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[[E101/102 越前部隊まとめ]] *E101/102 越前ギーク分隊 情報戦1 **作戦案 【基本方針】 ギークによるハッキングで敵部隊に情報戦をしかけ、友軍情報の隠蔽・改ざんを行い、友軍部隊の戦闘を援護する。 【作戦手順】: ・敵システムへの侵入:電子妖精を使用する。電子妖精からウィルスを仕掛け、自己増殖して他のコンピュータに感染、浸透して・以後の侵入経路を確保。また、密かに情報を改竄する。 ・改ざん:自動人形のレーダーを麻痺させた後、ウィルスによる情報の改竄で本来存在しない友軍部隊を示し、敵の注意を引きつける。 ・改ざん:奇襲をかける友軍部隊の存在を自動人形のセンサーから隠蔽する。 【システム侵入の詳細】: ・制御系など複数系統用用意されていて、ブロックが堅い所をさけ観測システム等後付の弱い部分に対してアクセスを行い制御を奪いデータの改ざん等を行う ・ファイヤーウォールやアイスなどのハッキング対策が施されている可能性が高い為、こちらの機器への被害がでないようにモニタリングに注意する 【改ざんの詳細】 ・敵軍の自動人形への指示を解読し、情報を取得する。 ・敵自動人形部隊の支持に侵入して情報を取得することにより、友軍部隊を敵ルートからはずす。 ・既に交戦中の友軍部隊に、さも増援が来るような情報を偽装する。 ・別ルートから攻撃対象に迫る友軍部隊の存在を隠蔽する。 ・友軍>敵自動人形へのロックオン警報を消し、敵を混乱させる。 ・味方部隊の偽情報は複数種類作成する。 ・敵の攻撃目標を誤認させ、経路をこちらの都合に合わせて誘導する。 【装備】 ・電子妖精”優填”および、優填に含まれる各種ハッキングツール ・ハッカーの知恵熱・オーバーヒートを防ぐ冷却材(冷えピタ)。 【部隊能力】 ・ハッカー部隊なのでコンピュータ、ハッキング、ネットワークに対する知識を習熟している。 ・情報処理の機器に習熟しておき、的確に操作する ・視野狭窄に陥ることなく、視野を広くもち判断する。 ・作業は高速かつ冷静に行う。 判断には"文殊"データベースによる戦略支援システムも援用する。 ・報告・連絡・相談を確実に行う。 ・ハッキング、情報収集、解析等などグループごとにわかれ連携をとることで精度、効率を高める。 【敵ハッキングからの防御】 ・自軍ネットワークにおいて本当の情報はプロテクトの堅いところにおいておき、偽情報を比較的プロテクトの薄いところにおいておく。これにより敵にこちらの情報をつかませない。 ・自軍内のネットワークは事前にランダム暗号鍵を生成しておき、指定されたタイミングにより定期的に切り替えられるようにしておき、重要度の高い情報を隠蔽する。 ・敵による侵入を防ぐためファイヤーウォール、ICEを使用する。 ・通信路を遮断された場合は、サイボーグのナショナルネットを予備回線として使用する。 **SS・イラスト ―――存在しないメモリ領域からのアクセスを確認 ***越前統合侵入電子妖精“優填” :U|nited :T|respasser of :E|chizen's :N|etrace ---- 深夜の執務室。いつも通り越前にその名を響かせる電脳摂政・黒崎は頭に冷却用の濡れタオルをかぶせて今日も深夜まで執務に励んでいた。目の前には電脳摂政に似つかわしくない書類の束が山積されていて、それを前に黒埼は眉をしかめていた。 と、モニターの明かりだけだった部屋がぱっと明るくなった。 「まったく、いつも暗い部屋で。明かりくらい使って下さい」 「ん…朱居さんか」 「それと根詰めすぎないように。みんな心配してます。あとたまには顔出して下さい。それからここにお茶置いてきますよ」 「ああ、すまないな」 苦笑を浮かべて黒埼は後ろを振り返った。 すると開いた扉から飛び出した何かが不意に黒埼の視界を塞いだ。 「く・ろ・さん♪なにして遊んでるの~?」 それは最初、大きな蝶のように見えた。しかし蝶がしゃべるはずもない。青白く光る髪をなびかせ透き通った羽をもつ小さな人型の少女。妖精と言う呼び方がしっくりくるこの少女こそ、 越前が開発した越前統合侵入電子妖精<United Trespasser of Echizen's Netrace>“優填”であった。 しかし越前情報技術の粋を集めた電子妖精を前にして、産みの親である黒埼は渋面を浮かべた。 「……その呼び方はやめろといつも言っているだろう」 まるで虫でも追っ払うように黒埼が手を振ると、電子妖精・優填は黒埼の使っている端末のモニターにふわりと腰かけた。口を尖らせて言い募る。 「いいじゃーん!パパ♡、って呼ぶともっと嫌がるくせにー」 「当たり前だ!!」 「じゃあ、黒さんで。それとも黒様とか呼ばれたいの?」 「ぐぐ……こほん。まあいい、好きに呼びたまえ」 「はーい♪じゃあパパでもいいってことね」 「それは却下だ!」 #ref(http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/451.jpg,,width=600) (電子妖精にやり込められる我らが電脳摂政の図・絵:朱居まりあ<再利用>) 電子妖精相手にムキになる自分に半ば自嘲しつつ、黒埼はため息をついた。まったくそんな言葉どこで覚えてくるんだ、とぼやきつつも、しかし黒埼はこの電子妖精という存在に可能性を感じていた。最初はたんなるデータ収集やハッキングを仕掛ける際の便利なツールという意識しかなかった黒埼だったが、自律型のプログラムである優填は勝手に言語などのデータを集積しはじめ、今ではこうして会話することすら可能なのだ。  やり取りを見ていた朱居は毎度のやり取りに苦笑を浮かべて何も言わずに退室した。 その間に優填の興味は黒埼の見ている分厚い紙束に移っていた。原始的な情報集積手段に対する知的好奇心とでも言おうか。 「これはなーに?」 「ん……なに、お前に遊び場をやろうとおもってな」 /*/ 翌日、謁見室に現われたのは目元に大きなクマを作った黒埼だった。珍しく携帯端末でなくぶ厚い紙束を持っている。 「なんだ…?」 差し出されたそのぶ厚い文書の束を見て、セントラル越前は訝しげな表情でそう言った。 その書類には『文殊第2データセンター』の設立、というタイトルと共に、ガラス張りの高層建築に集積されたネットワークとサーバ群のイメージ映像が添付されていた。 「こんなものを今更作ってどうしようと言うんだ?」 その問いに、黒埼はわが意を得たりとばかりに詳細を話し始めた。 「これは、偽装です」 本命はデータセンターに偽装された『電子妖精のための演習場』。それが狙いだと黒埼は語った。 「なんでここまでのものが必要なんだ」 「電子妖精を動かすためだけで、膨大なマシンパワーを必要とします。それが狙うべき対象もまた、同じだけのスペックが必要です。でなければ演習とはいえない」 「なぜそこまでの演習が必要だ。十分なスペックは期待できるのだろう?」 「経験が足りない。次の敵が強大になることははっきりしています。できる限りの訓練経験を積ませるべきです。 ―――優填にも、我々にも。」 しかしなおも藩王越前は渋面のままだった。 「ここまで大きくやれば、偽装もなにもなく、他国が嗅ぎつけそうなもんだが」 「それでもいい。敵に伝わらなければいい話です。それに―――」 「それに?」 「仮に情報が漏れていたとしても――――この演習が終わったあとのあいつを止められるな障害なんて、ありゃしませんよ」 そう言った黒埼の顔には、普段の苦笑ではない、我が子を誇るような笑みが浮かんでいた。 /*/ 演習は滞りなく進んでいた。 『調子はどうだ?』 「んー。なんとなく動きが重い感じがする」 『ふむ。調整してみよう…よし、次の目標を出す』 ナショナルネット内にいる優填の疑似視界に、輪っかを組み合わせたような物体が浮かんできた。これでもワームの一種なのだが、浮かんでいるだけで特に動きは見えなかった。 『あれを撃破してくれ』 「やっつけちゃうの?」 『ああ』 「りょーかい♪」 優填は羽を一度振るわせると稲妻のような速度で輪っかに迫った。 はせ違う瞬間に手から魔法のように光の剣を出現させると、輪っかを一刀両断にする。 「ちょろいちょろい~♪」 『よし、続いていくぞ』 言葉とともに今度は一気に100体ほどの輪っかが現れる。 「ちょ、ちょっといきなり増え過ぎ~」 『新しいプログラムがあるだろう?それを試してみてくれ』 「あ、そっか、心赤ちゃんがいたっけ。よっし心赤ちゃん、いっけー!」 そう言うと優填は羽を振るわせて飛翔した。その拍子に優填の羽から零れおちた小さな光がみるみる小さな少女の形を取り始める。 /*/ 「これが例の…」 「はい、優填の攻撃サポート用電子妖精・心赤<KOAKA>です。優填を空母とすれば、それに搭載される艦載機のような役割を果たす攻撃に特化した電子妖精の亜種です」 黒埼がコンソールを操作して心赤の詳細を呼びだす。優填が妹と呼ぶのも無理はない。その姿は優填と同じく翼持つ少女を模していた。 #ref(http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/500.jpg,,width=600) (心赤スペック画面・絵:朱居まりあ 新規) 「たしかに姿もなんとなく戦闘型っぽいな…この造形は誰が?」 「最終的な視覚デザイン回りは朱居女史が組んでます。優填までの機能はありませんが、彼女の機構を元に戦闘用に特化したプログラムを組み込んであります。敵セキュリティとの交戦を任せて優填を侵入に専念させる、そういう使い方もできます」 「なるほどな…。腰の左右に付けてる道具は何だ?」 「あれはツールボックスです。ICEブレイク用のデヴァイスや攻撃用デヴァイス、鎧型デヴァイスなどを収納してあります」 「なるほど…」 モニターの向こうでは心赤が無数のワームを光の剣で薙ぎ払い大立ち回りを演じていた。視覚にはそう見えるが、その実凄まじい勢いでネットワーク上のワームを除去していた。 「戦闘能力だけなら優填以上だな…」 「ええ、戦闘特化型の電子妖精ですから」 「優填本体の攻撃型への改良はどのくらいかかる?」 マスク越しにわかるほど不意に鋭くなった藩王越前の視線に黒埼は目を細める。 「本来ならあいつには情報の海を自由に泳いでいて欲しい所ですが。この状況ではいたしかたない、か。……すでにバージョンアップに必要な改良データは揃ってます。心赤<コアカ>の方も、すでに実戦仕様型のリリース準備は整ってます」 セントラル越前はそれらをじっと聞いていたが、不意に天を仰いだ。 「…また宇宙へ上がる時期は近い……その時が電脳国家越前の、そして優填の底力を見せる時だ―――」 モニターの中では最後のワームプログラムが撃破され、ピースをする優填とその近くで戦闘態勢を崩さず待機する心赤の姿が映し出されていた。 /*/  それは音もなく現れ 音もなく消えていく 目をつぶった時に入りこみ 目を開けた時には消えている さながら妖精のごとく **参戦者RP ** 応援 - 「ワームに、確保したデータが認識できなくなるフォゲット(物忘れ)ウイルスを仕込んで敵の各領域(グリッド)へ放出させなさい!」 -- 朱居まりあ@越前藩国 (2007-07-16 18:29:52) - 「優填!遊んでもいいからしっかりと相手の目は潰してくれよ!」 -- 不破陽多@越前藩国 (2007-07-16 21:23:51) #comment
[[E101/102 越前部隊まとめ]] *E101/102 越前ギーク分隊 情報戦2 **作戦案 【基本方針】 ギークによるハッキングで敵部隊の情報戦から守り、友軍情報の隠蔽・改ざんを行い、友軍部隊の戦闘を防御する。 【作戦手順】: ・敵システム侵入への対抗:侵入に対して電子妖精で逆侵入する。電子妖精からウィルスを仕掛け、自己増殖して他のコンピュータに感染、浸透して・以後の侵入経路を確保。また、密かに情報を改竄する。 ・改ざん:自動人形のレーダーを麻痺させた後、ウィルスによる情報の改竄で本来存在しない友軍部隊を示し、敵の注意を引きつける。 【システム侵入の詳細】: ・制御系など複数系統用用意されていて、ブロックが堅い所をさけ観測システム等後付の弱い部分に対してアクセスを行い制御を奪いデータの改ざん等を行う ・ファイヤーウォールやアイスなどのハッキング対策が施されている可能性が高い為、こちらの機器への被害がでないようにモニタリングに注意する 【改ざんの詳細】 ・敵軍の自動人形への指示を解読し、情報を取得する。 ・敵自動人形部隊の支持に侵入して情報を取得することにより、友軍部隊を敵ルートからはずす。 ・既に交戦中の友軍部隊に、さも増援が来るような情報を偽装する。 ・別ルートから攻撃対象に迫る友軍部隊の存在を隠蔽する。 ・友軍>敵自動人形へのロックオン警報を消し、敵を混乱させる。 ・味方部隊の偽情報は複数種類作成する。 ・敵の攻撃目標を誤認させ、経路をこちらの都合に合わせて誘導する。 【装備】 ・電子妖精”優填”および、優填に含まれる各種ハッキングツール ・敵からの逆探知・カウンターハックを防ぐためのデコイ、およびハニーポット・サーバ。 ・ハッカーの知恵熱・オーバーヒートを防ぐ冷却材(冷えピタ)。 【部隊能力】 ・ハッカー部隊なのでコンピュータ、ハッキング、ネットワークに対する知識を習熟している。 ・情報処理の機器に習熟しておき、的確に操作する ・視野狭窄に陥ることなく、視野を広くもち判断する。 ・作業は高速かつ冷静に行う。 判断には"文殊"データベースによる戦略支援システムも援用する。 ・報告・連絡・相談を確実に行う。 ・ハッキング、情報収集、解析等などグループごとにわかれ連携をとることで精度、効率を高める。 【敵ハッキングからの防御】 ・自軍ネットワークにおいて本当の情報はプロテクトの堅いところにおいておき、偽情報を比較的プロテクトの薄いところ(ハニーポット・サーバ)においておく。これにより敵にこちらの情報をつかませない。 ・自軍内のネットワークは事前にランダム暗号鍵を生成しておき、指定されたタイミングにより定期的に切り替えられるようにしておき、重要度の高い情報を隠蔽する。 ・敵による侵入を防ぐためファイヤーウォール、ICEを使用する。 ・通信路を遮断された場合は、サイボーグのナショナルネットを予備回線として使用する。 **SS・イラスト ―――存在しないメモリ領域からのアクセスを確認 ―――pass? ―――**** ―――貴方の名前は? :U|nited  :T|respasser of  :E|chizen's  :N|etrace ---- ***越前統合侵入電子妖精“優填” 深夜の執務室。いつも通り越前にその名を響かせる電脳摂政・黒崎は頭に冷却用の濡れタオルをかぶせて今日も深夜まで執務に励んでいた。目の前には電脳摂政に似つかわしくない書類の束が山積されていて、それを前に黒埼は眉をしかめていた。 と、モニターの明かりだけだった部屋がぱっと明るくなった。 「まったく、いつも暗い部屋で。明かりくらい使って下さい」 「ん…朱居さんか」 「それと根詰めすぎないように。みんな心配してます。あとたまには顔出して下さい。それからここにお茶置いてきますよ」 「ああ、すまないな」 苦笑を浮かべて黒埼は後ろを振り返った。 すると開いた扉から飛び出した何かが不意に黒埼の視界を塞いだ。 「く・ろ・さん♪なにして遊んでるの~?」 それは最初、大きな蝶のように見えた。しかし蝶がしゃべるはずもない。青白く光る髪をなびかせ透き通った羽をもつ小さな人型の少女。妖精と言う呼び方がしっくりくるこの少女こそ、 越前が開発した越前統合侵入電子妖精<United Trespasser of Echizen's Netrace>“優填”であった。 しかし越前情報技術の粋を集めた電子妖精を前にして、産みの親である黒埼は渋面を浮かべた。 「……その呼び方はやめろといつも言っているだろう」 まるで虫でも追っ払うように黒埼が手を振ると、電子妖精・優填は黒埼の使っている端末のモニターにふわりと腰かけた。口を尖らせて言い募る。 「いいじゃーん!パパ♡、って呼ぶともっと嫌がるくせにー」 「当たり前だ!!」 「じゃあ、黒さんで。それとも黒様とか呼ばれたいの?」 「ぐぐ……こほん。まあいい、好きに呼びたまえ」 「はーい♪じゃあパパでもいいってことね」 「それは却下だ!」 #ref(http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/451.jpg,,width=600) (電子妖精にやり込められる我らが電脳摂政の図・絵:朱居まりあ<再利用>) 電子妖精相手にムキになる自分に半ば自嘲しつつ、黒埼はため息をついた。まったくそんな言葉どこで覚えてくるんだ、とぼやきつつも、しかし黒埼はこの電子妖精という存在に可能性を感じていた。最初はたんなるデータ収集やハッキングを仕掛ける際の便利なツールという意識しかなかった黒埼だったが、自律型のプログラムである優填は勝手に言語などのデータを集積しはじめ、今ではこうして会話することすら可能なのだ。  やり取りを見ていた朱居は毎度のやり取りに苦笑を浮かべて何も言わずに退室した。 その間に優填の興味は黒埼の見ている分厚い紙束に移っていた。原始的な情報集積手段に対する知的好奇心とでも言おうか。 「これはなーに?」 「ん……なに、お前に遊び場をやろうとおもってな」 /*/ 翌日、謁見室に現われたのは目元に大きなクマを作った黒埼だった。珍しく携帯端末でなくぶ厚い紙束を持っている。 「なんだ…?」 差し出されたそのぶ厚い文書の束を見て、セントラル越前は訝しげな表情でそう言った。 その書類には『文殊第2データセンター』の設立、というタイトルと共に、ガラス張りの高層建築に集積されたネットワークとサーバ群のイメージ映像が添付されていた。 「こんなものを今更作ってどうしようと言うんだ?」 その問いに、黒埼はわが意を得たりとばかりに詳細を話し始めた。 「これは、偽装です」 本命はデータセンターに偽装された『電子妖精のための演習場』。それが狙いだと黒埼は語った。 「なんでここまでのものが必要なんだ」 「電子妖精を動かすためだけで、膨大なマシンパワーを必要とします。それが狙うべき対象もまた、同じだけのスペックが必要です。でなければ演習とはいえない」 「なぜそこまでの演習が必要だ。十分なスペックは期待できるのだろう?」 「経験が足りない。次の敵が強大になることははっきりしています。できる限りの訓練経験を積ませるべきです。 ―――優填にも、我々にも。」 しかしなおも藩王越前は渋面のままだった。 「ここまで大きくやれば、偽装もなにもなく、他国が嗅ぎつけそうなもんだが」 「それでもいい。敵に伝わらなければいい話です。それに―――」 「それに?」 「仮に情報が漏れていたとしても――――この演習が終わったあとのあいつを止められるな障害なんて、ありゃしませんよ」 そう言った黒埼の顔には、普段の苦笑ではない、我が子を誇るような笑みが浮かんでいた。 /*/ 演習は滞りなく進んでいた。 『調子はどうだ?』 「んー。なんとなく動きが重い感じがする」 『ふむ。調整してみよう…よし、次の目標を出す』 ナショナルネット内にいる優填の疑似視界に、輪っかを組み合わせたような物体が浮かんできた。これでもワームの一種なのだが、浮かんでいるだけで特に動きは見えなかった。 『あれを撃破してくれ』 「やっつけちゃうの?」 『ああ』 「りょーかい♪」 優填は羽を一度振るわせると稲妻のような速度で輪っかに迫った。 はせ違う瞬間に手から魔法のように光の剣を出現させると、輪っかを一刀両断にする。 「ちょろいちょろい~♪」 『よし、続いていくぞ』 言葉とともに今度は一気に100体ほどの輪っかが現れる。 「ちょ、ちょっといきなり増え過ぎ~」 『新しいプログラムがあるだろう?それを試してみてくれ』 「あ、そっか、心赤ちゃんがいたっけ。よっし心赤ちゃん、いっけー!」 そう言うと優填は羽を振るわせて飛翔した。その拍子に優填の羽から零れおちた小さな光がみるみる小さな少女の形を取り始める。 /*/ 「これが例の…」 「はい、優填の攻撃サポート用電子妖精・心赤<KOAKA>です。優填を空母とすれば、それに搭載される艦載機のような役割を果たす攻撃に特化した電子妖精の亜種です」 黒埼がコンソールを操作して心赤の詳細を呼びだす。優填が妹と呼ぶのも無理はない。その姿は優填と同じく翼持つ少女を模していた。 #image(denshiyousei1.jpg,,width=600) (心赤スペック画面・絵:朱居まりあ 新規) 「たしかに姿もなんとなく戦闘型っぽいな…この造形は誰が?」 「最終的な視覚デザイン回りは朱居女史が組んでます。優填までの機能はありませんが、彼女の機構を元に戦闘用に特化したプログラムを組み込んであります。敵セキュリティとの交戦を任せて優填を侵入に専念させる、そういう使い方もできます」 「なるほどな…。腰の左右に付けてる道具は何だ?」 「あれはツールボックスです。ICEブレイク用のデヴァイスや攻撃用デヴァイス、鎧型デヴァイスなどを収納してあります」 「なるほど…」 モニターの向こうでは心赤が無数のワームを光の剣で薙ぎ払い大立ち回りを演じていた。視覚にはそう見えるが、その実凄まじい勢いでネットワーク上のワームを除去していた。 「戦闘能力だけなら優填以上だな…」 「ええ、戦闘特化型の電子妖精ですから」 「優填本体の攻撃型への改良はどのくらいかかる?」 マスク越しにわかるほど不意に鋭くなった藩王越前の視線に黒埼は目を細める。 「本来ならあいつには情報の海を自由に泳いでいて欲しい所ですが。この状況ではいたしかたない、か。……すでにバージョンアップに必要な改良データは揃ってます。心赤<コアカ>の方も、すでに実戦仕様型のリリース準備は整ってます」 セントラル越前はそれらをじっと聞いていたが、不意に天を仰いだ。 「…また宇宙へ上がる時期は近い……その時が電脳国家越前の、そして優填の底力を見せる時だ―――」 モニターの中では最後のワームプログラムが撃破され、ピースをする優填とその近くで戦闘態勢を崩さず待機する心赤の姿が映し出されていた。 /*/  『友軍全艦隊、及びI=D配置完了。降下作戦発動予定時刻まで10800秒を切りました』 『敵艦隊接近中。接敵まであと……』 「―――宇宙か…ずいぶん久しぶりな気もするが…まだあれからそう経ってもいない、か」 「もっとも知らぬうちにずいぶんでかいのが居座ってるみたいですけどね」 オペレーターが戦闘開始を告げる中、黒埼とWishは眼前のモニターに映し出される巨大要塞を見据えてそう呟いた。 「あれにアタックすることになるな」 「相手にとって不足なし。腕が鳴りますよ。それにこちらには切り札もあります」 『あ、それってわたしのことー?』 不意にモニターの中から優填が会話に加わってくる。その姿は前の姿より幾分細身になっていて、青みがかっていた髪はエメラルドグリーンのような髪色にかわっている。  「まあ、たまにこれが切り札かって思えるがな」 『あーひどいー』 軽口に、黒埼の表情がふっと緩み、そしてまた引きしまる。 「敵は絶望的にでかい。だが、でかいからこそ隙がある。そしてその隙間をすり抜けられるのは我々と優填、お前だけだ。……頼んだぞ」 『んー、前半よくわからないけど、まっかせといてー♪』 「全く…その緊張感のなさだけはやってられんが……だが、安心してお前を送りだせるのも、それ故かな…。よし、越前情報戦部隊、戦闘配置!優填の取得した情報及び突破したルートを狙って情報戦を仕掛ける」 『はいはーい、それじゃちょっと行ってきまーす♪』 「……無事で帰ってこいよ」 /*/ 心赤を使用した陽動で、敵のプロテクトの第二階層まではすんなり潜りこむことに成功した。 しかしその先に進もうとした途端、先端が槍の穂先のようにとがった触手のようなものが何本も現れ行く手を塞いだ。防御用のワームである。一点めがけて一斉に突っ込んできたそれらに向かって、優顛はとっさに盾をつきだした。 攻性防壁プログラムでできた盾に触れた触手<ワーム>はその触れた先端から分解されたよう に消失する。しかし半分くらいまで消失した所で触手は復元して再び優顛を狙ってその鎌首を もたげた。アタックを受けた所から相手に攻撃をしかける攻性防壁の盾が、じりじりと削られていく。自己修復するワームの群れ。さすがに敵セキュリティが半端ではない。 ――――このままじゃ、じり貧ね――――― その瞬間。 焦れる優顛を嘲笑うかのように今まで一点に集中していた触手群が散開し突っ込んできた。その様は、さながらライブラリにあった槍ぶすまという戦術を彷彿とさせる。 有効なオプションを選択する余裕もなく、緊急時自動回避機動が発動し優顛は身を翻して飛翔した。的を外した槍の弾幕は空中で急速に向きを変えると、凄まじい速度で上方に飛んだ優顛に追従する。緊急回避のせいで優顛は一瞬動きを止めていた。 そこに豪雨のような槍の穂先が降り注ぐ―――。 /*/ 「優填の反応は!?」 「第二障壁まで突破した模様。ただ、侵入速度が落ちています」 「敵の妨害か」 「さすがにあの要塞、とんでもないプロテクトがかかってますよ」 むしろ挑むような表情でガロウが呟く。楽しみでしょうがない、と言う風に。 「デコイの数をもっと増やせ、こちらの防壁を厚くして、できるだけこっちに食いつかせるんだ!」 「すでにやってます!」 悲鳴のような声がWishの席から上がる。すでに処理能力的には限界一杯であった。 「くそう……優填、無事でいろよ…」 /*/ 優填はとっさにプログラムを切り離し、即席のデコイを組上げて敵のアタックを回避していた。しかしそのせいで機能低下はいなめなかった。 速度が落ちたまま敵の槍をかわし続ける優填。プログラムを切り離して対処しているが、当然それにも限界がある。すでに優填は外見のデータ修復がきかないほどボロボロの状態にされていた。 対策がないままに敵は今度は優填を囲むように槍状のワームを展開させると、四方から攻撃を仕掛けてくる。 「っく!」 とっさに光剣状のブレイクデバイスを抜いて槍の一部を斬り飛ばす。だが四方を囲む槍はなおも優填を狙うことをやめない。 #ref(denshiyousei3.jpg,,width=400) (電子妖精戦闘イラスト・絵:朱居まりあ 新規) 斬り飛ばした先から再生するワームがついに優填を捕らえる時がきた。すでにデコイの使用も不可能な状態。 優填はきつく目を閉じた――――。 /*/ 「黒埼さん!優填が!」 「……だが、ここからでは何もできん!」 その時だった。 オペレーターの一人が叫びをあげる 「識別不能のアクセスを確認。……これは!?」 「どうした!?」 「存在しないメモリ領域からアクセスが……」 「なんだと、敵に防壁を突破されたのか!?」 「いえ、そういうわけではないようですが…」 「これは…声?文殊がどこかとアクセスしています。……すごいデータ量だ!」 その時、何かが黒埼の思考に触れた。 「そのデータ、優填のいるサーバーに回せ!大至急だ!」 「し、しかし」 「そのくらいできるだろう、早くしろ!」 /*/ それは突然だった。優填が侵入している敵サーバ―内に突然大容量のデータが流入したのだ。 大容量データは図らずもDoS攻撃となって、敵サーバーを過負荷状態に追い込んでいた。そのおかげであれだけ優填を追い詰めたワーム群も動きが鈍り、優填はボロボロになりつつその包囲から脱することができた。 優填はおぼつかない飛翔でそのデータが流入している所に向かった。何かはわからない、ただそこに行かなくてはならないと何かが命令していた。 光があふれ出すようにありえない領域からデータがあふれ出していた。 優填の能力は、その未知のデータを読み取っていた。音声オブジェクトとなったデータを再生する。 それは――――――NWからの声。 (応援を入れて下さい) 歩露@芥辺境藩国 : 「ハックしてしまえー! 要塞の目を欺きましょう!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「ハッキングがんば~!」 キギ@無名騎士藩国 : 「まずは防壁やぶりから」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「気のせいだ~気のせいなんじゃ~気のせいや~」 キギ@無名騎士藩国 : 「防壁のあとは敵のレーザー、センサの目を盗みましょう。」 ハロルド・ロット@ながみ藩国 : 「超長距離射程から狙い撃ちなんてゴメンだ! 隠蔽隠蔽!!」 忌闇装介@akiharu国 : 「あれだけでかいと穴も多い!索敵センサーの隙をつけー!」 結城杏@世界忍者国 : 「身を隠すのにハックしてもいいよね、うん大丈夫だよね。よしやってしまえー!」 南無@るしにゃん王国 : 「情報を制すものは全てを制します。ここでおさえて行きましょう」 たぐ@FEG : 「撹乱させてやりましょう」 砂神時雨@たけきの藩国 : 「手順どおりにハックしてくださいね!」 うにょ@海法よけ藩国 : 「あなたはだんだん見えなくな~る~」 田中申@akiharu国 : 「すごい位置に僕たちの映像とか出すです!」 歩露@芥辺境藩国 : 「敵の防壁を焼き払ってしまえー!」 近衛カケル@海法よけ藩国 : 「少しでも有利に戦うためにも、頑張ってくれー」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「やっぱ要塞はからめ手で攻めるのがいいね」 荒川真介@芥辺境藩国 : 「戦いは相手が混乱させた方が勝つ、一気に敵を掻き回すんだ」 忌闇装介@akiharu国 : 「身を隠すより敵の目を塞いだほうが早いってね!!」 キギ@無名騎士藩国 : 「分担を決めて情報処理の負荷を分散。効率アップです」 メビウス@海法よけ藩国 : 「未来戦は情報戦から始まるのです」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「いけー、後を残さないように」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「電子戦で隠蔽するのもいいが、ハッキング事態も隠蔽しないとね」 雅戌@玄霧藩国 : 「丁寧なお仕事、お願いしますね」 キギ@無名騎士藩国 : 「防壁の硬い部分よりもやわらかいところから攻めていきましょう」 田中申@akiharu国 : 「かくれんぼなら最強ですよ!」 一井号太@FEG : 「防衛システムにジャミングかけれるかな?」 ハロルド・ロット@ながみ藩国 : 「ファイヤーウォールを突破したら、司令部を半崩壊させられるぞ! ここで戦局をこちらに引き込むんだ!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「あ、ミス。ハッキング自体も隠蔽しつつ行うように~」 メビウス@海法よけ藩国 : 「ジャミングジャミング~」 キギ@無名騎士藩国 : 「レーダー」 歩露@芥辺境藩国 : 「隠れてこそこそするのなら、こっちだって出来るんだ!」 ジャイ@FEG : 「ハッキングしてセンサー類を潰しましょう」 青にして紺碧@海法よけ藩国 : 「ハッキング、ハッキング。敵からコントロールを奪い取れ」 藻女@神聖巫連盟 : 「敵が何で見ているか知らないけれど、信用できるものを壊していけば動きにくくなるはずです」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「しっかりハッキング!」 キギ@無名騎士藩国 : 「センサ、レーダを把握したら、味方の数を偽装、位置を改ざんです」 風理礼衣@FEG : 「ハッキングで、遮蔽しましょう」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「コントロールを奪い取れればいけます、敵は崩れますよ」 雅戌@玄霧藩国 : 「応援してます。ハッカーさん」 田中申@akiharu国 : 「痕跡っぽいのをこっそり逆方向に映し出すです!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「あれだけデカイと逆にこういう方法が有効になるものだね」 キギ@無名騎士藩国 : 「ついでに敵部隊間の連絡も妨害しましょう」 歩露@芥辺境藩国 : 「我々のデータをリアルタイムで改ざんすれば!」 藻女@神聖巫連盟 : 「クラッキングです」 南無@るしにゃん王国 : 「無理に隠す必要はありませんよ、自然な流れを装うのです」 メビウス@海法よけ藩国 : 「ジャミングによる完全なる隠蔽を!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「ハッキング。貴官らにしかできません、お願いします」 キギ@無名騎士藩国 : 「ハッキングしたら、やり返されないように防御も忘れずに。」 橘@akiharu国 : 「擬装用データで敵の目を欺くのだァー」 高神喜一郎@紅葉国 : 「偽情報を、送信です!」 忌闇装介@akiharu国 : 「戦場でかち合う前から戦いは始まっているぜ!」 青にして紺碧@海法よけ藩国 : 「ダミーのデータですぱっと」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「ハッキングはまかせた!」 S43@るしにゃん王国 : 「世界は情報に満ちている。上手くコントロールしてください」 久堂尋軌@世界忍者国 : 「ワームを流して!情報混乱させましょう」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「大きければ大きいほど、どこか完全な場所もあるはず。見つけ出してそこからハックハック!」 雅戌@玄霧藩国 : 「味方の存在を気取らせないようにしてください。位置さえ捕まれなければ包囲もされません。お願いします」 クレール@るしにゃん王国 : 「ダミー情報もよく散らして!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「頼みました。情報の扱いは貴官らがトップです」 S43@るしにゃん王国 : 「絶技:多重応援! リューンよ!同胞に助力を!」 青にして紺碧@海法よけ藩国 : 「かーくーせ、かーくせー。かくらんしてかーくーせ」 ガロウ@越前藩国 : 「思いっきり撹乱しちゃってください!」 鍋野沙子@鍋の国 : 「見つからないでー」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「よっしゃーまずは相手の五感から倒してやれ~!」 睦月@玄霧藩国 : 「かく乱してしまえー!」 リバーウィンド@akiharu国 : 「情報を制するものが戦を制すると申します。お願いしますよっ」 越智大治郎@玄霧藩国 : 「かくらんかくらんー」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「大規模隠蔽、撹乱ですよ撹乱」 駒地真子@詩歌藩国 : 「見つからないように気をつけて、最初が肝心っ」 田中申@akiharu国 : 「めちゃくちゃ大きなデータを送って処理させるです」 くぅ@玄霧藩国 : 「情報のかく乱を!」 雅戌@玄霧藩国 : 「サイハッカーさんも越前ギーグさんも頑張って! 電子妖精の力を借りれば!」 鍋 黒兎@鍋の国 : 「つい目を向けてしまうようなあやしーデータも送りつければ! 目をそらしてその間にもっといろいろやるのです!」 経@詩歌藩国 : 「うっかりさせちゃいましょう!」 でかあさ@フィーブル藩国 : 「相手に偽情報送ってかく乱しちゃいましょう!」 マイム@玄霧藩国 : 「最初が大事ですー。がんばって!」 睦月@玄霧藩国 : 「宇宙戦では情報が重要!制してしまえばこっちのもんです!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「0と1の世界で、貴官らに右に出るものはありません。お願いします」 小宇宙@キノウツン藩国 : 「情報戦は些細な点こそが重要。細部に神は宿ります」 ガロウ@越前藩国 : 「頑張って隠そうー!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「でかけりゃいいってもんじゃない。針の穴をも通す技術を見せつけ...てちゃダメだよね。とにかく気付かれないように」 阪明日見@akiharu国 : 「相手がわからなければこっちのもの!」 空@アウトウェイ : 「隠蔽だ隠蔽ー。とにかく見つかるんじゃないぞ!」 砂神時雨@たけきの藩国 : 「少しでも有利になるように頑張るでござる!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「要塞を木偶の棒にしちゃえ!」 つきやままつり@ヲチ藩国 : 「いつものとおり落ち着いて、情報戦でまず敵の鼻面をかすめてやりましょう」 猫野和錆@玄霧藩国 : 「がんばれ!電子戦で勝てば勝てる!!」 歩露@芥辺境藩国 : 「敵の目を欺き、ナイフを喉元に突き刺しましょう!」 冴月@無名騎士藩国 : 「敵を丸裸にしてやってください!!」 歩露@芥辺境藩国 : 「長距離砲撃を成功させるには、あなたたちの力が必要です!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「敵を欺いたら、あとはこっちのものです」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「どこかに穴があるはず。慎重に探索して要塞のセンサーに侵入してしまえ~!」 メビウス@海法よけ藩国 : 「ふぁいとー」 ハロルド・ロット@ながみ藩国 : 「穴が無ければ作れ!防壁を破壊しろ! 穴は無くても弱い部分はあるはずだ!!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「電子戦ならこっちのもんだ!」 田中申@akiharu国 : 「スペースデブリやメテオロイドを見えなくして、なにもないところにデブリを出すです!」 さちひこ@アウトウェイ : 「集中して作業を」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「電子戦で、我らに右に出るものがなことを、示すのです」 室賀兼一@リワ : 「通信を傍受! 時間差つけて内容変えて同周波数で投げるんだ!」 鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 : 「Crime Hacking start」 たけきのこ@たけきの藩国 : 「うまく敵を欺いてくださいーがんばー!」 歩露@芥辺境藩国 : 「目をつぶせれば、何倍も有利になります! しっかり!」 空@アウトウェイ : 「情報を混乱させるんだー」 織子@ナニワアームズ商藩国 : 「ハッキングしてしまえ~!!」 田中申@akiharu国 : 「矛盾するデータを送って、パニックを起こすです!」 睦月@玄霧藩国 : 「電子戦こそは現代戦の基礎ですよ!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「情報を氾濫させて、処理をとめちゃいましょうか」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「こっそりとハッキング。こっそりと隠蔽」 雅戌@玄霧藩国 : 「さ、落ち着いていきましょう。相手も同じ手を使ってくる可能性があります。お気をつけて」 周船寺竜郎@FEG : 「敵を混乱させてしまえー!!」 くぅ@玄霧藩国 : 」「戦いの基本は情報戦ー!それを先に潰してしまえば!」 鍋野沙子@鍋の国 : 「ハッキングでだまされてしまえー」 雅戌@玄霧藩国 : 「宇宙戦闘においては、データ一つの差異が大きく現れます。ちょっとでいいです。頑張って!」 鍋 黒兎@鍋の国 : 「でたらめなデータを送信っ。右と左を判らなくさせてやるのよ!」 歩露@芥辺境藩国 : 「一発でけりをつけるため、バンバン隠蔽を!」 黒崎克哉@海法よけ藩国 : 「ハッキングやハッキングたのむでー!」 アポロ@玄霧藩国 : 「ここで混乱させられれば後が楽ですよー!がんばってー!」 黒霧@玄霧藩国 : 「地道に頑張れー」 かすみ@FEG : 「ハッキングは少しでも多大な効果があります!頑張りましょう」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「宇宙では大切ですよ、隠れてしまえばこっちの紋です」 竹戸 初@たけきの藩国 : 「情報は勝敗の要。頑張れ!」 歩露@芥辺境藩国 : 「ここで勝たなきゃ、後はないです! 振り向かずにやっつけてー!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「要塞だけでなく、哨戒中の部隊にもハックして隠蔽じゃ~!」 田中申@akiharu国 : 「大胆不敵に太陽の位置を変えますよ」 睦月@玄霧藩国 : 「ハッキング頑張ってくれー!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「ハッキングしっかり~!」 大島 海豚@玄霧藩国 : 「ゲーマの意地みせてください」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「ネットをぶっ壊して、動けなくしましょう」 冴月@無名騎士藩国 : 「隠れて隠れて~!!」 さちひこ@アウトウェイ : 「ハッキング しまっていけー!」 かすみ@FEG : 「情報錯乱は敵に大きな影響を与えます!」 雅戌@玄霧藩国 : 「ギーグとサイハッカーが手を結べば無敵ですよ。ファイト!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「少しずつデータを改ざんすれば、気付かれずに隠蔽できるかも」 藤田一@アウトウェイ : 「うまく隠れてくださいー」 かすみ@FEG : 「味方を隠すため、情報混乱を起こすのです!」 猫野和錆@玄霧藩国 : 「ハッキングも楽しく乗り切るのがゲーマーのすごいところ!がんばって~!!」 榊遊@え~藩国 : 「戦は混乱した方が負けですわ。ならば力づくで混乱させてしまいましょう♪」 豆腐@悪童同盟 : 「ハッカーの力がすべてです」 竹戸 初@たけきの藩国 : 「まず、此方の姿を隠し、而して敵の姿を見つけておかなくては。」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「方向をずらしてやりましょう。それで十分です」 くぅ@玄霧藩国 : 「情報戦はとっても大事ー。だから、相手側の情報を混乱させてしまえー」 守上藤丸@ナニワアームズ商藩国 : 「宇宙では、情報を掌握できれば怖いもの無しです!頑張って下さいー!!」 カヲリ@世界忍者国 : 「忍び込んで、書き換える、情報かく乱です!」 ホードー@ナニワアームズ商藩国 : 「マズハはっきんぐデ有利ナ状況ヲ作リ出シマショウ」 かすみ@FEG : 「敵の情報網混乱を起こしましょう!」 周船寺竜郎@FEG : 「隠れて初手がうてたら後が楽になります!頑張って下さい!!!」 たけきのこ@たけきの藩国 : 「最初が肝心ーここでうまくできれば後々有利に進められると思います!だから気合入れてがんばってー!!」 田中申@akiharu国 : 「ポートスキャンして、ファイヤーウォールを打ち破るです!」 雅戌@玄霧藩国 : 「情報と一体化することが出来るのが貴方方の強みです。頑張って!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「一気に勝負をつけるために、これを成功させましょう」 森沢@海法よけ藩国 : 「偽情報をどんどん流してしまえー」 ジャイ@FEG : 「まずは情報戦を制しましょう」 雅戌@玄霧藩国 : 「電子妖精の力と、ご自身の力を信じて下さい」 りゅうへんげ@わかば@海法よけ藩国 : 「ハッキング宜しくお願いします」 織子@ナニワアームズ商藩国 : 「相手を混乱させちゃってください!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「戦いもハッキングも最初が肝心!」 さちひこ@アウトウェイ : 「電子妖精の力をみせてやれー」 竹戸 初@たけきの藩国 : 「敵を戦場の霧の真っ只中に抛り込んでやりましょう!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「アタックです、これで崩せればこっちのものです」 久堂尋軌@世界忍者国 : 「とりあえず、先制のためには」 うさぎ@ナニワアームズ商藩国 : 「目隠ししてしまえば殴り放題だ」 つきやままつり@ヲチ藩国 : 「情報を抑えればこちらが優位に立てます」 鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 : 「ハッキングでみんなあやふやになってしまえー」 空@アウトウェイ : 「情報を混乱させてそれに乗じて潜伏だー」 鍋 黒兎@鍋の国 : 「一手目を決めて、流れを我々に向けましょう!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「ハッキングー。初手を成功させましょう」 田中申@akiharu国 : 「火災警報とか鳴らしたり、隔壁閉鎖したりして、敵発見どころじゃなくするです!」 りゅうへんげ@わかば@海法よけ藩国 : 「ダイバは些か大きいのであれですが、破壊された宇宙船の破片か何かとかして騙して下さい~」 藤田一@アウトウェイ : 「初めが肝心です!」 たぐ@FEG : 「まずはぐるぐるさせましょう」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「ハッカーふぁいとっ!」 さちひこ@アウトウェイ : 「相手を混乱でいればそれだけ 有利だ 電子妖精の力をみせてやれ」 ひわみ@たけきの藩国 : 「情報隠蔽、頑張ってください、ハッカーさんー」 睦月@玄霧藩国 : 「最初かっちり決めましょう。最初成功させれば勝てます!」 駒地真子@詩歌藩国 : 「隠蔽して奇襲を!」 りゅうへんげ@わかば@海法よけ藩国 : 「え~とまぁ、え~とまぁ、色々こんがらがっていますが、一つづつ勝って行きましょう~」 鍋衣 千世@鍋の国 : 「上手く情報を操作して隠れちゃいましょう~」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「がんばれ!応援しとるぞ~!」 森沢@海法よけ藩国 : 「敵のセンサシステムにとんでもない映像を入れ込んでやれー」 雅戌@玄霧藩国 : 「頑張って! 負けられない戦いを勝つためにも!」 リバーウィンド@akiharu国 : 「相手の”目”を晦ませてしまえば、こちらが有利になります」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「センサーを騙せばいけますよ、ガンガンいきましょう」 鈴藤 瑞樹@詩歌藩国 : 「左手は、添えるだけ……!!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「役割分担してハックしまくれ~!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「いけー、応援してます。」 空@アウトウェイ : 「情報戦を制覇するんだ!」 鍋 黒兎@鍋の国 : 「データでの波状攻撃を!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「情報操作はお手のもの♪」 アポロ@玄霧藩国 : 「色々偽情報を仕込んでやりましょう、見破られないようなものを!」 久堂尋軌@世界忍者国 : 「常に混乱させてやるんです。」 真輝@ナニワアームズ商藩国 : 「ハッキングして、いろいろ誤魔化しましょう。ついでに情報も掻っ攫えー!」 鍋衣 千世@鍋の国 : 「隠蔽を成功させましょう~」 藤田一@アウトウェイ : 「ハッキング頑張ってくださーい!」 Millback@後ほねっこ男爵領 : 「未来版、かくれんぼです。うまく隠れてね」 マイム@玄霧藩国 : 「正確な情報がつかめないのはコワイですよね~。ガンガンやってしまうといいですよ!」 辻斬燕丸@芥辺境藩国 : 「情報戦では我らに勝てないことを教えてあげましょう」 くぅ@玄霧藩国 : 「相手側のデータを悪い方に改竄させちゃえー」 乃亜1型@ナニワアームズ商藩国 : 「攪乱させろ!!」 ひわみ@たけきの藩国 : 「情報を遮断してしまえば、要塞なんて大きな的ですよ!」 荒川真介@芥辺境藩国 : 「さあ、まず相手の目から騙すんだ」 りゅうへんげ@わかば@海法よけ藩国 : 「もう、ここは全然お手伝い出来ないのであれですが、頑張って下さい~」 雅戌@玄霧藩国 : 「敵の情報戦力との指し合いです。でも、貴方方なら負けません。でしょう?」 竹戸 初@たけきの藩国 : 「古今東西、情報は勝敗の要。頑張れ!」 かすみ@FEG : 「ハッキングに私達の部隊の画像の代わりにホラー映像を流しましょう」 音声データが優填にとりこまれていく。非常識というのは続くものなのだな、と優填はふと場違いな感想を抱く。 ―――――体が、軽い 気がつけば、ボロボロだった姿が変わっていた。 ―――――今なら、なんでもできそうな 敵が復帰してくる。しかし、優填はなぜかなんの危機感も抱いていなかった。 ―――――これなら、行ける 優填は光そのものになったかのように敵を駆け抜ける。 ―――――誰も追いつけない #ref(denshiyousei2.jpg,,width=400) (電子妖精戦闘用完全版 絵・朱居マリア 新規) 「それは音もなく現れ 音もなく消えていく 目を閉じた時には入りこみ 目を開けた時には消えている さながら妖精のごとく」 (文責:刀岐乃・新規) 越前藩国の摂政、黒埼紘の開発した(というかなんというか)電子妖精『優填-UTEN』は戦闘に向けて張り切っていた。 まぁ、電子妖精の立場に言わせれば、いつも内政のお手伝いばっかりしているから、たまにはお外で遊ぼうという、そんな張り切り方でしかないのかもしれないが。 『あ、あの人。面白い髪型ー』 「ちょ、ちょっと。優填!どこ行くの!あなたの相手は自動人形でしょ!」 今回彼女を操る大役(っていうかぶっちゃけ監視役)を仰せつかったのは越前藩国でも古参の犬士、「菜輪 奈衣」さんである。 『だってー』 「だってじゃないって!ほら、人形、人形!あれも面白そうだよー?」 『え~?わ~おにんぎょー』 優填は奈衣さんの誘導にあっさり引っかかってくれた。 仮にも電子技術の粋を集めたハッキング用プログラムとしてどうかと思われるお脳の小っちゃそうな反応。これが『優填-UTEN』の持ち味だ! …本当にそれで良いのか?という発言はスルーの方向で。 場面は変わって前線、その敵陣の一角。 自動兵器を制御する人工意識体は自らを呼ぶ『声』を感知した。 『こーんにーちわー』 感知した瞬間に、鉄壁のはずのファイアウォールを光剣状の解析ツールでこじ開けてその『声』の主は現れた。もう無茶苦茶である。 そう、われらが電子妖精『優填-UTEN』である。 <What?> 『突然ですが、あなたは電子妖精『優填-UTEN』に感染しましたー』 <Pi!?Gggkkedfasuigyfiohsbgkjl?> 『はーい、あなたの制御系を変更しマース』 にししと笑いながら言う <………Now Running Update Process…………> 『というわけで、今時点からあなたは『優填-UTEN』No348618517653でーす。よろしくねー(はぁと)』 <…変更終了しましたー。はーい!がんばるですよー!> #ref(http://kurosakik.s263.xrea.com/cgi-bin/image/482.jpg,,width=400) (電子妖精イラスト・絵:朱居まりあ 再利用) 戦場のあちこちでこのある意味悪夢のような会話が繰り広げられていた。 こうして越前藩国の仕掛けた情報戦により、敵はかく乱されていった…。 なお、この日、戦場に舞い降りた妖精さんは、監視役が目を離したすきに遊びに出かけてしまい、それから三日の間に各国の情報分野に様々な伝説を残すことになるのだが、それはまた別の話…… (文責・不破陽太 再利用) **参戦者RP ** 応援 - 「ワームに、確保したデータが認識できなくなるフォゲット(物忘れ)ウイルスを仕込んで敵の各領域(グリッド)へ放出させなさい!」 -- 朱居まりあ@越前藩国 (2007-07-16 18:29:52) - 「優填!遊んでもいいからしっかりと相手の目は潰してくれよ!」 -- 不破陽多@越前藩国 (2007-07-16 21:23:51) - 「ここが優填の力の見せ所!!摂政さまとまりあ姐さまのちゃんと言うこと聞いたら大丈夫やで〜」 -- 鴻屋 心太@越前藩国 (2007-08-04 15:33:59) #comment

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