概要

裏世界に存在する、壁がなく柱と天井だけの廃墟様建築。神保町の雑居ビルエレベーターから通じる、二人が主に裏世界での拠点としている場所である。周辺地形よりも高さがあり、裏世界に於けるランドマークとして機能している。
屋上はひび割れたコンクリートタイルで覆われ、腰くらいの高さの鉄柵で囲まれている。屋上から下の階へ至る階段はなく、柵の切れ目から地上へと続く梯子があるのみ。
エレベーターによってこの場所に至ったにも関わらず骨組みビルにはエレベーターシャフトもなく、また一階には床もなく剥き出しの地面になっている。
柱の一本にはドラム缶が寄せられ、中で火を焚いた跡がある。周囲には椅子代わりか、コンクリートブロックが積み重ねられている。

初めてその屋上に出た時、空魚は地上までの距離を「十階分の高さ」と表現している*1。この時点では階数についての明確な描写はなかったが、のちにコンクリートをくり抜いて下の階へ降りる梯子をかけた時に初めて、屋上階の下の階が十階であると明言された*2
おそらく元の雑居ビルが高さ10階であり、故に骨組みビルも10階の高さを持つものとして認知されたのではないかと予想される。

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最終更新:2024年03月21日 14:03