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ゼロの邂逅 第2話 前編
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ストーリー
| ………… 集中……集中なのだわ…… | |
| カノン | |
| あの小娘、今日もまた やっているのか | |
| ライオネル | |
| 使徒の適格者たり得るだけの 人間が見つかったと聞いた時は 耳を疑ったものだが…… | |
| ライオネル | |
| ウェディングの顕現に続き 俺達まで呼び寄せるとは 大した力だ | |
| ライオネル | |
| ……だが、肝心の大願の 成就には程遠い | |
| ベートーベン | |
| ウェディングの顕現からしばらく 経つが、未だに顕現できない ゼニスも多いだろう | |
| ベートーベン | |
| それに、一つ懸念がある | |
| ベートーベン | |
| ほう……? あの小娘はよくやっていると 思うが、一体何が…… | |
| ライオネル | |
| ……帰還しました カノン、訓練はどうですか? | |
| ウェディング | |
| あ……! ウェディング様! | |
| カノン | |
| おかえりなさい、なのだわ! | |
| カノン | |
| カノン、走り回るのは控えなさい ゼニスの使徒たる者、相応の 態度を示せと言ったはずです | |
| ウェディング | |
| えへへ…… ごめんなさいなのだわ | |
| カノン | |
| 驚いたな あのウェディングがここまで 人間に懐かれるとは…… | |
| ライオネル | |
| ……ライオネル くだらないことを言いますね | |
| ウェディング | |
| それより、新たな反抗勢力の 排除は完了しました | |
| ウェディング | |
| 万が一にもないとは思いますが 私の留守の間、カノンに 問題はありませんでしたか? | |
| ウェディング | |
| ああ、小娘なら貴様が留守の間も 熱心にゼニスを降臨させようと していたさ | |
| ライオネル | |
| そうだ、ウェディング様! もう少しで別の神さまにも 声が届けられそうなのだわ | |
| カノン | |
| 今日こそ他の神さまにも来て いただくから……ウェディング様 見ていて欲しいのだわ | |
| カノン | |
| ……いいでしょう カノン、頼みましたよ | |
| ウェディング | |
| ――――お願い 私の声を、聞いて…… | |
| カノン | |
| ほう……これは…… | |
| ベートーベン | |
| ……ふん この気配…… よりにもよって奴か…… | |
| ライオネル | |
| クククッ…… 随分と嫌われたものだ | |
| ??? | |
| 仮にも同胞に対して 随分な言い草だな、ライオネル | |
| ??? | |
| 来て、くれた…… ありがとうなのだわ、神さま | |
| カノン | |
| 神……神か ククッ、面白いことを言う 気安く話しかけた無礼は許そう | |
| ??? | |
| 我はゼニスの一柱 「呪」の頂 サスペンス | |
| サスペンス | |
| なるほど、お前が例の…… 我らが使徒というわけか たかが人間に呼び出されるとはな | |
| サスペンス | |
| ……は、はいなのだわ 私はカノン、よろしくお願い します、なのだわ | |
| カノン | |
| お前に発言を許可した 覚えはないが、随分と 饒舌なのだな | |
| サスペンス | |
| あ、ぁぅ…… | |
| カノン | |
| ふむ、しかし我の顕現に 随分と手間取ったと見える | |
| サスペンス | |
| 未だこちらに来られない 他のゼニス達も 随分と待ちわびているぞ | |
| サスペンス | |
| 舌でも切ってやったほうが 捗るのではないか? | |
| サスペンス | |
| え、と…… ごめ……なさ…… サス、ペンス、さま…… | |
| カノン | |
| 私が、もっと…… ウェディング様の、言うように できて、たら…… | |
| カノン | |
| ククク…… ずいぶんと優しく 手なずけたようだな…… | |
| サスペンス | |
| カノン、下がりなさい | |
| ウェディング | |
| 今のあなたでは、ゼニスの 顕現による負荷は無視できる ものではありません | |
| ウェディング | |
| ……今日はもう休みなさい | |
| ウェディング | |
| で、でも…… | |
| カノン | |
| こんな恐ろしい所にこれ以上 いるつもりニャリ!? さっさと行くんだよ! | |
| ニヤリー | |
| かの処刑人が随分と似合わぬ事を しているようだな 中々面白いものを見せてもらった | |
| サスペンス | |
| くだらない戯言を吐く暇があるなら アンノイズの一体でも 作り出してきてはどうですか? | |
| ウェディング | |
| 私にはカノンを成長させ 我らの起源たるあのお方を 降臨させる使命がある | |
| ウェディング | |
| あなたの戯言に付き合う 時間は持ち合わせていません | |
| ウェディング | |
| では、単刀直入に言おう ウェディング あの小娘を我に引き渡せ | |
| サスペンス | |
| ……彼女の監視と護衛は私の使命 その言葉の意味…… 理解しての発言ですか | |
| ウェディング | |
| 言われずともわかっているだろう お前の仕事が遅いのだ | |
| サスペンス | |
| あのお方の降臨どころか 未だに多くのゼニスがあちらに 取り残されたまま…… | |
| サスペンス | |
| あの使徒とやらを見つけたお前が わざと顕現を遅らせているのかと 疑う者もいるぞ? | |
| サスペンス | |
| 我ならばその様な疑問を 持たせずに遂行してやる | |
| サスペンス | |
| 馬鹿なことを 大願の鍵となる彼女に 万一のことがあってはならない | |
| ウェディング | |
| 分かっているのですか 我らが顕現できることすら 奇跡にも等しいのですよ | |
| ウェディング | |
| 私は確実にあのお方の降臨が 成し遂げられるよう 慎重に事を進めているだけです | |
| ウェディング | |
| それが手緩いと言っている それに、問題はそれだけでは ないと理解しているだろう? | |
| サスペンス | |
| ………… | |
| ウェディング | |
| サスペンスの言にも一理ある | |
| ベートーベン | |
| ベートーベン あなたもですか | |
| ウェディング | |
| ふん、俺にはこの男こそが 小娘を好きに利用しようと しているように見えるがな | |
| ライオネル | |
| ウェディング お前が裏切るとは思っていないが 問題はそこではない | |
| ベートーベン | |
| あの使徒……カノンはお前の事を 特別視している ……まるで、姉を慕うようにな | |
| ベートーベン | |
| そのような事は…… | |
| ウェディング | |
| ……少なくとも 俺にはそう見えた それだけの話だ | |
| ベートーベン | |
| 彼女は、もしそれがお前のために なると考えれば、ゼニスの意に 反する事すら躊躇しないだろう | |
| ベートーベン | |
| トライストーンによる感情の 封印ができないのであれば お前以外に監視を置くべきだ | |
| ベートーベン | |
| ククッ、説明ご苦労 あの小娘の気持ちもよく分かると いうわけだな、ベートーベン | |
| サスペンス | |
| 貴様…… | |
| ベートーベン | |
| そういうわけだ、ウェディング 大人しくあの小娘を渡せ 我の方が余程上手く扱える | |
| サスペンス | |
| 人間など、使い潰すつもりで 力を絞り出させれば良いのだ その方が裏切りの心配もない | |
| サスペンス | |
| ……それで、鍵となる彼女が 失われた時はどうするつもり ですか? | |
| ウェディング | |
| その時はまた、同じ様な者を 別の次元から探し出せば良い | |
| サスペンス | |
| 道具に固執して余計なリスクを 負うよりは、余程効率的だろう? | |
| サスペンス | |
| ……愚かな カノンのような適格者が そうそう見つかるはずもない | |
| ウェディング | |
| サスペンス あなたの意見は、大願成就に 看過できない障害となりますよ | |
| ウェディング | |
| ……ほう? 言うではないか まるで自分が代弁者かのような 口ぶりだな、ウェディング | |
| サスペンス | |
| もう一度言いましょう あのお方を降臨させる大願のため 彼女を預けられたのはこの私です | |
| ウェディング | |
| 彼女の護衛と監視は 私に与えられた使命と同義 それを奪おうというのなら…… | |
| ウェディング | |
| ……同胞たるゼニスといえど タダで済むとは思わないことです | |
| ウェディング | |
| クハハハハ! 面白い! 本当にあの小娘の護衛が務まるか 試してみるか!? | |
| サスペンス |
