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東国人+サイボーグ+理力使い

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要点

  • アイドレス名称:要点:周辺環境
  • 東国人:東洋風の服装・東洋風の人材・黒い髪:四季・入り組んだ地形・稲作・紙と木で出来た家・火山
  • サイボーグ:一部機械:機械化工房
  • 理力使い:長い杖:魔法陣



評価


東国人
体格0・筋力0・耐久力0・外見0・敏捷0・器用1・感覚1・知識0・幸運0
サイボーグ
体格1・筋力1・耐久力1・外見-1・敏捷-1・器用-1・感覚1・知識0・幸運-1
理力使い
体格0・筋力-1・耐久力-1・外見0・敏捷-1・器用1・感覚1・知識1・幸運0

合計
体格1・筋力0・耐久力0・外見-1・敏捷-2・器用1・感覚3・知識1・幸運-1

特殊
  • サイボーグは宇宙戦行為が出来る。
  • サイボーグはナショナルネット接続行為が出来る。
  • サイボーグは筋力、耐久力の評価を×2.25(評価2)補正することが選択でき、この時燃料3万tを消費する。
  • 理力使いは詠唱戦行為ができ、この時、詠唱戦((知識+器用)÷2)の攻撃判定は×2.25(評価2)され、燃料は必ず-1万tされる。


イラスト




設定文書

『理族』 

自然と開発。
伝統芸と最先端。
科学と魔法。それは相反するものの代名詞とも言える。

科学と魔法に至ってはそもそも、その二つを同列に並べようということすら、普通はしない。
それは本来けして同じ線上には並ばぬもの――――両者言い分はありつつも、互いに干渉しな

い。
それが両者のあり方だった。それまでは。

ここに一つの革新を起こした国がある。
伝統に縛られるならそれはできなかっただろうし、最先端を求めるなら発想すら出てこなかったに違いない、そんな革新。

誇り高き古き文化を今に保持しながら、よいものなら新しきを節操なく取り入れて辞さない、そんな国だったからこそ生まれたであろう奇跡。

科学と魔法の融合である。

 /*/

そもそも、科学と魔法、この二つは越前藩国における文化技術の両輪とも言えるものだった。

この国の四季などといった、他国に見られない風土を生んだ、奇妙な理力流による、独特の国土特性。
それゆえに、この国を治めるには理力の研究が不可欠だとされ、
藩庁に勤めるものは必ず「理力」を学ぶことが必須とされた。

いわばこちらは国、つまり官主体の文化として花開いた。

一方でこの奇妙な理力流はこの国特有の入り組んだ土地と作用し、前述の四季や散弾米、また犬妖精にのみ発症する先天性無気力症候群などに代表される、一種異常と言っていい厳しい自然環境を発生させた。

越前の人々は、それを理力の側から研究するだけでなく、そんな厳しい環境に対応するために技術の発展もまた促してきた。理力でそれができればよかったが、あいにくと理力使いはその理力流の異常から、研究はできても、まともに力を使うことができなかったのである。

たとえば古くから越前の家屋は鉄材を使わず、ほぼ紙と木材で作っているが、これは熱と湿気を適度に遮断し、一年の四季の変化を通して過ごしやすくする工夫である。
昔から越前は自然をどうこうではなく、そこに自分たちをどう合わせるか、という日々の工夫から技術を発展させてきたのだ。

近年にいたっては、天候の変化などをいち早くキャッチするための多目的センサーをはじめとした観測技術や、犬妖精治療のための医療施設、それに付随してサイバネッティクス、すなわち人体の義体化を目的とした機械化工房の普及など、最先端と言っていい技術を保有している


越前の中でも、こうした技術を真っ先に取り入れたのは古くからの稲作など農業を生活の糧とする者たちであった。先端に程遠いとみられる彼ら農民が、越前でもっとも先取の気概に富んでいた。食糧生産を担う者は、悠長に研究を待っているわけにはいかなかったである。
だが、このことは越前にとって幸いだった。技術をリードしたのが彼ら自然への畏敬の念を忘れぬ民衆だったからである。彼らはこうした技術を、けして越前の自然を駆逐するためではなく、あくまで自然と共存する術としての科学技術として発展させた。

/*/

一方で官主導の理力。一方で民主体の科学。
共に国土の必然として相反する形で発展したが、この二つが個々に発展していたのでは、今の越前はなかっただろう。

官と民、科学と魔法。伝統と最先端。
相反するものを結びつける一つのファクターがここで登場する。

これもまた越前の国土特性による産物なのか。そのものの名は「理鉱石」という。

無機物であるにもかかわらず、無加工状態での理力伝導値が生体物並みという常識外のこの物質の発見は、「理力を機械で扱うことが出来る」という可能性を急浮上させた。

これは双方にとって渡りに船だった。

理力の扱いに対する理解は、半ば先天的とも言える直感的センスに依るものが大きく、研究のために一人でも多くの理力使いが欲しいのに、彼らはおいそれと数を増やせないという欠点があった。また、その能力も他国に比べれば格段に低い。

また一方で全国的に設置された多目的センサー群もまた、
理力使いの不足からデータがそろわず、思うようにその成果が上がっていなかった。

これが、理鉱石の発見によって一気に解決した。

その成果の一つがセンサーに組み込まれた理力観測機器である。
すなわち、理力伝導率の高い理鉱石を媒介し、その振る舞いを観測することで理力流を機械的に可視化することが可能となり、従来までは完全に人力であったが故に困難であった大規模・広範囲・長期継続型の理力流観測が可能となったのである。この結果としてセンサーそれ自体の精度、機能も大幅に上がり、入り組んだ地形と理力流によって従来なら観測を阻まれていた場所、例えばイワヤト山を始めとした火山帯などでもデータ取得が可能となった。

またこのことによって越前藩国における理力利用法もまた急速に進歩した。
特異な理力流のデータを比較して導き出された修正式を適用することで、理力流の異常さから不可能であった他の藩国同様の理力使用も可能となったのである。

また、理力観測機の開発成功によってさらなる発展の道も開けた。

それが、サイバネティック・テクノロジーとの融和である。
そもそも理鉱石自体の性質として生体箇所との融和率が非常に優秀というものがあり、本来理

力用途としてのサイバーウェア技術との融合は副次的なもののはずだった。

ところが、ナショナルネットの普及によってこの状況は激変する。

もともとナショナルネットは主に多目的センサーの観測データの連携に使われてきたという歴史がある。
これに理力流観測データが加わることで、理力対応型サイバーウェアをインストールしたサイボーグたちは本人の素養を問わずに理力使いとしての能力を得る事が可能となったのである。

さらに、彼らの理力利用経験などをネットワーク経由で共有することにより、サイバーウェアをインストールしたばかりである新兵であっても、即座にベテランの理力使いとして活動するということさえ出来るようになった。 理力使いの不足という事態すら、理鉱石は一気に解決してしまったのである。

さらにサイバーウェアを着用した理力使いは、生身では赴けない理力流の異常によって危険地帯となった場所などに、直接乗り込みその対処をすることも可能となった。もっと言えば軍事的にも非常に強力な集団として彼らは生まれ変わったのである。


「答えは、始めからそこにあった」そう、人々は言う。
越前の自然が生んだ困難。それを克服する術を与えてくれたのもまた越前の自然。
困難な自然を捨てず、共に生き抜くことを選んだからこそもたらされた答え。
自然の理を捨てず、科学の理と共に理力を治める者。

越前の自然と科学と理力使いへの敬意を込めて、この科学と理力の申し子達は
「理族」と呼ばれている。


要点・周辺環境:四季○・入り組んだ地形○・稲作○・紙と木で出来た家○・火山○・機械化工房○

(文責:Wish、刀岐乃 合作)

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