デュエプレ ストーリーまとめwiki
後編
最終更新：
dmps_fun
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ストーリー
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俺ァちんたらしてる奴が 大嫌いなんだよ |
| デッドゾーン | |
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敵の拠点の前で悠長に 構えやがって、邪魔だ！ |
| デッドゾーン | |
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見て分からんのか？ 部下と共に 拠点を攻める準備をしていたんだ |
| サンマッド | |
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あぁ……戦闘以外に脳がなく 部下もいないお前には分からんか |
| サンマッド | |
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部下だァ？ S級侵略者に そんなもんいるかよ！ |
| デッドゾーン | |
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群れるのは雑魚のすることだ！ 俺は違う！ |
| デッドゾーン | |
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テメェもそうだ！ 一人でどうにかできるだろう なんで部下を連れて行く？ |
| デッドゾーン | |
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………… |
| サンマッド | |
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俺には分かるんだよ テメェは『こっち側』だろ |
| デッドゾーン | |
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誰の指図も受けず、ひたすらに 暴力を撒き散らす恐怖そのもの |
| デッドゾーン | |
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それこそが俺達 S級侵略者のはずだ |
| デッドゾーン | |
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なのにどいつもこいつも 弱者みてェに群れやがる |
| デッドゾーン | |
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あの『宇宙』の奴もそうだ 手っ取り早い解決をしねェ 見ていてイライラすんだよ |
| デッドゾーン | |
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テメェは違うはずだろ、なのに なぜこんな所で油を売ってやがる |
| デッドゾーン | |
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はっきり言って理解できねェ 何のために部下を率いる？ |
| デッドゾーン | |
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貴様！ 言わせておけば……！ |
| サンマッドの部下達 | |
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おいやめろ、確かに 足を引っ張ってるのは俺達だ…… |
| サンマッドの部下達 | |
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フッ……それは簡単だぞ 戦いを楽しむためだ |
| サンマッド | |
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……へェ？ |
| デッドゾーン | |
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確かにこいつらは弱っちい 俺様達の足下にも及ばない |
| サンマッド | |
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だが、俺様が強い敵と戦えるよう 邪魔な雑魚共を引き受けてくれる |
| サンマッド | |
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それに個の闘いが全てじゃない 大きな戦なら群れでの戦いが強い 敵だってたくさんいる |
| サンマッド | |
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そういう強敵と戦場の中で出会い 群れ対群れで、殺し合う！ 俺様一人では味わえん楽しみだ！ |
| サンマッド | |
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もっとも……お前には無縁の 楽しみかもしれんがな |
| サンマッド | |
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その楽しみとやらのためには こんな雑魚共も役立つってワケか |
| デッドゾーン | |
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俺様は策を弄するのは好かん しかし戦を楽しめているのは 部下達のおかげだ |
| サンマッド | |
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部下がいるからこそ俺様は 強者と出会い、立ち合える |
| サンマッド | |
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策略家の罠にはめられても 部下がいれば戦を続けられる |
| サンマッド | |
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こいつらは俺様と同じ 闘いを愛する者だからな |
| サンマッド | |
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………… |
| デッドゾーン | |
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……で、質問は終わりか？ |
| サンマッド | |
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あァ、そうだな |
| デッドゾーン | |
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とんだ期待外れだぜ、一人で 戦況も左右できねェ雑魚とはな |
| デッドゾーン | |
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そうか、こちらもお前が闘いを 愛さない者だとよく分かった |
| サンマッド | |
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やっぱダメだな、S級つっても テメェみたいなのはいねェ方が マシだ |
| デッドゾーン | |
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何の権利があってお前が それを決めるんだ？ |
| サンマッド | |
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……それに今のお前を 通してもロクなことにならん |
| サンマッド | |
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見境なく暴れられるよりは 俺様が相手をしたほうがいい |
| サンマッド | |
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雑魚とつるんでるお前が俺に 勝てるつもりか？ 舐めやがって |
| デッドゾーン | |
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……！ サンマッド様！ 革命軍です！ |
| サンマッドの部下 | |
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総員打って出ろ！ 拠点を死守するぞ！ |
| 革命軍 | |
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包囲が完成する前に 先制攻撃で殲滅するんだ！ |
| 革命軍 | |
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サンマッド様！ 応戦指示を……！ |
| サンマッドの部下 | |
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そんなことより俺様達の闘いに 巻き込まれないようにしておけ |
| サンマッド | |
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え？ ……あ、ま、まさか！？ |
| サンマッドの部下 | |
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テメェが正しいってンなら 俺を止めてみろ！ |
| デッドゾーン | |
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もっとも、指一本 触れられねェだろうがなァ！ |
| デッドゾーン | |
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お前の力は気になっていた！ 俺様を楽しませてくれよ！ |
| サンマッド |
勝利時
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――コンタクト終了 |
| アダムスキー | |
 |
各地に散らばる私の意見も 結局一つに収束する |
| アダムスキー | |
 |
（彼らを制御できないのなら こちらも手荒になるしかない） |
| アダムスキー | |
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（だけど作戦のためには 私一人でも指揮を……） |
| アダムスキー | |
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アダムスキー様！ ご報告が！ |
| タコンチュ | |
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……何？ |
| アダムスキー | |
|
我々が敷いていた包囲陣が 敵に崩されました！ |
| タコンチュ | |
|
……何故？ 送った戦力は十分だったはず |
| アダムスキー | |
|
り、理由は不明ですが…… 多数の味方が一瞬でやられたと！ |
| タコンチュ | |
|
相手の中に、新たなる革命の力に 目覚めた者がいるのやも……！ |
| タコンチュ | |
|
そう、分かった 敵戦力の評価を修正―― |
| アダムスキー | |
|
アダムスキー様、潜伏させていた 奇襲部隊が敗走したとの報告が！ |
| タコンチュ | |
|
……何故？ 簡単に見破られる 配置ではなかったはず |
| アダムスキー | |
|
そ、それが敵の動きが変わり こちらの裏をかくようなルートを 取って来たと……！ |
| タコンチュ | |
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まさか戦略を見抜かれている？ 敵参謀の評価にも修正を―― |
| アダムスキー | |
|
あ、あ、アダムスキー様！ |
| タコンチュ | |
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………………今度は何 |
| アダムスキー | |
|
敵が大規模な攻勢に出ました！ アダムスキー様が予想した 敵本隊と思われます！ |
| タコンチュ | |
 |
………… |
| アダムスキー | |
|
緊急事態です……！ このままでは押し込まれます！ |
| タコンチュ | |
|
被害が甚大なものになる前に 一度撤退するしか……！ |
| タコンチュ | |
|
（……いいや違う、敵ではない 戦場にカオスをもたらしている 存在がいるはず） |
| アダムスキー | |
|
（それも複数存在する つまり――） |
| アダムスキー | |
|
……やっぱり『交信』の 予測通りになる |
| アダムスキー | |
|
撤退するなら援護が必要です！ 我々も前に出ましょう！ |
| タコンチュ | |
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待って |
| アダムスキー | |
|
えッ？ 行かないんですか！？ |
| タコンチュ | |
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私は先に行く 少し距離を置いてついて来て |
| アダムスキー | |
|
アダムスキー様 それはどういう…… |
| タコンチュ | |
|
見たいのなら、別に構わない |
| アダムスキー | |
|
だけどあそこで起きてるのは…… S級侵略者同士の戦闘だから |
| アダムスキー | |
|
う、うわああああああっ！？ |
| 革命軍 | |
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こんな、闘いの余波だけで！？ |
| 革命軍 | |
|
ぐううっ……！ 全員姿勢を低くしろ！ |
| サンマッドの部下達 | |
|
し、しかしこれでは革命軍に 対応できませんよ！ |
| サンマッドの部下達 | |
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知るか！ 今起き上がったら 余波でこっちもやられるぞ！ |
| サンマッドの部下達 | |
|
ヒャハハハハハハ――！！ |
| デッドゾーン | |
|
ブハハハハハハハ！ フンッ！！ |
| サンマッド | |
|
おっと危ねェ！ |
| デッドゾーン | |
|
ノロいくせに反応速度は中々だ！ 俺を前にここまで立っていられる とはなァ！ |
| デッドゾーン | |
|
お前こそ速度を誇るだけある！ 久々だぞ、この感覚！ |
| サンマッド | |
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そうだ……俺様が求めていたのは こういう闘いなんだ！ |
| サンマッド | |
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互いの生死をかけて行う 闘いがこの血を滾らせる！ |
| サンマッド | |
|
群れるだけの雑魚かと思ったら やるじゃねェか筋肉ダルマ！ |
| デッドゾーン | |
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お前も闘いに楽しみを求めて いるではないか！ 戦闘狂め！ |
| サンマッド | |
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ハッ、作戦なんざもう どうだっていい！ |
| デッドゾーン | |
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サンマッド様、本気で 殺し合っていませんか……！？ |
| サンマッドの部下達 | |
|
そう見えるが、しかし……！ 割って入ろうにも……！ |
| サンマッドの部下達 | |
|
――ストップ、これは命令 |
| アダムスキー | |
|
…………ッ！？ |
| サンマッド・デッドゾーン | |
|
敵拠点の目の前で仲間割れなんて 信じられない |
| アダムスキー | |
|
なんだ……お前も来たのか いいところだったというのに |
| サンマッド | |
|
何だよ宇宙野郎 水差しに来やがったのか |
| デッドゾーン | |
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私達に必要なのは作戦の遂行 貴方達は何をしているの？ |
| アダムスキー | |
|
聞き飽きたんだよ！ テメェのその言葉はなァ！ |
| デッドゾーン | |
|
まだごちゃごちゃ言うなら……！ |
| デッドゾーン | |
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うっ…… |
| アダムスキー | |
|
……ぁ？ |
| デッドゾーン | |
 |
………… |
| アダムスキー | |
|
……コイツ、軽く払っただけで ぶっ飛んで動かねェぞ |
| デッドゾーン | |
 |
ううむ、死んじまってるように 見えるな |
| サンマッド | |
|
ひ弱そうだと思っていたが こんなにか |
| サンマッド | |
|
……クソが、興ざめだ せっかく楽しくなってきたのによ |
| デッドゾーン | |
|
ともかく、ギュウジン丸に どう報告するつもりだ？ |
| サンマッド | |
 |
Ｓ級侵略者が死んだなど…… |
| サンマッド | |
|
――否定 私は無限の宇宙 |
| アダムスキー | |
|
！！ |
| サンマッド・デッドゾーン | |
|
侵略者がいる限り |
| アダムスキー | |
|
『私』は絶えず |
| アダムスキー | |
|
『私』は尽きず |
| アダムスキー | |
|
『私』は決して滅びない |
| アダムスキー | |
 |
アダムスキーが大量に！？ |
| サンマッド | |
|
『不死』も『原始』も 無限の『宇宙』の前では 無に等しい |
| アダムスキー | |
|
……無限だァ？ |
| デッドゾーン | |
|
試してみるか？ どっちが先に音を上げるかをよ |
| デッドゾーン | |
|
……面倒 無駄なことは嫌い |
| アダムスキー | |
|
なら、邪魔するだけ無駄だ 俺達はお前の指図は受けねェ |
| デッドゾーン | |
|
そう……だから私が来た |
| アダムスキー | |
|
このくだらない同士討ちに 終止符を打つ |
| アダムスキー | |
|
だから、それはつまり…… あ？ |
| デッドゾーン | |
|
な、んだ……体が浮く！？ |
| サンマッド | |
|
どういうことだ！？ 重力がなくなったとでも！？ |
| 革命軍 | |
|
貴方達がどれほど輝こうとも どんな速さで動こうとも それは星々の光には及ばない |
| アダムスキー | |
|
惑星規模で考えれば 何もかもがくだらない…… |
| アダムスキー | |
|
チッ！ 重力操作ぐらいでッ！ いい気になってんじゃねェッ！ |
| デッドゾーン | |
|
動きづらくはあるが…… この程度ではな！ |
| サンマッド | |
 |
……貴方達は何も分かってない |
| アダムスキー | |
|
アァ！？ ――うおぉぁっ！？ |
| デッドゾーン | |
|
今度は重力が強くなった！？ こんなこともできるのか！？ |
| サンマッド | |
|
ひ、ひいいいっ！ 地面に圧し潰される……！ |
| 革命軍 | |
|
飛ばされたり潰されたり 滅茶苦茶だ……！ |
| 革命軍 | |
|
正確で精密な星の運行には 莫大なエネルギーが必要 |
| アダムスキー | |
|
貴方達は星の力を前にして どれくらい耐えられる？ |
| アダムスキー | |
|
（こ、こいつ……！） |
| サンマッド | |
|
（いざ戦場に出たら、俺達より 無茶苦茶しやがるッ！） |
| デッドゾーン | |
|
……頭は冷えた？ |
| アダムスキー | |
|
ああ分かった、分かったよッ！ だからこれやめろアダムスキー！ |
| デッドゾーン | |
|
……名前、覚えていたの？ |
| アダムスキー | |
|
今はそれどうでもいいだろ！ 早く下ろせって！ |
| デッドゾーン | |
|
分かった、下ろす |
| アダムスキー | |
|
おぶっ！ |
| デッドゾーン | |
|
……地面に叩きつけろって意味 じゃねェよ……！ |
| デッドゾーン | |
|
ブハハハハハ！ いや、初めての経験だったぞ！ |
| サンマッド | |
|
アダムスキー……さすがS級だ お前も強者だということだな |
| サンマッド | |
|
………… |
| アダムスキー | |
|
あ？ なに黙ってんだよ |
| デッドゾーン | |
|
貴方達を潰さないように 加減するのは消耗が激しい 面倒をかけないで |
| アダムスキー | |
|
お前……こんなことできるなら ハナからやりゃ良かっただろ |
| デッドゾーン | |
|
言ったでしょ、面倒は嫌い 闘いなんて自分でやりたくないの |
| アダムスキー | |
|
隙あり！ |
| 革命軍 | |
|
……ッ！ |
| アダムスキー | |
|
（しまった、革命軍への警戒が 疎かになって……！） |
| アダムスキー | |
 |
（……仕方ない、この「私」は ここで――） |
| アダムスキー | |
|
フンッ！！ うおりゃァッ！！ |
| サンマッド・デッドゾーン | |
|
ぐわぁぁぁっ！？ |
| 革命軍 | |
|
！？ |
| アダムスキー | |
|
いくら能力が強くても 使い勝手がこれじゃ世話ねェな |
| デッドゾーン | |
|
……私は侵略者がいる限り不滅 守る必要はない |
| アダムスキー | |
|
今のお前がやられても 別のお前が出てくるんだろ？ それは分かってるっつーの |
| デッドゾーン | |
|
なら、どうして？ |
| アダムスキー | |
|
お前が簡単にやられてると こっちが舐められンだよ |
| デッドゾーン | |
|
お前もS級なら、ちったァ それらしく振る舞いやがれ |
| デッドゾーン | |
|
おお、デッドゾーンが アダムスキーを認めたのか |
| サンマッド | |
|
ハァ！？ 認めたなんて 一言も言ってねェよ！ |
| デッドゾーン | |
|
……また争う気？ なら…… |
| アダムスキー | |
|
チッ…… |
| デッドゾーン | |
|
フッ…… 一つ聞かせろ |
| サンマッド | |
|
アダムスキー お前は何のために 戦場に来ている？ |
| サンマッド | |
|
……私に、個体としての欲はない |
| アダムスキー | |
|
ただ、全てが面倒 革命軍も、貴方達も |
| アダムスキー | |
|
惑星規模で考えれば この闘いも全て無駄…… |
| アダムスキー | |
|
だからこうして闘いに参加してる 無駄なことを終わらせるために |
| アダムスキー | |
|
……こいつ |
| デッドゾーン | |
|
ブハハハハハハハッ！！ なるほど、納得したぞ！ |
| サンマッド | |
|
要するにお前は 宇宙規模の面倒くさがりだ！ |
| サンマッド | |
|
一人しかいない貴方達とは違う ただそれだけ |
| アダムスキー | |
|
ブッハッハッハ！ 面白い奴だな！ |
| サンマッド | |
|
なんだ？ 内輪揉めは終わったのか……？ |
| 革命軍 | |
|
どのみち今が好機なんだ！ 攻めるしかない！ |
| 革命軍 | |
|
サンマッド様！ 革命軍が陣形を……！ |
| サンマッドの部下 | |
|
そうか…… なら蹴散らすとするか！ |
| サンマッド | |
|
ハッ、別にやることは 変わんねェからなァ！ |
| デッドゾーン | |
|
はぁ……面倒 |
| アダムスキー | |
|
うわっ！？ か、体が浮く……！？ |
| 革命軍 | |
|
これじゃあ陣形の意味が……！ |
| 革命軍 | |
|
ヒャハハハハハハッ！！ 敵が宙に浮いてやがるぜェ！ |
| デッドゾーン | |
|
デッドゾーン、もう私の無重力に 適応を……！？ |
| アダムスキー | |
|
ブハハハハハ！ こちらも負けてられんなぁ！ |
| サンマッド | |
|
サンマッドも攻撃の余波で 敵を私の無重力圏に送ってる…… |
| アダムスキー | |
 |
思考の差異はあれど…… 連携すれば私達は…… |
| アダムスキー | |
|
す、すごい……！ |
| サンマッドの部下 | |
|
これがアダムスキー様の、いや、 S級侵略者様達の力……！ |
| タコンチュ | |
|
て、撤退！ 撤退だ！ 態勢を立て直すんだ！ |
| 革命軍 | |
|
こんなバケモノ達相手じゃ 勝ち目なんてない……！ |
| 革命軍 | |
|
視認、敵が退く……逃がさないで このまま拠点まで攻め落とす |
| アダムスキー | |
|
俺に指図すんじゃねェ！ 言われなくてもそのつもりだァ！ |
| デッドゾーン | |
|
拠点までの案内感謝するぞ！ ブハハハハ！ |
| サンマッド | |
|
ハァ……面倒 |
| アダムスキー | |
 |
バケモノみたいな強さの敵が 三体いる……！ |
| 革命軍部隊長 | |
|
この情報を伝えるんだ……！ |
| 革命軍部隊長 | |
|
なんだよ、ほとんど敵がいねェな これじゃすぐに終わるぞ |
| デッドゾーン | |
|
ここは俺が……！ 自爆してでもこいつらを！ |
| 革命軍部隊長 | |
 |
フンッ！！ |
| サンマッド | |
|
ぐうっ！？ |
| 革命軍部隊長 | |
|
オラッ！ とどめだ！ |
| デッドゾーン | |
|
がはぁっ……！ じ、自爆、すら、できない…… |
| 革命軍部隊長 | |
 |
賞賛 見事な連携 |
| アダムスキー | |
|
俺様に合わせるとは 偉いぞデッドゾーン |
| サンマッド | |
|
あァ！？ お前が合わせてきたんだろ！ |
| デッドゾーン | |
|
……そりは合わないまま みたいだけど |
| アダムスキー | |
|
ともかくこの辺りの敵は殲滅した これで終わり |
| アダムスキー | |
|
すぐ帰還することを提案する …………承認 |
| アダムスキー | |
|
それお前が勝手に言って勝手に 承認してるだけじゃねェか！ |
| デッドゾーン | |
|
いいから帰投する すぐに……帰還、帰る |
| アダムスキー | |
|
分かった分かった！ 敵もいねェしよ！ |
| デッドゾーン | |
|
強敵……もう一体でいいから 強敵はいないのか……？ |
| サンマッド | |
|
うるせェよ！ 早く戻んぞ！ |
| デッドゾーン | |
|
全部隊の拠点への帰還を 確認しました、アダムスキー様！ |
| タコンチュ | |
|
確認 全員休息をとるように |
| アダムスキー | |
|
ハッ！ |
| タコンチュ | |
 |
これで今回の作戦は完了 兵を休めてから帰投する |
| アダムスキー | |
|
ゴタついちまったが、結局 俺一人で十分だったな |
| デッドゾーン | |
 |
まだ言うか…… |
| サンマッド | |
|
……S級侵略者を全員投入する 必要がなかったのは確か |
| アダムスキー | |
|
この作戦には 何か別の意図を感じる |
| アダムスキー | |
|
ギュウジン丸の考えは分からん 考えるだけ無駄だろう |
| サンマッド | |
|
まぁ限界を引き出すような戦いが できたのは最高だったがな |
| サンマッド | |
|
ギュウジン丸の考え…… |
| アダムスキー | |
|
（確かに今回の作戦は 意図が不明瞭だった） |
| アダムスキー | |
|
（過剰戦力だった点は 狙いが別にあるとして……） |
| アダムスキー | |
|
（競わせて、限界を引き出す…… もしそうなら……） |
| アダムスキー | |
|
（――今回は、彼にとっては 私達の性能テストだった？） |
| アダムスキー | |
|
（どこからどこまでが彼の描いた 絵だったのか……） |
| アダムスキー | |
|
（ギュウジン丸……単なる研究者 として見るのは危険） |
| アダムスキー | |
|
それはそうと今回の闘い 実に面白かったぞ |
| サンマッド | |
|
たまには連携も悪くない！ |
| サンマッド | |
|
最初は連携を無視しておきながら よく言う…… |
| アダムスキー | |
|
知らん！ 忘れた！ |
| サンマッド | |
|
その単細胞の頭でよくもまあ 色々言えたもんだぜ |
| デッドゾーン | |
|
お前は知性を最低にする実験で 生まれたんじゃねェのか？ |
| デッドゾーン | |
|
なんだと？ |
| サンマッド | |
|
やんのか？ |
| デッドゾーン | |
|
……驚嘆 まだ喧嘩ができるの？ |
| アダムスキー | |
|
私がこんな粗暴な存在達と 同じ枠組みなんて納得がいかない |
| アダムスキー | |
|
分かった！ ならばこうしよう！ 闘って勝った方が賢い！ |
| サンマッド | |
|
上ッ等ォ！！ |
| デッドゾーン | |
|
ちょっとここでは！ ここではやめてください！ |
| サンマッドの部下 | |
|
ア、アダムスキー様も一緒に 止めてください～！ |
| タコンチュ | |
|
……本当に、ミステリー |
| アダムスキー |
敗北時
|
どうしたそんなものか！ もっと俺様を楽しませろ！ |
| サンマッド |
