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背伸びの部隊長 後編
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dmps_fun
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ストーリー
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私のことは 放っておいてください……! 今忙しいんです! |
| リュミエ | |
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い、忙しかったのか…… すまない、それは知らなかった |
| レヴィ | |
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……? |
| レヴィ | |
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リュミエ 君、何かいつもと違うような…… |
| レヴィ | |
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! |
| リュミエ | |
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(そこに気付いてくれるのは 嬉しいですが……今はマズイですね) |
| リュミエ | |
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(レヴィほどの観察眼なら 魔法を使って背を高くしたことに 気付かれかねない……) |
| リュミエ | |
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いや、いつものリュミエか…… |
| レヴィ | |
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……変わってますよ |
| リュミエ | |
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? |
| レヴィ | |
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ああ、いや! 今のはですね、えっと…… |
| リュミエ | |
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(ううっ、魔法の制約とか関係無しに 普通に心の声が 漏れてしまいました……) |
| リュミエ | |
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(大方、魔法か何かで 一時的に背を高くしたんだろうが…… まぁ、言わないでおくのが吉か) |
| レヴィ | |
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忙しいところ、呼び止めてすまなかった 鍛錬の相手は別の奴を当たるとするよ |
| レヴィ | |
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ファレナはショップに行くと 言っていたけど…… 戻ってきたら頼んでみるか |
| レヴィ | |
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ファレナはショップに行くと 言っていたんですか!? |
| リュミエ | |
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あ、ああ……そんなことを言っていたが もしかしてリュミエは ファレナに用があったのか? |
| レヴィ | |
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そ、そうなんです 教えてくれて助かりました では私はこれで! |
| リュミエ | |
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(ショップに向かったのなら好都合です ファレナを見返すなら今しかない!) |
| リュミエ | |
| あら、リュミエさん いらっしゃい | |
| ショップ店員 | |
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ん……何だ リュミエじゃないか |
| ファレナ | |
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(ファレナ! レヴィの情報通りですね この機を逃すわけにはいきません) |
| リュミエ | |
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今度は表紙を眺めるだけじゃなくて 実際に買いにきたのか? |
| ファレナ | |
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ええ、そのつもりです |
| リュミエ | |
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(ファレナ…… そんな涼しい顔をしていられるのも 今のうちですよ) |
| リュミエ |
勝利時
| 以前取れなかった 高い棚にある本…… | |
| 今の私は、手を伸ばせば このとおり……それに触れられる | |
| こうやって、手に取ることもできる | |
| ふふ……、ファレナは今 どんな表情を浮かべているでしょうか | |
| 驚いた表情? それとも、悔しい表情? | |
| 振り返れば、それもすぐ明らかに―― | |
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……へぇ 思ったより背ェ、あったんだな |
| ファレナ | |
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それとも、手足が長いのか? |
| ファレナ | |
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………… |
| リュミエ | |
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(え? それだけ……?) |
| リュミエ | |
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(そんなに驚いてもないし 悔しがってもない……) |
| リュミエ | |
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じゃあ、俺はこれで失礼させてもらうよ 買いたい物はもう買ったからな |
| ファレナ | |
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………… |
| リュミエ | |
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(もしかして……背のことを 気にしていたのは、私だけ?) |
| リュミエ | |
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(魔法を使ってまで 背を高くする必要なんて なかった……?) |
| リュミエ | |
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………… |
| リュミエ | |
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何ですか、それ…… それじゃあまるで 私が馬鹿みたいじゃないですか……! |
| リュミエ | |
| そうして、私が『背が高くなる魔法』を 使わなくなってから しばらく経ったある日のこと―― | |
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どうして私は 自分の手が届かない所に 本を置いてしまったんでしょうか…… |
| リュミエ | |
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あ、いや……思い出しました |
| リュミエ | |
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『背が高くなる魔法』―― あれを使ったときに 無造作に置いたんでしたっけ…… |
| リュミエ | |
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今こそ『背が高くなる魔法』の 使いどころですが |
| リュミエ | |
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嘘がつけなくなるという制約は ラビリンスの任務を考えると危うすぎて 封印したわけですし…… |
| リュミエ | |
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仕方ありません かくなるうえは―― |
| リュミエ | |
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どうした? リュミエ? |
| マルハヴァン | |
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マルハヴァン 少し時間が空いたので 鍛錬に付き合ってもらえませんか |
| リュミエ | |
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ああ……それなら 別に問題はないが |
| マルハヴァン | |
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よかった じゃあ、外に出ましょうか |
| リュミエ | |
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あ、それと……そこの棚にある本 鍛錬のあとに読みたいので 取ってくれますか? |
| リュミエ | |
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ん? この本か? |
| マルハヴァン | |
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そう、それです ありがとうございます |
| リュミエ | |
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(背が高くなくても誰かを頼ればいい) |
| リュミエ | |
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(あんな魔法を使わなくても 私には頼れる相棒がいる) |
| リュミエ | |
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(手が届かないから取ってほしいとは 口が裂けても言いませんけど……) |
| リュミエ |
敗北時
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(背は高くなってるから 私の目測では、あの棚にある本も 手に取れるようになってるはず……) |
| リュミエ | |
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(でも、もし取れなかったら……) |
| リュミエ | |
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(いえ、自信を持つのです、私! このまま手を伸ばせば、きっと……) |
| リュミエ |


















