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第5話 少女たちの正体
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dmps_fun
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ストーリー
| さて、喉も潤ったところで、 いろいろ聞かせてもらうわ、JJ いいわよね? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| …う、うん | |
| JJ | |
| いまいちよくわからないのは、 あなた達の目標というか、 野望が何なのかよ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| カード狩りしてたかと思えば 今度は研究施設から勾玉… 何が何やらわからないわ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| アタシはただ… パパのために… | |
| JJ | |
| ロイ・マッカランさん… | |
| ルピコ | |
| カード狩りがあなたの父の 望みだと? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| …必要な事だから | |
| JJ | |
| 何のために? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 望みを叶えるために | |
| JJ | |
| …望み、ね それはどんな事? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| …………………… | |
| JJ | |
| さすがに教えてはくれないわよね わかったわ では、質問を変えましょう | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| あのザキラとかいう奴は何? ルピコが言うには協力者だと 名乗ったそうだけど | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| あれは、異世界からの 来訪者だって聞いてる | |
| JJ | |
| え? でも、あっちの世界の事は わからないって感じでしたけど | |
| ルピコ | |
| アタシ達とは違う、さらに別の 異世界から来たんだって …あのゲートは通ってない | |
| JJ | |
| …ど、どういう…事です? | |
| ルピコ | |
| なるほど… ゲートはJJ達の世界としか 繋がっていない | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| けれど、それとは別の方法で 異世界へ行く事ができるわけね | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| …らしい 今ホワイトって名乗ってる奴とか その辺の連中もそうだって | |
| JJ | |
| 幽さんや勝舞さん達も… | |
| ルピコ | |
| もうほとんど答えは出てるけど まず、先にはっきりさせて おきましょうか | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| JJ、ルピコ、そしてアークと あの市長… | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| あなた達は何者なの? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| ………………… | |
| ルピコ | |
| おい、ルピコ、何で 【プレイヤー】の 顔を見つめてるわけ? | |
| JJ | |
| いっ、いいじゃないですか! も~! JJさんはいつも嫌な事ばかり! | |
| ルピコ | |
| あの時だって、それで… …それで、こっちの世界に… 来ちゃったわけで… | |
| ルピコ | |
| ………………… | |
| ルピコ | |
| ………………………… | |
| ルピコ | |
| …………私達は…………… | |
| ルピコ | |
| 人間じゃありません 本当は、クリーチャーなんです | |
| ルピコ | |
| ……………… | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| …だと思った 【プレイヤー】も その様子じゃ察していたわね | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| えぇ!? そ、そうなんですか? 見た目結構普通の人間ですけど… | |
| ルピコ | |
| 雰囲気とかじゃない? パパは一目でそれを察したよ? | |
| JJ | |
| え~… なんか、凄いですね… | |
| ルピコ | |
| それで、続きは? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| あ、私とJJさん、アークさんは 十年前、向こうの世界で一緒に いたら… | |
| ルピコ | |
| ルピコの右翼と左翼を 交換しようと思って 追いかけてた時だったかな? | |
| JJ | |
| …ハードね | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| …うぅ~ | |
| ルピコ | |
| と、とにかく、古い神殿の中に 逃げ込んだんですけど、そこで あの勾玉と同じ光に包まれて… | |
| ルピコ | |
| 気がついたらこっちにいたよね 後ろに光ってるゲートがあって… | |
| JJ | |
| でも、すぐに大爆発が起こって もう何が何やら 現場はパニックって感じ | |
| JJ | |
| 大爆発? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| ゲートを開くための機械に 私のカットちゃんが刺さったの | |
| JJ | |
| で、それに乗じてルピコが逃げた | |
| JJ | |
| だ、だって、爆発ですよ!? 怖いじゃないですか! しかもJJさんもいたし… | |
| ルピコ | |
| みんなパニックで、誰も全裸で 走ってくルピコに気が つかなかったのは笑えたー | |
| JJ | |
| 全裸、という事はその時には もう人の姿になってたわけね? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| なってた で、パパ達に助けてもらったわけ | |
| JJ | |
| 私は、気がついたら路上で 倒れてて…それを今の両親に 拾ってもらいました | |
| ルピコ | |
| そして双方共に娘として 育てられた、というわけね | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| よくわからないんだけど、 そのゲートを開こうとしたのって ジャマー団よね? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 異世界のサンプルであるルピコを よく今まで野放しにしてたわね | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 私もアークも言わなかったから 向こうから来たのは二人だけ だとでも思ったんじゃない? | |
| JJ | |
| 繰り返すようで悪いけど… それはどうして? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| アークは利益があるなら 教えたと思うけど、私は…パパに 言いたくなかったからで… | |
| JJ | |
| ……それは…… | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 呼んだかな? | |
| ロイ・マッカラン | |
| うわっ!? | |
| ルピコ | |
| 娘がなかなか帰って来ないのでね 迎えに来たよ どうやら世話になっていたようだ | |
| ロイ・マッカラン | |
| パパ!! どうしてここが!? | |
| JJ | |
| JJ、どうしても居場所を 秘密にしたい時はスマホの 電源を切っておくんだ | |
| ロイ・マッカラン | |
| …あ、しまった でもまぁ絶対に秘密って わけでもないけど… | |
| JJ | |
| ちょっといい? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| …何でそう土足で 当然のように人の屋敷に 入って来れるのかしら? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| おっと、それはすまない 門が開いていたのでね | |
| ロイ・マッカラン | |
| あ、さっき門の鍵なら アタシのカットちゃんが バラバラにした | |
| JJ | |
| …………………… | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| ……………………………………… ……………………………………… ……………壊して…………ゴメン | |
| JJ | |
| JJさんが謝ってる!? | |
| ルピコ | |
| …物の話じゃないのよ 人の領土に足を踏み入れる事に 抵抗はないのかと訊いているの | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 確かに礼を失していたな、 謝罪しよう | |
| ロイ・マッカラン | |
| 娘を心配するあまり横暴だった 許してくれ | |
| ロイ・マッカラン | |
| 拒否する | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 困ったな では、どうするね? | |
| ロイ・マッカラン | |
| デュエルよ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 待って! 門の鍵を壊したのはアタシだし ここに来たのもアタシの意志 | |
| JJ | |
| 責任は、アタシが取る! ルカ、デュエルだ! | |
| JJ | |
| 一理あるわね、いいわ あなたとは一度デュエルしたいと 思っていたしね | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| はっはっはっはっ! 立派な娘になったものだな、JJ | |
| ロイ・マッカラン | |
| しかしそうなると こっちが手持ち無沙汰に…おや? | |
| ロイ・マッカラン | |
| おやおやおや、これはこれは! 試練の塔以来じゃないか! つわものなるデュエリストよ! | |
| ロイ・マッカラン | |
| 名は…………………そうか 【プレイヤー】と 言うのか、覚えたぞ! | |
| ロイ・マッカラン | |
| 【プレイヤー】、 どうだろう? 私達は私達で 楽しもうじゃないか! | |
| ロイ・マッカラン | |
| わかっている、わかっているぞ 君のその目はヤル気の目だ! はっはっはっその意気やヨシ!! | |
| ロイ・マッカラン | |
| 【プレイヤー】さんが 何も言ってないのに闘う事に… | |
| ルピコ |
勝利時
| クッ、これは…たまらん! こちらの期待を超える 強さじゃないか!! | |
| ロイ・マッカラン | |
| 見事だ!! 【プレイヤー】君! はっはっはっはっはっはっはっ! | |
| ロイ・マッカラン | |
| どっちが勝ったか わかりませんね… | |
| ルピコ | |
| こちらも決着がついたわ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| うぐぐぐぐぐぐ…… ど、どうして、こんな差が…! | |
| JJ | |
| 私の闇はあなたのそれよりも ひたすらに深い… ただそれだけよ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| ところで、例の勾玉なんだが …はっきり言おう、欲しい こちらに譲ってくれないか? | |
| ロイ・マッカラン | |
| ダメに決まってるでしょ 敗北者が何を言っているの | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| その通りだな! はっはっはっはっはっはっ!! | |
| ロイ・マッカラン | |
| まぁ今は娘が第一だ 勾玉は今度にしよう | |
| ロイ・マッカラン | |
| それでは、JJ 帰ろうか | |
| ロイ・マッカラン | |
| う、うん それじゃ… | |
| JJ | |
| JJ、待ちなさい | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| な、なに | |
| JJ | |
| 次からはチャイムを使いなさい それぐらいのマナー、 あなたはできるでしょ? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| ……できる | |
| JJ | |
| ならいいわ お行きなさい | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| うん それじゃ……………………… ………………………………また | |
| JJ | |
| えぇ、またね | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| い、行かせちゃうんですか!? | |
| ルピコ | |
| 聞きたい事はあらかた聞かせて もらったし、父親が迎えに 来たなら帰すのが筋でしょう? | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| 門の鍵の件はいいデュエルを させてもらったから、 それで相殺でいいわ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| だとしても… 追わなくていいんでしょうか | |
| ルピコ | |
| 真実を追い求めるというのなら ともかく… 誰かを追うのは小物がする事よ | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| この闇の守護者たる ルカがやる事ではない …違う? | |
| 闇の守護者 ルカ |
敗北時
| さすがパパ!! | |
| JJ | |
| あら、よそ見をするなんて 余裕ね …覚悟なさい | |
| 闇の守護者 ルカ | |
| うわっ!? でもまだ! シールドトリガー発動! | |
| JJ | |
| 向こうはまだかかりそうだな …さて、 【プレイヤー】君 | |
| ロイ・マッカラン | |
| もう諦めるのかね? 君の本当の力はその程度かな? …違うはずだ | |
| ロイ・マッカラン | |
| さぁ立ち上がるんだ! 一度や二度負けたぐらいで 君はへこたれはしないッ!! | |
| ロイ・マッカラン | |
| さぁかかってこい!! 君にはその力がある!!! リベンジマッチだ!!!!!! | |
| ロイ・マッカラン | |
| …………………… | |
| ルピコ | |
| 熱い人です… …良くも悪くも… | |
| ルピコ |
