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*Ev172 <越前犬> #right(){ &italic(){「犬の誇り。越前の誇り。双方の体現者たれ」} &italic(){――王犬スットコドッコイの訓示――} &italic(){&s(){(名前で台なし)}} } **越前犬とは  越前犬は、越前藩の高物理環境に適応した犬士の総称である。  元々、犬士は人間の生活をサポートするため、人工的に作られた種族である。そして、越前藩の「まず機械ありき」という生活様態・文化においても役立てるよう越前の犬士は機械の操作に長け、また表に出たがらない越前国民に替わって様々な仕事を請け負うようになっていった。  ただし、クローン量産によって竜の怒りを買うなどした事への反省から、越前犬に対する遺伝子操作は最低限に抑えられている。替わりに、犬士をサポートする機械・道具の開発や工夫が行われるているのが、越前犬の特徴と言える。 ***越前犬の役割  越前犬の活躍の場は大きくわけて二つ。治安維持とIT設備のメンテナンスである。  アイドレス2以降、越前犬は主に警官として活用されてきた。これは文殊という重要施設を持つ越前藩において、その上方面でのセキュリティもさることながら、物理的なセキュリティ側面も重要視されてきた為である。そのため、王犬スットコドッコイ自ら警察署長となり、多くの犬士を率いて治安維持に努めてきた。  このことから、越前の犬士達は「越前の治安を守ってきた」という強い自負と誇りを持っている。  また、越前犬はIT技術にも強く、過去には情報戦要員としてISSに派遣された事がある。  当時は第7世界人が使う掲示板が敵に盗聴されるという事態が頻発し、問題となっていた。ISSに派遣された犬士はオタポン氏と協力して大統領府掲示板のセキュリティ強化を行い、被害を阻止している。この事からも、越前犬が持つ技術力は確かなものと言える。 ***越前犬の歩み  越前犬の発端は人工の種族であったものの、人の友として扱われ、フェアリーのように酷使されるような経緯はなかった。この理由には諸説ある。 ・フェアリーのような個人所有が許されていなかったこと ・まがりなりにも越前藩の治安を担ってきた実績に経緯を払われて生きた事 ・そもそも越前藩の国民に外出する者が多くなく、警察や病院などの公共施設に配置される犬士に出会う機会そのものが少なかった事 ……等が関係していると考えられている。 **越前犬の装備  越前犬向けの装備としては、警官・戦闘任務用のベストと銃器の他、IT業務のためのインタフェース機器の二系統に大きく分けられる。 ***犬士用ベスト  越前犬には様々な任務が行えるよう、専用の装備が用意されている。その基本となるのが、犬士用のベストである。  このベストは犬士それぞれの体型にあわせて作られ、後述する犬士用火器のマウントポイントを持つ他、目的に応じて防弾装甲や暗視装置、通信機器などを搭載する。ただし、運用時は総重量が犬士の運動能力を阻害せぬよう、搭載する装備は厳選される傾向にある。   ***警官向け仕様:  越前犬は警官として治安維持に努める事から、警官犬士用のベストも開発されている。一番の特徴は、ベストの背中に装着する銃火器だろう。  この火器は犬士二人で運用することを前提に設計されている。一人がこの火器を背負い、もう一人がこれを操作する。凶悪犯との銃撃戦や特殊任務においては、この火器が用いられる。  ちなみに、通常の犯罪捜査や犯人の確保・格闘戦においては、犬本来の能力が発揮される。すなわち、嗅覚や爪・牙による戦闘術である。 ***越前犬用キーボード  越前犬がコンピューターを操作する場合にも、専用のキーボードとIMEが用意されている。越前においては空中投影型の仮想キーボードが一般的だが、入力効率が求められる場面においては機械式のキーボードを用いるケースも多いため、越前犬専用のキーボードも開発されてきた。  越前犬用キーボードはキー一つが大きめのサイズで作られている。ただし、一般的なQWERTY配列とは異なり、左右に10個程度配置されたキーをほぼ交互に打鍵する入力方式を取っており、越前犬の前足でも入力しやすい。 (越前犬の中には爪で器用に人間用キーボードを打てる者もいるようだが、キーボードの損耗が激しいため、これはあまり歓迎されていない)  ポインティングデバイスとしては越前ではマウスが既に廃れており、空中にされたモニタに触れるか、机上に投影されたパッドをなぞる方式が主流である。これについては人間と犬士で特に大きな違いはない。 ***越前犬用ヘッドマウントディスプレイ  キーボードの他、越前犬用ヘッドマウントディスプレイも存在する。  越前犬用HMDは人間のものより軽量化されている分、それ自体が持つ機能はAR表示と通信にのみ特化している。  暗視機能、越前犬用火器のFCS、厳重な秘匿通信といった拡張機能が必要な場合は、その都度拡張モジュールを越前犬用ベストに装備することで補っている。 **越前犬の今後  昨今において、越前藩では太元システムの開発・運用が拡大しており、この巨大な軍事事務ネットワークを維持するための要員が求められている。越前犬にはフェアリーと協力してその一翼を担う事を期待されている。また、従来どおり治安維持の中心であることも変わらないであろう。
*Ev172 <越前犬> #right(){ &italic(){「犬の誇り。越前の誇り。双方の体現者たれ」} &italic(){――王犬スットコドッコイの訓示――} &italic(){&s(){(名前で台なし)}} } **越前犬とは  越前犬は、越前藩の高物理環境に適応した犬士の総称である。  元々、犬士は人間の生活をサポートするため、人工的に作られた種族である。そして、越前藩の「まず機械ありき」という生活様態・文化においても役立てるよう越前の犬士は機械の操作に長け、また表に出たがらない越前国民に替わって様々な仕事を請け負うようになっていった。  ただし、クローン量産によって竜の怒りを買うなどした事への反省から、越前犬に対する遺伝子操作は最低限に抑えられている。替わりに、犬士をサポートする機械・道具の開発や工夫が行われるているのが、越前犬の特徴と言える。 #image(echizen_dog.jpg , center) ***越前犬の役割  越前犬の活躍の場は大きくわけて二つ。治安維持とIT設備のメンテナンスである。  アイドレス2以降、越前犬は主に警官として活用されてきた。これは文殊という重要施設を持つ越前藩において、その上方面でのセキュリティもさることながら、物理的なセキュリティ側面も重要視されてきた為である。そのため、王犬スットコドッコイ自ら警察署長となり、多くの犬士を率いて治安維持に努めてきた。  このことから、越前の犬士達は「越前の治安を守ってきた」という強い自負と誇りを持っている。  また、越前犬はIT技術にも強く、過去には情報戦要員としてISSに派遣された事がある。  当時は第7世界人が使う掲示板が敵に盗聴されるという事態が頻発し、問題となっていた。ISSに派遣された犬士はオタポン氏と協力して大統領府掲示板のセキュリティ強化を行い、被害を阻止している。この事からも、越前犬が持つ技術力は確かなものと言える。 ***越前犬の歩み  越前犬の発端は人工の種族であったものの、人の友として扱われ、フェアリーのように酷使されるような経緯はなかった。この理由には諸説ある。 ・フェアリーのような個人所有が許されていなかったこと ・まがりなりにも越前藩の治安を担ってきた実績に経緯を払われて生きた事 ・そもそも越前藩の国民に外出する者が多くなく、警察や病院などの公共施設に配置される犬士に出会う機会そのものが少なかった事 ……等が関係していると考えられている。 **越前犬の装備  越前犬向けの装備としては、警官・戦闘任務用のベストと銃器の他、IT業務のためのインタフェース機器の二系統に大きく分けられる。 ***犬士用ベスト  越前犬には様々な任務が行えるよう、専用の装備が用意されている。その基本となるのが、犬士用のベストである。  このベストは犬士それぞれの体型にあわせて作られ、後述する犬士用火器のマウントポイントを持つ他、目的に応じて防弾装甲や暗視装置、通信機器などを搭載する。ただし、運用時は総重量が犬士の運動能力を阻害せぬよう、搭載する装備は厳選される傾向にある。   ***警官向け仕様:  越前犬は警官として治安維持に努める事から、警官犬士用のベストも開発されている。一番の特徴は、ベストの背中に装着する銃火器だろう。  この火器は犬士二人で運用することを前提に設計されている。一人がこの火器を背負い、もう一人がこれを操作する。凶悪犯との銃撃戦や特殊任務においては、この火器が用いられる。  ちなみに、通常の犯罪捜査や犯人の確保・格闘戦においては、犬本来の能力が発揮される。すなわち、嗅覚や爪・牙による戦闘術である。 ***越前犬用キーボード  越前犬がコンピューターを操作する場合にも、専用のキーボードとIMEが用意されている。越前においては空中投影型の仮想キーボードが一般的だが、入力効率が求められる場面においては機械式のキーボードを用いるケースも多いため、越前犬専用のキーボードも開発されてきた。  越前犬用キーボードはキー一つが大きめのサイズで作られている。ただし、一般的なQWERTY配列とは異なり、左右に10個程度配置されたキーをほぼ交互に打鍵する入力方式を取っており、越前犬の前足でも入力しやすい。 (越前犬の中には爪で器用に人間用キーボードを打てる者もいるようだが、キーボードの損耗が激しいため、これはあまり歓迎されていない)  ポインティングデバイスとしては越前ではマウスが既に廃れており、空中にされたモニタに触れるか、机上に投影されたパッドをなぞる方式が主流である。これについては人間と犬士で特に大きな違いはない。 ***越前犬用ヘッドマウントディスプレイ  キーボードの他、越前犬用ヘッドマウントディスプレイも存在する。  越前犬用HMDは人間のものより軽量化されている分、それ自体が持つ機能はAR表示と通信にのみ特化している。  暗視機能、越前犬用火器のFCS、厳重な秘匿通信といった拡張機能が必要な場合は、その都度拡張モジュールを越前犬用ベストに装備することで補っている。 **越前犬の今後  昨今において、越前藩では太元システムの開発・運用が拡大しており、この巨大な軍事事務ネットワークを維持するための要員が求められている。越前犬にはフェアリーと協力してその一翼を担う事を期待されている。また、従来どおり治安維持の中心であることも変わらないであろう。 **スタッフリスト ・テキスト:黒埼紘 ・イラスト:和村本助

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