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第5話 魔導管理室
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dmps_fun
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ストーリー
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……どう? ルピコ |
カノン | |
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こっちは安全そうです こちらへ、カノンさん 【プレイヤー】さん! |
ルピコ | |
【プレイヤー】達は 謎のインテリエイルの男の助言と デっちゃんの導きにより | |
覚醒状態では たどり着けない場所へと迷い込んだ | |
そこは 鉱石で出来たクリーチャーにより 厳重に警備された空間 | |
どこか迷宮のような雰囲気を 感じさせる場所だった | |
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……なんだか どこまで進んでも 同じ景色が広がっているようです |
ルピコ | |
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ルピコも、やっぱりそう思う? |
カノン | |
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同じ所を回っている…… とかじゃなく、本当に同じ景色が ずっと広がっているように見えるわ |
カノン | |
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なんだか……普段と感覚も違います |
ルピコ | |
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どこかフワフワした…… 現実味がない感覚です |
ルピコ | |
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覚醒と無意識の狭間…… 私達自身が半分眠っているような 状態だからなのだわ |
カノン | |
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この状態じゃ 本来の力も発揮できないかも…… |
カノン | |
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私も同じです…… 【プレイヤー】さんは 大丈夫ですか? |
ルピコ | |
ルピコの問いに 【プレイヤー】も 自身の体の調子を確かめる | |
どこか頭がぼーっとして 集中がしづらい | |
まるで授業に集中 しなければならないのに 瞼が下がってくる、そんな感覚 | |
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わわ、本当に寝そうなのだわ! |
カノン | |
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でゅ、デュエマのことでも 考えて目を覚まして! 【プレイヤー】さん! |
ルピコ | |
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……私達が本当に 夢を見ているのでなければ 魔導具は確かにここにありそうね |
カノン | |
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どうやって 探すべきかしら…… |
カノン | |
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下手に動くと さっきの鉱石で出来た クリーチャーに見つかりそう |
カノン | |
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恐らくあの鉱石のクリーチャーは ここを警備しているんでしょう |
ルピコ | |
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そう考えれば…… あのクリーチャー達が居る方向 そちらに向かえば見つかるはず |
ルピコ | |
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そっか! さっきは咄嗟に逃げてしまったけど あのクリーチャー達が目印なのね |
カノン | |
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じゃあ、あのクリーチャー達との 戦闘は避けられない |
カノン | |
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今の状態で どこまでやれるかしら…… |
カノン | |
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恐らく、私達の今の コンディションでは 彼らを倒せません |
ルピコ | |
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この場所はどこも同じような 景色が広がっている 洞窟のような場所 |
ルピコ | |
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この景色には必ず小部屋があって 中を覗くと何かが保管されている ような空間があります |
ルピコ | |
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ここはきっと 宝物庫のような 場所なのかも |
ルピコ | |
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とにかく逃げ回りながら 魔導具を探すしかないようね |
カノン | |
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魔法学校の中の宝物庫 普通に進んで魔導具を 見つけられればいいけど…… |
カノン | |
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……あ、あれ? |
ルピコ | |
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どうしたの、ルピコ? |
カノン | |
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さっきの鉱石のクリーチャー 居なくなってる…… |
ルピコ | |
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諦めてどこかに行ったのかしら? 今のうちに進みましょう |
カノン | |
そうしてカノンが 物陰から身を出して 歩を進めようとした矢先―― | |
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GAAAA――――!! |
ゴーレム | |
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わあああーー!? |
ルピコ&カノン | |
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かっ、壁に 壁に擬態していたのだわ!? |
カノン | |
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こ、こうなったら 走り抜けましょう! もうそれしかありません! |
ルピコ | |
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GAAAAAAA――――!! GAAAAAAA――――!! GAAAAAAA――――!! |
ゴーレム達 | |
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ひゃああああーーーー!? |
ルピコ&カノン | |
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あちこちの壁から 出てくるのだわー!? |
カノン | |
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ひいいぃぃー!? どんどん増えてきますーー!! |
ルピコ | |
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さ、さっきから 小部屋も確認しているけど 全然それっぽいのがないのだわ! |
カノン | |
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ううぅ……クリーチャーが 居る方向に守っているものが あるはずというのは安直でしたか |
ルピコ | |
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カノンさん! 何か感じるものがあったり しませんかね!? |
ルピコ | |
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そんなこと言われても……! |
カノン | |
カノンは走りながら 以前キリコと共に皆を見つけた ように、感覚を辿ろうとする | |
以前ノインが振るう力を 見た時の、あの感覚 それを辿る | |
しかし、それは途中で まるで何かに遮られるかのように 感覚が途絶えた | |
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(だ、だめ…… 見つけられない!) |
カノン | |
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確かに、先ほどの者が言うように 意識がある状態……つまり 覚醒状態ではいけない場所はある |
デっちゃん | |
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人間の言葉で言うトランス状態 覚醒と無意識の狭間 |
デっちゃん | |
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より純粋な精神で 物を見て、感じることで 普段見えない物を見る |
デっちゃん | |
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(……ううん、違う このやり方じゃないんだ) |
カノン | |
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(以前は無の深淵だった 他に何もない状況だから 集中しやすかった) |
カノン | |
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(あの時は目の前のキリコに 集中すればよかったけど 今回は違う) |
カノン | |
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(やることは同じだけれど 私が全く感じ取れていない物を 見つけるには) |
カノン | |
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(もっと意識を散漫に…… それでいてもっと感覚に 身を任せて――) |
カノン | |
カノンの意識が より曖昧になっていき 遂には足を止める | |
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か、カノンさん!? |
ルピコ | |
より鋭敏になったカノンの精神に 全てを黒く塗りつぶす何かが 這い寄る感覚が襲う | |
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ぐ、ぅ……! |
カノン | |
そのおぞましい気配は まるでカノンの体を突き刺す ような痛みを与えてくる | |
しかし、それは 向かうべき方角を 明確に指し示した | |
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――こっち! |
カノン | |
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え、えーー!? |
ルピコ | |
カノンはルピコと 【プレイヤー】の 服を掴み、壁へと向かって走る | |
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カノンさん!? ぶ、ぶつかる―― |
ルピコ | |
ルピコは咄嗟に目を伏せるが 来るべき衝撃はなく | |
目を開けるとそこには 金銀財宝が広がっていた | |
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あ、あれ? 今私達 壁にぶつかったんじゃ…… |
ルピコ | |
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どうやら、壁に見えただけで 扉があったみたい |
カノン | |
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あのクリーチャー達も ここには来ないみたいだし ……助かったわ |
カノン | |
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あれ以上続けていたら どうなっていたか分からない もうやりたくないのだわ…… |
カノン | |
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ありがとうございます、カノンさん おかげで助かりました……! |
ルピコ | |
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私は……もう動けない 魔導具を探すのはルピコ達で お願いするのだわ…… |
カノン | |
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はい、任せてください! |
ルピコ | |
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とは言ったものの 物があり過ぎて、どれが 魔導具なのか分かりませんね |
ルピコ | |
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以前、ノインさんが行使していた 「疑似魔導具」 |
ルピコ | |
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あれは凶悪な武器の形状 ではなく、日用品のような 見た目をしていました |
ルピコ | |
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もし、そういったものと 同じなら、財宝のような ものではないはず…… |
ルピコ | |
辺り一面に広がる 金貨や武器、宝箱 どれもが金や銀にまみれている | |
その中で一つ 色がくすんだものがある | |
【プレイヤー】は それを手に取る | |
――それは、燭台だった | |
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――――――!! |
??? | |
手にした燭台に 急に目と口が生え | |
声にならない奇妙な音と共に―― | |
【プレイヤー】達は 昏倒した |
勝利時
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ぅ……う……… |
カノン | |
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ここ、は……? |
ルピコ | |
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目は覚めた? |
??? | |
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体の具合はどう? |
??? | |
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うう……体のあちこちが 痛いです…… |
ルピコ | |
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そっか 動けるなら大丈夫そう |
??? | |
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災難でしたね 魔導具に遭遇するなんて |
??? | |
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立てますか? |
??? | |
魔法使いのような装束を 纏った少女が手を伸ばしてくる | |
その手を掴むと 想像以上に強い力で 無理矢理立たされた | |
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私はリュミエ ホウエイルの生徒 貴方達は? |
リュミエ | |
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私はルピコって言います そしてこちらは 【プレイヤー】さん |
ルピコ | |
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私はカノンなのだわ |
カノン | |
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私達は編入生として 最近ホウエイルにやってきたの |
カノン | |
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ああ、貴方達が噂の編入生 |
リュミエ | |
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さっそくこんな場所に 入ってしまうなんて 貴方達も相当な問題児みたい |
リュミエ | |
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ここ、って…… 一体どんな場所なんです? |
ルピコ | |
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ここは重罪人が 収監される迷宮 |
リュミエ | |
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貴方達は「カリヤドネ」に 侵入した罪で投獄されています |
リュミエ |
敗北時
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だ、だめ…… |
ルピコ | |
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意識が、消えていく…… |
ルピコ | |
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こんな、ところで…… 終われないのに…… |
ルピコ |