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第1話 後編
最終更新:
dmps_fun
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ストーリー
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……酷いノイズだね |
| ディナ | |
| 初めて見る凶鬼 | |
| 実物ではないにしても どの生徒も浮足立っている | |
| 初めて遭遇する状況にとまどい 仲間の動きもろくに見えていない | |
| どの生徒も目前の敵の対処に いっぱいいっぱいの状況だった | |
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……シット |
| ディナ | |
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――G・W・D! 右の奴を! |
| ディナ | |
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はぁ!? あんなとこにいる奴を倒して何になる!? |
| G・W・D | |
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こっちに迫ってきてる奴らを 倒すべきじゃん! |
| G・W・D | |
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いいの! アンタは引きつけて! 派手に動いて周りの奴を相手して! |
| ディナ | |
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倒すことは後回し! 周りの生徒達から凶鬼の注意を 逸らすくらい、派手に動いて闘って! |
| ディナ | |
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アンタならできるでしょ! |
| ディナ | |
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チッ……わかったよ、従えばいーんだろ! |
| G・W・D | |
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何、あのディナのクリーチャー! 速すぎる……! |
| ラウドの仲間 | |
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逃げ足が速いだけだ! ディナに出し抜かれる前に 凶鬼をもっと倒せ! |
| ラウド | |
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何故か知らないが 俺達が倒しやすい位置に 凶鬼も集まってきてる |
| ラウド | |
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負けるわけにはいかない! もっと押していけ! |
| ラウド | |
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アイツら……! 状況を見ずに突き進んでく! |
| ディナ | |
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全体を見ずに行動したら 囲まれて袋叩きになるってのに わかってないの……!? |
| ディナ | |
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そこまで! |
| オクトーパ | |
| 凶鬼が……消えた? | |
| 生徒達 | |
| あ、危なかった…… | |
| 生徒達 | |
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初めての敵との模擬戦 混乱した状況にとまどった人は 多いでしょう |
| オクトーパ | |
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どうでした、感想は? |
| オクトーパ | |
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こ、怖かった……です |
| 水文明の生徒 | |
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へっ、あのくらい何ともない! |
| 自然文明の生徒 | |
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ほっほ 皆いい経験を積めたようですね |
| オクトーパ | |
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見ましたか、先生! 俺達のチームが最も多くの 凶鬼を倒しました! |
| ラウド | |
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ディナのクリーチャーは 派手に動いていただけ 凶鬼を倒したのは俺達です! |
| ラウド | |
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ええ、見ていましたとも とても勇敢でしたね |
| オクトーパ | |
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ここで組んだチームは 今後の授業でもチームとして 動いてもらいます |
| オクトーパ | |
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よりクリーチャーと仲間の連携を強めて 勉学に励んでください |
| オクトーパ | |
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ディナ……ありがとう 貴方のクリーチャーが引き付けて くれたおかげで助かったよ |
| 闇文明の生徒 | |
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あのままだったら 凶鬼達に押し切られてた |
| 闇文明の生徒 | |
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ごめんね、チーム組んでくれたのに あまり役に立てなくて…… |
| 自然文明の生徒 | |
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……いーよ、別に |
| ディナ | |
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……………… |
| リュミエ | |
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クソ! 腹立つ! ラウドの奴ら見た!? |
| G・W・D | |
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あからさまにあたしらより上だって アピールしてやがった! |
| G・W・D | |
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気にする必要ないよ、あんなの 実戦とは全然違う試験なんだし |
| ディナ | |
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実戦想定の試験じゃん! ディナも何でもっと攻めねーんだよ! |
| G・W・D | |
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……理由はたくさんある 評価されたいわけじゃないってのも 当然あるけど |
| ディナ | |
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一つ、あのときは即席のチーム |
| ディナ | |
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アタシらの仲間は召喚も たいしてできるメンツじゃなかった |
| ディナ | |
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それはディナがチームを組みに いかなかったからじゃん! |
| G・W・D | |
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二つ、もちろん敵を倒すことも重要 |
| ディナ | |
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ただしあの場には敵を積極的に 倒そうとする奴らがたくさんいた |
| ディナ | |
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アタシ達がそこに加担しても 戦場がより混乱するだけ |
| ディナ | |
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チーム同士の競い合いだからじゃん! |
| G・W・D | |
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アンタの言うとおり 攻めに加わったほうが 良かった可能性もあるよ |
| ディナ | |
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ただ、あのときの戦場の音は とても統率の取れたものじゃなかった |
| ディナ | |
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あの場をより混沌とした状況にしたら 犠牲者が増えたかもしれない |
| ディナ | |
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音? 何のことだよ? |
| G・W・D | |
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……いや、いい 正しい判断だったかどうか 結局はわからない |
| ディナ | |
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あのときのアタシはあれが最善と思った それだけ |
| ディナ | |
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……………… |
| G・W・D | |
| あれから日々が過ぎ―― | |
| ディナは召喚の授業では 消極的な行動を見せることが多くなった | |
| 積極的に闘いに参加せず どちらかというと状況を 見ていることが多かった | |
| 動いたと思えば評価とは 関係のない動きをすることが多く | |
| ディナにはやる気のない生徒 というイメージがすっかり 定着してしまった | |
| 周りから浮いていったディナは しだいに授業をサボるようになっていた | |
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だー!! もう!! 何で活躍させてくれねーの!? |
| G・W・D | |
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なぁ、ディナ! 何でそんなに消極的なんだよ!? |
| G・W・D | |
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ディナにはあたしには見えない 何かが見えてんだろ! |
| G・W・D | |
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……目立つのが好きじゃない ってのもあるし |
| ディナ | |
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アタシが世界を救えるなんて到底思えない っていうのもあるかな |
| ディナ | |
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前の試験やこれまでの授業で確信した このクラスの奴らじゃ地上で生き残れない |
| ディナ | |
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アタシ達が頑張って 授業でチームを勝利に導いたとしても アイツらはろくに闘えない |
| ディナ | |
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それはディナが頑張らない 理由にはなんないじゃん |
| G・W・D | |
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自分が評価されなくていいのかよ |
| G・W・D | |
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アタシが頑張ることで みんなを死地に向かわせるくらいなら 何もしないほうがマシ |
| ディナ | |
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アンタも見たでしょ 最初の試験で―― |
| ディナ | |
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それがサボる理由ですか |
| リュミエ | |
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げ、リュミエ |
| ディナ | |
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先生達からまた貴方が サボっていると聞きました |
| リュミエ | |
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アタシがサボる度に駆り出されてたら 仕事になんないでしょ |
| ディナ | |
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……それとも案外暇なの? |
| ディナ | |
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生徒は皆、世界を救うために闘う戦士 |
| リュミエ | |
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生徒の行動を管理するのも ラビリンスの仕事の一環です |
| リュミエ | |
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優秀な生徒ともなれば 注視するのも当然のこと |
| リュミエ | |
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アタシが優秀、ね どこを見たらそうなんの? |
| ディナ | |
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貴方だけは戦場を俯瞰して見ている |
| リュミエ | |
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どんな方法かは知りませんが いかなる混戦であっても貴方だけは 的確に状況を見抜き行動しています |
| リュミエ | |
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デュエリストとしては必須の技能 |
| リュミエ | |
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地上で闇文明と闘い 魔導具を回収するのにも 必要不可欠な技能です |
| リュミエ | |
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あんたもわかる奴じゃん! もっと言ってやれ! |
| G・W・D | |
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……別に褒めにきたわけではないので 遠慮します |
| リュミエ | |
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買い被りすぎ |
| ディナ | |
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アタシは今まで一度も 自分のチームを勝利に導いていない |
| ディナ | |
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貴方が手を抜くからでしょう |
| リュミエ | |
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評価され 地上へ派遣されることを恐れている |
| リュミエ | |
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貴方のような人は他にそういない |
| リュミエ | |
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すぐに貴方の力は見出され 責任を負う立場になります |
| リュミエ | |
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今のうちに準備をしておいたほうがいい |
| リュミエ | |
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――だってよ! |
| G・W・D | |
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ってことは、やっぱりあたしらの 凄さがわかる奴らは しっかり見てくれてんじゃん! |
| G・W・D | |
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あたしも頑張った甲斐あったー! |
| G・W・D | |
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もっとサボるべきだったか…… |
| ディナ | |
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では、私は失礼します 仕事も溜まっているので |
| リュミエ | |
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今日はたいしたお咎めなし? |
| ディナ | |
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ええ、忠告はしました |
| リュミエ | |
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ただ、そのスカート丈は何とかしなさい はしたないですよ |
| リュミエ | |
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…………リュミエこそ背が低いんだし 脚くらい長く見せればいいのに |
| ディナ | |
| 余計なお世話です 裁きますよ? | |
| リュミエ |



























