |
| カスミ | |
| じゃあ後は……頼みの綱は 他の世界のクリーチャーの方々 緊急時です、こういう時こそ! | |
| カスミ | |
| (プルルルルル) | |
| ウソ……何で……? Q.E.D.さん達すら 応答がないなんて…… | |
| カスミ | |
| 一体、この世界に 何が起こってるんですか……? | |
| カスミ | |
| 人間ども! そこを動くな! | |
| クリーチャー | |
| 俺達はお前らに 危害を加える気はねぇ おとなしくしていればな | |
| クリーチャー | |
| な、なんなんだ、こいつらは! 明らかに人間じゃねぇ……! まるで、く、クリーチャーだぁ! | |
| 観客達 | |
| やっぱり、あの噂は 本当だったのよ! 以前、街で クリーチャーが暴れたって噂は! | |
| 観客達 | |
| ど、退いてくれ……! 早く逃げないと、やつらに 襲われる! | |
| 観客達 | |
| あの空の大きな亀裂から…… クリーチャーが沢山 降りてきてる…… | |
| ルピコ | |
| そ、そんな…… これじゃ、街が…… | |
| ルピコ | |
| ……あ……JJさん、は……? あのバイクの、人達に JJさんが、やられたって…… | |
| ルピコ | |
| い、いえ、それよりも それよりも、観客の皆さんを えっと……えっと…… | |
| ルピコ | |
| 突発的に起こったこの事態に ルピコは動転してしまっていた | |
| 突如現れた襲撃者 バサラとNo.2 彼らを止めに行ったはずのJJ | |
| パニックになった観客達 そして空の亀裂…… | |
| この事態は最早 ルピコの許容量を超えていた | |
| 【プレイヤー】は 彼女を落ち着かせるために 肩を掴んで声をかける | |
| ぁ…… 【プレイヤー】、さん | |
| ルピコ | |
| ありがとう、ございます ごめんなさい、私、また…… | |
| ルピコ | |
| はい、考えるのは後、ですね まずは私達ができることを やりましょう……! | |
| ルピコ | |
| みんな! 慌てないで! 冷静に逃げれば大丈夫よ! 襲われても、私達が守るわ | |
| キョウカ | |
| せや! ビビる事はないで! 俺達、新生ジャマ―団がみんなを 守ったるから、安心せい! | |
| スペイ | |
| あ…… キョウカさんとスペイさん? | |
| ルピコ | |
| 【プレイヤー】と ルピコ!? | |
| キョウカ | |
| 貴方達もここに居たのね 大丈夫だった? | |
| キョウカ | |
| え、えっと……はい 私達は大丈夫です! | |
| ルピコ | |
| で、でも……グレンさんが やられて……JJさんも やられちゃって…… | |
| ルピコ | |
| ……そっか | |
| キョウカ | |
| 大丈夫、観客達のことは任せて! 街の警備にあたってた仲間が今 市民を守るために動いてくれてる | |
| キョウカ | |
| そうや! 闘えんかもしれんけど こういう人海戦術なら ジャマー団の専門やで! | |
| スペイ | |
| 緊急信号も送っといた 各地に散らばってるジャマー団が 集まってくるはずや | |
| スペイ | |
| グレンもJJも、ワイらの方で 見つけたる! 安心せぇ! | |
| スペイ | |
| そ、この街の人達は大丈夫! だから……ルピコ、何があったか 教えてもらえる? | |
| キョウカ | |
| なるほどな…… 怪しいデュエリストが クリーチャーを召喚したと…… | |
| スペイ | |
| ほんで、いなくなったと 思ったら空のあれが 出てきたっちゅうわけか | |
| スペイ | |
| なんや……そしたらゼニスの 時みたいに、別の空間に繋げる 能力持った奴が出てきたんか? | |
| スペイ | |
| そんなことは後でいいの 今の話からすると ルカもこの会場に居るのね? | |
| キョウカ | |
| なら、ルカを探しなさい 私達はクリーチャーと 闘えないけど | |
| キョウカ | |
| 貴方達や守護者は敵と闘える どうにかできるとしたら 貴方達しかいないわ | |
| キョウカ | |
| そう……ですね | |
| ルピコ | |
| キョウカさん、スペイさん ありがとうございます 私達、行ってきますね! | |
| ルピコ | |
| おう、気ぃつけや! | |
| スペイ | |
| 行きましょう、 【プレイヤー】さん! | |
| ルピコ | |
| ――さて 大見得切ったからには 何とかせんとな | |
| スペイ | |
| そうね、あの子達を動きやすく するためにも 市民は私達で守るわよ | |
| キョウカ | |
| クソっ……何なのよ、一体! | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| (クリーチャーの数が多すぎる とてもじゃないけど、この街の デュエリストだけでは……) | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| (クリーチャーがこの街を 狙って、一体何のメリットが あるって――) | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| あれ……嫌……! 怖い……! | |
| 謎の少女 | |
| ……大丈夫よ、大丈夫 もし、クリーチャーが襲って 来ても、私が守るわ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| (ダメね……まったく やっぱり他人に気を遣うなんて 性に合わないわ) | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| (しかし……怯えるのは分かる こんな状況だもの 怖くて当たり前だわ) | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| (けど、この子まるで……) | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| ルカ姉……! ルカ姉っ……! | |
| JJ | |
| JJ! 平気なの!? その傷は……! | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| アタシは……平気よ 変なデュエリストには 負けそうになっちゃったけど…… | |
| JJ | |
| グレンにはあれ以上手を 出させなかったし…… それに、それに | |
| JJ | |
| その後に出てきた クリーチャー達は全部 やっつけてやったから……! | |
| JJ | |
| ……そう よく頑張ったわね、JJ ありがとう | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| JJ、貴方は少し休んでなさい | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| さっきジャスミンに救護所を 用意するように言っておいたわ グレンも連れてね | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 貴方も怪我人と一緒に―― | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| あ……あ……! 来る……あれ……! | |
| 謎の少女 | |
| ルカ姉……上…… | |
| JJ | |
| 再び上を見上げると―― | |
| 空に開いた巨大な穴から 見たことのないクリーチャー達と 共に―― | |
| ひときわ異彩を放つ クリーチャーが現れたのが見えた | |
| (あれは――この背筋が凍る ような感覚は――) | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| ――JJ、もうひと頑張り いけるかしら | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| もちろん……まだアタシは 闘えるわ……! | |
| JJ | |
| いいえ、貴方は逃げるのよ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| え……? 何言ってるの、ルカ姉! | |
| JJ | |
| 貴方はこの子を連れて 安全な場所へ向かいなさい | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| え……? なんで、皆と離れるのやだ……! | |
| 謎の少女 | |
| そ、そうよ! 私だってルカ姉と離れるのは―― | |
| JJ | |
| 貴方達がここに居ると 守り切れるか分からない 早く行きなさい | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 私も状況を見て必ず JJの元へ戻るわ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| ……貴方はこの子を クリーチャーから守るの | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| いいわね、約束よ | |
| 闇の守護者 ルカ |
勝利時
| はぁ……はぁ……! | |
| JJ | |
| じぇ……JJ……お姉ちゃん…… | |
| 謎の少女 | |
| ぜぇ……ぜぇ……! ち、ちょっと……少し…… 休ませ…… | |
| 謎の少女 | |
| もうちょっと頑張りなさいよ! アンタのせいでルカ姉と別行動 する羽目になったんだから! | |
| JJ | |
| ……ルカ姉の屋敷 あそこに行けば 安全だから……! | |
| JJ | |
| …………! ……隠れて! | |
| JJ | |
| ……………… | |
| クリーチャー | |
| くっそ……こんな時に | |
| JJ | |
| ひっ……! ま、また、クリーチャー……! | |
| 謎の少女 | |
| ……もう そんなに強く服を握らないでよ | |
| JJ | |
| あんな奴ら大したことない アタシがギタギタにしてやるから | |
| JJ | |
| (……私だけなら大丈夫 この子を守りながらってなると 正直、わかんない……) | |
| JJ | |
| (ルカ姉と一緒だったら こんな苦労しなくていいのに) | |
| JJ | |
| (ううん、ルカ姉に頼まれたんだ この子を守れ、って) | |
| JJ | |
| (ちゃんとやり遂げるんだ 私を信頼して 任せてくれたんだから) | |
| JJ | |
| こんなこと、ルピコにも できないんだから……! | |
| JJ | |
| ……ど、どうしたの? | |
| 謎の少女 | |
| 何でもない! こっち―― | |
| JJ | |
| う、うん……! | |
| 謎の少女 | |
| かなり遠回りだけど…… この森を抜けていけば着くから | |
| JJ | |
| 手、離さないでよ | |
| JJ | |
| うん…… | |
| 謎の少女 | |
| ………… | |
| JJ | |
| ま、待って……! | |
| 謎の少女 | |
| な、何よ……? | |
| JJ | |
| 怖いの……あっちから いっぱい……来てるから…… | |
| 謎の少女 | |
| あっち? ……何も見えないけど | |
| JJ | |
| まだクリーチャー達に ビビってるの? | |
| JJ | |
| アタシがギタギタにしてやるって 言ってるじゃない | |
| JJ | |
| 全部カットちゃんで 引き裂いてやるんだから! 信用できないって言うの? | |
| JJ | |
| でも…… もしかしたら、もっとたくさん 来ちゃうかもだし…… | |
| 謎の少女 | |
| それに、レース場では…… ボコボコにされてたし…… | |
| 謎の少女 | |
| うるさいわね! アンタを先にギタギタに しちゃうわよ! | |
| JJ | |
| ひ、ひぇっ……!? | |
| 謎の少女 | |
| ……ビビりすぎよ もっと堂々としなさい! | |
| JJ | |
| え……? | |
| 謎の少女 | |
| そうしたらビビるのは あいつらの方なんだから! | |
| JJ | |
| まずその汚い布がよくないわ そんなものを着てるから 自信が無くなっちゃうのよ | |
| JJ | |
| 髪もぼさぼさだし、レディとして なってないわ! | |
| JJ | |
| ほら、中にも何か着てるんでしょ まずはその汚い布を脱いじゃい なさい! | |
| JJ | |
| ま、まって…… この中はあんまり…… | |
| 謎の少女 | |
| 自分でできないならアタシが 手伝って――えっ!? | |
| JJ |
敗北時
| でも、ルカ姉……! アタシまだ闘える……! | |
| JJ | |
| 分かっているわ、そんなこと 貴方は強いもの…… | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| でも、その子は違う だから貴方が守ってあげるのよ さあ、行きなさい | |
| 闇の守護者 ルカ |
