Star-1.0→Star-1.1の変更点
主な新機能
対応機種
- F系:F-08A, F-09A
- P系:P-07A, P-08A, P-09A
- SH系:SH-05A, SH-06A, SH-07A, SH-08A, SH-04B
- N系:N-06A, N-07A, N-08A, N-09A, N-03B
iアプリタッチ
- Bluetooth
- Bluetoothのセッションをタッチで張って近距離でのデータ通信を行う
- Bluetoothなのでパケット代が掛からない
- タッチはFeliCaのDataExchange機能を使用している
電池残量表示の細分化
- PhoneSystem
- 電池パック残量が100段階で取得できるようになった
- 端末の残り充電時間、端末の残り利用可能時間を取得できるようになった
タッチパネルの強化
- TouchDevice, Display
- ピンチ(2本指でつまむ/広げる)操作を検出可能になった
コンテンツのダウンロード
- ContentsDownloader
- ファイルをダウンロードしストレージ領域に保存できる
- 機種によっては本体だけでなくmicroSDに保存したりその場で再生が可能
追加されたクラス
[任] CityInfoStore
- ネイティブの都市情報データベースにアクセスできる
- LocationProviderで使用する
- 都市に応じたアシストデータを取得してGPS測位が可能
ContentsDownloader
- コンテンツをダウンロードしてストレージ領域に直接保存できる
- ただし保存先はStarアプリからアクセスできない
- プロトコルはHTTPまたはHTTPSが可能
- 通常のStarアプリと同様の制限が課される(URLチェックなど)
[任] PhysicalActivityMonitor
- 身体活動量計クラス
- 情報はPhysicalActivityDataとして保持
- ADFの編集が必要
- AccessUserInfoに"yes"、AppLabelに"physicalactivitymonitor"が必要
- 現在のところドキュメントにはAppLabelキーについて記載が無い
- AccessUserInfoに"yes"、AppLabelに"physicalactivitymonitor"が必要
[任] PhysicalActivityData
- 身体活動情報クラス
- 1日分の活動量を「エクササイズ」単位で保持
- エクササイズ = 運動強度[METs] × 運動時間[h]
- 時間帯ごとの取得も可能
変更のあったクラス
[信][任] Bluetooth
- FeliCaのDataExchange機能で接続できるようになった
- OOB_CHANNEL_FELICA, startPairingByOOB()
- Bluetooth帯域外(OOB)を使用する
[信] Contents
- 個別課金コンテンツの購入申し込みができるようになった
Canvas
- ピンチ(2本指でつまむ/広げる)操作が通知されるようになった
- Canvas#processEvent()が呼び出される
- ただしタッチパネル対応でもピンチは未対応の場合がある
Display
- タッチパネルでのピンチ(2本指でつまむ/広げる)操作の定数が追加された
- TOUCH_PINCHOPEN_EVENT (オプション)
- TOUCH_PINCHCLOSE_EVENT (オプション)
Phone
- TEL_AVが非推奨かつ無意味になった
- call(XString)を呼び出したときに音声通信やテレビ電話を選択できるため
- call(String, XString)がcall(XString)に一本化された
PhoneSystem
- 電池パック残量の値の範囲が変更になった
- DEV_BATTERY_LEVEL
- Star-1.0以前は最低値が0
- Star-1.1以降は最低値が1
- 電池パック残量を常に取得可能になった
- DEV_BATTERY_LEVEL
- Star-1.0以前は充電中の残量取得が不可
- Star-1.1以降は常に取得可能
- 端末の残り充電時間を取得できるようになった
- DEV_CHARGING_TIME (オプション)
- 取得される値は分単位
- 端末の残り利用可能時間を取得できるようになった
- DEV_PHONE_REMAINING_TIME (オプション)
- 取得される値は分単位
[任] PointingDevice
- ポインティングデバイスの操作でレジュームするようになった
- サスペンドメソッドによりサスペンド中に操作するとレジュームする
- デバイスが無効の時にレジュームするかは機種依存
[信][任] RawImageCapture
- 色空間にYUV422 Packed format YUY2が追加された
- COLORSPACE_YUV422_YUY2
StarApplication
- 任意の選択文字列からアプリを起動できるようになった
- LAUNCHED_FROM_SELECTED_WORDS (オプション)
- StarApplicationManager.getParameter()によって選択文字列を取得可能
[任] Pedometer
- ADFの修正が必要になった
- AccessUserInfoに"yes"、AppLabelに"pedometer"が必要
- 現在のところドキュメントにはAppLabelキーについて記載が無い
- Star-1.0以前は不要だった
- AccessUserInfoに"yes"、AppLabelに"pedometer"が必要
[任] TouchDevice
- ピンチ(2本指でつまむ/広げる)操作を通知するようになった
- ただしタッチパネル対応でもピンチは未対応の場合がある
削除されたクラス
なし
- 今回のバージョンアップでクラスは削除されていない