ターラ

ターラ

トラキア776に登場する自由都市。
13章では都市の外側が、14章では市街地が舞台となる。

北トラキアの南西部、トラキア王国に突き出た部分に位置する。
領主であるターラ公爵家はグランベル王家に連なる家系であり、聖者ヘイムの血を受け継いでいる。
北トラキアがグランベル帝国に征服された際、逆らわないことで自由都市としての体裁を保つが、アルスターから逃亡してきたリーフを5年間匿った罪で領主は処刑され、以後は帝国の役人に統治され圧政を強いられる。
本編の時期であるグラン歴776年に入ってからは子供狩りも始まったため、領主の娘であるリノアンを盟主に反乱を起こして自治を取り戻すものの、ブルームの怒りを買いフリージ軍に侵攻を開始される。
リーフ軍がたどり着いた時にちょうど総攻撃が開始され、同盟として参加するトラキア軍やロプトの僧兵団であるベルクローゼンまで投入されるものの、市民の犠牲を憂うアリオーンの説得でトラキア王国が占領することになり、リーフ軍はリノアンとともに脱出する結末を迎える。
プレイ内容次第では14章外伝に進み、ベルクローゼンとその要請を受けたシレジアの天馬騎士団に追撃されつつ、ターラ市民を守りながら退却するストーリーが展開される。

マンスター脱出後のリーフ軍の当面の目的地であり、ストーリー的にも難易度的にも中盤の山場となる。
この町の出身者や関係者も非常に多く、シリアスなものからコミカルなものまでさまざまなイベントが展開される。
特に14章はシリーズ初の防衛マップとなり、ほぼ毎ターン恐ろしいほどの増援が押し寄せたり、入手が異常に難しいドラゴンランスの民家があるなど、トラキア有数の難関マップとして名高い。
勝利条件は「10ターン経過(でイベントが発生し自動的にクリアとなる)」。コレだけ聞くと簡単そうなのだが、実際に体験してみるとそんな甘い印象は粉々に砕け散るほど凶悪な攻めが絶え間なく続く恐ろしいマップである。やっつけ負けで何度もリセットしたりするのは誰もが通る道。
Sドリンクはこの町の特産品なのか、9章でここが最後の購入機会との情報を聞けたり、14章外伝で離脱させた市民がお礼にくれたりする。

聖戦の系譜では9章の北西にターラが位置していた場所があり、村が6つ固まって配置されている。
後のシャナムを彷彿とさせる偽シャナンのイベントが発生したり、元々はレンスターの領地だったもののトラキアに占領されたりと言った話が聞ける。
これらを元にトラキアでの設定を膨らませていったのだろう。
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最終更新:2024年05月19日 17:12