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【メガンテ】 - (2012/09/11 (火) 05:27:39) の編集履歴(バックアップ)


概要

Ⅱ以降に登場する呪文。
全体攻撃呪文の一つで、使うと使用者が死亡する代わりに、Ⅱでは相手を必ず全滅させ、Ⅲ以降は即死させるか瀕死にする。
全作品通じて消費MPが1なのも特徴で、DQの中でも屈指の知名度を誇る自爆呪文。
【メガンテのうでわ】を装備した者が死亡した際にも同様の効果が発動する。

Ⅳ以降の本編作品においては、マホカンタなどでは跳ね返されない仕様となっている。
また、ほとんどの作品では、この呪文により即死した敵からは経験値やゴールドを得られない。


本編

味方サイド

初登場のⅡでは、サマルトリアの王子がLv28(携帯アプリ版はLv36)で覚える。
相手全員を確実に即死させるという、非常に強力な呪文として世に出る事になった。

Ⅲ以降は効果が「即死、瀕死または無効」と変更。
その為、敵のメガンテで全滅させられる危険は幾らか減ったものの、味方が使うメガンテの信頼性も低下した。
Ⅲでは僧侶、賢者がLv41で覚える、いずれの職でも最後の習得呪文。

Ⅳでは覚えるキャラが誰もおらず、リメイク版でメガンテの腕輪の装備者が死亡しないと味方サイドが使えない呪文に。
その代わりなのか、姉妹分として新たに【メガザル】が導入されている。使い手もミネアと、いちおう僧侶系の流れを引き継ぐ形か。

Ⅴではサンチョや、仲間モンスターではばくだんいわ(後述)は勿論、ばくだんベビーも使える。

Ⅵでは賢者、Ⅶではゴッドハンドまたはばくだん岩の職業に就くと覚えることができる。

Ⅷでは、主人公が勇気スキル?を70まで上げると覚える。

非常に強力な威力を持つ呪文だが、使用者が必ず死ぬという仕様であることから、なかなか使いづらい呪文。
攻略本にはよく「最後の手段」「ピンチの時だけ使おう」と書かれているが、ピンチの時にメガンテを使っても、ピンチを脱出するどころか、更に傷口を広げることが多い。
むしろ戦闘開始直後に自爆して、すぐにザオリクで立て直すと効果的。破壊力は抜群だ。

なお、この呪文はⅤまではザキ系とは異なる攻撃に分類されていたため、ほぼ全部のザコ敵に効いたのだが、
Ⅵ以降は扱いが変わり、即死系攻撃としてザキ系と統一されたため、使いどころが更に減ってしまった。

モンスターサイド

上に記されている通り、味方サイドから見ると全くと言っていい程使えない呪文なのだが、
その凄まじく強力な威力から、ザキ系やパルプンテと並ぶ、むしろ敵に使われると非常に怖い呪文の一つである。

特に発動すると確実に全滅という仕様のⅡでは、使い手の【デビルロード】はロンダルキアの恐怖の一つとして多くのプレイヤーに恐れられている。
更に、ハーゴンの3幹部の1人である【バズズ】まで使うので始末が悪過ぎる。但しデビルロード、バズズ共にラリホーが有効なのが救い。

Ⅲ以降では、有名な使い手のモンスター【ばくだんいわ】が登場。
「笑っている→笑っている→メガンテ」という有名かつ独特な行動で呪文を発動し、今もなお数々のプレイヤーを苦しめている。
もはや現在ではこの呪文はほぼ彼の専売特許と化している。

一応ベビーサタンやばくだんベビーも使うが、こいつらは元々MPが0なので発動出来ない。
ばくだんいわに限らずこの呪文の使い手は、無力化するか一気にダメージを与えて倒すのがDQシリーズのセオリーである。

言うまでもないが、ボスにはこの呪文は効かない。
なお、FC版Ⅲでは、この呪文をマホカンタで跳ね返すと激しくバグるという現象が起こるので注意。

トルネコシリーズ

トルネコ2では、魔法使いに転職したトルネコがメラと共に覚えている初期呪文。
その効果はそれぞれ1/2の確率でフロア内の敵が全滅するかトルネコが死亡するかという実に大味なもの。
普通にプレイしている人は、これを使う暇があったらリレミトを使うだろう。
ところが、「魔法屋のバシルーラで今までに行った最も上の階へ行く」→「メガンテ」→「次の階へ行きメガンテ」
を繰り返す事で、どんなダンジョンも金さえあればクリア出来る事が判明、トルネコ2では最も多用される呪文となった。
さらにこの際に得た大量の経験値によりレベルアップ、リレミトを習得してレアアイテムを持ち帰るのが定石である。
流石にゲームバランス的に問題があったのか、GBA版ではメガンテで倒した敵からは経験値を得られなくなったが、相変わらず多用されている。
トルネコ2公式パーフェクトガイドのスペシャルインタビューにおける中村光一氏曰く「男は黙ってメガンテ」。

DQMBⅡ

バトルマスターまたは勇者と組むと使える爆弾岩が「わらう」を使用後、3回攻撃を受けると使用可能。
敵に900程の大ダメージを与えるが、自分も600程ダメージを受ける。
狙う際は全体攻撃や2回攻撃を多様するチーム戦でやらないと、チームの攻撃回数が減って不利になる。
なお、この呪文の反動でHPが0になることはない。

その他

小説・漫画・アニメでは味方が戦闘などで窮地に陥ったところで使われている。
詠唱者は当然死亡するが、その相手の敵は大体ボス級である為か倒すまでには至っていない。
有名なシーンとしては「ダイの大冒険」1巻のアバンが使うところだろう。
久美沙織氏著のV小説では、仲間のばくだんいわのロッキーが戦闘ではなく、大神殿の崩壊から仲間を守る為にこれを使った。

北米版Ⅷではこの呪文の名称が「kamikazee」、即ち「神風」になっている。
元ネタは、第二次世界大戦の際に日本兵が行った「神風特攻」だろう。日本人にはとても笑えるネタではない。
ちなみにⅡ~Ⅶは「Sacrifice」(英語で「犠牲」)。