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背伸びの部隊長 中編
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dmps_fun
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ストーリー
| ――たった数センチ | |
| でも、それだけあれば ショップの棚にあった本も手に取れるし ファレナを見返すには十分…… | |
| 少しだけ背が高くなって見る世界は いつもと違う景色のようにすら 感じられる―― | |
| 早くファレナの悔しがる顔を 見てみたいけど | |
| この新しい景色を 少しだけ堪能するのも悪くない | |
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今日のリュミエさん 何かいつもと雰囲気違わない? |
| 光文明の生徒 | |
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それ思った! いつもと比べて雰囲気や所作が 大人っぽいっていうか…… |
| 光文明の生徒 | |
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(……ふふ 仲間の視線や声が、心地良いです) |
| リュミエ | |
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(視線が少し高くなっただけですが 大人の余裕が備わったかのように 感じます) |
| リュミエ | |
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(まぁ、私の精神は既に大人なので ようやく精神に身体が追いついた というところでしょうか) |
| リュミエ | |
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ラビリンスの業務も終わったことですし そろそろファレナを捜して 見返したいところですが |
| リュミエ | |
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こういうときに限って なかなか出会わないものですね…… |
| リュミエ | |
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(早くしないと 日が暮れちゃう……) |
| リュミエ | |
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リュミエ君 ちょうどいいところに |
| オクトーパ | |
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オクトーパ先生…… どうされたんですか? |
| リュミエ | |
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今、たくさんの書類を運んでいまして 手が足らなくて困っていたんです |
| オクトーパ | |
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良かったら 手伝っていただけないでしょうか? |
| オクトーパ | |
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あぁ……何てタイミングが悪い…… |
| リュミエ | |
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え? |
| オクトーパ | |
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(あれ……? 私、今……心の中の言葉が 漏れてた?) |
| リュミエ | |
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ああ、これは申し訳ない…… そうですよね、リュミエ君も 何かとお忙しいですよね |
| オクトーパ | |
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いつも手伝ってくれるものですから つい、リュミエ君の優しさに 頼って甘えてしまいました…… |
| オクトーパ | |
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オクトーパ先生、違うんです! いえ、タイミングが悪いのは 本当なんですが…… |
| リュミエ | |
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行っちゃった…… |
| リュミエ | |
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リュミエさん、お疲れ様です! |
| 光文明の生徒 | |
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え、ええ――お疲れ様 |
| リュミエ | |
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(この子……寝癖ついてる) |
| リュミエ | |
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えっと、あの……私 どこか変でしょうか? |
| 光文明の生徒 | |
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ああ……いえ、そう |
| リュミエ | |
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身だしなみくらい しっかりしてほしいものです |
| リュミエ | |
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寝癖に気付かないなんて 寝坊して朝きちんと鏡を見なかったの かしら…… |
| リュミエ | |
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ね、寝癖がありましたか!? す――すみません! 以後身だしなみには気をつけます……! |
| 光文明の生徒 | |
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ちょ、ちょっと待ってください! 違うんです……! |
| リュミエ | |
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………… |
| リュミエ | |
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(私、どうしちゃったの…… こんな風に心の言葉が漏れるなんて 今までなかった) |
| リュミエ | |
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(普段なら、たとえ思っていたとしても あんな風に面と向かって口にしない) |
| リュミエ | |
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(なぜこんなことに…… いえ、物事には何か理由があるはず 早く原因を特定しないと……) |
| リュミエ | |
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(今日の私が普段と違うことと言えば 『背が高くなる魔法』を 使ったことしかないじゃない!) |
| リュミエ | |
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(まさか……この魔法 何か制約のようなものが あるんじゃ……!) |
| リュミエ | |
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改めて本を読み返してみたけど 制約があるなんて、どこにも…… |
| リュミエ | |
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……! |
| リュミエ | |
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(このページ……もしかして くっついてる?) |
| リュミエ | |
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古い本だから ページが濡れて くっついていたんですね…… |
| リュミエ | |
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(だとしたら、このくっついたページに 何かしらの制約が 書かれているはず……!) |
| リュミエ |
勝利時
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(ページがうまく剥がれた……!) |
| リュミエ | |
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これで読めなかった部分を 読むことができる…… |
| リュミエ | |
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えっと、どれどれ…… |
| リュミエ | |
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『背が高くなる魔法は とても強力な魔法だ』 |
| リュミエ | |
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『それ故、使用するには代償がある』 |
| リュミエ | |
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『その代償とは――』 |
| リュミエ | |
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魔法がかかっている間は 嘘がつけなくなる…… |
| リュミエ | |
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(やっぱり…… 『背が高くなる魔法』には 制約があった) |
| リュミエ | |
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これはマズイことになりました…… |
| リュミエ | |
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誰かと会ってしまったら また心の言葉が漏れる可能性が…… |
| リュミエ | |
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その前に、早くファレナに会って 見返さないと…… |
| リュミエ | |
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こんな所にいたのか リュミエ |
| レヴィ | |
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! |
| リュミエ | |
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今、僕の鍛錬に付き合える相手を 探していてね |
| レヴィ | |
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堅牢な守りを持つ相手を 想定しているんだが リュミエ、今暇なら―― |
| レヴィ | |
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今は、私に話しかけないでください! |
| リュミエ | |
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お、おい……どこに行く! |
| レヴィ |
敗北時
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あっ……今ページが ビリっていったような…… |
| リュミエ | |
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慎重に、慎重に…… 破れないように、そぉっと…… |
| リュミエ |
















