まとめwiki ~ 「♀29匹のボックスに♂1匹を入れてみた」

05話 - 蹴りたいお腹

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f29m1

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 ゴーリキーとゴローン、スリープの三人娘は、朝飯のポフィンを食いながら『朝ズバッ!』を見ていた。お前ら、シンオウモーニング見やがれ。
 オレは無断でテレビを消し、三人娘が抗議する間も与えずに言った。

ゴウカザル
「クサイハナをあそこから出せ」

 こいつらに回りくどいことを言っても無駄だろう。激甘のポフィンしか食ってねーんだからな。

ゴーリキー
「馬鹿じゃないの? お前、あいつのニオイを嗅いで倒れたじゃないか。
 クサ子はあそこにいたほうがイイんだよ」
ゴウカザル
「けっ、あれくらい何でもねえんだよ。
 今はお前のワキガで倒れそうだぜ」
ゴーリキー
「なッ……」
ゴローン
「ちょっとアンタ、言い過ぎだよ。ゴリ子はねえ、乙女なんだ。毎月『り○ん』読んでるんだよ!」
ゴウカザル
「知るかよ、今どき『女性セ○ン』のほうがまだ健全だぜ」
ゴローン
「生意気いってんじゃないよ! スリッチ、『ねんりき』喰らわせてやんな!」
スリープ
「……ぐぅ」
ゴローン
「って寝てるんじゃないよ!
(スリープの腹を蹴る)
 しかたない、あたしの『いわおとし』で……」
ゴウカザル
「おっと、ノロマな石コロに付き合ってる暇はねえ、あばよ!」

 オレは柳沢慎吾の真似をして素早く三人娘から逃げた。ゴリ子が黙って肩を震わせてたのが気になったが、自業自得ってやつだ。クサイハナを閉じ込めてるのはあの女に違いねえ。
 これで宣戦布告は完了だ。もう後には引けねえ、とことん戦ってやろうじゃねえか。なあ、クサイハナ。
(クサ子って名前はちょっと可哀相だろ>トレーナー)
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