- 今までやってこれたのは君のおかげ…。ん?顔赤いよ?
- アタシが赤くなってるって?そ、そんなわけないでしょ。
…何よその顔。その程度のリップサービスで、アタシが調子にのるわけないでしょ!
それにアタシ一人の力じゃない、あんたの力だって…あったんだし。
(夜、屋根裏部屋にて…)
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なんだ、こんな所にいたの?星なんか見て、何が面白いのかしら…。真っ暗だし、虫の鳴き声しか
聞こえない…いかにも幽霊がでそう…………
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って……ちょっと…。ねぇ…、何寝てんのよ…! うぅ…あたしにどうしろと…?
新しい剣が届いたって?
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ほら、あんたの剣。あんたはみんなのリーダーなんだから、それなりの装備をしないとダーメ。ア
タシが選んであげた剣なんだから大事にしなさいよ?
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万が一無くそうものなら、夢の中でも土下座したくなるほど、オ・シ・オ・キ、だからね♪
今度の戦はかなり危険な状況だ…。君を連れて行くわけには…。
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あんたが何を迷っているのかさっぱりだわ…。 アタシがか弱い乙女で、あんたの庇護が無きゃ自
分を護れないとでも? アタシだってね、剣が使えないわけじゃないし、正規の軍事教育を受けてた
んだから! …過保護にされるなんて、冗談じゃないわ!
偵察任務終了!疲れた…。
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夜中にひとりで偵察なんて…。あんたを心配する人がいるって事、忘れてない?どんなに鍛えた
って、人間は不死身にはなれないんだから…。
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…そうだ。あたしがあげたお守り、ちゃんと持ってる? ……ちょっと、まさか…寝てるの?
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はぁ…、まったくこのおバカ…。
最終更新:2012年04月16日 00:44