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第3話 闇文明のヒーロー
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dmps_fun
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ストーリー
| ジョリー・ザ・ジョニーと名乗る ガンマンと別れ、入れ違うように 現れたファレナと行動を共にするカノン | |
| 既に数日歩き通しだった | |
| 道なき道を切り開いていくファレナの背を カノンは遅れないように追っていく | |
| 闇の煤が風に混じり、土の匂いはどこか 腐っているかのようで、歩くだけでも 体力が削られていく | |
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(私が足を挫いたせいで 満足な移動もままならない……) |
| カノン | |
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(魔凰が復活したから慎重に移動 していると言っても、時間が かかりすぎてるのだわ) |
| カノン | |
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ごめんなさい 私が怪我をしていなければ…… |
| カノン | |
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謝る必要は無い |
| ファレナ | |
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時間がかかっているのは否定しないが 原因はそれだけじゃない |
| ファレナ | |
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いつもなら最短ルートで ホウエイルに戻るところだが―― |
| ファレナ |
| 魔凰復活の影響か…… 闇文明の連中の動きが いつもより活発になっている | |
| ファレナ | |
| 時間が経つにつれ、気配の数も 増えてきているんだ | |
| ファレナ | |
| 俺が慎重に進んでいるのは 闇文明の連中に 発見されないようにするためだ | |
| ファレナ | |
| 痕跡を残りにくくし、誤った痕跡を残し ながら移動する | |
| ファレナ |
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……原始的だが、俺にできるのは このくらいだからな |
| ファレナ | |
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凄いわ 私にはそんなことできないし クリーチャーの気配まで感じとるなんて |
| カノン | |
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……クリーチャーほどじゃない このくらいの索敵なら、学園でそれなりの 期間を学べばできるようになる |
| ファレナ | |
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(門を開けば、ホウエイルの中に 戻ることはできる……と思う) |
| カノン | |
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(だけど、この世界で門を開くことは……) |
| カノン | |
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怪我をしていることは気にするな |
| ファレナ | |
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今はお前の役目を果たす時じゃない というだけのことだ |
| ファレナ | |
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いつか、お前の力が役に立つときが来る その時は迷わず力を貸せ |
| ファレナ | |
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……あ、ありがとう、なのだわ |
| カノン | |
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(それでも 私が怪我をしてなかったら もっと楽に帰れたはず……) |
| カノン | |
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(もし、本当にファレナの言う通りなら 地上での行動に慣れているファレナ でも時間をかけざるを得ない状況) |
| カノン | |
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(それだけ大規模の動きを 闇文明が見せているということ) |
| カノン | |
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(早く学園に戻りたい気持ちは ファレナの方が強いはず) |
| カノン | |
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(……きっと ファレナなりに、私のことを 気にかけてくれているのね) |
| カノン |
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(チッ、どこに向かっても 闇文明がいるな) |
| ファレナ | |
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(魔凰が復活した以上、闇文明が 何かをしでかそうとするのは 間違いない) |
| ファレナ |
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(――魔凰と闘ったとき 俺は死を覚悟していた) |
| ファレナ | |
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(それほどまで 奴の力は強大だった) |
| ファレナ | |
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(だが、それでも 奴は本領を発揮していなかった) |
| ファレナ |
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(奴が本来の力を取り戻していたら 俺達はこうして生きていないし 世界もとうに滅ぼされているはず) |
| ファレナ | |
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(復活してもなお、完全体になるために 何かが足りないというのなら……) |
| ファレナ | |
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(奴らはそれを探して――) |
| ファレナ |
| カノンは物思いに耽る ファレナの横顔を盗み見た | |
| 声こそいつも通りだが 吹き出る汗と顔色は もはや疲れを隠せていない | |
| カノンを探すために地上に降り 休まずに捜索を続け、カノンが休む間も 見張りを買って出ていた | |
| 疲れがないはずがなかった | |
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ファレナ |
| カノン | |
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……ああ、すまない どうした? |
| ファレナ | |
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ファレナ…… 貴方、さすがに疲れているのだわ |
| カノン | |
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次は私が見張りをやるわ 少し休んで? |
| カノン | |
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いや、大丈夫だ 先を急ぐ |
| ファレナ | |
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迎えに来てもらってから 一回もまともに休んでいる姿を 見てないのだわ |
| カノン | |
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私が休んでいる間にも 見張りをしていたし―― |
| カノン | |
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俺は問題ない |
| ファレナ | |
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自然文明のマナを生み出す力があれば この程度は疲れのうちに入らないからな |
| ファレナ | |
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お前も早く仲間の元に帰りたいだろ これ以上遅くなって夜になれば 闇文明が活発になる時間だ |
| ファレナ | |
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夜までにはホウエイルへ戻れる いくぞ |
| ファレナ | |
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………… |
| カノン |
| 「夜までには戻れる」 そう言ったファレナの言葉どおり すでに二人は転送門の付近にいた | |
| そして、それが鳴り響いたのは―― 転送門が見えてきた、その瞬間だった | |
| 肌を通って内臓にまで伝わるかのような ビリビリとした轟音―― | |
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……っ!? |
| ファレナ | |
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い、今の何……!? |
| カノン | |
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ホウエイルの――呻き声 |
| ファレナ | |
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ホウエイルの……? こんな風に鳴くことって、よくあるの? |
| カノン | |
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……いや、滅多に聞かない ホウエイルで何かあったに違いない |
| ファレナ | |
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くそ……次から次へと…… |
| ファレナ | |
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カノン、俺は地上に残る お前はホウエイルに戻って 仲間と合流しろ |
| ファレナ | |
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え……? ど、どうして!? |
| カノン | |
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今、ホウエイルにいる連中は 呻きの原因――ホウエイルで起きた 問題の解決に奔走しているはずだ |
| ファレナ | |
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――ここまでで闇文明の動きを 見ていて確信した 奴らは何かを企んでいる |
| ファレナ | |
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ホウエイルの態勢が整うまで 俺が闇文明の動きを食い止める |
| ファレナ | |
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みんなには、俺が――いや、自然文明が 魔凰を留めているということを 伝えておいてくれ |
| ファレナ | |
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そ、そんなの駄目! そんなに疲れている状態で 一人にすることはできないわ |
| カノン | |
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私も一緒にここで闘うのだわ |
| カノン | |
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怪我人は足手まといだ いいから、ホウエイルに戻れ |
| ファレナ | |
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貴方が休めていないのは私のせい |
| カノン | |
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今私がここに居るのは きっと、貴方を助けるためなのだわ |
| カノン | |
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デっちゃん――魔凰との闘いで 私は何もできてない |
| カノン | |
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闇文明に踊らされ、ファレナと 闘わされ……魔凰が復活してしまった |
| カノン | |
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私だけ対峙することすらできなかった |
| カノン | |
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今ここで、私だけホウエイルに戻って ファレナの身に何かあったら―― |
| カノン | |
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私は自分を許せない |
| カノン | |
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お前…… |
| ファレナ | |
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…………………… |
| ファレナ | |
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戦士の目……これ以上は 何を言っても無駄か |
| ファレナ | |
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いいだろう なら、共に闇文明に一矢報いるとしよう |
| ファレナ | |
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手始めに、近くに迫っている 凶鬼を手早く倒すぞ |
| ファレナ | |
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分かったのだわ! |
| カノン |
勝利時
| リュミエの計らいにより 牢から抜け出したノイン | |
| しかし、行き場もなく、足取りが重い |
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(どこもかしこも インテリエイルの兵士が うろついてる……) |
| ノイン | |
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(インテリエイルだけじゃなく ラビリンスの連中も 目を光らせてるし……) |
| ノイン |
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今なら誰も見てないのに 闇文明を助けるの? |
| ノイン | |
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約束を果たさなくても 誰も気にしないでしょ |
| ノイン | |
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模範となるべき光文明が 自分の言葉すら守れないようでは 誰も従うことはないでしょう |
| リュミエ | |
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行きなさい 気が変わる前に |
| リュミエ |
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(さすがにラビリンス全体が リュミエと同じ意思 ってわけでもないか) |
| ノイン | |
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(法を重んじる光文明なのに 私との約束を律儀に守るなんて 変な奴だ) |
| ノイン | |
| せめて、リュミエの意思を無駄に しないためにも、逃げ切らなくては | |
| そう思うのだが、 ノインの身体は上手く動かない | |
| 思えば、精神を張り詰めっぱなしで ろくに休めていない | |
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駄目だ…… 頭もうまく働かない |
| ノイン | |
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こんな所で倒れてしまったら いずれ見つかる…… |
| ノイン | |
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もっと遠くに 逃げなくちゃ、いけないのに……―― |
| ノイン | |
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(インテリエイルの牢獄は、 入れられてるだけでも かなり体力を持ってかれたし……) |
| ノイン | |
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(デっちゃんの認識阻害がないから 人目を気にしながら 動かなきゃならない……) |
| ノイン | |
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(今の私は一人きりだって 嫌でも思い知らされる) |
| ノイン | |
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(デっちゃん…… 私は、デっちゃんを――) |
| ノイン | |
| そこまで思考したところで 糸が切れた操り人形のように力が抜ける | |
| 次に感じたのは冷たい地面の感触 なぜか、今はそれが心地いい | |
| ノインの意思とは裏腹に 身体はこのまま休んでしまおうと 訴えかけてくる | |
| 視界はぼやけ いつ瞼を閉じてもおかしくない状況 | |
| そんな中、おぼろげな視界に 人影が近づいてくる | |
| 表情はうかがえないが ノインを見ているのは明らかだった | |
| 抵抗しようにも、ノインには それだけの体力は残っていなかった | |
| 意思に反し 意識は闇へと溶けていく――…… |
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――…… |
| ノイン | |
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(あったかくて心地いい 何、この感じ……) |
| ノイン | |
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(……私、とうとう死んじゃった?) |
| ノイン | |
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(まぁ、無茶ばっかりしてたしなぁ) |
| ノイン |
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――――……あれ? |
| ノイン | |
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あ、目を覚ましたんだ |
| 優しそうな生徒 | |
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! |
| ノイン | |
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ま、待って! 私は貴方の味方! |
| 優しそうな生徒 | |
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私が倒れている貴方を見つけて 部屋まで連れてきたの |
| 優しそうな生徒 | |
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…………何で? |
| ノイン | |
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何でって…… |
| 優しそうな生徒 | |
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助けたかったから |
| 優しそうな生徒 | |
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(敵意は感じられない……) |
| ノイン | |
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(ベッドに寝かせてもらったうえに わざわざ毛布までかけられてる) |
| ノイン | |
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(私、この子に介抱されていたのか……) |
| ノイン | |
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……ここは、貴方の家? |
| ノイン | |
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家っていうか……闇文明の寮だよ ここは私の部屋だから安心して |
| 優しそうな生徒 | |
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安心? 私のことは知ってるはずだよ |
| ノイン | |
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ホウエイルに凶鬼を解き放ち 地上に逃げたはずの魔導具使い―― |
| ノイン | |
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そういう存在だと言われ 捕えろと命令が出ているはず それを、安心しろって? |
| ノイン | |
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そ、そうだよね ごめん…… |
| 優しそうな生徒 | |
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けど、本当に警戒しなくて 大丈夫だよ |
| 優しそうな生徒 | |
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貴方のことを分かってる人達も 少なくないんだ |
| 優しそうな生徒 | |
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信じられないね |
| ノイン | |
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地上の闇文明と同一視されて 肩身の狭いホウエイルの闇文明 |
| ノイン | |
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何の狙いもなく 私を助けるわけがないでしょ |
| ノイン | |
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貴方は私を助けてくれた…… その恩返しだよ |
| 優しそうな生徒 | |
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私が、助けた……? |
| ノイン | |
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覚えてないのも無理ないよ |
| 優しそうな生徒 |

| ホウエイルに凶鬼が襲撃してきたとき 貴方は私の他にも たくさんの生徒を助けてたんだから | |
| 優しそうな生徒 | |
| あの時……か…… | |
| ノイン |
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貴方のおかげで私は助かったの |
| 優しそうな生徒 | |
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ホウエイルに凶鬼が現れた時 私が凶鬼を倒したのは友達に 助けを乞われたからだよ |
| ノイン | |
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あれは私の意思じゃない 貴方を助けたのは 【プレイヤー】達だ |
| ノイン | |
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でも、助けてくれた事実は 変わらない、よね? |
| 優しそうな生徒 | |
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……これよりも前にも 貴方は闇文明の生徒を 助けてくれていたこともあった |
| 優しそうな生徒 | |
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つい最近まで 思い出せなかったんだけどね |
| 優しそうな生徒 | |
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……だからって、魔導具使いと 一緒に居てもいいの? |
| ノイン | |
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これ以上、私達の立場は 悪くなりようがないからね |
| 優しそうな生徒 |
| 私達は今、寮から出ることすら許されてない | |
| 優しそうな生徒 | |
| インテリエイルは言っていたよ 闇文明の魔導具使いが ホウエイルに潜んでるって | |
| 優しそうな生徒 | |
| それで、同じ闇文明である私達は より一層、監視が厳しくなったの | |
| 優しそうな生徒 |
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なら、私を突き出せばいいでしょ |
| ノイン | |
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地上の闇文明とホウエイルの闇文明は 違うという証明にもなる 貴方達の地位も回復できる |
| ノイン | |
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良いことづくめでしょ |
| ノイン | |
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そんなことしたって 私達、闇文明の生徒が置かれてる状況は 何も変わらないよ |
| 優しそうな生徒 | |
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これから先も、何かが起こるたびに 疑いを向けられ続ける |
| 優しそうな生徒 | |
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貴方が生徒達を助けたことも 疑いが強まるだけで 違う事実に塗り替えられる…… |
| 優しそうな生徒 | |
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『何か狙いがあるんじゃないか』 『本当の狙いを隠すための行為だ』 ……ってね |
| 優しそうな生徒 | |
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ここでは、闇文明はそういう扱いなの |
| 優しそうな生徒 | |
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みんな本当は誰も疑いたくない だけど、生き残るには 周囲に疑いの目を向けるしかない |
| 優しそうな生徒 | |
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敵のことを知らないから わからないから―― |
| 優しそうな生徒 | |
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その怖さから逃げるには疑うしかない 仕方ないんだよ |
| 優しそうな生徒 | |
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……悔しくないの? 闇文明だけ、そんな扱いをされて |
| ノイン | |
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私もこの学園の一員なんだから 何かをしたいと思ってた時期もあったよ |
| 優しそうな生徒 | |
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だけど、何かするだけで疑われるなら いっそ何もしないほうが みんなのためになる―― |
| 優しそうな生徒 | |
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……貴方を引き渡さないのは このどうしようもない状況に対しての せめてもの反抗、かな |
| 優しそうな生徒 | |
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……いや、ごめん、嘘 |
| 優しそうな生徒 | |
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本当は、貴方のような かっこいいデュエリストになりたい ……そんな憧れからかも |
| 優しそうな生徒 | |
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私が……デュエリスト? |
| ノイン | |
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……貴方の目から見て 私って、そう見えるの? |
| ノイン | |
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そうだよ 危険を顧みず、敵と闘う たった一人で諦めずに闘い続ける |
| 優しそうな生徒 | |
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どんな状況でも貴方は一人で、 それでも諦めないヒーロー |
| 優しそうな生徒 | |
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今は貴方の事を覚えておける 思い出せる |
| 優しそうな生徒 | |
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だから貴方の事を 闇文明のみんなは知ってるよ |
| 優しそうな生徒 | |
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……………… |
| ノイン |
敗北時
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できるだけ迅速に倒せ |
| ファレナ | |
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音も最小限に抑えろ でなければ他の奴らが集まってくるぞ |
| ファレナ | |
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分かっているのだわ! |
| カノン |

























