このページでは、本ルールを実際に遊ぶ上でGMの負担を軽減するコツや、ミスが発生してしまったときのリスク軽減の方法を載せております。
ゲーム全体編
意思決定にタイムリミットを用意する。
オフライン・オンライン、オンラインならテキストかボイスか。経験者の有無やシーンの種別によって目安とする時間は異なりますが、経験者を中心としている場合は以下を目安にすると進行がスムーズになるかもしれません。
環境 |
行動シーン |
遭遇シーン(RP除く) |
戦闘シーン(セットアップ) |
戦闘シーン(セレクト) |
オフライン |
2分 |
3分 |
5分 |
3分 |
オンライン・テキスト |
5分 |
10分 |
10分 |
7分 |
オンライン・ボイス |
3分 |
5分 |
7分 |
4分 |
未経験者が混ざっている場合は以下のようなタイムリミットとして、余裕をもたせてください。
環境 |
行動シーン |
遭遇シーン(RP除く) |
戦闘シーン(セットアップ) |
戦闘シーン(セレクト) |
オフライン |
3分 |
5分 |
10分 |
5分 |
オンライン・テキスト |
10分 |
15分 |
20分 |
10分 |
オンライン・ボイス |
5分 |
10分 |
15分 |
7分 |
なお、上記のタイムリミットはあくまで例として、遊んでいる環境に応じて臨機応変に調整してください。
また、オンラインセッションなどで複数の日程にまたがって遊ぶ場合はターンとターンの間で丁度いい区切りができますので、長期戦になる前提となりますが行動シーン1回毎に区切ってもいいでしょう。
もちろん、遭遇が発生しなかったり短い時間で遭遇が終わったりしたらそのまま続けて次ターンの行動シーンを行うと良いでしょう。
特にオンラインセッションにおいて、タイムリミットを導入した際に考えられるトラブルで挙げられるものは、参加者が離席や寝落ちによって反応が確認できなくなってしまうことです。
本ルールは運が悪いと(戦略次第では運がいいと呼べてしまいますが)長時間PCの出番がない状況が大いにありえます。
特にテキストセッションでは他参加者の反応が確認しづらいですので、参加者同士で一段と気を使う必要があります。
相談はこまめに行なってもらう。
出番が来ないことによる寝落ち対策にも繋がりますが、同盟を結んでいるPL同士の相談は積極的に行ってもらうと良いでしょう。
戦闘が発生していない場合も、仮想敵を相手とした作戦会議や今後の方針を相談してもらうことで、戦闘に入った際にスムーズな進行が期待できます。
同盟を結んでいないPLについても、GMになにか(ルールやレギュレーションの範囲で)確認したいことがあれば積極的に質問をしてもらうと良いでしょう。
戦闘編
ステータスの計算はプレイヤー主導
(特にPvPルールにおいて)GMは全参加者のステータスを把握している一方、PLは同盟相手のステータスも把握できない状況が多々発生します。
しかし、だからといって戦闘時のステータス計算をすべてGMが行ってしまうと処理が追いつかず、計算ミスなども頻発してしまいます。
結果としてGMの負担が重すぎる割にPLも楽しめるわけではないという、誰も得しない状況が起きます。PCは処理のミスという不条理に死んでしまい、GMも脳がオーバーヒートして死にます。
ですので、ステータス計算……少なくとも、GMが行うには参照するキャラクターシートが多すぎる戦力の計算は戦闘に参加しているプレイヤー側で行ってもらい、GMはチェックにとどまるのが良いでしょう。
最終更新:2021年12月14日 14:21