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切り札達の憂鬱 第4話 後編
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ストーリー
| ダメですわ どう探知してもこの世界に キリコが居ない | |
| ネロ・グリフィス | |
| 私の魔法からも逃れるなんて 一体どんな手を使ったんですの? | |
| ネロ・グリフィス | |
| この世界はキリコが 生み出した世界 | |
| スペル・デル・フィン | |
| それにデータの世界は 貴方の専門外 考えても無駄でしょう | |
| スペル・デル・フィン | |
| しかし……呼び出された 我々の主達は厄介だ | |
| スペル・デル・フィン | |
| 撒いたはいいものの 何をするにしても割り込んできて こちらの行動を邪魔してくる | |
| スペル・デル・フィン | |
| わざわざ自分の本物の主を こんな危険な状態の場所に 呼び出すことは考えにくい | |
| バルガライゾウ | |
| 察するに……あれは偽物だな そうなれば言動がおかしいのも 合点がいく | |
| バルガライゾウ | |
| ……分かっていても主の姿の 存在を攻撃はできんのだが | |
| バルガライゾウ | |
| 軟弱者どもが たかだかデータの塊 消し飛ばせばいいだろう | |
| ゼロ・フェニックス | |
| でも、貴方もしなかった ……できないんでしょう? 皆同じなのです | |
| スペル・デル・フィン | |
| ………… | |
| ゼロ・フェニックス | |
| 本物ではなくデータならば 撒いたところで無駄ですわね | |
| ネロ・グリフィス | |
| 何か、私達の行動をトリガーに 偽の主達がまた現れる どれだけ距離があろうとね | |
| ネロ・グリフィス | |
| これが魔法なら 私はそうして敵を妨害します キリコも同じでしょう | |
| ネロ・グリフィス | |
| キリコ……やってくれましたわ 【プレイヤー】は 私とルカ様のものだというのに | |
| ネロ・グリフィス | |
| まだこの世界にはいるはず…… 独り占めはさせませんわ! | |
| ネロ・グリフィス | |
| ま、待て! どこへ行くつもりだ! | |
| スペル・デル・フィン | |
| 魔法で探知できないのなら しらみつぶしに探すまで | |
| ネロ・グリフィス | |
| ここは協力すべきだ 独断で動くのは得策では…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| あら、私とルカ様の 【プレイヤー】を 取り戻すのに協力を? | |
| ネロ・グリフィス | |
| それは是非お願いしたい ところですわね | |
| ネロ・グリフィス | |
| 【プレイヤー】は 貴方達のものではないでしょう 気持ちは分かりますが…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| 交渉決裂ですわね 我々は独り占めがしたいの | |
| ネロ・グリフィス | |
| 私に協力しないのなら 貴方と手を組む理由が ありませんわ | |
| ネロ・グリフィス | |
| ううむ…… | |
| バルガライゾウ | |
| 仮に協力して取り返しても お前は【プレイヤー】 と闘うのを止めるだろう | |
| バルガライゾウ | |
| ……と、当然でしょう | |
| スペル・デル・フィン | |
| ならば私も手を組む 理由が乏しい | |
| バルガライゾウ | |
| ……ゼロ・フェニックス 貴方は? | |
| スペル・デル・フィン | |
| ………… | |
| ゼロ・フェニックス | |
| 貴方……この期に及んで…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| もういい、我も一人で―― | |
| スペル・デル・フィン | |
| おい | |
| ゼロ・フェニックス | |
| ……何です 協力する気になりましたか | |
| スペル・デル・フィン | |
| この空間では「戦闘はするな」 という話だったな | |
| ゼロ・フェニックス | |
| それは、キリコの言で あっているか? | |
| ゼロ・フェニックス | |
| ええ、我々が戦闘を行うと このシミュレーターに 不調が生じると…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| ――あっ | |
| スペル・デル・フィン | |
| あれは我々や 【プレイヤー】を 守るためだと思っていたが…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| キリコにとって 何か不都合があった ということ……! | |
| スペル・デル・フィン | |
| ですが、我らはまだしも 【プレイヤー】に 万が一影響があったら…… | |
| スペル・デル・フィン | |
| このシミュレーターは 水の守護者も開発に 携わったんだろう | |
| ゼロ・フェニックス | |
| ならば人間への 強いフィードバックがあるものを 作るとは思えない | |
| ゼロ・フェニックス | |
| 例えあったとしても それを考慮した設計を 行っているはずだ | |
| ゼロ・フェニックス | |
| エンペラー・キリコも 正気であれば考慮を しているはず | |
| スペル・デル・フィン | |
| いや……、キリコの目的は 【プレイヤー】にある | |
| スペル・デル・フィン | |
| そうだ 奴は【プレイヤー】に 影響が出る設計には絶対にしない | |
| ゼロ・フェニックス | |
| 【プレイヤー】に 影響が出れば目的を 果たせなくなるから……! | |
| スペル・デル・フィン | |
| 突如、シミュレーター内に 雷鳴が響く | |
| ……あ、あっぶないですわ! 私に向かって雷なんて 喧嘩を売っていますの!? | |
| ネロ・グリフィス | |
| ああ、そうですとも! 貴方に喧嘩を売っています! | |
| スペル・デル・フィン | |
| 不意打ちをするなんて 良い度胸ですわ…… 後悔させてあげます! | |
| ネロ・グリフィス | |
| そしてバルガライゾウ 貴方にもです! | |
| スペル・デル・フィン | |
| ……そうか 何か思いついたのだな? | |
| バルガライゾウ | |
| 今回だけだ 俺も協力してやる | |
| ゼロ・フェニックス | |
| 利用されるのはもう御免なんだ | |
| ゼロ・フェニックス | |
| ――安堵 手を貸そうと思ったが 杞憂だった | |
| ??? | |
| 突然、この世界に声が響く | |
| その声は皆が 聞き馴染みのある声だった | |
| ――あ、貴方は……! | |
| スペル・デル・フィン |
